第33話
「どすこ~い!アイドルデビュー!?」
事務所に届いたファンレターの中から、以前会ったことのあるお相撲さんのくりきゅうたから差し出されたものを見つけるうた。手紙には、強い横綱になるために頑張っていること、アイドルプリキュアから元気をもらっていることが書かれてました。その後、街の広場で偶然きゅうたと再会するうたたち。ひとケタのファンクラブ会員番号を持つほどアイドルプリキュアのファンになってくれていたきゅうたに「私たちもくりきゅうたさんを応援してます!」と伝えますが、きゅうたは「お相撲さんをやめる」とつぶやき、さらに「アイドルプリキュアになる!」と言い始めます。
マネージャー田中から「新メンバーは募集していない」と聞いても諦めず、特技の餅つきを披露するきゅうた。さらにちゃんこ鍋をふるまいながら、みんなに歌を聞かせますが、やがてケガをした足の痛みでうずくまってしまいました。すると近くで見守っていたきゅうたファンの男の子・力(ちから)が駆け寄ります。
きゅうたを「僕のヒーロー」と呼ぶ力でしたが、きゅうたはケガが治っても再び苦しいけいこを重ねなければいけないことや、ライバルたちに置いていかれる不安から「もう無理なんだ」と弱音をはきます。さらにそんなきゅうたの暗い気持ちを利用しようとあらわれたジョギがダークランダーに閉じ込めてしまいました。
手紙の内容を思い出しながら、きゅうたを助け出すアイドルプリキュア。目を覚ましたきゅうたは、ステージのキラキラによって元気をとりもどし、相撲を続けることを宣言します。応援してくれる人がいるから自分たちもがんばれる、と気付いたうたたちも「もっとがんばろう」と気持ちを新たにしながら、きゅうたに声援をおくるのでした。
スタッフ
脚本:山田由香 演出:横内一樹
作画監督:廣中美佳 / 美馬健二 美術:戸杉奈津子