ボカロPとしても知られるツミキと、シンガーソングライターのみきまりあによる2人組音楽ユニットNOMELON NOLEMON。ネット発の感性と鋭いポップスのセンスで注目を集める彼らが、5月24日にZepp Shinjukuで開催される音楽イベント『CrossFlow』に出演する。そんなノーメロの創作の裏側と、ステージへの想いを語ってもらった。
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ふたりの異なる“歪さ”がノーメロの魅力
──まずは、NOMELON NOLEMON結成の経緯を教えてください。
ツミキ 元々、僕がボカロPとして2021年に出した1stフルアルバム『SAKKAC CRAFT』を制作したのを機に、ここからは新しいことにトライしたいと思ったんです。J-POPを目標としたポップスをやりたい、と考えていた中で、SNSに弾き語り動画を投稿していた、みきまりあにビビッと来て「一緒にやってみないか」と声をかけました。
──みきさんの歌を聴いて、どんなところがツミキさんの琴線に触れましたか?
ツミキ 声色ですね。声が楽器の一部としてどういう音色を持っているのかを重視して、いろんな方の歌を聴いていた中で、唯一無二の世界観を持ったまりあの歌声に惹かれました。
みきまりあ 声をかけられた当初は、まだ実感がなかったんです。当時のツミキさんはボカロPとして活動していて、どんな人なのかがあまり分からず……。それもあって実感がないまま、お話が進んでいった印象がありました。
──お互いに「この人と一緒にやりたい」と思った決め手は?
ツミキ 先ほど言った声色もそうですし、1回試しにデモ段階の曲を歌ってもらったことがあって。そこで歌の解像度というか、自分が持ってる音楽の理想像とシナジーが合う瞬間を強く感じたときに「一緒にできるかもな」と思いましたね。
みきまりあ 私はボーカロイドをあんまり聴いてこなくて、そこの文化にもほとんど触れてこなかったので、だからこそ一緒にやることで自分にとって大きな挑戦になると思ったんです。自分が成長するきっかけになればいいな、と思って結成することに決めました。
──ほかにも、お互いにマインドの部分で近いものを感じたそうですね。
ツミキ そうなんです。NOMELON NOLEMONはポップスを目がけた音楽なので、アンダーグラウンドから這い上がる精神というか、そういうものをふたりとも持ってるところが大きかったと思いますね。
みきまりあ あと、お互いの思考が体育会系なんですよ。ツミキさんは「俺の曲を超えてこいよ」みたいな感じですし、私もそれに負けたくない気持ちを持っている。そういうところでお互いに高め合えているのかな、と思いますね。
──ツミキさん・みきさんそれぞれの個性が、ユニットにどう作用していると感じますか?
みきまりあ うーん、私自身の個性って自分では分からないんです。ただ、ツミキさんという人としても・書く曲も個性的なすごい方と、私の歌声が乗ると「相乗効果が生まれて、いい化学反応が起きてる」とお客さんは言ってくれるので、「あ、そうなんだ!」と気づく感じですけど……私って個性ありますか?
ツミキ もちろん個性があるから、一緒にやってますよ(笑)。僕は“歪さ”みたいなところがいい方向に作用していると思っていて。まりあは僕と違った歪み方をしていると思うんですけど、その歪さのぶつかり合いというか、一筋縄ではいかない楽曲と歌声と……みたいなところがノーメロの魅力になってる気がします。
“怒”と“哀”から生まれる音楽
──NOMELON NOLEMONの楽曲を通して伝えたい世界観は?
