アイドル×プロレスの二刀流!アプガ(プロレス)が魅せた圧巻のワンマンライブ - 日刊エンタメクリップ - Moe Zine

アイドル×プロレスの二刀流!アプガ(プロレス)が魅せた圧巻のワンマンライブ

アップアップガールズ(プロレス)が、6月29日(日)に東京・原宿RUIDOでワンマンライブ『アップアップガールズ(プロレス)LIVE ~Stand up!物語の続きはステージの上で〜』を開催した。

アイドルとプロレスを両立するアップアップガールズ(プロレス)(以下、アプガ(プロレス))は、らく、渡辺未詩、鈴木志乃、高見汐珠からなる4人組グループ。2017年8月に結成された彼女たちは、プロレスラーとして東京女子プロレスで試合を行い、アイドルとして対バンイベントなどでライブを行う日々を送っている。本公演は、二刀流で活躍する彼女たちにとって約1年半ぶりの音楽だけのワンマンライブ。アイドルに特化したアプガ(プロレス)は、新たなアイドル衣装を用意し、新曲「瞬間・あいどるメモリアル!」を初披露するなど気合たっぷり。ライブ中には、9月28日に新たなワンマンライブがこの日と同じ会場の原宿RUIDOで開催されることが発表されるなど、濃密なライブが繰り広げられた。

アイドル×プロレスの二刀流!アプガ(プロレス)が魅せた圧巻のワンマンライブ

UP UP NEW AGE ネオアゲ

ライブのオープニングアクトには、アップアップガールズの新プロジェクト、UP UP NEW AGE ネオアゲが出演。MINA、AYAKA、MARIN、RURINA(IROHAは療養中につき欠席)は、アップアップガールズ(2)の「ナツメグ」を元気いっぱいに披露し、頼もしき先輩であるアプガ(プロレス)のライブに華を添えた。

大勢のファンが詰めかけるフロアに「OVERTURE」が流れると、真新しいアイドル衣装のアプガ(プロレス)がステージに登場。大きな歓声が上がる中、メンバー4人は「Stand up! 恋の証明」で力強くライブをスタートする。拳を突き上げ歌い踊るメンバーは、早くも観客を巻き込んで熱い空間を作っていった。

アイドル×プロレスの二刀流!アプガ(プロレス)が魅せた圧巻のワンマンライブ

アップアップガールズ(プロレス)

観客に自己紹介したアプガ(プロレス)は、ライブに戻り「バロバロ〜It’s a Battle!〜」を力いっぱいパフォーマンス。「アッパーチョップ!」で水平チョップを繰り出し、パワフルなビートがうなる「Rxck it Nxw!」でかっこいい姿を見せる。カワイイ楽曲名クリエイター・ヤマモトショウが手がけた「ベイビーフェイス」では、試合では見せることのないキュートな笑顔で、ラブリーな歌を観客に届けた。

ライブ中盤戦はユニット&ソロコーナーが行われる。らくと高見は、アップアップガールズ(2)の「Sun!x3」を、キラキラのポンポンを持って明るく元気に歌唱。渡辺が歌うのはソロ曲「マジマッスル」。鋭い眼光で鍛え抜かれたマッチョボディを堂々と見せつけ、筋肉とトレーニングは裏切らないという説得力抜群の歌で観客を圧倒する。鈴木はソロ曲「ワタシノセオリー」を披露。元バスガイドというキャリアを活かしたセリフ回しを織り交ぜ、明るく前向きな思いを観客に届けた。

ここで、新曲「瞬間・あいどるメモリアル!」の初披露タイムがやってきた。「瞬間・あいどるメモリアル!」は、アイドルとして夢に向かっていく思いを伝える、爽やかでポップな令和のアイドルソングど真ん中なナンバー。これまでのアプガ(プロレス)とは全く違う、カワイイ全振りな歌とダンスはかなり新鮮。衝撃のキラキラ感に観客は大きな拍手を送った。

盛り上がり続けるライブも終盤戦に突入。まだまだタフなアプガ(プロレス)は「リングの上にも三年 〜All Along The Way〜」をドロップ。“アプガボンバイエ!”のコールからドラマチックに展開し、メンバー4人はプロレスとの出会いの感謝を歌っていく。さらに、間奏では鈴木がソロダンスを披露。バスガイドからアイドルへと転身した彼女は、グループ加入3年間の成長ぶりをしっかりと観客に見せた。
続けて彼女たちは「SHINING MARK」で最上級の勝利を目指す思いを笑顔で歌い、観客とともにタオル回し。そして「Road to the ネクステージ!」で次なる目標へ向かっていく気持ちを届けた。
そして、アプガ(プロレス)のデビュー曲「アッパーキック!」が披露される。結成から8年という長い時間を一緒に歩み続けてきたこの曲は、魂を燃やし挑み続ける思いが詰まったまさに彼女たちを象徴するナンバー。メンバー4人は渾身の歌とダンスでパフォーマンスし、会場はクレイジーなまでの盛り上がりとなった。

