[Interview]SWEET LOVE SHOWER 2025muqueが語るラブシャとUMBROのこと | EYESCREAM - Moe Zine

夏の終わりを鮮やかに彩る音楽フェスティバル、SWEET LOVE SHOWER 2025が山梨県 山中湖交流プラザ きららにて開催。8月29日・30日・8月31日の3日間に渡って白熱のライブが繰り広げられた。
前回にひきつづき、イギリス発祥のフットボールブランドUMBROとのコラボレーションアイテムを着用してもらい撮り下ろしを敢行。

[Interview]SWEET LOVE SHOWER 2025go!go!vanillas、ラブシャで感じた“らしさ”とUMBROとの共鳴

第二弾は30日のサンライズテントでオーディエンスを盛り上げたmuqueに話を聞いた。

──まずは「Sweet Love Shower」でのライブお疲れさまでした。終えてみての率直な感想を教えてください。

takachi(Dr):楽しかったです。僕たちのステージはSUNRISE TENTだったので、ずっと待っていてくださっている方たちも日陰でよかったです。

Kenichi(Gt):始まる前からすごい数のお客さんが待っていてくださっていたので、まずはそこでテンションが上がりました。本番中も、レスポンスがイヤモニを通り越して届きましたし、ずっとアドレナリンが上がりっぱなしで。新曲の「Level up」も披露したんですが、また新しいライブの形ができたなと思いました。

Asakura(Vo&Gt):「お客さんが少ししかいなくても絶対に楽しませるし、自分たちも楽しむ!」という気持ちだったんです。だけどステージに出てみたら、テントがギチギチになるくらいのお客さんが入ってくれていて。正直自分達でもそこまで入ってくれるなんて思ってもいなくて。

kenichi:しかもAsakuraは普段から緊張しやすいんですが、今日は新曲やるということもあったから余計に緊張していて。

Asakura:そうなんです。私、とても緊張していまして。だから「Level up」が終わった瞬間にリラックスして、そこからは楽しめました。

Lenon(Ba):まず、30周年という特別な年に僕たちを選んでいただいたことが光栄でした。しかも入場規制がかかるくらいたくさんの方が見にきてくださって。すごい経験をさせてもらったなと思います。ライブは、「いつもと変わらない自分、自分なりの全力が出しきれたら」と思ってステージに立ったのですが、いつもの全力の2倍くらいが出せたので満足でした。

──今日の撮影ではSweet Love ShowerとUMBROのコラボTシャツを皆さんに着ていただきましたが、着こなしのポイントを教えてください。

Kenichi:白が1番自分に合わせやすいかなと思って白いものを選びました。このTシャツはちょっとサイズが大きめなんですけど、あわせてみるとフィット感もすごく良くて。あと、今日夕方から夜にかけてちょっと寒くなると聞いたので、何か羽織ったほうがいいかなと思ってジャケットを合わせました。

Lenon:僕は黒が好きなので黒を選びました。あとは汗で濡れたところをなるべく目立たないようにしたかったので。

Asakura:私は普段あまり黄色のTシャツを選ばないので、最初は黄色のTシャツと青のパンツを合わせるのはどうなんだろうとちょっと不安になりながらも、Tシャツの色味に合うようにと思って赤のネックレスをつけてました。あと、このパンツのチェックが、アンブロっぽいかなと思って(笑)。

──確かにアンブロのロゴを思わせる菱形のチェックですね。 普段あまり合わせない黄色のTシャツを着てみていかがでしたか?