ツミキ 曲ごとに伝えたいことが変わるんですよね。なので、いろんなジャンルにトライできることが、自分たちの強みでもあると思います。ただ、どの曲にも共通して言えるのは、聴く人の深部に届いてほしい気持ちが強いです。僕自身がクラスのみんなと一緒に聴く音楽よりも、教室の端っこでイヤホンをして聴く音楽に憧れたり魅了されたりしてきたので、そういう存在でありたいっていうのは一貫しているところですかね。それが伝播していく光景を見たい、という想いで制作してます。
──その視点がおもしろいですよね。大雑把に言えば、J-POPって10人中8人が好むような音楽じゃないですか。
ツミキ うんうん、そうですね。
──だからこそ、ひとりに強烈に刺さるよりも誰にでも当てはまるように、音や歌詞をマイルドにして普遍的な曲に昇華するのがJ-POPだと思うんですけど。そういう意味では、NOMELON NOLEMONの音楽っていわゆるJ-POPとは違いますよね?
ツミキ おっしゃる通りですね。
──以前、2ndフルアルバム『ルール』のインタビューでツミキさんは「固定概念や既存のルールを壊すのではなく、自分たちの新たなルールを創造していく」と話されていました。つまり、NOMELON NOLEMONはこれまでの形式に則ったJ-POPではなくて、“自分たちらしい新しいJ-POP”を追求されているのかなと。
ツミキ まさしくそうで、やっぱりマイノリティ側のどこかギクシャクした気持ちって、実はみんなが思っているよりも普遍的だと思っているんですよ。みんなが共通して抱えてるものだけど、人には見せられないもの。それってポップスでも成立すると思うので、あまり見つかっていない気持ちを曲にした上で、ポップスとして成立させるように心がけています。
みきまりあ ノーメロの音楽は「ツミキが曲を作ってくれてみきまりあが歌う」という形式が多いのですが、楽曲の振れ幅が広くて。いろんな曲調で出てくるので、自分もそれに対応できるように様々な声を使ったり、歌い方を変えたりしています。聴いている人たちもそういうところに注目してほしいです。私のいろんな歌い方も、ノーメロの世界観のひとつかなと思っています。
──ちなみに、みきさんの中で一番チャレンジングだった曲は?
みきまりあ いっぱいあるんですけど……やっぱりデビュー曲の「INAZMA」ですね。そのころはまだツミキさんが作る楽曲に自分が慣れていないのもあって。音の取り方も声の出し方も全部が初めてだったので、自分の歌い方があってるかどうかも分からないままスタートしたんです。かなり試行錯誤しながら、宅録でデモ音源を歌ったんですけど、そのときは5、6時間ぐらいかかった記憶があります。
ツミキ 僕は歌入れしてもらった「INAZMA」を聴いたとき、「キタ!」と思いましたね。まりあの声で歌ってほしい曲を作ろうと、当て書きで制作したのもあるんですけど、「このままじゃ俺の曲が食われちゃう」と思ったくらい。編曲とかもいろいろと強度を増して完成させた記憶があるので、当時は本当にびっくりしましたね。
──歌詞とメロディはどういったやり取りで作るケースが多いですか?
ツミキ 基本的にはメロと歌詞がついたデモを1コーラス分まりあに投げて、それに仮歌を入れてもらいます。そのフィードバックを元に2番を作ったりとか、1番を修正したりという工程ですね。
──みきさんも作詞や作曲を担当されますけど、曲を書くときに意識していることはありますか?
みきまりあ 私が作詞をするときは、感情の赴くままに文字を書いた紙をツミキさんに渡して、言葉とメロディをパズルのように当てはめてもらう。あえて綺麗に書かないようにして、自分の思った言葉を殴り書きして渡すようにしてます。それこそ「線香金魚」のときもバーっと書いて送ったよね。
ツミキ うんうん。
──みきさんが書かれた曲で特に刺さったのは?
ツミキ 『ルール』に収録している「ブリーチ」がすごく好きですね。歌詞も素敵だし、本人が書いた言葉を歌うことで歌唱にもより表現の力が乗っていて、だいぶ熱量がこもった曲になったなと思いますね。
──そういう感想って直接伝えるんですか?
