発表会に登場したSUPER EIGHT・安田章大撮影:原田健
SUPER EIGHTの安田章大が、6月25日に都内で行われた「Amazon Music x Audible プレス発表会」に新しい学校のリーダーズ、作家の平野啓一郎と共に登場。自身も携わったオーディオコンテンツの未来についての思いを語る場面があった。
驚きのレビューにも感謝「何よりハッピーなこと」
Audibleで朗読を務めたことのある安田は「たくさんレビューを書いていただいた中で、1つ気になったものがありまして、取り上げさせていただきたいと思うのですが、『安田さんがアイドルの仕事をされていたのは、テレビを見たり音楽を聴いたりして知っていたのですが、Audibleを聞かせていただき、アイドルよりAudibleが合っているんじゃないか』と言われまして…(苦笑)。一見すると『何を言っているんだ!』みたいな捉え方をしますけど、そんなふうにおっしゃっていただけるというのが、僕の人生の経験値の中に含められたことが何よりハッピーなことで」と述懐。
さらに、収録を振り返り「録ってる最中に、『疲れませんか?』『大丈夫ですか?』ってお気遣いの言葉をスタッフさんがかけてくださるんですけど、楽しくて! 『聞き手がどんなことを想像しながら聴くのかな』とか、“耳元で囁くことができる”というのは、人生でなかなかできることでもないので、『そういうことができるのは幸せだな』と思いながらお仕事させていただきました」と明かした。
また、朗読のこだわりについて「全体を把握して、全キャラクターがどういう人生を過ごしてきたか、そしてこれからどう過ごしていくのか、その人の人生をそれぞれ1本ラインを作っていって、その世界をちゃんと自分の体の落とし込むという作業が、とても好奇心の湧く楽しさでした」とにっこり。
【写真】サルエルパンツがユニークなセットアップで登場したSUPER EIGHT・安田章大撮影:原田健
オーディオブックの“推しポイント”をアピール
そんな中、オーディオブックの魅力について「活字から入ってくる情報と、耳から入ってくる情報っていうのが、人間の感受性によって違うと思うんです。耳から入ってくることによって、情景が浮かび、匂いがしてきたり、音が聞こえてきたりという、活字ではない情報が入ってくる。耳というのは敏感で、いろんな感受性が引っ張り出されるポイントが大きいと個人的に思っているので、目からの情報ではないというところが“推しポイント”ではないでしょうか」と持論を展開。
加えて、「機械を通して音を聴くということになるんですけど、やはり人が持っている波長だったり、声の温もりというものは、機械を通しても消えないものだと思うんです。“人と人がつながっていること”にどれだけ心の安定を得られるのかということに着目すると、人は肉声を聞くことによって安心するので、その肉声を届けられるというのが、このコンテンツの大事な点かなと思っています」とコメントした。
そして、オーディオコンテンツの未来について「人と人は心でつながるものですから、肉声がその架け橋になってくるんじゃないかなと。人はすぐにうそをついてしまいますが、声は本音を伝えてしまうものでもある。だから、このコンテンツの中でどんどん本音が伝わっていき、相手の心を揺さぶるようなオーディオコンテンツになっていったらいいなと思います」と語った。
◆取材・文=原田健
発表会に登壇したゲストたち撮影:原田健
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