Fashion Snap 服と人。:#29 北澤 勇輝

Fashion Snap 服と人。:#29 北澤 勇輝

みんながいつも身につけている「服」。服は日常生活の当たり前の存在であると同時に、自分を表現する存在のひとつでもあります。新潟の街で生活する人たちのファッションにフォーカスするシリーズ『服と人。』。今回は「特別編」として、本企画の企画・プロデュースを担当する北澤凌が制作したZINE(自由なテーマや形式で作る自主制作の小冊子)の中から、インタビューの一部を抜粋したスピンオフ企画をお届けします。特別編の第一回に登場してくれるのは、プロデューサーの弟である、北澤勇輝さんです。

 

企画/プロデュース・北澤凌|Ryo Kitazawa
ロケーション・新潟市

 

Brand(1~2枚目)
sunglasses – used
jacket – TRIPSTER
tank top – MILLER
pants – HED MAYNER
shoes – used
ring① – OLD TIFFANY
ring② – Flash Point

Brand(3~4枚目)
sunglasses – used
T-shirt – used
pants – ESSAY

Brand(5~6枚目)
T-shirt – used
pants – ESSAY





Please tell us about your fashion:

 

Yuki Kitazawa

 

Q. 洋服を好きになったきっかけを教えてください。 – Y.K.中3から高1ぐらいの時で、兄ちゃんからの影響ですね。当時いろいろあっていちばん辛い時期で、兄ちゃんといる時間は唯一嫌なことを忘れられるかけがえのない時間だったんです。服や映画、音楽の話をしてくれたときは、まるで旅をしているみたいですごくいい時間でした。兄ちゃんがお洒落をしている姿を見て「ファッションって面白い世界だな」って引き込まれていきました。周りに服の話ができる友達がいなかったからこそ、兄ちゃんの服を見たり、ひとりで探したりする時間がより特別に感じられたんだと思います。/Q. 影響を受けた人やカルチャーはありますか? – Y.K.ストリートやパンクカルチャーからの影響が大きいです。まだ「パンク」っていう言葉を知らなかったときに、直感で「かっけーな」と思って画像を保存していたのがシド・ヴィシャスでした。そこから「セックス・ピストルズ」の背景含めて一気にのめり込んでいって。あとは90年代のストリートのノリやファッションにもハマりましたね。/Q. 洋服を着るうえで大切にしているスタンスは? – Y.K.「高い服だから綺麗に着る、安いから適当に扱う」って考え方はしていないことですね。そういう基準を自分のライフスタイルやファッションに持ち込むのはストレスで。「周りの目」を気にする人もいると思うけど、俺はどう思われてもいいやって。世の中に対する反骨精神を、そのまま着こなしのスタンスにしています。服の値段や綺麗さに躊躇わず、あえて着古してボロボロになったアイテムをそのまま身にまとう。それが自分のスタイルです。/Q. どうしたらお洒落になれますか? – Y.K.俺の尊敬している人が「お洒落さんというのは流行を作る人かもしれないが、流行を追う人じゃないんだぜ」って書いていて。流行を感じることは大切だけど、乗っかりすぎると自分らしさが失われていくから。「自分の好きなものを着る」ってことを忘れないでほしいです。/Q. 洋服を好きになって良かったことは? – Y.K. いろんな服を着ることで自分に自信が持てたこと。昔は孤独だったけど、服屋に通うようになって、年齢問わずたくさんの人と出会えました。お店に通って、プロからアイテムの背景を聞いたり、先輩たちから当時のカルチャーの話を聞けたりしたことは、本当に良かったことですね。

 

 

NAME CARD

洋服って、僕にとっては「名刺」みたいなものだ——言葉を交わさなくても、「僕はこういうものが好きなこんな人間です」と一瞬で伝えてくれる。これまで、僕はそんなふうに洋服を名刺代わりにして、たくさんの人と出会ってきた。北澤凌が、「洋服」という共通言語を通じて出会った8人の親しい友人たちにマイクを向けた、名刺代わりのZINE。