<TIF2025>お台場発・世界最大のアイドルフェスに214組が集結。最終日大トリは=LOVE
2025年8月1日(金)、2日(土)、3日(日)の3日間、お台場・青海周辺エリアにて<TOKYO IDOL FESTIVAL 2025 supported by にしたんクリニック>(以下、TIF2025)が開催された。
◆ライブ写真
初開催から15周年を迎え、名実ともに世界最大のアイドルフェスへと成長したTIF。今年はアイドリング!!!の1日限定の復活ライブなどの特別企画が目白押しとなり、総勢214組1,561名のアイドルが出演。3日間で約8万5千人のファンがお台場でアイドルたちのパフォーマンスに熱狂した。
今年から「TOROCCO PARK」が新ステージとして加わり、トロッコを活用したアイドルたちのパフォーマンスも見どころの一つに。特に3日目は単日券が2年連続でSOLD OUTとなるなど、大変な盛り上がりとなった。以下、オフィシャルからのレポートでTIF2025の模様をお届けする。
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■グランドオープニング(1日目)
野外ステージ「SMILE GARDEN」で行われたグランドオープニングに登場したのは「TIF2025 PR大使決定戦」でグランプリに輝いた、佐久間宣行プロデュースのアイドルグループ ラフ×ラフに所属する日比野芽奈と準グランプリの熊澤風花(Task have Fun)、春瀬もも(衛星とカラテア)の3名。日比野が「記念すべきTIF15周年の中でも一番熱くする約束をするので、最後まで楽しんでいってください」と意気込みを語ると、それぞれのグループメンバーがステージ上に登場。TIFの毎朝恒例となったラジオ体操をした後、会場に集まった大勢のファンとともに開幕を宣言した。
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■アイドリング!!!(1日目)
TIF15周年を記念した特別企画が目白押しのTIF2025。この特別企画のトップバッターはTIF15周年&解散から10年の節目を記念して1日限りの復活を果たしたアイドリング!!!。朝日奈央の呼びかけで、リーダーの遠藤舞や菊地亜美をはじめ計13名の歴代メンバーがSMILE GARDENのステージに集まった。Tシャツやタオルなど、当時のグッズを身に着けたファンからの声援を受けながらスタートしたのは「百花繚乱 アイドリング!!!」。その後も「女神のパルス」「Shine On」「サマーライオン」、そして最後はデビュー曲「ガンバレ乙女(笑)」と、10年のブランクを感じさせないエネルギッシュな計5曲のパフォーマンスを披露。MCでは、菊地が「朝日が発起人だからこんなにメンバー集まったけど、私だったら絶対ありえない!」と自虐ネタを繰り広げるなど、世代を超えたメンバー同士の軽快な掛け合いで会場を大いに盛り上げた。
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■15周年特別企画(1日目)
続く、15周年記念特別企画ステージは、かつての人気企画であり、抽選によってコラボ相手が決定する「IDOL SUMMER JAMBOREE~抽選コラボ~」。DAY1では「Peel the Apple × ラフ×ラフ」、「Jams Collection × なみだ色の消しごむ」の4組が1日限りのコラボレーション。
それぞれ各グループの楽曲を1曲ずつ披露する中、「Peel the Apple × ラフ×ラフ」のステージではラフ×ラフの「考える時間をください」で、Peel the Appleの佐藤涼風が即興の大喜利を披露するなど、普段とは違うパフォーマンスでファンを沸かせた。
「IDOL SUMMER JAMBOREE~抽選コラボ~」以外にも15周年特別企画として、2010年のTIF初開催当時に出演していたグループらが当時の楽曲を披露する「15周年特別企画 タイムマシーン~TIF Classic~」が開催。1日限りで復活したアイドリング!!!をはじめ、純情のアフィリアやSUPER☆GiRLS、Negicco(Nao☆、Megu)、風男塾、LinQが懐かしの衣装や名曲を披露。最後は東京女子流の「おんなじキモチ」でアイドルカレッジも含めた全8組がステージに集合し、会場中が笑顔に包まれた。
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■超ときめき♡宣伝部(1日目)
