掲載日
2025年7月23日
故エリザベス女王が着用した服が、来年ロンドンのバッキンガム宮殿で開催される大規模な展覧会で展示されることが、ロイヤル・コレクション・トラストから発表されました。
戴冠式のドレス – Royal Collection Trust
女王陛下の公邸で開催されるこの展覧会では、幼少期から数十年にわたるエリザベス女王の生涯を網羅する約200点が展示される予定です。女王の衣服に関する展覧会としては過去最大規模になるそうです。
2026年は故エリザベス女王の生誕100周年であり、「クイーン・エリザベス2世:彼女のライフ・イン・スタイル」は来春オープン予定です。
1961年にパキスタンを公式訪問した際に着用されたドレス – Royal Collection Trust
展示されるのは、1947年にノーマン・ハートネルによって製作された複雑なウェディングドレスや、戴冠式のドレスなどです。また、1934年、まだ女王になることが知られる前に着用したシルバーラメとチュールのブライズメイドドレスも展示されます。
また、ヘッドスカーフや乗馬用ジャケットといった日常着や、1970年代のリラックスしたプリントのイブニングウェアも展示されます。しかし、最も注目されるのは、国賓の晩餐会や特別なイベントで着用されたオケージョンドレスです。
1970年代のドレス – Photo: Jon Stokes/Royal Collection Trust
展覧会のキュレーターであるキャロリーヌ・ドゥ・ギトーは、「彼女の衣服の背後にあるソフトな力、そしてそれぞれの衣服の背後にある卓越した職人技」を示す展示品になると語りました。そのソフト・パワーとは、1961年にパキスタンを公式訪問した際に着用された、パキスタンのナショナルカラーである緑と白のドレスのことです。