ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.06.30 16:11
K-POPのボーイズアイドルで初めて自身のジェンダーアイデンティティを明らかにしたJUST B(ジャストビー)のメンバーBain(ベイン)が「もう少し早く(カミングアウトを)すべきだったと思った」と明らかにした。
Bainは28日(現地時間)に公開された英国BBC放送とのインタビューで、カミングアウトをした日、複数のファンがBainのもとを訪ねてきて自分たちも性的少数者であることを告白したとし、勇気を出してくれたことに感謝を伝えたと話した。
Bainは4月、米国ロサンゼルス(LA)ワールドツアーコンサートの舞台で初めて「ゲイとしてLGBTQ(性的少数者)の一員であることが誇らしい」と言ってカミングアウトをした。
Bainは「当時、業界の中にはカミングアウトをすればファンを失うことになると警告した人もいた」としながら「だが、社会は変化していて、もしかしたら失うものより得るもののほうが多いかもしれないと思った」と話した。
中学校1年生ごろに自分が同性愛者であることを初めて自覚したというBainはアイドル練習生になってからはその事実を隠すこと以外には他の選択肢がなかったと話した。
2021年6人組ボーイズグループJUST BのメンバーとしてデビューしたBainはその後アルバムを出しながら徐々にファンダムを広げていった。
しかしデビュー2年目を迎えたとき、自分が人々をだましていることで自身のことがまるで罪人のように感じられたと打ち明けた。
Bainは「僕はそもそもアイドルができないのではないかと思ったりもした」としながら「とても多くのことを隠している気がした」と話した。
結局、Bainは勇気を出して3年ほど前に家族にまずカミングアウトをし、その後チームメンバーと所属事務所にも知らせた。彼らはBainがジェンダーアイデンティティを公開することができるように励ましてくれたという。
Bainは「社会が変化していて(カミングアウトを通じて)失うものより得るもののほうが多いのかもしれないと考えた」とカミングアウトを決心した契機を明らかにした。
Bainは自身のカミングアウトでK-POPでたった1人でも勇気を得ることができたなら、自身の行動に価値があると考えるとも話した。
Bainは「僕は本当に長い間、自分のことを飾って生きてきた」としながら「でも僕がカミングアウトをしたおかげで、他の人も自身のことを表現しても安全だと感じることができるようになったことに気がついた」と話した。