ツミキ いや、伝えないですね(キッパリ)。
みきまりあ 言ってくれないんですよ! 全然褒めてくれない。
ツミキ 褒められたいんや(笑)。
みきまりあ こういう場で初めて感想を聞きますね。
ツミキ もしくは裏でこっそり言ってます。
みきまりあ こっそりじゃなくて、しっかり言ってよ(笑)。
──ははは。NOMELON NOLEMONの音楽を作る際に、原動力になっていることはなんでしょう?
みき ふたりで「今度はこんな曲を作りたい」と話し合うことが最近は増えていて、曲のリファレンスを探して「こういうのを作ろう」みたいなやり取りは結構しますね。
ツミキ 僕は完成形が先に頭の中にあることが、1番の原動力になります。その完成を目指して試行錯誤する中で、また別の何かが生まれるから飽きないんですよね。逆に、ひとりで活動してるときにはそういうことがあんまりなくて。いろんなインプットの中から吸収して、ひねり出す瞬間もあるんですけど、ノーメロは次々にアイデアが出てくる。作り手がふたりいることも、かなりの原動力になっていますね。
──例えば怒りから曲が生まれることが多いとか、喜怒哀楽で言うと何がきっかけになっていますか?
ツミキ 本質的に曲と結びついているかどうかは置いておいて、僕も全く同じことを考えたことがあるんです。自分って喜怒哀楽で言うと、どの時間が一番長いんだろうって。考えてみると、僕は何かに対しての不満とか、“怒”の感情がガソリンになっている場面は多いかもしれないですね。
みきまりあ 私が曲を作るときは、“哀”の感情が強いです。哀しいと思ったときに、歌詞が浮かぶことが多い。でも哀しいときって感情は溢れているけど、言葉にしづらいじゃないですか。だからこそ、そういうことを歌にしたいなって思うんです。哀しいときはすごい衝動的な感情だなと思って、もちろん怒るもそうだけど、私にとっては“哀”が特別な感情で、あんまり人にも共有したくないし、そういうときに歌詞が浮かびます。
──それは結成前から?
みきまりあ ずっとそうだと思いますね。シンガーソングライターとしてソロで曲を作ってるときも、同じような感じです。
──そこにNOMELON NOLEMONというフィルターを通すことで、ソロ曲との差別化は生まれています?
みきまりあ ソロのときは自分の感情を100%で書くことが多いんですけど、ノーメロではより多くの人に曲を伝えたいと思っていて。例えば架空の女の子になりきってみるとか、自分以外の誰かになって書くことが増えましたね。
──TVアニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 京都動乱』のEDテーマ「水光接天」をはじめ、最近では『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の挿入歌「ミッドナイト・リフレクション」など、人気コンテンツとタッグを組んで曲を書く機会も増えています。今、NOMELON NOLEMONはどんなフェーズにいると思いますか?
ツミキ 結成したのが2021年でもう新人でもないので、より真摯に音楽と向き合って、目標としているポップスに近づけるための鍛練をするフェーズだと思います。それこそ大きな作品のタイアップが増えていることも踏まえて、その意識はより強くなっています。だからこそ、より練度の高い音楽を出していかないといけないなって。
みきまりあ 私はようやくノーメロが世間に気づかれてきてるのかな、と感じています。自分たちがやりたい音楽が少しずつ届いているのを、特に「ミッドナイト・リフレクション」を出してから如実に感じているので、大事な時期だと思うし、このままいい波に乗っていきたいですね。
目標はない、全部やりたい
──楽曲を届ける上でMVの役割も非常に大きいと思いますが、映像を使ってNOMELON NOLEMONの世界観を表現する際に意識されていることはあります?
ツミキ 映像は曲の世界観に忠実でありたい、というポリシーがあって。作家さんにすべてお任せするのではなく、大きなテーマやディティールまで細かく話し合いますね。
みきまりあ ノーメロの曲はいろんな曲調があるので、MVも曲に合わせて「これは実写の方が曲の世界観が伝わるんじゃないか」とか「今回は女の子のイラストの方がいいんじゃないか?」みたいに、いろんなMVのパターンがあるのも特徴かなと思います。
──多種多様なMVがある中で、特にお気に入りの1本は?
