
ZOZO、LGBTQ+当事者500人調査 自分らしさとファッションの現状と課題
ファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは、2026年6月のプライド月間を前に、全国の18歳から49歳のLGBTQ+当事者500人を対象とした「自分らしさとファッションに関する意識調査」を実施し、5月28日に結果を発表した。調査は2026年4月24日から28日にかけてインターネットで行われた。
調査結果によると、回答者の約7割(67.0%)が「ファッションで自分らしさを表現することは重要」と考えていることが分かった。「自分らしさを表現できていると感じる手段」として最も多く挙げられたのは「ファッション」(42.8%)であり、趣味や価値観を上回った。一方で、約半数(45.4%)は「ファッションで自分らしさを表現できていない」と感じており、理想と現実の間にギャップがあることが示された。

▲ファッションで自分らしさを表現することを重要だと考える人は約7割

▲自分らしさを表現できていると感じる方法は「ファッション」が最多

▲約2人に1人がファッションで自分らしさを表現できていない
自分らしいファッションを妨げる要因として、「周囲の視線が気になり、諦めた経験がある」と答えた人は全体の51.8%にのぼった。特に20代以下の若年層では61.6%、30代でも53.3%が同様の経験を持つと回答している。また、43.2%が「場面や相手によってファッションを使い分けている」と答えており、若年層ほど「自分らしい装いが制限されている」と感じる傾向が強いという。

▲周囲の視線が気になり、自分らしいファッションを諦めたことがある人は半数以上、特に若年層で顕著

▲約4割が、場面や相手によってファッションを使い分けている

▲ファッションの使い分けに対して「自分らしい装いが制限されている」と感じる傾向
ファッションに関する悩みとしては、「価格や経済的な制約」「自分に似合うものが分からない」「サイズや体型に合う商品が少ない」といった声が多く、経済的・心理的な障壁や商品環境の課題が複合的に存在していることがうかがえる。

▲自分らしさを表現するうえでの障壁としては「価格や経済的な制約」「自分に似合うものが分からない」「サイズや体型に合うものが少ない」
一方、ファッションアイテムのオンライン購入については、83.4%が「利用しやすい」と回答した。理由として「自分のペースで選べる」「人目を気にせず購入できる」などが挙げられ、「周囲の視線が気になりファッションを諦めた経験がある」人ほどオンライン購入を利用する傾向が見られた。

▲オンラインでのファッションアイテムの購入を利用しやすいと感じる理由は、「自分のペースで商品を選べる」「時間や場所を問わず利用できる」「人目を気にせず選べる」
調査にあわせて、ZOZOは特定非営利活動法人東京レインボープライドの「YouthProject」メンバー5人との座談会も開催した。参加者からは「性自認に合う服が体型に合わない」「買い物中の周囲の視線が気になる」といった声や、「好きな服を着ることで前向きになれる」「多様なモデルを起用するブランドに希望を感じる」といった意見が寄せられた。座談会では、ファッションが自己肯定や多様性を受け入れる環境づくりに役立つ側面が示された。

▲サイズに関する悩みの声が多く寄せられた一方、安心して買い物ができる環境づくりへの期待も

▲「YouthProject」のメンバーであるLGBTQ+当事者5名との座談会を開催

▲「YouthProject」のメンバーであるLGBTQ+当事者5名との座談会を開催

▲YouthProject 共同代表 中島幸乃氏
ZOZOは、多様な体型や性別にとらわれない商品展開や、安心して買い物ができる環境づくりを進める方針としている。
※本記事の制作にあたってAIを活用しています。