初日メインステージのトリを務めた超ときめき♡宣伝部は3年ぶりのTIF出演。1曲目から代表曲「最上級にかわいいの!」を披露し、観客のテンションは一気に最上級に!その後、「トゥモロー最強説!!」に続いて、清竜人が提供した新曲「ハートな胸の内」を披露。MCでは、「久しぶりにTIFに出演することができて、すごく夏を感じています。トリを務めさせていただくということでとても嬉しく思うとともに少しドキドキしているので、みなさん一緒に盛り上がってくれたらと思います!」とコメント。そのほか「世界でいちばんアイドル」「すきっ!」「初恋サイクリング」に加えて、ラストはTikTok総再生数が15億回を突破するなど推し活ソングとして”大バズり”中の「超最強」を披露し、初日メインステージを最後まで盛り上げた。
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■柏木由紀(2日目)
デビュー19年目にして初のTIFソロ出演となった柏木由紀。「TIF2025、声出していきますよー!」という掛け声とともにスタートしたAKB48「言い訳Maybe」のイントロに、会場からは大きな歓声と掛け声が沸き起こった。そのほか、「呼び捨てファンタジー」「てもでもの涙」「そばかすのキス」と、AKB48 Team Bの曲も多数披露。MCでは「寝ても覚めてもゆきりんワールド、夢中にさせちゃうぞ!」とお決まりのフレーズを少し恥ずかし気に披露。4曲目にAKB48「口移しのチョコレート」、5曲目に“ゆきりんワールドの国歌”ともいわれているというソロ曲「ジェラシーパンチ」も披露した。最後には「AKB48を卒業して1年以上経ちましたが、今日TIFのステージに立って、これからも身体が動く限りアイドルを続けていきたいと思いました!」というコメントでファンを沸かせ、AKB48の人気曲「遠距離ポスター」でしめくくった。
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■後藤真希(2日目)
「後藤真希デビュー25周年レジェンドコラボステージ」と題して開催されたステージには後藤真希のほかに、岸みゆ(#ババババンビ)、石塚汐花(アイドルカレッジ)など、後藤をリスペクトするアイドルが登場。後藤にとっては約20年ぶりの披露となったモーニング娘。の「そうだ!We’re ALIVE」や、「LOVEマシーン」などの名曲でコラボレーションし、当時に勝るとも劣らないパフォーマンスをみせた。ソロパートではリスペクトアイドルたちの目の前でソロ曲「愛のバカやろう」を披露。ステージ上という特等席で後藤のパフォーマンスを見た風宮ゆめ(アンスリューム)は「めちゃくちゃ美しかったです。普通は見れない角度で生歌唱、生パフォーマンスを見れて幸せでした」と恍惚の表情を浮かべた。
今回のステージについて感想を問われると後藤は「私にとってチャレンジでした。ギリギリに出たいとお願いをしたので、それを叶えてくださった運営のみなさまも、参加してくれた(共演者の)みなさまもありがとうございました!」と感謝の言葉を綴った。
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■メインステージ争奪LIVE WINNERステージ(3日目)
今年のメインステージ争奪LIVEで前哨戦も含め、計8グループの中から優勝を手にしたのは、”青春を取り戻せ”をコンセプトに掲げる8人組アイドルグループ・AOAO。念願のメインステージに登場すると「STAR PARADE」「アオゾラブ」を立て続けに披露し、MCでは「チームAOAOが一丸となって掴んだメインステージ、全力でぶつかっていきます。そして、もっともっと大きなグループになってまた来年メインステージに帰ってきます」と真剣な眼差しでファンに思いを伝えた。その後、「エンドレスブルー」「カレイドブルー」とフレッシュで爽やかな計4曲を披露し、メインステージでもしっかりとその存在感を示した。また、ステージを終えた感想を聞くと「デビューして約1年、みなさんと一緒に戦ったことも、そしてメインステージからの景色も、AOAOにとってかけがえのない宝物になりました!ファンのみなさんだけではなく、初めて見た方も一緒に盛りあがってくれて本当に嬉しかったです!」と興奮冷めやらぬ様子で語った。
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■=LOVE・≠ME・≒JOY
グランドフィナーレへ向けて、指原莉乃氏がプロデュースする3つのグループ(=LOVE・≠ME・≒JOY)、いわゆるイコノイジョイ3組がそろってメインステージに出演。
まずは、≒JOYが登場すると、夏フェスにぴったりな「ブルーハワイレモン」でスタート。続けて、1stシングル曲「体育館ディスコ」を含む7曲を連続で披露、最後に恋愛ソングの「初恋シンデレラ」を歌い上げると、姉妹グループとしての先陣を切った。