みきまりあ 私は去年発表した「どうにかなっちゃいそう!」ですね。イラストの女の子が踊っているMVなんですけど、振り付けを私が考えたんですよ。イラストレーターの暗闇まよいさんに「こんな振り付けでお願いします」と動画を送ったら、めちゃめちゃ忠実に再現してくださって。そのクオリティの高さに感動して、うれしくていつも観ています。
ツミキ あるとき、SNSで一緒にモノ作りをしてくれる人を募集したんです。それを見て「レトロゲームを基調とした映像作品が得意です」と連絡をくれたのが暗闇まよいさんでした。しばらくして「どうにかなっちゃいそう!」のMVを作ることが決まり、「そういえば、イメージに近い映像を作っていた方がいた」と思って。それで暗闇まよいさんに制作をお願いしたら、すごく親身になってくれて、イラストもすごい数を描いてくれました。その結果、かなり力のこもったMVになりましたね。
──ツミキさんのお気にりのMVは?
ツミキ 強いて1曲挙げるなら、「night draw」は曲もMVもめちゃくちゃ気に入ってます。
みきまりあ 初めて観たときに、ふたりとも泣きそうなぐらい感動したもんね。
ツミキ うん、演出も含めて曲の解像度がめちゃくちゃ高い。「あまり観たことがない映像を作りたい」と僕が漠然としたことを言ったら、それを汲んでくれてボーリング場で紙吹雪が舞ったり、ブランコが勝手に揺れたりするシーンを入れてくれて。映像美としてもおもしろいし、ストーリーもよくできていて、僕はたくさんの方に届いてほしい映像だと思っています。
──「NOMELON NOLEMONは今後の目標とか目的を設定しない」といろんな場面でお話しされていますけど、それでも何か考えていることはありますか?
ツミキ ないですね(キッパリ)。
みきまりあ ないんかい(笑)。
ツミキ ないというか、全部やりたいって感じですね。ふたりの持っている能力を活かして、誰かのためになることをすべてやりたい。だからこそ「これを目指してます」という限定した目標はないです。
みきまりあ たしかにね。これからもっとアイデアが湧いてくることもあるだろうし、自分たちが思ったことを全部わがままにやっていきたいです。
──ちなみに、楽曲のストックは常にあるのか、それとも毎回1から曲を作っているのかだと、どっちですか?
ツミキ 「作るぞ!」となってからですね。まずは作りたい曲のイメージを固めてから制作することが多いです。
みきまりあ レコーディングの前日とかまで楽曲を詰めていることも多いので、必死で覚えてます(笑)。
──その話を聞くと、先々の目標や目的を決めないのは頷けます。
ツミキ そうですね、それが基本姿勢。
みきまりあ 今を生きてるって感じです!
──直近の活動で言うと、5月24日に東京・Zepp Shinjuku (TOKYO)で開催される『Quick Japan』主催イベント『CrossFlow』の出演が決まっています。出演者はNOMELON NOLEMON、上坂すみれさん、4s4kiさん、三月のパンタシア、Suupeasです。
ツミキ ラインナップを見て、すごいイベントやなって思いました(笑)。似てる音楽性だったりジャンルで絞ったりしてるわけではなさそうだな、って。異種格闘技感があるというか、どういうライブになるのかすごいワクワクしてますね。
みきまりあ 最近のイベントでは一番衝撃的な並びで、「ここに私たちがいていいんですか?!」みたいな気持ちもありましたし、みなさんとお会いするのがすごい楽しみです!
──共演者との接点で言うと、上坂さんには「polar night」を楽曲提供されていますね。
ツミキ 元々、僕は上坂さんのすごいファンでラジオも毎週聴いていたんですよ。ただ、楽曲提供をしたときは時間がない中だったのであんまり喋れなくて。また共演させていただきたいと思っていたので、今回ご一緒できるのはうれしいですね。
みきまりあ 私は高校生のころから4s4kiさんの大ファンで、ライブにも行かせてもらったことがあったので、今回の共演は個人的にすごいうれしいです。
──みきさんは共演者に声をかけられるタイプですか?
