バラエティやグラビアモデルに加え、直近では同世代の女性たちから話題を集めたドラマ『夫よ、死んでくれないか』(テレビ東京)でトリプル主演を務めるなど、40代に入り、ますます活躍の場を広げている磯山さやかさんが半年ぶりにミモレに登場! 「年齢を重ねてようやく自分の生かし方が分かってきた」という磯山さんらしさ溢れる、丸みのある健康的な体型を生かした夏コーデを全6回に分けてお届けします。
磯山さやかさん
タレント・グラビアモデル。1983年生まれ。テレビや雑誌のグラビアで活躍するほか、俳優としても多くのドラマや映画に出演し、4月期ドラマ『夫よ、死んでくれないか』(テレビ東京)ではトリプル主演を務めた。『プロ野球ニュース』(フジテレビONE)で隔週金曜MC、『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送)で金曜アシスタントなど、レギュラー番組も多数。
instagram:@sayakaisoyama
昨年秋、ミモレに初めてご登場いただき、『「丸みのある体型も個性」とマインドが変わったら、服を着るのが楽しくなった』というインタビュー記事は多くの読者の方々の共感を集めました。薄着になる夏はいつも以上に体型が気になる季節。磯山さんに、自分を生かす夏の服選びとマシュマロボディをキープするための秘訣について伺いました。
おしゃれも生き方も楽しむコツは、勇気を出して「無理しない自分」をさらけ出すこと
「体型を生かす、自分を生かす」ってなかなか難しいですよね。20代の頃は無理なダイエットをしたり、タレントとしての自分のキャラ付けに悩んだり……。たくさんの試行錯誤を重ねた結果、40代になった私が今思うのは「無理をしないのが、人として一番の魅力」ということです。無理をしないでいられる自然体の自分を怖がらずに出せるところまでいくと生きやすくなるし、人から見ても魅力的に映るんじゃないかと思っていて。
ついコンプレックスを隠そうとしたり、人の目線を気にして何かっぽく素敵に見せようとしてしまいますが、そこをちょっと勇気を出して「自分はこれなんですよ」という風になればみんなが幸せに生きられるし、ファッションも心から楽しめると思うんです、どんな体型でも年齢でも。
最近は素の自分を見せてもファンの方々は変わらず好きでいてくれたり、新たなファンの方が増えたりするので、「無理せずそのままの自分を出すのはいいことなんだな」と日々感じます。
実は今年でデビュー25周年になるのですが、人生の半分以上を芸能界で生きてこれたのも、無理しすぎなかったからなのかもしれません。ファッションも仕事も同じで、本当に無理しないことが一番自分を保てるし、自分を愛せるようなマインドになってくることを実感しています。
「つい隠しがちな二の腕。覆いすぎないほうがむしろすっきり&ヘルシーに見えるんですね」(磯山さん)
カットソー¥17600/ルミノア(ゲストリスト) スカート¥13000/プラステ キャップ¥7920/オブラダ(シンチ)イヤリング¥4050/アビステ ネックレス¥17600/インムード バッグ¥39600/メアリ オル ターナ 靴¥15400/プーマ(プーマ お客様サービス)
「丸みのある体型は個性」と言いつつも、自分の体にコンプレックスを持っていた時期が長かったので、二の腕を出す服にはまだちょっと恥ずかしさがあります(笑)。このカットソーは二の腕全体を覆うよりも程よく二の腕が出る感じが逆にヘルシーだし、フォルムが立体的で袖のラインがしっかりしているので、想像していたよりもすっきりと着られました。それからこのスカート! ティッシュみたいな軽さで驚きました(笑)。体のラインを拾いすぎず下半身をきれいに見せてくれるので、これは夏の名品ですね。
——–磯山さんのような程よく丸みのあるマシュマロボディは、実はただ痩せるよりも難しいと思うのですが、体型キープのために普段から気をつけていることはありますか?
