2024-25シーズンのプレミアリーグは、独走態勢を築いたリバプールの優勝で幕を閉じた。5シーズンぶりとなった戴冠を記念して、リバプールと言えばこの人、熱狂的ファンの“しらいむ”こと声優の白井悠介さんに、今シーズンのリバプールの戦いを存分に振り返ってもらった。
5年前は「あまり実感が湧かなかった」理由
――リバプール、5シーズンぶりのプレミアリーグ優勝おめでとうございます! まずは今の率直な想いを聞かせてください。
「もちろんうれしいです! 前回の優勝時はちょうどコロナ禍の最中で、優勝の瞬間もスタジアムは無観客の状態でした。ちょうどあの年、コロナが発生する直前に初めて現地へ試合観戦に行ってスタジアムの雰囲気を味わっていたのもあり、優勝してもサポーターの歓声が聞こえてこなくて、あまり実感が湧かなかったんです。
でも今回は、優勝した瞬間をサポーターと一緒にアンフィールドで祝うことができました。これが待ち望んでいた光景だ!って、グッとくるものがありましたね」
――見たかったのはこれだ!と。
「そうです。現地に行けたら最高だったんですけど……昨シーズンに、(前監督の)クロップのラストゲームを見に行ってしまったもので(苦笑)」
――それはそれでメモリアルな瞬間ではありましたが。
「そうですね。ただ正直なところ、僕は開幕前の時点では、今シーズン優勝できるとは思っていなかったんです。監督がクロップからスロットになり、体制が大きく変わって迎えるシーズンだったので。初年度からいきなり優勝するというのは、さすがに難しいんじゃないかと思っていました」……
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リバプール白井悠介
Profile
久保 佑一郎
1986年生まれ。愛媛県出身。友人の勧めで手に取った週刊footballistaに魅せられ、2010年南アフリカW杯後にアルバイトとして編集部の門を叩く。エディタースクールやライター歴はなく、footballistaで一から編集のイロハを学んだ。現在はweb副編集長を担当。