Cygamesの新作スマホカードゲーム「Shadowverse: Worlds Beyond」が、2025年6月17日に世界同時リリースされた。前作「Shadowverse」の世界観を引き継ぎながら新たなクラスやシステムを追加した完全新作で、リリース前の事前登録者数はNetease版と合わせて全世界150万人を超えた注目タイトルだ。
【写真】声優・篠原侑さん
ファンダムプラスは、同作の主人公「ドライツェーン」を演じる声優の篠原侑(ささはらゆう)さんにインタビュー。「正反対」という印象を持ったというドライツェーンを演じるうえでの想いや楽しさ、MCを務める「しゃどばすチャンネルビヨンド」について、篠原さんの「推し」などを語ってもらった。
■「ドライツェーンの中に私が入っていく」自分と正反対のキャラを演じる楽しさ
――はじめに、篠原さんから見たドライツェーンの第一印象を教えてください。
【篠原侑】冷静沈着でクールな美少女という感じの、私とは正反対な感じの女の子かなという印象を受けました。(前作「Shadowverse」の)アンサージュはオファーでいただいていたんですけど、ドライツェーンはオーディションを受けさせていただいたキャラで、けっこう緊張していました。
――篠原さんとしても「ドライツェーンを演じたい」という思いが大きかったんですね。
【篠原侑】正直、ドライツェーンと自分自身のキャラって共通点が少なくて。声も、天真爛漫な明るい声っていうよりは冷静でミステリアスな部分がある子かなと思っていたので、やらせていただきたいなと思いながらも「(自分が演じて)どうなるんだろうな」ってちょっとドキドキしていました。
――ドライツェーンのように「自分とは違うかもしれない」というキャラクターを演じるのと、「私に似ている」というキャラクターとではどんなところに違いがあるんでしょうか？
【篠原侑】それが感覚的に本当に違っていて。ドライツェーンは「私がドライツェーンを演じている」というより「ドライツェーンと一緒に声を発している、ドライツェーンを通して物語を見ている」ような感覚と言いますか。私にドライツェーンを入れるんじゃなく、ドライツェーンの中に私が入っていくみたいな感覚ですかね。元の性格が(演じるキャラクターと)違うと、その子を悪い意味で壊さないように徹するという感覚で演じることが多いです。
――ドライツェーンに対しては、まさに寄り添うようなアプローチで。
【篠原侑】そうです。いろんな意味で繊細な子だな、と。ドライツェーン自身が繊細な子でもあるとともに、“もともとの私の声”が出てはいけないだとか、考えることが多くて演じるうえでも繊細な子だったので。
ドライツェーンは、憧れのよき友みたいな立ち位置で、ドライツェーンを通して、この子だったらこう考える、この子だったらこう動くってことを第一に考えていました。自分と全然違う存在だからこそ、“演じている”という感覚がすごく楽しいキャラクターでしたね。
――ちなみに、ドライツェーンのバックボーンや、これからのストーリーはご存じのうえで収録に臨まれたんでしょうか？
【篠原侑】実は、私は今演じているところまでしか知らないんです。ドライツェーンと一緒に旅をしている途中だな、という感覚です。
■「まずいな」は大体起こる人生!?篠原さんの戦略眼
――本作ではドライツェーンを演じるだけでなく、「しゃどばすチャンネルビヨンド」のMCも務められています。初回放送を終えていかがでしたか？
【篠原侑】「皆さん聞いていて大丈夫でした？」って思うぐらいの新情報、新情報、新情報で。初回とは思えない情報量でお届けできて、すごく心地いい疲労感に包まれながら終えることができました。
――MCという大事な役割、しかも初回放送という中でもよどみなく配信を進めている姿が印象的でした。
【篠原侑】性格的にけっこうMCに向いているんだと思うんです。MCは“その場にいるようでいない”みたいな立ち位置で、縁の下の力持ちのポジションだと思っていて。
――大変なポジションだと思いますが、楽しまれていたんですね。
【篠原侑】ゲストとしておもしろく盛り上げるのも大事な仕事でそれも好きではあるんですけど、私としてはMCのほうが余裕があることが多いんです。初回ということで緊張はしていましたが、合間にみなさんのコメントを見たり、時間を確認したり、次に何を読もうって考えたり。今回は視聴者の皆さんの反応が本当におもしろすぎて、一視聴者としても楽しめるなって思いながら進めていました。
――ちなみに今回の配信で、ゲーム上で動くドライツェーンに初めて触れられたとうかがいました。
【篠原侑】「こんなに動くんだ！」って感じでした。アニメーションじゃないのに、どういう風に戦っているかだとか、エフェクトや動きで伝える力が想像以上に感じられて。ドライツェーンの魅力を余すところなく伝えてくれているなと思いました。
