2026.10.16 ![]()
BY FRONTROW Journal

写真:ゲッティイメージズ
ここ数年、メイクの主役級の存在になっているチーク。この秋は、色選びだけでなく「どこに、どう入れるか」にも変化が見られる。セレブを手がけるメイクアップアーティストたちは、どんな使い方を提案しているのか。米Who What Wearが紹介した、チークの新しい入れ方と、それを生かすベースメイクのヒントを3つ取り上げる。(フロントロウ編集部)
ロココ・ブラッシュ
ひとつ目は、18世紀のロココ芸術からヒントを得た「ロココ・ブラッシュ」。セレブのメイクを手がけ、イヴ・サンローラン・ボーテのナショナル・アーティストも務めるJ・ブランドン・コレアが、同誌で「ドレープド・ブラッシュ」として実演したテクニックだ。
頬骨の高い位置にチークを入れるメイクに対し、この入れ方は“下へ流す”のが特徴。笑ったときにふっくら盛り上がる頬の部分から始めて、あごのラインに向かって、軽いタッチでふんわりとぼかしていく。
同誌は、頬の紅潮や汗ばんだときのほてりなど、顔に現れる自然な赤みを肯定するトレンドとして紹介している。高い位置に血色を集めるメイクとは、ひと味違う表情を楽しめそう。
おでこや首、生え際に“ひと刷け”
ふたつ目は、チークを頬以外にも使う入れ方。セレブのメイクを手がけるヴィンセント・オクエンドは、メイクアイテムを従来の枠にとらわれずに使う例を多く目にしているという。
同誌が挙げているのは、アイシャドウをこめかみや鼻筋に、チークをおでこや首にのせる使い方。オクエンドは、こうした工夫がメイクを本当の意味での「デコレーション」に変えると話している。
とはいえ、モード誌のような大胆な仕上がりを目指す必要はない。同誌は、生え際にチークを少しのせる方法も提案。いつものメイクに飽きてきた人が試しやすい、小さな冒険といえそうだ。
コントゥアを休んで、チークを効かせる
3つ目は、チークの入れ方と合わせて見直したい、ベースメイクの仕上げ方。オクエンドは、この秋はコンシーラー、チーク、ハイライトを軽く使うような、ミニマムなベースメイクが増えると予想している。
同誌が注目したのは、そのリストにシェーディング(コントゥア)が含まれていないこと。ただし、コントゥアを使わなくなるという意味ではなく、より控えめに仕上げるのがポイントだという。
同じくセレブのメイクを手がけるアッシュ・K・ホルムも、コントゥアは、より柔らかく、入れる位置を意識したものになりつつあると説明。顔の各パーツにくっきりと陰影をつけるのではなく、やや高い位置に入れ、リフトアップしたように見せるのがホルム流だ。
チークだけを変えるのではなく、周囲の陰影も軽く整える。そんなベースメイクの見直しも、いつもの血色メイクを更新するヒントになりそう。
チークをのせる位置や、ベースメイクの濃淡を少し変えるだけでも、いつものメイクに新鮮さを加えられそう。まずは手持ちのアイテムで、取り入れやすい方法から試してみては。