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BS12トゥエルビ 海外ドラマ「モンテ・クリスト伯」トークイベントに元乃木坂46・新内眞衣が登壇
BS12 トゥエルビはこのほど、2026年1月4日から日本初独占放送する海外ドラマ『モンテ・クリスト伯』のトークイベントを東京・キネカ大森で開催した。イベントには、元乃木坂46で現在はモデル・タレント・ラジオパーソナリティーなどマルチに活躍中の新内眞衣と、明治学院大学文学部フランス文学科准教授の梅澤礼が登壇した。

2024年にヨーロッパ諸国を中心に配信された本作は、文豪アレクサンドル・デュマの『モンテ・クリスト伯』(『巌窟王』)が原作。愛を奪われ、人生を奪われた男が仕掛ける冷徹で壮絶な復讐劇だ。主人公エドモンを演じるのは、『ハンガー・ゲーム』シリーズや「ピーキー・ブラインダーズ」のサム・クラフリン。また、『運命の逆転』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したジェレミー・アイアンズの他、国際色豊かなキャストが脇を固める。監督を務めるのは、『ペレ』『愛の風景』でパルムドールを2回受賞し、『レ・ミゼラブル』(1998年)も手掛けたビレ・アウグスト。フランス=イタリア合作による圧倒的なスケールと、美術・衣装・ロケ地の細部までこだわった映像美が19世紀フランス古典文学の世界が鮮やかに描かれる。
新内と梅澤は、第1話と第2話の試写後に行われたトークイベントに登壇した。映画やドラマを見るのが大好きという新内は、本作の面白さについて「本当に話の展開が速くて、1話と2話がポンポンと続いていくので、あっという間に時間が過ぎ去った感じです」と述べた。

さらに「人の嫉妬ってほんとに醜いなと思いました。フェルナンとダングラールは本当に許せなかったです(笑)。本当にハマっちゃいました。『モンテ・クリスト伯』という名前だけは知っていたんですけど、こんなに面白かったんだという感じでした。続きがとても気になります!」と、すっかり本作のとりこになった様子を見せていた。
フランス文学の専門家である梅澤は、原作はデュマが1844年から46年にかけて新聞の連載小説の形で発表した作品で、その後も数多く舞台化や映画化されてきたが、その口火を切ったのはデュマ自身で、連載完了した翌年に舞台化していること、また、日本でも何度かドラマ化されているが、江戸時代の日本を舞台にしたストーリーに翻案された作品もあることなどのトリビアを披露した。
アイドル時代に奪われたものは…
作品にちなんでの質問コーナーで新内は「この作品は愛する人や人生を奪われたことによる復讐がテーマとなるが、何かリベンジしたいとか、取り返したい人はいるか?」という質問に対して「アイドル時代に、ライブ前のダンスレッスンで靴下を忘れちゃう子が結構いて、その時に靴下を貸していたら、私の靴下が1個もなくなるみたいなことがあったんです(笑)。しかも、靴下は返されなくて、気づいたらその子たちが靴下を洗濯して、もう1回履いていたんです(笑)。だから、その靴下をすべて返してほしいです」と乃木坂46時代のエピソードを披露し、笑いを誘っていた。
次に、エドモンがモンテ・クリスト伯として正体を偽ることにちなんで「自分の正体を偽ったことはあるか」という質問には、新内は「基本的には偽ることはないですけど、ちょっと恥じらいがある時に偽りがちだなということで、全身脱毛の施術を受ける時に名前を確認されるんですけど、私は“新内眞衣”じゃないですっという顔をしながらいつも受けています(笑)。目をすごく薄めて、私じゃありませんよ、同姓同名ですよという感じで(笑)」と赤裸々な告白に会場からも笑いが起こっていた。
トークイベントの最後に、新内は「第1話と第2話を見させていただきましたが、めちゃくちゃ没入感があって。映像もすごく綺麗ですし、これからまだあと6話も残っているというだけでもすごくワクワクします。なので、全話を見てほしいなと思います」と呼びかけ、梅澤が「原作、それから元ネタの『復讐とダイヤモンド』との違いなどを考えながら、これから先も楽しんでドラマを見ていきたいなと思っています」とイベントを締めた。
■放送概要
「モンテ・クリスト伯」(全8話/2話連続放送〈英語・日本語字幕〉)
放送:毎週日曜午後7時 初回放送 1月4日(日)
この記事を書いた記者
村上潤一
テレビ・ラジオ番組の紹介、会見記事、オーディオ製品、アマチュア無線などを担当
