ティナ・レオンのスナップ特集【今、気になるファッションアイコン Vol.76】
世界で活躍するお洒落賢者たちをピックアップする【今、気になるファッションアイコン】シリーズ。ファッションをもっと楽しみたいとき、お洒落をアップデートして気分を上げたいときには、彼女たちを参考にしてみて。
今回ご紹介するのは、スタイリスト、コンテンツクリエイターとして活躍するティナ・レオン。1982年に香港で生まれた彼女は、2歳のときにカリフォルニアへ移住。ニューヨークのファッション工科大学に通ったのちに、アシスタントスタイリストとしてファッション業界へ。2011年にスタートしたブログをきっかけに注目を集めるようになり、2021年にはアジア系ファッション業界関係者で構成された「House of Slay(ハウス・オブ・スレイ)」を立ち上げます。また2023年にNetflixのリアリティ番組『きらめく帝国 NY編 〜超リッチなアジア系セレブたち〜』に出演したことが話題となりました。
ハイトーンのカラーヘアがトレードマークの彼女の着こなしを、ファッションウィークのストリートスナップからピックアップ。
レイヤードで魅せるシンプルスタイル
ミニシャツワンピースとミニスカートのレイヤードスタイルで「プラダ」のショーへ。ドライなカーキと黒レザーのコンビなら、潔い脚出しスタイルがきりっと辛口になり、スタイリッシュさが際立ちます。スカートとは質感を変えた、ツヤのあるポインテッドトゥパンプスを迎えシャープさを強調しました。
ピンクセットアップの高揚感に浸って
気分も高まるようなピンクのセットアップをまとって「フェラガモ」のショーに参戦。コンパクトな形のジャケットとミニスカートのコンビなら、グッドガールなムードを醸せます。ジャケットのロングスリーブや黒のボタンがモダンさを両立。真っ白なバッグやゴールドチェーンストラップのサンダルを足し、切れ味よくまとめて。
デニムスタイルをモードに昇華
「スキャパレリ」のオートクチュールコレクションでは、モードなデニムスタイルを披露。アイシーブルーのデニムセットアップは、ボタンをかっちりと留めることで淑女な面持ちへ。そこにユニークなフェイスモチーフのバッグとグラデーションパンプスを足し、お洒落心を刺激!
ヘアとドレスのカラーをマッチさせて
「マイケル・コース」のコレクションに参加した際に着用していたライムグリーンのワンピースは、ノット×フリンジのディテールのおかげで、それ一枚で躍動感を演出できます。さらに光沢感のある素材で、華やかさを引き立てることに成功。ミントグリーンのヘアカラーが共鳴して、清々しい印象にまとまっています。
モードルックは王道の黒に任せて
ストイックなオールブラックコーディネートで「ブルマリン」のショーに来場したティナ。デニムとレースが融合したヘルシーかつセンシュアルなミニワンピースに、大胆なオーバーニーのレースアップブーツを組み合わせ、アバンギャルドな着こなしへ。ややゆとりのあるブーツを選ぶと、重厚感が備わって格好良さがアップします。
注目のアジアファッションアイコン、ティナ・レオンのスナップを5選ご紹介しました。
カラーアイテムはシンプルに、ベーシックカラーは攻めの姿勢で魅せるというのが彼女のセオリー。ぜひ参考にしてみて。
Senior Writer:Fumika Abe