みきまりあ ファンだと難しいですね(照笑)。「仲良くしたい」も烏滸がましいし……。どう話せば失礼にならないかなとか、いろいろ考えると声をかけられなくなっちゃいます。でも、当日は勇気を出して話しかけてみようと思います。
──ライブを通しておふたりが届けたいことはなんでしょう?
みきまりあ ノーメロの楽曲は曲調がありますが、リズム的にも乗りやすくてコール&レスポンスをする曲もあれば、手を挙げて一緒に盛り上がれる曲もあるので、初めましての方も楽しみやすいライブにしたいなと思ってます。
ツミキ 打ち込みで作っている楽曲をフィジカルで体現するのはかなり難易度が高いんですよね。どちらが良し悪しではなく、それぞれが違うものでそれぞれが美しいものとして作っているので、再現する中で見える熱量とか、人間でしかできないこと──ライブアレンジもそうですけど、そこも含めて音源との違いを楽しんでほしいですね。
──『Quick Japan』は「熱狂を作る」ことをテーマにしてまして、ぜひおふたりが今「熱狂していること」を教えてもらえたらなと。
ツミキ 僕は感情の起伏があまりないので、熱狂とだいぶ逸れていると思うんですけど、岡本太郎さんのことをリスペクトしていて。岡本太郎さんの作品だとか、それに紐づいて大阪万博が開催された1970年のモノもすごい好きで、実はグッズを収集しているんですよ。70年代のブリキの看板とかポスターとか、当時のモノをオークションなどで買い漁っているのは、熱狂と呼べるかもしれないですね。
──岡本太郎さんを好きになったきっかけは?
ツミキ 元々、父親が岡本太郎作品を集めていたんです。いつも家で目にしていたのもあるし、実家が万博公園の近くなので、好きになる敷居は高くなかったですね。本格的に追いかけ始めたのは高校生ぐらいで、2018年に太陽の塔の内部公開がされたときは、初日に見に行ってすごい感動して……気づいたらこうなっていました。
──かなり影響を受けているわけですね。
ツミキ そうですね。思想の部分とかモノ作りの……これも端折らないと長い話になっちゃうんですけど。
一同 (笑)。
ツミキ 筆の先までエネルギーが詰まってる感じが、一目見れば分かるんですよね。あの熱量を音楽で表現したいな、とか。屋根をぶち抜いた太陽の塔みたいなものを、自分たちがポップスの畑で体現できないかな、とか。自分のモノ作りに置き換えて考える機会を与えてくれることが多いので、かなり影響を受けています。
──みきさんが熱狂していることはなんでしょう?
みきまりあ こんな素敵な話の後に言いづらいですけど、私は“自由に踊ること”ですね(笑)。
ツミキ ちょっとカッコいいけど、どういうこと?
みきまりあ 自分が好きな曲を流して、家で踊り狂ってます。
ツミキ まんまの意味やった。
みきまりあ めっちゃ楽しいんですよ! 自分が好きな曲をかけるだけでも、テンションが上がるじゃないですか。踊りまくる姿は誰にも見られたくないですけど……、5曲ぐらいぶっ通しで踊って。そうするとスッキリするし、ダンサーズ・ハイみたいになれます(笑)。これは完全に熱狂だと思います。
──歌いながら踊るんですか?
みきまりあ 基本は踊ってるだけなんですけど、テンションが上がったら踊って歌ってみたいなこともしちゃいます。
──流す曲は決まってます?
みきまりあ あんまり決めてはいなくて。洋楽でも邦楽でも、そのときの自分がハマっている曲を流すし、ノーメロの曲を流すときもあります。新曲を流してテンションを上げる(笑)。
──ストレスが溜まったときに踊るんですか?
