俳優・清野菜名が8月1日公開予定の映画『星つなぎのエリオ』(監督:マデリン・シャラフィアン/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン)日本語吹き替えの声優を務めていることが6月2日に発表となった。
ディズニー&ピクサーの劇場最新作。ひとりぼっちの主人公エリオが、何光年も離れた星で、本当の居場所、大切なつながりを見つける物語を描く感動のファンタジー・アドベンチャー。
清野は主人公・エリオの親代わりとなり、戸惑いながらもエリオの本当の気持ちを理解したいと願っている・オルガ役。オルガは、宇宙飛行士を目指し軍の基地で衛星研究の仕事をしている女性で、ある日突然、甥・エリオの両親が亡くなってしまったことをきっかけに、親代わりとしてエリオを育てることになる。
オルガ役のキャスティングはUSオーディションを経てのものとなっており、その起用理由へ、「確かな演技力に加え、自身の持つ芯の通った真っすぐな人柄が、エリオを思う真っすぐなオルガのキャラクター像と合致する」ことから役を射止めることとなった。
清野にとって、ディズニー&ピクサー作品の声優を務めるのは初。役が決まったときのことへ、「ずっとディズニー作品の声優のお仕事にチャレンジしたいと思っていたので、ようやく叶って嬉しかったです」と、喜びの声。自身が演じるオルガについては「エリオとの関係性をどう築いていくか、どう育てていくか。そしてオルガには宇宙飛行士という夢があり、仕事の両立を悩みながらもがいているという役どころです。自分の内側に溜め込みすぎず、しっかり言葉でエリオに伝えて向き合っていく姿がとても魅力的だと思いました」と、そのポイントもアピール。
アフレコ時の思い出として「アニメーションの声優は全てが初めてづくしでしたが、楽しんで収録することができました。ただ、声だけで全てを表現することの難しさがあり、悲しそうなシーンの時に、悲しい気持ちや感情を自分では乗せて演じていたつもりが、監督には冷たく感じると捉えられていて、声1つで表現するのって本当に難しいんだなと終始感じていました」としみじみで、俳優業との違いとして「普段お芝居をする中で、台詞がなくても視線や目の動き、肩の力の入り具合など全てを使って表現していたのが、声優は全てを声だけに乗せて表現するというのがこんなにも難しいことなんだと感じました」。
作品の魅力へは、「エリオが家族という存在がどういうものなのかに気づいていく瞬間はオルガを演じていて、とても胸に来る所があり、涙が溢れました」と話したり、印象的なキャラクターは「グロードンが可愛かったです。最初ちょっと怖いのかなって思ったのですが、そこから急に可愛い声が聞こえてきて、ちょっと臆病者で天然でギャップ萌えというかすごくキュンキュンしました。最初にエリオを糸でおくるみみたいに包んであげる所、母性をくすぐられました」とも。
ちなみに、好きなディズニー&ピクサー作品は『リメンバー・ミー』を挙げた清野。「収録の前に見て号泣してきました。やはり家族っていいなと思ったのと、音楽で1つにしてくれる音楽の偉大さや、ミゲル君が好きなことを貫き通すカッコよさがすごく好きで、『リメンバー・ミー』の歌もすごく好きです」とのことだった。
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