映画「宝島」戦後の沖縄 激動の20年間を描く 主演の妻夫木聡さん 大友啓史監督に作品に込めた思い聞く (2025/09/18 20:00)
[音楽] かつて縄がアメリカだった時代。 島にとって本物の英雄になれるようなでっかい戦を捕まないとならん。 あれ以来おんちゃんを見たもんは誰もいない。 戦後の沖縄を舞台に自由を求めて駆け抜けた若者たちの友情と葛藤を壮大なスケールで描いた映画宝島が明日公開されます。 メガホンを取ったのは剣身シリーズなどを手掛けた大友士監督。 [音楽] そして激道の戦後沖縄を生きた若者スクを演じた主演のつさん。お [音楽] 2人に今回の映画の見所を聞きました。 つさん、 ま、今回激道の時代を生きた沖縄の若者を演じるにあたってどのように役と向き合われたのか教えていただけますか? そうですね。改めてやはり沖縄と向き合うっていうことがまず課題でしたね。 いろんな狩猟館に行ったりとかして歴史を 学んだり当時を生きた方に取材させて もらってそのどういう状態だったのかとか 色々話を聞くっていうのやってたんです けど沖縄に住む親友が連れてってくれた 先前美術館っていうところで沖縄線の図 っていう絵を見た時に 絵に分かった気になってないかって言われ た気がして沖縄線の全てがこう詰まった家 なんですよね。絵からいろんな感情や声が 入ってきて、もう本当涙して動けなくなっ ちゃって、そんなつもりでもなかったんだ けど、やっぱり感じるっていうことを ちょっと忘れてた自分がもしかしたらいた かもしれないんですよね。うん。その時 本当の意味で覚悟ができたような気がし ますね。はい。米軍基地から物資を奪い、 住民に分け与えるセカーギアーと呼ばれる 若者たち。 島では彼らのを通してこれまで実の影に埋れてきた戦後沖縄の 20 年間を描いています。なんか意外とその衣装メイクを着た状態で現場に行くと自然とそのタイムスリップをしたかのようにその時代に行けちゃうんですよね。だからあんまりこうやってる時はああ疲れたとかもう無理だってあんまり感じてなかったんですよ。 [音楽] [音楽] けどある日すずちゃんに言われたんですけど、ホテルに着いたつまさんのお城姿が急に年相応になってて、やっぱり疲れてらっしゃるんだな。ちゃんとダメージはあるんだなってその時思いましたって言ってて、そんなに後ろ姿がおっさんだったかなと思ってちょっと食でしたね。あれはズンとしてたみたいですね。はい。 [笑い] 何くるないで住むか。 [拍手] この激道の時代をかなりのスケールで描くっていう挑戦が、ま、大きなものだったと思うんですが、なぜ今この作品を届けようと思われたんでしょうか? うん。うん。やっぱりなんかこう僕たちが 知らなかったあの沖縄のアメリカに統治さ れていた時代にみんなが感じたことって いうのを やっぱりこう日本人みんながあの追対体験 する意味がすごくあるかなと思っていて 宝島っていうタイトルがまさにね宝の島で あるっていうことをストレートにつけてる タイトルなんですけどやっぱ1人1人は この1580年の年に自分 たちにとって自分にとって宝物って何なのっていうことをね、あの考えてもらえるようなそういうきっかけになる映画にはなってるかなと思うんです。 今年7 月大友監督と妻つ吹さんは被爆地広島の若者たちと語り合うため広島市区の相徳高校を尋ねました。 事前に映画を干渉した彼らがこの作品に抱いた思いとはどんなものだったのでしょう。 私は宝島の映画を見て最初の感想は辛いだったんですけど、ちょっと時間が経ってからは辛いからこそ当時の沖縄の現実がよりストレートに伝えられているのではないかと思います。 [音楽] 戦後も苦しみ続けている人を演じるのは難しかったと思うんですけど、良い作品にするためにどのような工夫や勉強をされましたか? これは劇戸の沖縄の時代を描いた作品だけど、これ日本の話なんですよ。僕たちの話なんですよね。 集まったおよそ40 人の生徒前に作品に込めた熱い思いを伝えます。 次世代を生きる若者たちとの交流を通して改めて考えさせられることもあったようです。 もうね、本当涙って最近いうことやってしまよ。 広島のね、原爆っていうものにずっと向き合ってきた中で自分は戦争ってものをある程度知っているつもりだったと。だけれども今回この映画を見ることによって沖縄っていうのはこういう事実があったんだ。 こういう過去があったんだっていうことを 知らない部分はたくさんあったと知れて 良かったと思うし、知らなかった自分を はじるって言ってる子も結構いたんですよ ね。僕は今回この映画に関わって沖縄の ことを知れてやはり改めて思うのはね 当たり前じゃないよねつっていうのは思い ますよね。今こうやって生きていること、 こうやって広島にいることもね、そういう のをね、なんかずっと伝えていかなきゃ いけないし、この未来を生きるね、子供 たちに何を託せるかっていうのをこの映画 でもこう見てくれたお客さんにね、そう いうことを伝えていきたいなと思ってまし た。でも本当にあのちょっと繰り返しに なりますけど、あの時代の沖縄を追体体験 してね、それぞれの登場人物に自分の感情 を載せて何か自分に大切なものを 見つけ出せてほしいなと思います。 来るないでかく来る [拍手]
