掲載日
2025年12月11日
「山のDNAが都市の感性と出会い、技術革新が文化的文脈と融合し、コミュニティが集い、現代のアウトドアライフスタイルの意味を共に形づくるための接点」——サロモンがアルプスの領域を超えて踏み出すとき、それは並々ならぬ野心を伴っている。
パリ10区の新拠点にあるサロモンのショールーム – Salomon
アルプスの麓アヌシーに本社を構えるフランスのアウトドアスポーツブランド、サロモンは、活気あふれるパリ10区に1,500平方メートルの新拠点をオープンした。パリ・ファッションウィークの期間中に最先端のライフスタイルライン「S/Lab」の世界観を打ち出し、パリ市内の主要地区にブティックを出店、さらにシャンゼリゼ通りに旗艦店を披露してきた同社は、アウトドアと都市の世界の結びつきをさらに強化すべく、チームの新たな本拠地を設けた。
「サロモン・パリ・ハブの開設は、サロモンの進化における極めて重要な節目です。パリはサロモンのグローバルな拡大戦略の中核となりました。サロモン・パリ・ハブは、世界で最も影響力のある都市において、私たちのマウンテンスポーツのDNAを現代文化とイノベーションへとつなぎ、真にオーセンティックなブランド体験を創出するという私たちのコミットメントの体現です」と、サロモンの社長兼CEOであるギヨーム・メイゼンクはプレスリリースで述べている。
ブランドのオフィス – Salomon
同施設には、ブランドの従業員向けのオフィスに加え、パリの魅力に惹かれて訪れる海外の顧客を営業チームがより良くもてなすためのショールームも併設している。才能ある人材を結集するハブとしての役割も担う。
ライフスタイルプレーヤーとしての地位確立を目指し、アメアスポーツ傘下の同ブランドは、ここ数シーズン、パリのクリエイターやクールキッズとの結びつきを強めてきた。たとえば今春、DDBが手がけた、XT-6モデルをフィーチャーしたキャンペーンでは、「山で発明され、パリで再発明された」というメッセージを掲げ、ラッパーのMikanoを起用した。
1月のパリ・メンズ・ファッション・ウィークに向けてエージェンシーOffice-Inが構想したこの新たな集いの場は、そのコミュニティのための拠点として機能していく。
サロモンは世界中に約500店舗を展開しており、親会社のアメアスポーツによれば、欧州での売上は二桁成長を記録している。
