誹謗中傷に注意喚起をおこなう3キャプテン
乃木坂46、櫻坂46、日向坂46の3坂道グループが、5月19日、それぞれの公式YouTubeチャンネルに「その投稿#ちょっと待って」と題した同じ内容のショート動画をアップ。
3グループのキャプテンである梅澤美波(乃木坂46)、松田里奈(櫻坂46)、髙橋未来虹(日向坂46)が揃い踏みして、ネットでの誹謗中傷に警鐘を鳴らす動画で、多くの反響が寄せられている。
「梅澤さん、松田さん、髙橋さんの順番で『悪意がなくても軽い気持ちで書いた言葉が誹謗中傷になる可能性があります。たとえば、グループやメンバーのためにという健全な批判意見のつもりでも、気づかずに人を傷つけているかもしれません。罵倒や悪口だけでなく、個人情報をさらすこともプライバシーの侵害という観点から注意が必要です。対象者が実害を受けたり、傷ついてしまうケースがあり、意図や文脈によっては誹謗中傷にあたる可能性もあります』と語ると、『ほかの誰かを貶めて、自分の推しを褒めてもメンバーは喜びません』とファンに訴えました。
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さらに、『一度投稿した誹謗中傷の書き込みは、あとで気づいて削除してもスクリーンショットなどで拡散されて、ずっと残る可能性もあります。投稿したり共有したりする前に一呼吸置いて、一時の感情で書き込まないようにしましょう。相手がどう感じるか、どんな影響があるのか想像してみることが大切です』と続けると、最後は3人で声を揃えて『坂道グループからのお願いです』と語り、動画を締めました」
この動画は、20日時点で乃木坂46の公式YouTubeチャンネル『乃木坂配信中」の31万回を筆頭に、合計57万回超えの視聴数を記録。3グループのキャプテンによる “異例の訴え” に、「乃木坂配信中」のコメント欄には、
《これ本当に大事だと思う。これを改めて本人たちに言わせちゃってるのが悲しい 平和に推し活楽しみたい…!!》
《「ほかの誰かを貶めて、自分の推しを褒めてもメンバーは喜びません」まじその通り》
《公式でこんな投稿が出るのが悲しいよね。平和にいきたい》
など、共感の声が複数寄せられている。アイドルライターがこう語る。
「AKB48グループおよび、その姉妹グループである坂道シリーズ(乃木坂46、日向坂46、櫻坂46)は、建前上、恋愛禁止を掲げてきましたが、メンバーの多さから、過去にはスキャンダルや炎上騒動がたびたび起こっています。
スキャンダルが発覚したメンバーが多少叩かれるのは仕方ない部分もあるでしょうが、うかつな発言が原因で炎上してしまうケースもあります。
最近だと、2025年2月に乃木坂46に6期生として新加入した森平麗心さんが、4月25日におこなったSHOWROOMでの配信で、『もともとアイドルとかにまったく興味…なんか、なりたいって思ってなくって』と語り、友達にすすめられてどこまでいけるか試した結果だったと告白。
プチ炎上騒動となりました。少し気の毒に思えるケースですが、今の時代は、ささいな発言もファンは見逃しません。こうした状況下、ファンの過剰な叩き行為に警鐘を鳴らしたということでしょう」
一方、大人数のメンバーを抱えるグループアイドルが育んできた “とある文化” の弊害を指摘する声もある。
「かつてのAKB48が顕著ですが、総選挙と銘打って、メンバー同士を競わせるシステムがあります。坂道グループの場合、そこまでの競争システムはありませんが、いわゆるセンター争いや選抜メンバー、アンダーメンバーといった内部競争が存在します。
そのため、ファン同士が競い合い、自分の推し以外のメンバーを悪く言うケースも出てくるでしょう。
もちろん、誹謗中傷は言語道断の行為ですが、過度な競争で誹謗中傷が生まれやすい環境を生んでいる可能性もあります」(前出・アイドルライター)
投稿前には、まずは一呼吸を……。