日々のルーティンである髪の乾燥。この何気ない時間に、多くの女性が予想以上に手間と時間をかけている実態が、合同会社LICが運営する美容情報メディアの調査によって明らかになった。
最も多かった回答は「10〜14分」
調査で見るドライヤー時間の分布
美容師監修のメディア『ぼくのヘアケアLabo』が、全国の女性100名を対象に「ドライヤーにかけている時間」を調査したところ、最も多かった回答は「10〜14分」で33%を占めた。次いで「6〜9分」が31%という結果に。
注目すべきは、10分以上かけている人の割合。今回の調査では「15〜19分」が18%、「20分以上」という回答も7%あり、これらを合計すると、髪を乾かすのに10分以上を費やす女性が全体の58%、つまり約6割にのぼることが判明した。
一方で、「5分以内」の短時間派は10%、「乾かさない」という人も1%と少数派で、多くの人がドライヤーでのケアを重視している様子がうかがえる。
© 合同会社LIC
生活スタイルを映すドライヤーへの価値観
この調査結果は、ドライヤーが単に髪を乾かすための生活家電ではなく、日々のヘアケアにおける重要なプロセスと位置付けられていることを示唆している。
20分以上かける“ヘアケア重視派”から、効率を求める“短時間派”まで、ドライヤーに対する価値観やライフスタイルの多様性が浮き彫りになった格好だ。
同メディアは、こうしたユーザーのリアルな姿が、市場で販売されるドライヤーに「速乾性」や「髪への優しさ」「軽量性」といった機能が求められる背景につながっていると分析している。
今回の調査からは、多くの女性が日々のヘアケアの一環として、ドライヤーと向き合う時間をしっかりと確保している実態が見えてきた。
この結果は、家電メーカーや美容サロンが消費者のニーズを理解する上での貴重なデータとなりそうだ。自分のドライヤー時間と比較してみるのも、日々のケアを見直す良いきっかけになるかもしれない。
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