枕もとに置いてある“お休み前コスメ”、皆さんはどんなものを選んでいますか? 私の場合は、その日の調子に合わせて使い分けられるよう、いくつかのオイルを常備しています。マカダミアナッツオイルにゼラニウムを混ぜて自律神経を整えるナイトマッサージ用にしたり、デリケートゾーンにはタントリュクス(TANT RUX)のWHセラムを。そこに今年の夏から新たに加わったのが、バイオイル(BIOIL) です。
バイオイルは1987年に南アフリカで誕生し、35年以上にわたり世界で愛され続けるロングセラー。妊娠線や手術痕、ニキビ跡などの“肌に残るサイン”に寄り添うケアオイルとして評価され、現在では世界23カ国以上で愛用されているそう。
私はこの夏から、卵巣嚢腫の開腹手術跡と、蒸れや衣類の摩擦で黒ずんでしまったV部分(VIO脱毛後で以前より気になりやすい…)のケアとして本格的に取り入れてみることに。まず驚いたのはその軽さ。手に取るとさらりとしていて、4〜5滴を気兼ねなく使える価格帯も魅力です。実はこの軽やかさは、独自の「ピュアセリンオイル™」によるもの。植物オイルの保湿力はそのままに、スッと肌に入り込むような浸透感を叶えてくれる処方で、仕上がりにべたつきが残りません。さらに、ビタミンA・Eやラベンダー、ローズマリー、カレンデュラといった植物由来エキスが乾燥やキメの乱れ、色素沈着にもアプローチしてくれるのだとか。こうして3カ月ほど続けてみたところ、黒ずみは“白くなった”というより、ほんのりピンクの血色が戻ったように見え、肌の調子が穏やかに整ってきた実感がありました。
実はバイオイルは、2018年のエディターズピックで、メイクアップ・アーティスト TOMOHIRO MURAMATSUさんが“撮影現場で欠かせない美肌オイル”として紹介したこともある名品。ファンデーション前に少量仕込むと、自然な艶と柔らかさが出るのだとか。
ロングセラーの実力は、傷跡ケアだけにあらず。これから乾燥が深まる季節、日々のスキンケアやメイク前の肌づくりにも積極的に取り入れたい1本です。
セイル 上質なマルラ&ローズヒップオイルを配合した美容液/三谷 徹
〈上〉アルティメイト オイル セラム ダブル レイヤリング ミスト 90ml ¥6,930 〈下〉アルティメイト オイル セラム 25ml ¥9,900/SAIL(セイル)
