FUDGEお馴染みの着こなしやアイテムを”ディグる(深掘りする)”新たな特集連載【FUDGE dig.】。毎日の着こなしに欠かせないスニーカーの中から、2回目のテーマはスポーツシューズの元祖であり、シンプルな構造とデザインがレトロかわいい「ローテクスニーカー」。足元にボリュームがない分、要となるのが組み合わせのバランス。夏を謳歌したくなる、とっておきのコーディネート、長く愛用したくなるアイテムをお届け!
case-02:白スニーカーと5日間のスタイルゲーム。
シンプルだからこそ自由に楽しめる。でもその分、どう履こうかちょっと迷ってしまう…そんな白いスニーカーとの毎日は、まるでファッションの“スタイルゲーム”。コートシューズの足元で軽やかに駆け出したくなる朝もあれば、雨に包まれてちょっと気だるい午後もある。動きやすくて、それでいてどこかクラシックなムードが漂う白い一足を、今日はどんなふうに履く? 近頃テニスコートで見かける、お洒落なあの子の装いを覗いてみよう。
Day5:オールホワイト×白スニーカー
《ワクワ》のブラックソールが、ホワイトな装いのスパイスに。
今から使うテニスボールを集めながら、なんとなく考え事をしていたら、気づけばいくつか足元にぽとり、ころり! 今日はモノトーンの装いだからか、転がる蛍光色のテニスボールがなんだかいつもよりまぶしく見えた。ホワイトのオーバーオールは、ハイネック×ニットベストを仕込んで品よく。小物と足元に効かせたブラックが、甘さをすっと引き締める。潔い配色に、ブラックソールが小粋な《ワクワ》のスニーカーでスタイリングにいいリズムを刻む。
WAKOUWA「LOW-TOP BLACK SOLE NATURAL」
《ANATOMICA(アナトミカ)》の生みの親、ピエール・フルニエ氏と、日本のヴィンテージ・アメカジ界の重鎮、寺本欣児氏が「好きなスニーカー」について語り合っていたことをきっかけに誕生した《WAKOUWA(ワクワ)》。矯正靴の理論をベースに、1940年代に米軍で支給されていたデッキスニーカーを再構築し、現代のライフスタイルにもフィットする一足へと進化させました。ファーストサンプルをもとに、アナトミカが12回もの試作を重ねて完成させた専用の木型には、内側がまっすぐ、外側がカーブを描く「インサイドストレート・アウトカーブ」という美しい非対称フォルムが備わっています。ソールには、スニーカー最古の技術といわれる「ヴァルカナイズド製法」を採用。あえて手間のかかる製法で底付けされたブラックソールは、土踏まずをしっかり支え、つま先には適度なゆとりを持たせています。クラシックなルックスと、足を包み込むような抜群のフィット感。その両方を兼ね備えた、まさに“名品”と呼ぶにふさわしい一足。
スニーカー¥24200/WAKOUWA、カットソー¥8800/ANATOMICA(ともにアナトミカ 東京)、ニットベスト¥19800/LOISIR(ロワズィール)、オーバーオール¥28600/Véritécoeur(ヴェリテクール)、キャップ¥8580/BLUESCENTRIC(メイデン・カンパニー)、ネックレス¥11000/ADIEU TRISTESSE(アデュー トリステス)、バッグ¥12100/L.L.Bean(エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター)、ソックス¥2860/ROTOTO(ロトトショールーム)
SHOP LIST
アナトミカ 東京 TEL:070-3144-0378
アデュー トリステス ロワズィール TEL:03-6861-7658
ヴェリテクール TEL:092-753-7559
メイデン・カンパニー TEL:03-5410-9777
アデュー トリステス TEL:03-6861-7658
エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター TEL:0422-79-9131
ロトトショールーム TEL:03-6271-1638
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hair & make-up_Nagasawa Aoi
model_sonata
text&edit_Yanase Rei