「YumiCoreBody」というボディメイクメソッドがあるのですが、そのメソッドの考え方がすごく好きで。ただ痩せるのではなく、骨格のバランスやインナーマッスルを整えていくことで、年齢関係なく胸やヒップの位置が上がって姿勢も内臓の動きもよくなり、メリハリのあるナイスボディになれるんです。
そのためにはまずは体を柔らかくする必要があるということで、ときどきオンラインレッスンを受けつつ、普段からポールやボールを使ってこまめに体をほぐすことを意識しています。そのほぐしがめちゃくちゃ痛くて(笑)。でもほぐすと本当に足の長さや歩き方が変わってきます。
磯山さんが愛用している「YumiCoreBody」オリジナルの筋膜リリースボール。青い部分は硬く、白い部分は少し柔らかく作られているので体を効果的にほぐすことができるそう。
私はゴリゴリのハードなジムに通うよりも、こんな風にのんびりトレーニングする方が自分の体にも性格にも合っていることが分かったので、いろいろ試した結果、ほぐしとストレッチに辿り着きました。
「気になるお腹まわりも潔く出したほうがメリハリがついて、むしろ細く見える! これは嬉しい驚きです」(磯山さん)
ニット¥13750、パンツ¥28600/RIM.ARK(バロックジャパンリミテッド) バッグ¥47300/ヴァジック(ヴァジックジャパン) イヤリング¥8800/アビステ ブレスレット¥6600/エイチアッシュ(フォーティーン ショールーム) 靴¥33000/銀座かねまつ(銀座かねまつ6丁目本店)
二の腕と同じく、お腹まわりもついトップスでカバーしがちなのですが、思い切ってこれくらいぎゅっと出してしまったほうが全体にメリハリがついて、むしろすっきり見えますね。自分的にコンプレックスに感じているところも隠しすぎず、体をきれいに見せる服の選び方や着こなし方をちゃんと会得していれば、そこまで気にしなくてもいいということが最近ようやく分かってきました。
——–40代になっても引き続きグラビアのお仕事でも活躍されていますが、普段から食事で気をつけていることはありますか?
20代の頃は無理な食事制限で痩せたこともありますが、体が痩せると同時にメンタルも痩せてしまうし肌はパサつくし……。なので日々の食生活も「無理をしない」を意識しています。
私は一週間のトータルバランスで考えるようにしていて、ファストフードを食べたりお酒を飲む日もありますが、そういう日を自分で「やっちゃったな」と責めるのではなく、「こういう日もあるよね」と認めてあげて、その代わり明日の食事は軽くしようといった感じで、自分と対話して一週間で帳尻が合うようにしていたら、気持ちも体もすごくラクになることが分かりました。
11歳の愛犬と暮らしていて、私にとって命のような存在なので「長生きしてもらうためには食べ物からだ」とあるとき思い立ち、犬の栄養学を学んで食事を変えたら、毛質や毛量がパピーに間違えられるくらい若返ったんです。
愛犬リリーちゃんと。オフの日に出かけるときはいつも一緒です。
その様子を見て食事の影響はちゃんと表に出るんだなと思い、犬の栄養学と人間の栄養学はほぼ一緒なので犬の食事を参考に、私も食生活を意識するように。例えばロケのお弁当で選択肢があるときは魚を選んだり、腸活を続けたりしていたら、めちゃくちゃ体の調子がよくなりました。
最近はお芝居の仕事も増えてきて、お芝居ではメイクがほとんどできないので肌が荒れないようにさらに食事に気をつけていたのですが、おかげで肌荒れもほぼしなくなり、そうなると気持ちもやっぱり明るくなるので、食事ってやっぱり大事です。
いかがでしたでしょうか? 次回は暑すぎる夏に涼しく、すっきり着られるワンピースの着こなしを磯山さんにご紹介いただきます。お楽しみに!
<お問合せ先>
アビステ tel. 03-3401-7124
インムード https://inmood.shop/
ヴァジックジャパン tel. 03-6447-0357
ゲストリスト tel. 03-6869-6670
シンチ tel. 03-5761-6348
バロックジャパンリミテッド tel. 03-6730-9191(コールセンター)
プーマ お客様サービス tel. 0120-125-150
フォーティーン ショールーム tel. 03-5772-1304
プラステ tel. 0120-990-240
メアリ オル ターナ tel. 03-5726-9810
銀座かねまつ6丁目本店 tel. 03-3573-0077
※掲載アイテムで価格が入っていないものは本人私物です。
モデル/磯山さやか
撮影/目黒智子
スタイリング/水野利香
ヘアメイク/遊佐こころ
構成・文/堂坂由香