メーカーズシャツ鎌倉、守山で始まる国産コットンの循環型ファッションプロジェクト - VOIX SDGs - Moe Zine

守山で始動!鎌倉シャツコットンプロジェクトが注目

株式会社ピエクレックスが、滋賀県守山市で「ALL MADE IN JAPAN」構想に基づく鎌倉シャツコットンプロジェクトを始動しました。このプロジェクトでは、国産超長綿の栽培と使用済みアパレル製品の堆肥化を通じて持続可能なファッションモデルを構築することを目指しています。地域内での協力を得て、循環型ファッションの実現に向けて活動が進められ、2025年には収穫体験イベントも予定されています。地元の学校や企業との連携により、世代を超えた参加型の取り組みが期待されます。

この記事の要約

滋賀県守山市で鎌倉シャツコットンプロジェクトが始動。
国産超長綿の栽培とアパレルの循環利用を目指す。
地域の学校や企業と連携し、持続可能なファッションを推進。

鎌倉シャツコットンプロジェクト@守山、始動

この記事は、環境に配慮したファッションに興味がある方や、地域のサステナブルな取り組みに関心を持つ人々におすすめです。この記事を読むことで、最新のプロジェクトやその背景、地域社会との連携について深く理解し、持続可能なファッションの重要性を再認識することができます。

プロジェクトの概要

株式会社村田製作所の完全子会社である株式会社ピエクレックスは、メーカーズシャツ鎌倉株式会社が掲げる「ALL MADE IN JAPAN」構想のもと、滋賀県守山市において国産超長綿の栽培とアパレル製品の循環利用を実現する実証プロジェクト「鎌倉シャツコットンプロジェクト」を始動しました。このプロジェクトは、地域内での持続可能なファッションの実現を目指し、アパレル製品の回収・堆肥化システム「P-FACTS」を活用して、使用済み製品を堆肥化し、再びコットン栽培に利用するという循環型モデルの構築を目指しています。

プロジェクトの目的と取り組み

鎌倉シャツコットンプロジェクトでは、守山市内の3か所でコットンの栽培を開始し、自治体、企業、農協、教育機関が連携して地域を起点としたサステナブルファッションの社会実装に取り組んでいます。この取り組みは、2025年2月に開催された「第1回 ピエクレックスカンファレンス」で発表されたメーカーズシャツ鎌倉のP-FACTS参画を受けた初のプロジェクトであり、国産の超長綿を地域で栽培し、使用済みピエクレックス製品を堆肥化した土壌を使用してコットンを育てるサイクルを実現します。

この取り組みを通じて、服の生産・使用・廃棄に伴う環境負荷を最小限に抑え、循環型ファッションモデルの構築を目指しています。また、コットンの「地着地消地循」の構想のもと、産官学連携で進められています。

苗植えとローンチセレモニーの実施

2025年5月16日には、3か所の栽培場所でそれぞれ苗植えを実施しました。この苗植えには、立命館守山中学校・高等学校の生徒も参加し、世代や立場を超えて“循環のはじまり”を共有する象徴的な機会となりました。翌日の5月17日には、JAファーマーズマーケットおうみんち本店において、守山市の森中高史市長をはじめとする関係者が一堂に会し、ローンチセレモニーが行われました。

このプロジェクトで植えられたコットンは、2025年11〜12月頃に収穫を予定しており、その際には市民を対象とした収穫体験イベントも実施される予定です。地域全体で“服を育てる”ストーリーに関わっていただける機会を創出し、資源循環と地域参加が共に進むモデルを目指しています。

メーカーズシャツ鎌倉の背景

メーカーズシャツ鎌倉は、1993年に古い歴史の街、鎌倉で小さなシャツショップとして誕生しました。創業以来、「世界で活躍するビジネスパーソンをシャツで応援する」というモットーのもと、世界に唯一無二の最高のシャツづくりに邁進してきました。上質な素材を使用し、メイドインジャパンの縫製技術は、細かな職人技と卓越した技術力によって、世界最高レベルを誇っています。今や、鎌倉シャツはそのクオリティとプライスでニューヨークや上海をはじめとする世界中のお客様に愛されています。

P-FACTSの役割と意義

「P-FACTS」は、ピエクレックス社が植物由来のポリ乳酸素材「電気の繊維」を使用したアパレル製品や繊維製品を回収し、堆肥化までを一貫して行う循環インフラです。この循環インフラは、地域で使用された製品を地域で再利用する「地着地消地循」の考えに基づいており、消費者が簡単に参加できる持続可能なファッション社会の実現を目指しています。

P-FACTS認証マークが付与された製品は、「堆肥化し新しい植物を育む」ことを保証しており、環境に優しい選択肢を提供しています。株式会社ピエクレックスは、イノベーションを通じて世界に貢献する村田製作所の100%子会社として、企業ビジョン「“でんき(電気)のせんい(繊維)” で世界を変える」を掲げ、電気の繊維「ピエクレックス」を通じた革新を推進しています。

今後の展望

現在、ピエクレックスは多くの繊維関連企業と協力し、持続可能な社会の実現に向けて、循環インフラ「P-FACTS」の社会実装に取り組んでいます。P-FACTS認証の製品を「着るだけ、使うだけ」で、地球にも人にも優しい未来を実現するために、今後も新たな価値を創造し続け、社会に貢献していくことが期待されています。

プロジェクトの詳細や最新情報については、公式サイトをご覧ください:ピエクレックス公式サイト。

終わりに

鎌倉シャツコットンプロジェクト@守山は、地域社会と連携しながら持続可能なファッションの未来を切り開く重要な取り組みです。このプロジェクトを通じて、環境への配慮が求められる現代において、地域が一体となってサステナブルな社会を実現していく姿勢が示されています。今後もこのような取り組みが広がり、持続可能な未来に向けた一歩を踏み出していくことが期待されます。

この記事の関連画像

※文中の製品やサービスなどの名称およびロゴは、各社の商標または登録商標です。

広報・PRご担当者様へ

特集記事

関連記事

記事選定/ライター

VOIX編集部

VOIX編集部

2020年代をリードするビジネス情報を中心にニュースを発信します。取材やリリースを中心に、価値のある情報をお届けします。
リリースをご希望の方

Write A Comment

Exit mobile version