「ザ・ロウ」”マルゴー”の次は“マルロ”! 新定番の名品バッグの魅力を深掘り| ファッション | ELLE [エル デジタル] - Moe Zine

世界中で完売が続出し、幻のバッグとも言われた「ザ・ロウ」の“マルゴー”。そしてこの春、次なるアイコンとして登場したのが、 洗練と実用性を兼ね備えたバッグ、“マルロ”。ケンダル・ジェンナーをはじめとする、今注目の投資バッグの魅力を解剖! 

「ザ・ロウ」 MARLO TOTE

MARLO TOTE 「ザ・ロウ」の“マルロ バッグ”とは?

「ザ・ロウ(The Row)」は、アシュリー&メアリー=ケイト・オルセン姉妹によって2006年にニューヨークで設立されたブランド。英国ロンドンの高級テーラー街「Savile Row(サヴィル・ロウ)」への敬意を込めて名付けられたこのブランドは、ラグジュアリーでありながら控えめなたたずまい、クラフツマンシップへの深いこだわり、そしてトレンドに左右されない“クワイエット・ラグジュアリー”を体現するスタイルで、海外セレブリティをはじめ、感度の高い女性たちから支持を集めてきた。無駄をそぎ落としたシルエットや上質な素材使いが、着る人自身の美しさを引き立ててくれる、まさに大人のためタイムレスな美しさを提案するブランドだ。

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Courtesy of Instagram @lukenicopearson

その「ザ・ロウ」が2025年春に送り出したのが、“マルロ(Marlo)”と名付けられた新作バッグ。ブランドのアイコンである“マルゴー(Margaux)”に比べてややカジュアルでソフトな印象を持ちつつも、品格と知性がにじむデザインは健在。無駄な装飾を省いたクリーンなフォルムに、しなやかなカーフレザーをぜいたくに使った気品あふれるたたずまいは、まさに「ザ・ロウ」の哲学を体現する名品。

“マルロ”の人気の秘密は?

“マルロ”が注目を集めている理由は、そのエフォートレスなたたずまい。ひと目でわかるような派手さはないけれど、どんな装いにも静かに寄り添い、持つ人の品格を引き出してくれる。そんな絶妙な存在感が、多くのファッションラバーを惹きつけている秘密。

a person seated in a café environment with a modern designCourtesy of Instagram @kendalljenner

最近“マルロー”をヘビロテしているケンダル・ジェンナー。オフの日に、オーバーサイズの白シャツと黒パンツ、フラットシューズというミニマルシックな装いに“マルロー”を合わせて。

ベースとなっているのは、ブランドを代表する名品“マルゴー”。構築的で知的な印象を持つ“マルゴー”に対し、“マルロ”は素材のしなやかさを生かした、より自由度の高いフォルムに。トレンチ風のマチや目を引くステッチなど、装飾的な要素をそぎ落とし、シンプルさの中に職人技が光る作り。

また、長めに設計された細身のハンドルは、手持ちにも肩掛けにも無理なく対応。さらに、バッグの底面を少しだけ細く設計することで、脇にしっくり収まりやすくなっているなど、見た目だけではわからない細やかな工夫が随所に。置いてもきちんと自立するのも、地味ながらありがたいポイント。

内側にはジップポケットとスリップポケットを装備し、収納力も申し分なし。開口部にはさりげない留め具がついているため、中身が見えすぎない安心感も。必要な機能をしっかり備えながら、それを一切主張しないところに、「ザ・ロウ」らしい潔さと完成度が宿っている。

“マルロ”を使ったコーディネート荷物の多い日こそ頼りたい、見た目以上の収納力the 2025 met gala celebrating "superfine: tailoring black style" street sightings

Aeon//Getty Images

メットガラ当日、ホテルに入るケンダル・ジェンナー。「ザ・ロウ」のレザートレンチにブラックパンツを合わせ、足元には同ブランドのフラットシューズをセット。イベント直前、ドレスやジュエリーの準備もあるメットガラ当日は、荷物がどうしても増えがち。そんな日も、“マルロ”があれば安心! 程よく大きく、間口が広くて中が見やすい設計だから、持ち物の出し入れもスムーズ。

デイリーにも活躍、“マルロ”は手提げでもスマートthe row

Aflo

パリでキャッチされたケンダルは、グレンチェックのオーバーサイズコートにブラックニット、淡色デニムを合わせた、全身「ザ・ロウ」のミニマルコーデで。手にしたのは、もちろんお気に入りの“マルロ”。手提げで持っても地面につかない絶妙なハンドルの長さは、街歩きの日もノンストレス。

セットアップスタイルを上品に引き締めるcelebrity sightings in new york city may 31, 2025

XNY/Star Max//Getty Images

ピンストライプのセットアップをインナーなしでさらりと着こなし、センシュアルなムードを漂わせたマイリー・サイラス。あえて主張を抑えた“マルロ”を合わせることで、スタイリングにぐっと気品が生まれる。

“マルロ”はスタイルに合わせた3色展開

現在“マルロ”はサイズ展開は1種類のみで、ブラック、ミッドナイト、ティマウスグレーの3色展開。定番はブラックだけれど、モノトーンに深みを加えるミッドナイトや、軽やかさを添える絶妙なグレーにも注目が集まる。

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