【写真】自身のこだわりを詰め込んだミステリーを発表した宮地すみれ
日向坂46の四期生たちがさまざまなプロフェッショナルを目指し、毎回趣向を凝らした企画に挑戦するLeminoのオリジナルバラエティ「もっと!日向坂になりましょう」の第29回が、5月19日に配信された。第29回のテーマは「心に響く文章力を鍛えよう!」。小説、作詞、コメント力…と、言葉で感動させる力を磨いた。(以下、ネタバレを含みます)
■ミステリー小説の書き出しを即興で朗読
今回参加する四期生は小西夏菜実、竹内希来里、宮地すみれ、山下葉留花なのだが、小西、竹内、山下といえば、第25回の「四期生知識No.1決定戦」でクイズ・学力テストも低得点を出したメンバー。それもあって、第25回でも講師を務めたレインボー・ジャンボたかおから「何で学力テストあんなにダメだったんだ!」と発破がかけられる。ジャンボと相方の池田直人、見届け人として三期生・森本茉莉と一緒に番組は進む。
まず、四期生が考えてきたミステリー小説の書き出しを即興で朗読していく。山下の小説は、名付けて「思い出はドライだけ」。時々自分が書いた文章なのにかんで笑ってしまいながら読み上げる。恋人がいる主人公が、洗濯機を回していたら洗った服が真っ白になってしまったという展開なのだが、山下はその後のオチを考えていなかった様子。その場でジャンボからストーリーのヒントをもらうと、そのまま小説の続きに採用しようとしていた。
小西が“おばさん”というペンネームで考えた物語は「世界征服おじさん」。主人公には若者の街のはずの渋谷を歩く人が皆おじさんに見えてしまう、というミステリアスな出だし。SF風の設定にジャンボは「星新一のショート・ショートを彷彿(ほうふつ)とさせる」と高評価。ジャンボいわく、もっと具体的な描写を増やすと面白くなるとのこと。
続くのは文章力は自信があるという竹内だが、そのストーリー「手についた」を読み上げる途中でなぜか「フハハハ…!」と高笑いしてしまい、リテークに。「グラウンドの砂に混じっている金箔を集めたらお金になるかも」という発想から、ミステリーと科学が融合したストーリーだ。このユニークなアイデアには「朗読以外はパーフェクト」の評価が与えられた。
宮地のミステリー「宮地すみれは動かない」は、「学校の近くにある安いタイ料理屋の店主の名前を覚えてない」という出だしで始まる。SFミステリー風だが、山下から「宮地がセンターの曲にも書かれている!」と、一部のフレーズが宮地のセンター曲「君を覚えてない」の歌詞を引用したのでは?という暴露が。他にも宮地が好きな「ジョジョの奇妙な冒険」の世界観も生かしたりと、彼女のこだわりを詰め込んだ作品だった。
■四期生作詞×池田直人作曲のコラボソングに一同感激
二つ目のチャレンジ企画は、「『強がり』『永遠』『believe』を入れてラブソングの歌詞を作る」というもの。早速竹内が作った、感傷的な失恋ソング「初失恋」の歌詞を見たレインボーの池田は、即興でメロディーをつけてアカペラで歌ってみると、さらに歌詞が一同のハートを直撃。ジャンボは相方のセンスに驚き、小西は「こんなにいい曲だったんだ!」と目をキラキラさせた。こんなふうに、自作の歌詞に池田がメロディーをつけたコラボソングでの“ソロアーティストデビュー”に喜ぶメンバーたち。
山下が書いた「頑張っちゃうんだからあたし」は、「頑張れ」のフレーズと一人称「あたし」にこだわった自己肯定ソングにもなった。竹内の曲に続いてギャラリーを感動させ、先輩の森本も「ぶっ刺さってます~!」と山下のピュアな感性をベタ褒めしていた。
宮地の自作ソングのタイトルは「ずーっと付き合おう」で、「強がりだけど大好きだから永遠に告白するね…」とあざとく読み上げていくが、池田が歌ってみると一青窈の「ハナミズキ」そっくりのメロディーになってしまい、爆笑をさらう。小西が作った「変われ」は失恋ソング風で、ジャンボから「欠点が見つからないくらい」と絶賛されるも本人は「恥ずかしくて…」と、「believe」のところをわざと英語風に読んで照れていた。
さらに、新しく加入した五期生など身近な人からの悩み相談に、共感できるベストアンサーを繰り出せるか?という企画にも挑戦し、ここでもリラックスできる格言がどんどん飛び出す。感じたことを素直に言葉にしていくセンスも、彼女たちの個性の見せどころだ。
◆文=大宮高史
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