マーガレット・クアリー、『サブスタンス』の特殊メイクで肌がボロボロに | Vogue Japan - Moe Zine

マーガレット・クアリー『サブスタンス』THE SUBSTANCE Margaret Qualley 2024.

『サブスタンス』は5月16日より日本公開。

©2024 UNIVERSAL STUDIOS

マーガレット・クアリーは、『サブスタンス』の撮影でした特殊メイクの影響で、肌がボロボロになってしまったそうだ。ポッドキャスト「Happy Sad Confused」で、「最後、クレジットシーンの直前に私のスカートが映し出されますが、私の顔が本当にひどかったからなんです。私の顔を撮影することは、もうできなかった」「身体的に回復するまで1年近くかかりました」と振り返った。

彼女の肌荒れは、撮影終了後も治ることなく、次の作品であるヨルゴス・ランティモス監督の『憐れみの3章』(2024)の撮影にも影響した。「ニキビだらけのキャラクターを覚えてる? あのニキビは、特殊メイクでできた本物のニキビです」と話す。ヴィヴィアンとマーサ、レベッカ、ルースという4人のキャラクターを演じた『憐れみの3章』では、肌荒れがプラスに働いたそうだ。「『これはある意味、完璧かも。まったく異なるキャラクターを演じるから、その中の1人に特殊メイクでできたひどいニキビを利用しよう』ということになったんです」

フランス出身のコラリー・ファルジャが監督と脚本を⼿がけた『サブスタンス』は、50歳を超え、容姿の衰えとそれによる仕事の減少から、ある新しい再⽣医療に⼿を出す元トップスター、エリザベスの物語を描く。第77回カンヌ国際映画祭で脚本賞を獲得したほか、ゴールデン・グローブ賞ではデミ・ムーアが主演女優賞に輝いた。主人公の分身を演じたマーガレットも、ゴールデン・グローブ賞助演女優賞にノミネートされるなど、高評価を得ている。

Text: Tae Terai

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