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【八木重吉】心に刺さる10詩。 #朗読 #詩



【八木重吉】心に刺さる10詩。 #朗読 #詩

「八木重吉の詩集、秋の瞳より「あめの日/追憶/草の実/暗光/止まったウォッチ/鳩が飛ぶ/草に座る/夜の空のくらげ/虹/黎明」を朗読しました。
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「あめの 日」
しろい きのこ
きいろい きのこ
あめの日
しづかな日

「追憶」
山のうへには
はたけが あつたつけ

はたけのすみに うづくまつてみた
あの 空の 近かつたこと
おそろしかつたこと

「草の 実」
実!
ひとつぶの あさがほの 実
さぶしいだらうな、実よ

あ おまへは わたしぢやなかつたのかえ

「暗光」
ちさい 童女が
ぬかるみばたで くびをまわす
灰色の
午后の 暗光

「止まつた ウオツチ」
止まつた 懐中時計、
ほそい 三つの 針、
白い 夜だのに
丸いかほの おまへの うつろ、
うごけ うごけ
うごかぬ おまへがこわい

「鳩が飛ぶ」
あき空を はとが とぶ、
それでよい
それで いいのだ

「草に すわる」
わたしの まちがひだつた
わたしのまちがひだつた
こうして 草にすわれば それがわかる

「夜の 空の くらげ」
くらげ くらげ
くものかかつた 思ひきつた よるの月

「虹」
この虹をみる わたしと ちさい妻、
やすやすと この虹を讃めうる
わたしら二人 けふのさひわひのおほいさ

「黎明」
れいめいは さんざめいて ながれてゆく
やなぎのえだが さらりさらりと なびくとき
あれほどおもたい わたしの こころでさへ
なんとはなしに さらさらとながされてゆく

底本:「八木重吉全詩集1」ちくま文庫、筑摩書房
   1988(昭和63)年8月30日第1刷発行
   1997(平成9)年6月25日第4刷発行
底本の親本:「八木重吉全集」筑摩書房
   1982(昭和57)年9月
入力:j.utiyama
校正:富田倫生

「作品の特徴」
●短い詩が多いのが特徴であり、103篇をおさめた『貧しき信徒』には、10行を超えるものは2つしか見られない。
中には「木に眼が生つて人を見てゐる」(冬)
「神様 あなたに会ひたくなつた」(無題)のような一行詩もある。

●「人物について」
詩の中では、時として詩作さえも罪悪だと考えると告白するものの
「詩をつくることをすててしまふなら/あまりにすきだらけのうつろすぎるわたしのせかいだもの」という理由で、「歯をくひしばって泣くまいとしてうたをうたふ」のだと書いた作品を残している。
「私の詩(私の詩をよんでくださる方へささぐ)」という未発表詩のなかでは、自分の詩は「必ずひとつひとつ十字架を背負ふてゐる」と主張する。
幼少の頃から、おとなしく孤独を感じさせる面があったとされる。
『秋の瞳』の序文には
【私は、友が無くては、耐へられぬのです。しかし、私には、ありません。この貧しい詩を、これを、読んでくださる方の胸へ捧げます。そして、私を、あなたの友にしてください。】
と記した。
梯久美子は、重吉が終生抱えた「寂しさ」を「宿痾(しゅくあ)であり、同時に詩人としての天賦の才でもあった」と評し、妻のとみを「その孤独に寄り添ったただひとりの人」だと記している

●早世の詩人
1898(明治31)2月9日、東京府南多摩郡堺村(現在の町田市)に生まれ、東京高等師範学校に進む。在学中、受洗。卒業後、兵庫県御影師範の英語教師となる。
24歳で、17歳の島田とみと結婚。
この頃から、詩作に集中し、自らの信仰を確かめる。
1925(大正14)年、第一詩集『秋の瞳』刊行。
以降、詩誌に作品を寄せるようになるが、1926年、結核を得て病臥。
病の床で第二詩集『貧しき信徒』を編むも、翌1927(昭和2)年10月26日、刊行を見ぬまま他界。
『貧しき信徒』は翌年、出版された。生年1898-02-09 没年1927-10-26

●作品について
八木重吉の処女詩集。
1922(大正11)年7月の結婚を機に、詩作に専心しはじめた著者は、稿を編んで手作りの詩集にまとめていく。
手書きした画用紙は、夫人の手によって「色とりどりのリボンで綴じ」られた(田中清光「解説 魂の声の表出へ――『秋の瞳』の前後」、ちくま文庫『八木重吉全詩集1』所収)。
以来、1924(大正13)年秋までにまとめた千篇から、117篇を選び、推敲を重ねて本書が編まれた。平明な言葉で、〈若さ〉という難敵との格闘の跡が綴られている。
#八木重吉 #小出朋加

1 Comment

  1. いつもありがとうございます。
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