――配信を見ていて「Shadowverse: Worlds Beyond」は戦略性の高いゲームだと思ったのですが、篠原さんご自身は戦略や駆け引きは得意ですか？
【篠原侑】得意なほうかなー、と思ってるけれど、うまくはないかもな、って(笑)。
――周りの人がどう思っているかは……。
【篠原侑】それはご想像にお任せしますが、自認としては得意なんじゃないかなって思っています。
――ゲーム以外で、たとえば「知恵を使ってスムーズにできた」といったことは？
【篠原侑】それはけっこう得意なほうかもですね。逆にスムーズに行くことがまずない人生なので、迂回というか、二手、三手先を考えたりするのが。
――「うまくやろう」じゃなく、「こんなことがあったらまずいな」という目線で用意しておくと。
【篠原侑】そうです、その「まずいな」は大体起こる人生なので、その分起きた時の対処はめちゃくちゃ早いと思っています。
――「“まずい”が起こる人生」というのはどこで気づいたんでしょう？
【篠原侑】なんでしょうね……。本当に爪が甘いと言いますか。忘れ物も多いですし、時間が読めないことも多いので、自分のことを信用せずに次の手を考えるのはちっちゃい時から癖づいてますね、
■「私にもまだデレてくれてない」ドライツェーンとともに歩むシャドバWBへの思い
――ファンダムプラスでは皆さんに今の「推し」をうかがっています。まずは篠原さんが挙げる「ドライツェーンの推しポイント」を教えてください。
【篠原侑】みんな多分、太ももって言いますよね。私はどちらかというと脇腹ですね。今日、イラストを見て脇腹を横から見たら「筋肉ついてるんだな」って。MCだったので静かにしていましたが、めっちゃいいなって(笑)。
――ドライツェーンの整えられたスタイルに着目されたんですね。
【篠原侑】「ドライツェーン、鍛えてるのかな」って。引き締まってていいな、と思えました。
――ユーザーにも新たな発見がありそうです。今度は、篠原さん個人の「推し」や「推し活」をお聞きできれば。
【篠原侑】うわー、そうですね……。ゲームだったら「Undertale」だし、食べ物だったら麻辣湯、あとセロリかな、人だったらずっと日番谷冬獅郎だし、コスメもそうですし……。
――多方面にすごく好きなものがあるんですね。いろんなジャンルに興味を持って好きになれるポイントはなんでしょうか？
【篠原侑】自分の人生に必要なものだからだと思います。もちろんその時々で違うと思うんですけど、今の私にとって必要だなと思えるものが今の推しになるんじゃないかなと。たとえばコスメだったら、私は自分で自分の顔を化粧するのが好きで、今日のメイクも自分でしたんです。
――そうだったんですね！
【篠原侑】その時々、そのシチュエーションとかによって使うコスメを変えたりを考えるのも好きで。あと、食べ物は気に入ったものをリピートするタイプでして、今なら連日麻辣湯食べたりしちゃうくらい好きで。今の流行りが自分の中でけっこうコロコロ変わっちゃうタイプだからこそ、次のものに手を出しやすいのかもしれないです。
――満足するまで味わって次に、というスタイルで。
【篠原侑】多分好奇心が旺盛なんでしょうね、移りやすいというか、1つのところにずっと深くハマることが少ないです。
――ありがとうございます。最後に、本作やドライツェーンを通して篠原さんができたらいいなと思っていることを教えてください。
【篠原侑】人によって捉え方が違うと思うんですけど、ドライツェーンってクールで強そうで、機械的、威圧的に見えて、まだ「かわいい」って姿をお見せしてないんじゃないかって思っていて。私にもまだあんまりデレてくれてないイメージなんですよ。だから、「Shadowverse: Worlds Beyond」の作品内や「しゃどばすチャンネルビヨンド」を通してドライツェーンのかわいさをお伝えできる機会があったらおもしろいんじゃないかな、と。
そして、ストーリーがどのように進行していくか、どういうカードが追加されるか、皆さん気になっていると思うんですが、私もストーリーのこの先がやっぱり気になります。今私が知っているところまでも早く皆さんに見ていただきたいですし、早く語り合いたいですね。そういったことを伝えていけたら、ゲームを通して楽しんでいただけたらな、と思っています。
■プレゼントキャンペーン
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【応募要項】
・篠原侑さんのサイン入りポラロイド写真を1名様にプレゼント
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・応募の締め切りは2025年7月13日(日)
(取材・文／国分洋平)
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