続いて≠MEが爽やかなブルーの衣装で登場。「秘密インシデント」を皮切りに「君はこの夏、恋をする」、「クルクルかき氷」などを披露。「ラストチャンス、ラストダンス」では、イントロが始まると会場から歓声が上がり、爽やかな歌声を届けた。最後に“始まりの曲”「≠ME」が始まるとファンのボルテージも最高潮に上がり、興奮冷めやらぬ中、ステージが終了した。
そして、メモリアルなTIF15周年の大トリを務めたのは、=LOVE。アタック映像の時点から、会場からの割れんばかりの声援が轟いた。最初に披露したのは、「探せ ダイヤモンドリリー」。そのまま立て続けに「スタート!」「仲直りシュークリーム」「「部活中に目が合うなって思ってたんだ」」「Oh!Darling」をパフォーマンス。会場のボルテージもそのままに、夏の定番ソング「夏祭り恋慕う」「ナツマトペ」、最新シングルでTikTokでも流行している「とくべチュ、して」を披露。MCでは、「8年前に私たちは、このHOT STAGEでデビューさせて頂きました。今日、同じ素敵なステージで初の大トリを務めさせていただいています」と=LOVEの“ストーリー”を回顧できるエモーショナルなコメントを残すと最終楽曲はデビューシングル「=LOVE」を笑顔で歌い上げ、TIF2025の幕をとじた。
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■グランドフィナーレ(3日目)
UP-T HOT STAGEで行われたグランドフィナーレでは、まずMCを務めるよゐこの濱口優とフジテレビアナウンサー原田葵が登場。さらに直前までUP-T HOT STAGEでパフォーマンスしていた=LOVE・≠ME・≒JOYが勢ぞろいし、“イコノイジョイ”でのスペシャルパフォーマンス「トリプルデート」を披露すると、観客席からは大きな声援があがった。
また、現役アイドルへのアンケートから選曲された「15周年TIFベストソングメドレー」では、各グループのオリジナルパフォーマンスに加えて、その曲に投票したアイドルによるコラボレーションでCUTIE STREETの「かわいいだけじゃだめですか?」、AKB48の「大声ダイヤモンド」などを披露。その後、過去にTIFで活躍したハシヤスメ・アツコ、江嶋綾恵梨とのコラボレーションで、それぞれBiSHの「BiSH-星が瞬く夜に-」、26時のマスカレイドの「ハートサングラス」が披露された。3年ぶりの出演となった江嶋は「当時は(コロナ禍で)声出しができない時だったので、久しぶりにファンの人の歓声を聞いて、歌詞が飛びそうになりました」、2年ぶりの出演となったハシヤスメは「暑いなというので、(当時の)TIFを思い出して、帰ってきたな!と思いました」と、久しぶりのTIFのステージを振り返った。「15周年TIFベストソングメドレー」で栄えある1位に選ばれたのは=LOVEの「絶対アイドル辞めないで」。メンバーが登場し歌唱が始まると会場のボルテージは最高潮に。パフォーマンス後、「同じアイドルとして活動している皆さんに好きと言ってもらえるのは嬉しいですし、改めてこんなに素敵な曲を作ってくださった指原(莉乃)さんに感謝の気持ちでいっぱいです」と、喜びとグループのプロデューサーであり、過去にはTIFのチェアマンも務めていた指原に感謝の気持ちを表した。
「15周年TIFベストソングメドレー」が終了すると、グランドフィナーレに出演した約120人のアイドルがステージ上に登場。東京女子流の新井ひとみは「TIFには2010年から出演させていただいていて、最後のTIFになったんですけど、みんなと一緒に同じ気持ちになれてとても幸せでした」と、解散前最後となったTIFのステージを振り返った。
PR大使を務めた日比野は「とても楽しい3日間であと3日やりたいくらい楽しかったんですけど、皆さんもとても楽しかったと思うのでまた来年もよろしくお願いします!」と、同じく大使を務めた熊澤、春野とともに大使として最後の仕事を全うした。
最後には全員の「TOKYO IDOL FESTIVAL」コールで15周年のTIFを締めくくった。
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■TIF2025 presents アイドルだらけのものまね王座決定戦
3日目に開催された<TIF2025ものまねFES>では、7月26日(土)に地上波で放送された『TIF2025 presents アイドルだらけのものまね王座決定戦』でアイドル界のものまね女王に輝いた石塚汐花(アイドルカレッジ)が南野陽子の「はいからさんが通る」を披露。するとサプライズゲストで、歌手デビュー40周年を迎えた南野陽子ご本人が登場。驚きと喜びで大号泣する石塚に優しく微笑みかけながら、TIFのステージで歌声を披露した。