肌老化を読み解く、9つの要因
まず、肌の老化メカニズムについて教えてくれたのは、ランコムのインターナショナル サイエンティフィック ディレクターであるアニー・ブラック博士だ。「肌の老化は、一つの原因によって起きるわけではありません。DNA機能の低下、エネルギー不足、老化細胞の増加、慢性的な炎症など、複数の要因が複雑に絡み合って進行していきます」
ランコムでは長年の研究をもとに、肌老化に関わる9つの要因を独自に特定し、体系化しているという。これまでエイジングケアというと、シワやたるみ、乾燥など、すでに表面に現れたサインに目を向けるものが多かったが、その進化に伴い、視点はもっと深いところへ移りつつあると感じた。

興味深い発表に、来場者は皆聞き入っていた。
現れたエイジングサインの背景で何が起きているのかまで読み解き、先回りしてケアする。それこそが、ランコムが考える“肌のロンジェビティ”であると学んだ。
鍵を握るのは、サプリメント発想成分「ミトピュア」
老化研究の中で、特に重要視されたのは細胞のエネルギー生成工場であるミトコンドリアだ。ATPと呼ばれるエネルギーをつくり出す生命活動に欠かせない存在だが、加齢やストレスによって機能が低下すると、エネルギーを生み出す効率も落ちてしまうのだという。
本来、機能が低下したミトコンドリアは「マイトファジー」と呼ばれる自浄システムによって分解され、新しくつくり変えられていく。しかし、その働きも年齢とともに鈍くなっていくことがわかっているそうだ。
そこで今回、新たなアプローチとして採用されたのが「ミトピュア」。ロンジェビティ分野のサプリメント成分として世界的トレンドとなっている「ウロリチンA」に着目し、スイスのバイオテック企業Timeline社との協業によってスキンケアへと応用した成分だ。肌が本来のパワーを取り戻し、エネルギーに満ち溢れた状態へと再起動するための強力な後押しをしてくれる。