Vaundy、山下達郎、Suchmos、羊文学…フジロック「邦楽アクト」の見どころ (2025年7月23日) - エキサイトニュース - Moe Zine

いよいよ今週末。フジロックフェスティバル25が、7月25日(金)・26日(土)・27日(日)の3日間にわたり、新潟・苗場スキー場で開催される。「近年最高」とも評される豪華ラインナップの中から、注目の邦楽アクトにフォーカスして見どころを紹介する。

※この記事は2025年6月25日発売の『Rolling Stone JAPAN vol.31』に掲載されたものです。

国民的スターが集うGREEN STAGE

初日・金曜には2年ぶり2度目のフジとなるVaundyが登場する。来年には男性ソロアーティストとして史上最年少の4大ドームツアーを敢行することが発表されており、まさに今を代表する存在だ。ロック、ネオソウル、J-POP、ヒップホップ、ダンス、アニソン等、多様なジャンルが違和感なく並ぶ楽曲たちを高い歌唱力とエモーションを持って届けるパフォーマンスは、広大なGREEN STAGEとどんな化学反応を起こすのだろうか。

お馴染みの池畑潤二が率いるフジロック発のオリジナルバンド「ROUTE 17 Rock’n’Roll ORCHESTRA」も初日に出演。今回のゲストは山下久美子、甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)、釘屋玄(暴動クラブ)、US、リアム・オ・メンリィ(ホットハウス・フラワーズ)。ここでしか見られないロックンロールショーが繰り広げられる。

レジェンド中のレジェンド、山下達郎が登場するのは2日目・土曜。フェスへの出演はRISING SUN ROCK FESTIVAL 2018以来7年ぶり、フジへの出演は初めてだ。単独ライブのチケットを取るのが困難な、生きる伝説のあの至高の歌声とギターカッティングが苗場の空に響くのは貴重。山下達郎からヘッドライナーのヴルフペックという流れは今年の目玉のひとつだ。

同じく2日目には、STUTSがバンドセットで登場する。TAIHEI(Suchmos)を含む深い絆で結ばれたミュージシャン仲間と共に、革新的なビートミュージックだが誰も置いて行かないピースなムードが宿ったパフォーマンスで観客を虜にすることだろう。

3日目・日曜には、グローバルなバンドとしてさらに存在感を高めているRADWIMPSが出演。今年11月にメジャーデビュー20周年を迎えるメモリアルなタイミングだ。RADWIMPSとフジといえば、フロントマンの野田洋次郎のソロプロジェクト・illionが国内初ライブを行ったのが2016年のWHITE STAGEだったり、2021年には野田がPYRAMID GARDENで弾き語りライブをやるなど関係性が深いだけに、どんなケミストリーを見せてくれるのか注目だ。

この日はさらに、Creepy Nutsも登場。2014年のROOKIE A GO-GO以来、11年ぶりのカムバックである。「Bling-Bang-Bang-Born」が国内外で歴史的なヒットを飾り、初の東京ドーム公演はチケット完売。今年5月に開催された国内最大規模の国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」で最多7部門を受賞する快挙を達成したことも記憶に新しい。広いステージに立つのは、世界一のDJであるDJ松永と、日本一のMCであるR-指定のみ。恐ろしくスキルフルでキャッチーなヒップヒップがGREEN STAGEを掌握するはずだ。そして3日目は、国民的シンガー・森山直太朗のフジ初出演もトピックのひとつ。

珠玉の伸びやかな歌声は、どこまでも空が広がるフジのシチュエーションにぴったりのはず。

多彩な顔ぶれが揃った各ステージ

昨年再始動を発表し、6月に横浜アリーナで復活ライブを行ったばかりのSuchmosが、初日にWHITE STAGEのトリを飾るのも熱い。2018年のGREEN STAGE出演時は、のちに3rdアルバム『THE ANYMAL』に収録される新曲も演奏し、サイケデリックな音像で度肝を抜いた。YONCEによるフジの環境をリスペクトするようなMC「ありがとう、木々たちよ」も印象的だったステージ以来のフジ出演となる。今後の展開を占う意味でも重要なステージになるだろう。この日のWHITE STAGEにはMIYAVI、おとぼけビ~バ~という海外でも強い支持を受ける2組もラインナップされている。