Asakura:Tシャツの厚みがちょうど良かったので、ちょっとウエストインして、青をほんの少し多めにして……とバランスを考えたら、黄色ってめっちゃかわいくできるじゃんって思いました。今後、黄色にも挑戦していきたいなって思いました。

takachi:僕の着こなしのテーマは「あの頃のコーチ」です。

──「あの頃のコーチ」?

takachi:はい。僕は学生時代サッカー部だったので、まずはサッカー部時代を思わせるTシャツを選びました。ライブの、暑くて意識が飛びそうにもなりながら、汗を落としながら演奏する感じが学生時代のサッカーの試合にめっちゃ似ているので、その頃を思い出せるコーディネートで。そのときの外部コーチがサングラスをかけていたんですよ。そのときのコーチの年齢に近づいてきたなと思って、サングラスをかけました。普段から派手な色の服はよく着るんですけど、よく考えたら、サッカーのユニフォームって派手なものが多いし、すべてのルーツはサッカーのユニフォームなのかもしれないです。

──音楽とファッション、ご自身の中ではどうつながっていますか?

takachi:音楽を作る際、ファッションを想像しながら作ります。街の人のファッションって、トレンドと共に移り変わるじゃないですか。それに街の雰囲気って、そこにいる人たちのファッションで作り上げられると思うんです。だから、その街にフィットするものを作るというイメージで音楽を作っています。例えばSuchmosさんの「STAY TUNE」が流行っていたときって、いろんな人が「これを聴いて歩いていたら自分もおしゃれになった気分になる」というようなことを言っていた。その時期、スポーティーなファッションも流行っていたことも印象に残っているし、「STAY TUNE」とスポーティーなファッションもすごく似合っていた。そういうことを感じて、街の人に似合う音楽を作ろうということを考え始めました。

Kenichi:僕はハードロックとかラウドミュージックが好きで、あまりファッションと音楽って自分のなかでは紐づいていなかったんです。だからtakachiからその考えを聞いたときにすごく感銘を受けて。自分の中にはなかった考え方ですけど、“時代をパッケージングする”をmuqueのテーマに、自分の根っこにある音楽的なルーツもうまいこと絡めながら良いものを作っていけたらなと思うようになりました。

──最近「これは自分っぽい」と思った服やアイテムがあれば教えてください。

Asakura:ライブのときに、ぬいぐるみやビーズのアクセサリーを腰につけたり、おしゃれなベルトを付けたりするとちょっとおしゃれかもと思って、腰の部分に何かしら付けています。一番気に入っているのは、スタッフさんからもらったガングロキティちゃんだったんですけど、この間無くしてしまって悲しいです。

Kenichi:「カーニバル」のミュージックビデオで着ているレザージャケット。レザージャケットって自分ではあまりイメージがなかったんですが、最近お世話になっているスタイリストさんが提案してくれて。着てみたらしっくりきたので、これから積極的に取り入れていきたいなと思いました。

takachi:僕は今日もそうですけど、半袖、短パン、ロングソックスの組み合わせが自分っぽいスタイルだなと思っています。サッカーでいうところのユニフォームみたいな感じですね。靴も自分の中で「これ」と決めているもので、もはやスパイクです(笑)。

Lenon:僕は以前から麻の生地が気になっていたのですが、弟から貰った洋服の中にちょうど薄手の麻のシャツがあって。
着てみたらやはりしっくりきました。この間、台湾に行ったのですが、そのときも上はそのシャツで、下はスラックスを合わせてみたら30代のようなカッコよさが出ていいなと思いました。ただ長袖なこともあって、もうちょっと涼しくなってからたくさん着たいなと思いました。

──そんな長袖シャツが似合う秋以降の、バンドの活動はどのようなものを予定していますか?

Kenichi:11月からは「PLAYPARK 4」というイベントを全国4箇所で開催するので、そこでさらにパワーアップした自分たちを見てもらえたらなと思っています。

takachi:今新曲をたくさん作っているんですが、その中には、「muqueってこういうバンドだ」というイメージを崩すような、いい意味でみんなを裏切れるような曲もあります。「muqueって何してくるかわかんないな」と思ってもらえるようなことを、この先もたくさん考えているので、楽しみにしていてほしいです。

Write A Comment

Exit mobile version