7月30日に39thシングル『Same numbers』をリリースした乃木坂46。今年2月からは11人の6期生が新たに加わり、パワーアップした体制で活躍しているが、グループ外の演技の分野で存在感を発揮しているメンバーも多い。そこで本記事では、女優として注目のメンバー4人をピックアップした上で、彼女たちの現在地と可能性にスポットを当ててみたい。
【関連】菅原咲月・五百城茉央・小川彩が春ドラマで躍進!乃木坂46の5期生が女優業で見せる個の輝き
まず、乃木坂46をキャプテンとして引っ張る3期生の梅澤美波は、先日まで上演されていたミュージカル『梨泰院クラス』に出演。主人公の高校の同級生で初恋の相手でもあるオ・スアを川口ゆりなとのダブルキャストで演じ、観に行ったSNSユーザーからも、「素晴らしかった!」「演技と歌に何回も圧倒されました」「歌が上手でびっくりしました」と称賛の声があがるなど、その実力は折り紙つきだ。8月29日に公開予定の映画『九龍ジェネリックロマンス』への出演も決まっており、今後さらに注目度がアップしていくことだろう。
また、梅澤と同じく3期生の久保史緒里は、現在放送中のNHK連続テレビ小説『あんぱん』への出演が決定したことで、一躍注目を集めた。久保が演じるのは人気歌手の白鳥玉恵。彼女が培ってきた豊かな表現力と相性が良く、歌唱力を活かせる配役だと言えそうだ。これまで久保は、2023年度のNHK大河ドラマ『どうする家康』にて織田信長(岡田准一)の長女・五徳役で存在感を見せ、今年は主演映画『誰よりもつよく抱きしめて』(三山凌輝とのダブル主演)『ネムルバカ』(平祐奈とのダブル主演)も2本公開されるなど着実にステップアップしてきたが、初の朝ドラ出演は、まさにその歩みが結実した形となった。
自然体な演技で注目を集めているのは、現在放送中のドラマ『量産型ルカ -プラモ部員の青き逆襲-』(テレビ東京系)で賀喜遥香とダブル主演を務めている4期生の筒井あやめ。主人公の女子高生2人が廃部寸前のプラモデル部との出会いをきっかけに、その不思議な魅力に惹かれていき、徐々に他の生徒や学校を巻き込んでいくというストーリーの同作で、筒井は優しくまじめだが、知的好奇心が旺盛で人形遊びが好きという一面も持っている“セトルカ”こと瀬戸流歌を演じており、肩の力の抜けたナチュラルな芝居を見せている。今後ヒューマンドラマや青春群像劇など、日常の機微を描く作品で、その才能が光るかもしれない。
そして、今後の活躍に注目のメンバーとして、5期生の奥田いろはも挙げたい。奥田は2024年上演のミュージカル『ロミオ&ジュリエット』で、ヒロイン・ジュリエット役をオーディションで射止めた逸材。さらに今年も、ミュージカル『1789~バスティーユの恋人たち~』でヒロイン・オランプ役を務めており、実力派キャストが顔を揃える中で、若手ながらも堂々たる歌声と演技を披露している。ミュージカルでの活躍を軸に、今後さらなる成長が期待できそうだ。
アイドルとして活動しながら、個人で女優としても輝きを放つ乃木坂46メンバー。その活躍は、グループにも大いに還元されていることだろう。
梅澤美波・久保史緒里ら、ドラマや映画・ミュージカルで存在感を放つ乃木坂46メンバー