MCタイムで、まだまだ勢いを止めないアプガ(プロレス)の新たなワンマンライブが、9月28日に同じく原宿RUIDOで開催されることが発表された。うれしい報告に観客も大きな拍手を送る。

熱気みなぎるライブ本編もいよいよラストナンバー。最後を飾る楽曲は「負けたくない」。日々の辛さにへこたれることなく勝ちにいこうという全人類全肯定ソングを、メンバーと観客は一緒になって大熱唱。会場中の誰もがいい汗をかき切ってライブ本編は終了する。

だが、まだまだ場内のボルテージは収まらず、アンコールの声が響き渡る。熱い声援に応えてアプガ(プロレス)がステージに戻ると、メンバーはライブの感想を語っていった。

アイドル×プロレスの二刀流!アプガ(プロレス)が魅せた圧巻のワンマンライブ

アップアップガールズ(プロレス)

高見は「日曜日にみんな熱い気持ちを持ってこんなに集まってくれて、ほんとにありがとうございます!…泣きそうになってきちゃった(涙目)。今日を迎えてめっちゃ不安だったんですけど、みんながアプガ(プロレス)を好きで超楽しみにしてライブに来てくれたんだなっていうのがめっちゃ伝わって。ステージに出る前はめっちゃ緊張してたけど、そんなの忘れて頑張ろう!って気持ちになってめっちゃ楽しめました!」と感極まってファンへの感謝を伝えた。

鈴木は「今日は1日2公演で、前より曲数も増えてますし、ソロでダンスをしたりとか初めてのことがいっぱいでほんとに緊張しかしてなかったんです。でも、私の記憶の中の過去イチくらいにみなさんの声が大きくて。自分の声がかき消されるくらい応援してもらえるってなかなか無いことじゃないですか。ほんとにみなさんに支えられて私はステージに立ててるんだって改めてすごく実感できました。ほんとにほんとにありがとうございました!」とファンの応援のありがたさを口にした。

渡辺は「今日は、こんなにみんなの勢いとか愛をぶつけてもらえるとは思ってなくて、ウチらはすごくズタボロになっているなと思います(笑)。私の中で今回のライブは、今までとは違った感覚がありました。アイドルとしてもう8年目くらいになるんですけど、やっと慣れてきたのか、緊張せずにステージに出ることができたんです。でも、やっぱり不安はありました。プロレスラーとしての私たちのことしか見てない人たちも、今日のライブに無理やり誘っちゃったんですよ(笑)。その方たちをちゃんと楽しませられたかな? 楽しませられなかったらもう二度と来てくれないかも?とかそんな不安もあったんです。でも、こうしてみなさんが盛り上がってくださって、きっと楽しんでくれたかなと感じてます。次に繋げられるライブになったかなと思いました。ほんとにありがとうございました!」と、プロレスファンもアイドルのライブで楽しませることができた実感を素直に語った。

らくは「今日、こうしてみなさんと一緒にこの空間でこの時間を過ごせることはほんとに奇跡だと思ってます。私たちはアメリカに行ったり世界中を飛び回ってるんですけど、そこで改めて感じたんです。みんな生まれた時代や場所も違うのに、こうやって出会えてみんなが私たちを好きになってくれるってほんとにすごいことだなって。みなさんも毎日お仕事とか学校とか頑張って、今日のためにお金貯めて来てくれてほんとにうれしいです(笑)。みなさん、ほんとに感謝しています!」と出会いの奇跡と感謝を伝えた。

そして、アンコールで歌われたのは「SEED」。辛さを乗り越え、可能性を信じて前進していく思いを爽快なメロディで届けるアプガ(プロレス)。“もっと強くなれる”というメッセージが全観客に響き渡り、清々しいまでの一体感が会場を包んでライブはフィニッシュとなった。

アイドルとプロレスの両立という難問に真っ向勝負で挑み、さらなる高みを目指して日々頑張り続けるアプガ(プロレス)。多くの試練を乗り越えながら進んできたメンバー4人の努力の結晶が、最高に楽しく熱いステージとして結実したこの日のライブだった。

この夏のアプガ(プロレス)は、プロレスラーとして7月21日に東京・大田区総合体育館で開催される東京女子プロレスのビッグマッチ『SUMMER SUN PRINCESS ’25』へ出場し、アイドルとして夏フェスに出演。そして、9月28日の次なる音楽オンリーのワンマンライブへと邁進していく。未知なる道を突き進むアプガ(プロレス)の今後の活躍に期待してほしい。

★アップアップガールズ(プロレス) https://upupgirls-prowrestling.com/

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