ロレアルへの美容事業売却の発表を受け、ケリング株が急騰 - FashionNetwork 日本 - Moe Zine

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AFP

掲載日

2025年10月20日

グッチなどを傘下に持つフランスのラグジュアリーグループ、ケリングの株価は、ビューティー部門を46億ドルでロレアルに売却すると発表したことを受け、月曜日に急伸した。

ケリングの売却は、ロレアルの高級ビューティー製品ポートフォリオを強化する見込みケリングの売却は、ロレアルの高級ビューティー製品ポートフォリオを強化する見込み – Reuters

ケリングは日曜日にこの取引を発表した。この取引には、ケリングのグッチ、ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガ各ブランドの製品を開発・流通させるための50年間のライセンスをロレアルに付与することも含まれる。その発表を受け、パリ市場の寄り付きでケリング株は5%超上昇した。

ロレアル株は0.6%の小幅高となり、パリのCAC 40指数の0.5%高と同程度だった。

ケリングはここ数年、財務面で苦戦が続いており、7月には売上高が16%減少し、その影響で上半期の利益がほぼ半減したと発表している。

主力香水ブランド「クリード」を含むビューティー部門の売却収入は、積み上がった95億ユーロ(110億ドル)の負債圧縮に充てられる見通しだ。

ケリングは水曜日に第3四半期の業績を発表する予定だ。

今回発表されたロレアルへの売却は規制当局の承認を要し、成立すれば支払いは2026年前半に行われる見通しだ。

ロレアルが50年間の独占ライセンスを引き継ぐのは、ケリングの米コティ社との現行ライセンスが2028年に失効した後となる。

就任からわずか1カ月のケリング新CEO、ルカ・デ・メオは、この取引をフランスの同社にとって「決定的な一歩」と評した。

同氏は、グッチの不振が重荷となるケリングの業績立て直しを図っている。グッチはグループの売上高の44%、営業利益の3分の2を占める。

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