昨年は初のアジアツアー、今年は初のUSツアーを行った羊文学は、3日目にWHITE STAGEのサブヘッドライナーとして出演する。深い音楽愛を美しい轟音に昇華し、アリーナ会場を即完させるまでのバンドになった羊文学からバトンを渡されるのはハイムだ。オルタナロック好きにはたまらないタイムテーブルとなっている。この日のWHITE STAGEには、今年デビュー45周年を迎えた佐野元春がTHE COYOTE BANDを率いて出演。代表曲「約束の橋」などを新録したアルバム『HAYABUSA JET I』をリリースし、精力的に活動している真っ只中だけに、一層漲ったパフォーマンスが期待される。

デビューしてすぐに音楽シーンの最前線に現れたフレッシュな存在も目立つ。

初日のRED MARQUEEでフジ初出演を果たすのはTOMOO。2021年にリリースした楽曲「Ginger」がVaundy、Official髭男dism・藤原聡、マカロニえんぴつ・はっとり等に絶賛され、注目のニューカマーに。今年5月に行った初の日本武道館公演のチケットが即完し、勢いに乗るなかでのフジ出演となる。

初の楽曲「愛が一層メロウ」がバズって以来、ノスタルジックでスウィートな世界観で多くを虜にしている離婚伝説。リスナーの心を飛ばす破格の歌の力を持ち、待望の1stアルバム『あえか』を携えたjo0jiの名もある。共にフジ初出演で、2日目のRED MARQUEEに登場する。3日目のSUNDAY SESSION(深夜のRED MARQUEE)に、King Gnu/MILLENNIUM PARADEのドラマー・勢喜遊とプロデューサー/トラックメイカー/DJのYohji Igarashiによる新プロジェクトがラインナップされていることも目を引く。

FIELD OF HEAVENでは、本誌でヴルフペックのインタビュアーを担ったギタリスト・鳥居真道が所属するトリプルファイヤーが初日に登場。8年ぶりのフジ出演で、ストレンジかつグルーヴィーなアンサンブルが見られるだろう。同じ日にはKIRINJIに加えて、ドラマー・石若駿が率いるANSWER TO REMEMBERも登場。同ステージでは2日目に出演する踊ってばかりの国とmei ehara、3日目はアジア圏で人気を誇るShe Her Her Hersにも注目したい。

Vaundy、山下達郎、Suchmos、羊文学…フジロック「邦楽アクト」の見どころ

FUJI ROCK FESTIVAL ’25
2025年7月25日(金)、26日(土)、27日(日)
新潟県・湯沢町 苗場スキー場
https://fujirockfestival.com
Vaundy、山下達郎、Suchmos、羊文学…フジロック「邦楽アクト」の見どころ

Prime Video「FUJI ROCK FESTIVAL ’25」配信ページ
Day 1(7月25日): https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0F9VMS62P?ref_=dmm_pr_frf25_lu
Day 2(7月26日): https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0DNQB3H69?ref_=dmm_pr_frf25_lu
Day 3(7月27日): https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0FFZ2Y87X?ref_=dmm_pr_frf25_lu

TwitchのAmazon Music公式チャンネル「FUJI ROCK FESTIVAL ’25」配信ページ
Japan (CH 1): https://www.twitch.tv/amazonmusicjp?ref_=dmm_pr_frf25_lu
US (CH 2): https://www.twitch.tv/amazonmusic?ref_=dmm_pr_frf25_lu
UK (CH 3): https://www.twitch.tv/amazonmusicuk?ref_=dmm_pr_frf25_lu

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