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戦後沖縄の激動の時代を壮大なスケールで描いた映画「宝島」。
大友啓史監督と主演の妻夫木聡さんに作品に込めた思いを聞きました。
戦後の沖縄を舞台に、自由を求めて駆け抜けた若者たちの友情と葛藤を壮大なスケールで描いた映画宝島が19日公開されます。
メガホンをとったのはるろうに剣心シリーズ、龍馬伝などを手掛けた大友啓史監督。
そして、激動の戦後沖縄を生きた若者グスクを演じた主演の妻夫木聡さん。
お二人に今回の映画の見どころを聞きました。
【衣笠梨代アナウンサー】
「妻夫木さん、今回激動の時代を生きた若者を演じるにあたって、どのように役と向き合われたのか教えていただけますか?」
【妻夫木聡さん】
「そうですね。改めてやはり沖縄と向き合うって事が、まず課題でしたね。
いろんな資料館に行ったりして歴史を学んだり当時を生きた方に取材させてもらって。どういう状態だったのかとか色々話を聞くということをやっていたんですけど。
沖縄に住む親友が連れて行ってくれた佐喜眞美術館という所で、沖縄戦の図という絵を見た時に、絵に分かった気になってないか?って言われた気がして。
沖縄戦の全てが詰まった絵なんですよね。
絵からいろんな感情や声が入ってきて涙して動けなくなっちゃって。
そんなつもりでも無かったんだけど、感じるということをちょっと忘れてた自分がもしかしたらいたかもしれないんですよね。
その時、本当の意味で覚悟ができたような気がしますね」
米軍基地から物資を奪い、住民らに分け与える“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たち。
映画宝島では、彼らの生きざまを通してこれまで史実の陰に埋もれてきた戦後沖縄の20年間を描いています。
【妻夫木聡さん】
「なんか意外と衣装メイクを着た状態で現場に行くと自然とタイムスリップをしたかのようにその時代に行けちゃうんですよね。
だからあまりやってる時は疲れたとか、もう無理だって感じてなかったんですよ。
だけどある日、すずちゃんに言われたんですけど。
ホテルに着いた妻夫木さんの後ろ姿が急に年相応になってて。
やっぱり疲れていらっしゃるんだなちゃんと。
ダメージはあるんだなって、その時思いましたって言っていて。
そんなに後ろ姿がオッサンだったかなと思ってちょっとショックでしたね。
ズーンとしてたみたいですね」
【衣笠アナ】
「激動の時代をかなりのスケールで描くという挑戦は大きなものだったと思うんですが、なぜ今この作品を届けようと思われたんでしょうか」
【大友啓史監督】
「僕たちが知らなかった沖縄のアメリカに統治されていた時代にみんなが感じたことを、日本人みんなが追体験する意味がすごくあるかなと思っていて。
『宝島』というタイトルが、まさに沖縄が宝の島であるということをストレートに付けているタイトルなんですけど。
一人一人が戦後80年の年に自分たちにとって、自分にとって宝物って何なのということを考えてもらえるようなきっかけになる映画になっているかなと思うんです」
今年7月、大友監督と妻夫木さんは被爆地広島の若者たちと語り合うため広島市西区の崇徳高校を訪ねました。
事前に映画を鑑賞した彼らがこの作品に抱いた思いとはどんなものだったのでしょう。
【崇徳高校新聞部員】
「私は宝島の映画を見て、最初の感想は『つらい』だったんですけど。ちょっと時間が経ってからはつらいからこそ当時の沖縄の現実をよりストレートに伝えられているのではないかと思いました」
【崇徳高校新聞部員】
「戦後も苦しみ続けている人を演じるのは難しかったと思うんですけど、より良い作品にするためにどのような工夫や勉強をされましたか?」
【妻夫木聡さん】
「これは激動の沖縄の時代を描いた作品だけど日本の話なんですよ。僕たちの話なんですよね」
集まったおよそ40人の生徒を前に作品に込めた熱い思いを伝えます。
次世代を生きる若者たちとの交流を通して改めて考えさせられることもあったようです。広島の若者の声を聴いて…
【妻夫木聡さん】
「広島の原爆というものにずっと向き合ってきた中で、自分は戦争というものをある程度知っているつもりだったと。だけれども今回この映画を見ることによって沖縄っていうのはこういう事実があったんだ、こういう過去があったんだという知らない部分がたくさんあったと。知れてよかったと思うし、知らなかった自分を恥じるって言ってる子も結構いたんですよね。
僕は今回この映画に関わって沖縄のことを知れてやはり改めて思うのは、当たり前じゃないよねというのは思いますよね。
今こうやって生きていること、こうやって広島にいることもね。
そういうのをずっと伝えていかなきゃいけないし、未来を生きる子供たちに何を託せるかというのをこの映画でも見てくれたお客さんに伝えていきたいなと思っていました」
【大友啓史監督】
「繰り返しになりますけど、あの時代の沖縄を追体験して。それぞれの登場人物に自分の感情をのせて何か自分に大切なものを見つけ出してほしいなと思います」
《スタジオ》
この映画の直接の背景である沖縄戦、その後の米国の統治、今沖縄の人たちが向き合っている現実、そのあたりまでもしっかりと学んでから向き合うべき映画だと思います。
沖縄におけるアメリカ軍基地の問題などは今でも続いていますから、それを考えるきっかけにもなるのかなと思います。