小中学生のメイク経験が6割を超える時代に。YouTubeと韓国コスメが自己表現を加速 | TABI LABO - Moe Zine

子ども向けウェブサービス『ニフティキッズ』が行った最新の調査によると、小中学生のうち64.2%が「メイクをすることがある」と回答した。

2024年の前回調査と比べて増加傾向が見られ、メイクが特別な行動ではなく、日常の一部として浸透してきている実態が浮かび上がった。

特に、全体の93.1%が「休みの日にメイクをしている」と答えた一方で、学校にメイクをしていく割合は中学生で36.7%にのぼり、小学生の19%と比べて顕著な差が出ている。中学生になると自己表現の手段としてメイクを取り入れるケースが増えていると見られる。

© ニフティ株式会社

動画コンテンツと周囲の影響がきっかけに

子どもたちがメイクを始めた背景には、「YouTubeなどでメイク動画を見て」が最多で、全体の5割を占めた。

「友だちの影響」や「自信を持ちたかったから」も3割以上にのぼり、SNSやインフルエンサーの存在、周囲との関係性、自己肯定感の向上といった複合的な要素が影響していることがうかがえる。

最も人気の情報源には、美容系YouTuberの「ハウスダスト」が挙がり、中学生の間では2位に4倍以上の差をつけて圧倒的な支持を受けていた。コンテンツの視聴傾向に年齢ごとの違いがある点も興味深い。

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支持されるコスメブランドと選ばれる理由は

調査では、韓国発の『rom&nd』がリップ部門で人気を集め、日本の『CANMAKE』がアイシャドウで最上位にランクイン。

小学生のランキングには『CHANEL』などの高価格帯ブランドも入り、多様なブランドへの関心が見られた。

商品選びのポイントとしては「値段が安い」「使い心地の良さ」「評判」などが上位に並び、実用性と手軽さのバランスが重視されている。

今ほしいアイテムとしても、韓国コスメの『TIRTIR』や『Fwee』、手に取りやすい『ちふれ』や『CEZANNE』が挙がっており、選択肢の広さが子どもたちの消費行動にも反映されているようだ。

© ニフティ株式会社

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子どもの自己表現として

調査結果からは、メイクが自己表現の手段として若年層に定着しつつあることが読み取れる。日焼け止めやリップのように“ケアと表現”を兼ねたアイテムが好まれる傾向もあり、単なる装飾ではなく、自分自身と向き合う手段としてコスメが選ばれているのかもしれない。

ニフティキッズでは、子どもたちが実際に使っているコスメや、おすすめアイテムを紹介する専用コーナーも展開中。

今後もこうした動向を通じて、子どもたちの感性や価値観の変化に注目が集まることになりそうだ。

■調査概要

○アンケート実施期間

 2025年4月15日(火)~5月12日(月)

○調査機関

 自社調査

○調査対象

 小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者

○有効回答数

 1,896件

○調査方法

 インターネット調査

○調査項目

 1.メイクをすることがある?

 2.【メイクをすることがある人へ】いつメイクをしている?(複数回答)

 3.【メイクをすることがある人へ】いつからメイクを始めたか教えて!

 4.【メイクをすることがある人へ】メイクを始めたきっかけは?(複数回答)

 5.【メイクをすることがある人へ】コスメを選ぶときのポイントは?(複数回答)

 6.【メイクをすることがある人へ】ひとつしかメイクアイテムを使えないとしたら何を使ってメイクする?

 7.【メイクをすることがある人へ】1番お気に入りのリップを教えて!

 8.【メイクをすることがある人へ】1番お気に入りのアイシャドウを教えて!

 9.【メイクをすることがある人へ】メイクをするときに参考にしている有名人がいたら教えて!

 10.【メイクをすることがある人へ】今1番ほしいコスメアイテムを教えて!

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