みきまりあ 踊り始めるのがいつも深夜なので、1日の終わりでストレスが溜まっている状態もあるかもしれないですね。あとはゲームかな。感情の起伏が激しいので、ゲームで負けたら、悔しくて泣いてふてくされることもあります……。そのぐらい熱狂してるってことだと思ってます。ちょっと……やばい人だと思われるので、この辺で終えたいと思います。
ツミキ みんな知ってるから大丈夫だよ。
みきまりあ え(笑)。
──最後に『Quick Japan』読者やイベントに来る方へ、メッセージをお願いします。
みきまりあ ノーメロの音楽はいろんな曲調があって、初めて聴いた方もお気に入りの曲がきっと見つかると思うので、まだ知らない方はぜひ楽曲に触れていただきたいです。そして、初見の方でも楽しめるライブになっているので、ぜひ遊びに来てください!
ツミキ 僕は雑誌とかライブって一期一会だと思うんです。雑誌で初めて知るアーティストもいれば、ライブを観に行って対バン相手のアーティストを好きになったこともたくさんあるので、これを機会に少しでもノーメロを気になってくれたらうれしいです。自分がアクションを起こすことで、今後の人生が変わるかもしれない。僕は今までの体験を通してそう感じたことがたくさんあるので、どんな形であれノーメロに触れてくれたらいいなと思います。
NOMELON NOLEMON(ノーメロン ノーレモン)
クリエイター・ツミキとシンガーソングライター・みきまりあによる音楽ユニット。2021年にデビュー。今年1月の配信リリース曲「ミッドナイト・リフレクション」は、劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) -Beginning-』および4月クールTVアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の挿入歌にもなっている。
CrossFlow開催概要
Quick Japan Presents CrossFlow
公演名:Quick Japan Presents『CrossFlow』Vol.1
日程:2025年5月24日(土)
時間:開場14:15/開演15:00/終演20:00 予定
会場:Zepp Shinjuku(TOKYO)/東京都新宿区歌舞伎町1-29 B1F-B4F
出演:NOMELON NOLEMON、4s4ki、三月のパンタシア、Suupeasほか
チケット料金:一般6,000円(税込)/U-22特別割引4,000円(税込)※限定数販売
※入場時には本人確認を行います。【顔写真つきの身分証明書1点】を必ずお持ちください
主催:株式会社TSTエンタテイメント、Quick Japan
協力:株式会社TWIN PLANET(ツインプラネット)
制作:株式会社リーディ
チケット販売ページ
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注意事項
<U-22チケットについて>
・U-22チケットは22歳以下の方が購入できる限定数販売の割引チケットです。
・入場時に顔写真つき身分証による年齢確認を行います。(運転免許証、パスポート、学生証等)
・22歳以下の方が一般チケットを購入することも可能です。
<本人確認について>
・有効な身分証明書は以下のとおりです。
パスポート
運転免許証
学生証(顔写真つきのもの)
住民基本台帳カード
障害者手帳(顔写真つきのもの)
マイナンバーカード(個人番号の通知カードは対象外です)
外国人登録証明書・在留カード・特別永住者証明書のうちいずれか
・顔写真のないものは無効となりますのでご了承ください。
お持ちでない場合は、あらかじめお問い合わせフォームからご連絡ください。
<会場について>
・会場外への外出や再入場はできません。
・会場内への飲食物のお持ち込みは禁止となります。
<公演について>
・開場時間や公演時間は予告なく変更になる可能性がございます。
・アーティストの撮影、録画、録音等は禁止となります。発覚した場合、データは直ちに消去し、悪質な場合は退場していただきます。
・出演者変更・出演時間変更に伴う払い戻しはございません。
<そのほか>
・20歳未満の方の飲酒・喫煙は法律で禁止されております。20歳未満の方へのアルコールの販売はいたしません。
・会場内は喫煙所以外すべて禁煙です。
・会場内外で発生した事故、盗難、ケガ等のトラブルについて、主催者および会場と出演者は一切の責任を負いかねます。
・会場内外において迷惑行為を行う方、スタッフの指示に従わない方は退場していただく場合がございます。