乃木坂46 六期生による「新参者 二〇二五」。その集大成を見せた千秋楽。各公演ごとにメンバーがひとりステージに立つソロ歌唱企画。11月30日夜公演、ステージに立ったのは海邉朱莉。
海邉が歌唱したのは「いつかできるから今日できる」。
会場は青と赤のペンライトが光り、客席からの手拍子が彼女を後押しするエールとなってステージへと降り注ぐ。凛として透き通る声で歌詞の一つひとつを丁寧に拾い上げながら力強い意志を宿し会場を震わせていく。
「ありがとうございました」と深くお辞儀をする。拍手が鳴り響く中、ゆっくりと顔を上げた彼女が見せた安堵の笑顔はとても輝いて見えた。
ー本番を終えた今の気持ち
新参者が始まって、毎公演一人ずつソロ歌唱させていただくということで、みんなのステージを袖で見てきました。皆が素敵なパフォーマンスをしている中で、「私もできるかな」「大丈夫かな」という不安が大きかったです。本当に緊張していて、出る前はみんなに「頑張れ」と励ましてもらいました。6期生のみんなやスタッフの皆さんに助けてもらいながらできたものだと思います。
ー練習中はどんなことを思っていましたか?
この曲は、いつも私が周りからもらってばかりで。一緒に頑張ってくれている同期も、見に来てくださる皆さんも、みんなに頼ってずっと過ごしてきて。だから今度は私が何かを届けることができたらいいなと思って選びました。
「もらってばかりだから何かを届けたい」という思いをどういうふうに歌ったら皆さんによく伝わるかなということを、とてもたくさん考えながら練習していました。
ー実際ファンの方の前で歌ってみてどうでしたか?
会場がサイリウムで輝いていて、イントロが鳴った時に手拍子をしてくださったのがイヤモニを通しても聞こえてきて、それがすごく温かく感じました。歌い終わった時もたくさんの拍手
をしてくださって。本当に素敵な環境にいさせてもらえているなぁと感じました。こんな貴重な経験もさせてもらって幸せだなと、その時間をかみしめていました。あとは、私が初めてテレビで見た時、先輩方のパフォーマンスや歌詞が胸に響いたように、それがちゃんと伝わっているかなと思いながら歌っていました。届いていたらいいな。
ーファンの方へのメッセージ
新参者10公演全部完走して、本当にたくさんいろんな思い出が蘇ります。一番は決められないのですが、やはり皆さんがいてくださらないと絶対にできなかったと思います。皆さんが温かい声援や、綺麗なサイリウム、タオルなどを持って応援してくださるから、こうして今10公演を終えることができたと思います。本当に皆さんの存在が大きくて、いつもありがとうございます。
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