ジュン アシダのクリエイションを担う芦田多恵が素材と並んで大切だと語るのがアトリエスタッフの存在。
「アトリエはオフィスの中でも自然光がふんだんに入る心地よい場所に構えています。うちの技術者たちは長く勤めてくれる人が多くて、彼ら自身が自分の目標を持ち、日々、技術の向上に努めています」
それはブランドの財産であり、大きな武器である、と言う。快適で高品質なものを実現するためには、素材、デザインに加えて、それを実際に服に落とし込むアトリエの知識と技術が欠かせないのだ。
「現場と意見を交わしながら、クリエイションを進めていきます。私の知識や技術の範疇に留まることなく、ベテラン、若手、さまざまな世代の技術者とともにものづくりを進めることで、結果的に良い結果に仕上がります」
ぜひ、若い世代にもジュン アシダの世界に触れてほしい、と芦田多恵。
「時計や車と同じで、服も身につける人の成熟度に見合ったものが似合いますが、ジュン アシダは成熟した女性に似合う服だという自負があります。それは、けっして年齢を重ねるということではなく、人それぞれ、経験によって度合いの異なるものだと思います。ジュン アシダの心がこもった丁寧なものづくりの結果に生まれた服を着てもらうことで、肌が、身体が、その着心地を覚えて成熟していく。そんなものづくりにこだわっています」
一流の職人たちによるものづくりと服への愛が詰まったジュン アシダのアイテムを大切にしながら長く愛用する。そんな一緒に歳を重ねてくれる特別なピースを手に入れることも、いまの時代に即したスタイルなのだ。