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Announcer 女子アナ美人

【まんが日本昔ばなし】 媛女渕の河童 (ひめじょぶちのかっぱ)



【まんが日本昔ばなし】 媛女渕の河童 (ひめじょぶちのかっぱ)

[音楽] 昔昔あるとこにそれはそれは貧しいおじい さんとおばあさんが住んでおりまし たお正月様がそこまでいらっしゃっている というのにお持ちもつけずぶも変えず何つ 後第ができませんでし たばあさんや明日は正月様が来なさると いうの に困ったな本人 ななんぞ売れるもんはないかなそうじゃ な別に何にも売れるもい言うてない けど2人はあっちこっち眺め回しましたが 破れ傘日の入った 茶碗片足だけのわらじと 雪靴どこを見てもお金に変わりそうなもの はこれれぽっちもありませんでした なやで も探してみますか のそうそうこれがあるおじさんやええもの がありました ほれわしがお前さんとこ嫁子に来た時 かぶってきた 綿帽子これはなわしのお母さんが作った もん だこれがえこれを街へ持っていってお米を 変えてきて くだされ確かにこれなら売れるじゃろうが お前のたった1つの思い出の門を売るのは 辛い のけどそういうとっても仕方がないか1つ 町へ行って売ってくる かおじいさん はおばあさんの綿を大事に大事に抱え て町へと向かいまし たしばらくする と空からちらりしらに冷たい雪が舞い落ち てきまし たやがて空もすっかり暗くなり雪は後から 後から降り積もって広い原っぱに出ると どこが道やらさっぱり分からなくなって しまいましたすると道端に地蔵さんが立っ ていらっしゃいました屋根もなく 吹きさらしの野原に雪にまみれて白々と 立っていらっしゃいまし たいやあやあまあ 南中沖の毒 なおじいさんは自分がかぶっていた傘を 取るとお地蔵さんにかせて差し上げまし たところが振り返ってみると地蔵さんの かぶった傘はいかにもらし見えまし たあの傘では寒そうじゃあ のこれでええ おじいさんは大事な大事なおばあさんの 綿帽子をおじ蔵さんのおつにかせてあげる とそのまま家に帰って行きまし たばあさんや今戻ったでおじいさん雪で 大変じゃっ たろ帽は売れたかや いいや綿帽子はのおじ蔵さんにかせて 差し上げたんじゃおばあさんにはすまんと 思うたがおじ蔵さん雪まみれでのあんまり 気の毒ちゃったもんでのそうかやそうかや それがえおじいさんはええことしなさった おじ蔵さんもこの大雪じゃささ寒かろうて それに比べりゃわらは屋根の下に折れて まだましな方じゃほんなら真よけに火でも 炊いてあったまってえと取りましょうそう そうお持ちがないからと言うてお正月様が 来なさらんということはあるまい て2人はいりにと巻きをる とあったまって眠りまし [音楽] たすると夜中頃縁側の方で何やら音がし ます何のこと じゃ今自分誰かキったの かの わ蔵 さんばあさんやおじ蔵さんがさった体度外 されたんじゃろそうじゃ外はどら大雪じゃ あんなの中じゃ辛抱ならんかったんじゃろ うっ て2人はよっこらしょと蔵さんをの中にお 連れしいりのそばにお据えしてそのまま その足元にうまって眠ることにしまし たところがしばらくするとまた何か音がし てきまし た今夜はよのする夜じゃ天井から雪しくで も落ちるんかい の [音楽] うんコメじゃコメ ありゃ一体どこから出てきたんかな [音楽] なんと米つぶは地蔵さんの鼻の穴から ポロポロと落ちておりまし た [音楽] や慌てた2人が引き物を広げると米は ぞろぞろぞろぞろそのうちにシャーシー シャーシーとまるで小川のよう流れてあっ という間に物いっぱいになってしまいまし [音楽] た引き物を変えるとすぐまた一ぱいに なるまた変えるとまたいっぱいになりお米 はさんのの穴から 流れ落ちてくるのでし [音楽] たそしてみるみる 内が米でうまってしまったそう [音楽] ですばあさんや初日が登ったの 本に綺麗です [拍手] なあこうしておじいさんとおばあさんには 本当にめでたいお正月様がやってきていい 年を迎えることができたということ ですお地蔵様はあったかい綿帽子をかぶっ ていらっしゃいまし [音楽] た 昔昔鹿児島の移住院の村外れに吉蔵丼とお さんという若夫婦とそのおっさんとが住ん でおった [音楽] よいしょ はい はい今日も3人揃って仲よう田んぼ仕事 じゃっ [音楽] た [音楽] はい床加減はどうじゃええよるじゃ よいしょおかさん背中流しましょう ありがとうさああんたの汗を流しますおか さんに手間かけてすまんことじゃお前たち が喜んでくれるのがおどんの生きがいなん じゃおっ母さんっこ優しいんじゃ なおっ母さんは吉蔵丼夫婦が円満で人1倍 親高校なのが何よりも嬉しかっ [拍手] たこうして秋の取り入れも終わりやれやれ という時になっておかさんが病気になり床 について3日目にはもう死んでしもう た2人は泣き泣き林の中におっさんの墓を 作り畑の生き返り暇を見つけては手を 合わせ たそうして明けて4月その年は寒さが厳し うて一向に春が来なんだ田植の頃になって も苗が育たずちっこい苗じゃったあんた苗 もこの寒さじゃ つかろうなんとかして丈夫な犬に育て なきゃその上5月6月になっても雨が ちっとも降らん田んぼの腰水も井水も 枯れかけとった多も畑もひりでカラカラ じゃっ たそこで吉蔵丼夫婦は山向こうの谷側に水 を組みに出かけた谷側の水はちょろちょろ 流れているだけったが水のある限り苦労も 何のその田んぼに水を測り続け [音楽] た村では毎日雨声をしたが雨は一滴も降ら なん だ山向こうの水をもらって田んぼにかけ 続けても田んぼは水をどんどん吸い込んで のもないように見えたそれでも吉蔵夫婦は 水を運んではかけ続け た昼間の疲れのせいか毎晩毎晩 ぐぐと吉蔵丼夫婦の高いいきが村中に響き 渡った その大引きでお墓の中で安らかに眠ってい た吉蔵丼のおかさんは起こされてしもう た騒がしいなあこのいびきは吉蔵の じゃ親はいつになっても我が子が心配なん じゃ これは許せるそかそありこんな夜に話し ごえがおっ母さんは身を隠してみると他の 神さのところにあちこちの神様が 寄り集まっておったもう我慢ができん勘弁 ならんたの神さは何を起こっていなさるん じゃろうおどんの村の州はこのの髪を粗末 にして鼻1本持ち1きれも備えてくれん頭 の上は草ぼぼお日様も当たら んだから雨の神さに頼んで雨を降らさん ようにしてもらったんじゃしかし村人は 困ってるぞもうこのぐらいにして許して やったらどうじゃダメじゃだめじゃもう ちょっとこらしめのために雨を降らせんで 欲しいんじゃわかりもしじゃたの神さーの 考えもあることじゃもうちょっと雨を ふらさんように しようこりゃ大変じゃはこのことを知らせ ね ばおっ母は吉蔵丼夫婦の夢枕に現れ た吉蔵や吉蔵やおかあよく来てくれた会い たかった ぞひり続きで水かけに一生懸命じゃった からおの墓をほっぽり出してすまんこと じゃそうかそうかあのいびきは水かけで 疲れたためかそのことでおっかがいいこと を教えてやるぞたの神さがこれこれれ カジカとゴリで雨を降らせんのじゃはよう 吐きめてえもを備えることじゃそしてかの 神沢のお祭りをしてやらんと雨は降らんの じゃ忘れるん な世が開け て夢枕のおっ母の言葉通り吉蔵丼夫婦は えもの泡とぎの団子を作りにはの神さの 周りの草や小枝を取り払ってきれに吐き 清めてやっ [音楽] たわらのを見守ってくれる太神さを なおざりにしてすまねえすま [音楽] ねえ次の日も餅をつくと早速他の神さの ところへお供えに行っ たかの神さおげだ雨の髪に頼んで雨を降ら せてくれろ お願いし ます田上沢参りを続けて7日目の夜不思議 なことが起きた吉蔵丼たちが夕食のお会を すすっている とあんた誰か来たか風 [拍手] じゃろう誰 じゃ今頃誰じゃろ誰じゃい のおかしいな外には誰もおらん誰か来たよ じゃった が うわあ雨 じゃ雨じゃ雨じゃ お姉ちゃん雨が降りだした雨が降りだし たブラジルの人も大喜びじゃろよかった よかったいやあれはあれ雨の中 [拍手] [音楽] をあれはたかさーじゃたかさーがわざわざ 知らせに来てくれたんじゃ なありがと ありがたやありがた [拍手] や雨の神さお力ぞえまこありがとうござっ たいやいやなんてことはござらよかこと じゃよかこと じゃ夕べの雨で田んぼは水道枯れかけた苗 も生き返っ た吉蔵丼夫婦は大喜びじゃっ たその秋の稲の実りは雨の神さーが雨を 降らせ他の神さーは田んぼを見守ってくれ たので吉蔵どんとこはもちろん村中大方策 になったおっかありがとうおっさんの おかげ じゃそれからも校門の 夫婦はおっさんのお墓との神さんのお参り は欠かさなかったそうなそうして吉蔵から 話を聞いた村人も他の神さを必ず祭り工作 のお願いをしたということじゃ [音楽] い [音楽] 昔国中をあちこち彷徨い歩いている旅の坊 様があっ た坊様は来る日も来る日も毎に旅を続けて おりましたそうな ある日のこと坊様はとある村に差しかかっ たところが秋祭りじゃというにみんなどこ となく元気が ない不思議に思って様はのに話を聞きまし たそれによると毎年秋の祭りが近づくと娘 を持っている家に白葉の矢が立ちその矢が 立った家で は娘を白木の棺に入れて神様にお捧げし ないとその年は他や畑が荒らされるという 話でし [音楽] た坊様はそんなバカなことがあるものか神 様が人間の娘を取って食うなどとと思い ました がその日がもう祭りの日だったの です坊様はなんとかその神の正体を見極め てやろうとそっと社の床下に潜り込みまし た [音楽] どうかひりが続きませんようにどうか作物 がたくさん取れますように来年もまた方策 でありますように [音楽] 娘 よ許しておくれ [音楽] 何もかもうまくいったぞうんうまそうな 匂いがする わいところで今夜州しなののは太郎はここ に来るまいなこのことばかりは知らせるな 真州しなののこ全然は太郎に知らせるな このことばかりは知らせるなこのこと ばかりは知らせるななのの 太郎に知らせるなこのことばかりは知ら せる神様などと言いあってやはり化け物の 仕業だったのか なを 太郎にらせる なしのの 太郎なんだこれは 恐ろしい奴ら だあの化け物どもに村のシが騙されていた と は坊様はこの村を救うには真州しなの早 だろという人に頼む以外にないと思って そのままシナノに向かって出発しまし たでもシの国は広かった坊様はち訪ね歩い たが太郎という人にはなかなかあえませな んだそう [音楽] な季節はどんどん 過ぎ冬が来て春が 過ぎやがて夏も終わろうという頃 はある道端の茶にと立ち寄りまし たそしていつものようには太郎という人に ついて聞きまし たどなたかこの辺りに早太郎という人を 知りませんかそうですか やっぱりそうじゃ前寺には太郎という犬が いるだえ前寺には太郎という犬 きっとそれに違いありませんでした坊様は は太郎というのは人間だとばかり思ってい たのに実は犬だったのです坊様は光前寺へ 大急ぎでかけて行きまし た確かにうちには太郎という犬はおります しかしその犬は普通の犬じゃありませんで な山犬の子ですわ 山犬何年か前にどういうわけか山犬が寺の 床下で子供を産みましてな5匹産んだの じゃがあんまり可愛いので1匹置いてけと 母親に行ってやりましたそしたら色々世話 を焼かせたお礼かどうかそのはたを1匹 置いていきました わどうだわしと一緒に行ってくれる か坊様は太郎にに話すように今までのこと を話して聞かせました太郎はすっかり 分かったようでし たこうして坊様とは太郎は大急ぎであの村 へと向かいました夏も終わり秋がやってき ましたそして坊様とは太郎が村へ着いたの はちょうど秋祭りの日のことでした [音楽] 今年この棺の中には娘の代わりにはが入っ ていまし たでも怪物どもはこのことを知りません [音楽] ところで今夜ここに紳をしの太郎はくるい なせるいいてい [音楽] かて病は怪物めがけて飛びかかりました [音楽] [音楽] なんと怪物たちの正体は年置いた3匹の秘 だったの ですこのたちに村人たちは今まで騙さ続け てきたの ですは太郎 はは太郎は怪物を退治するとそのまままた 真州の寺へと向かって帰って行きました 長い道のりをただ1人また帰って行きまし た [音楽] 昔下の国カに天下にその名を知られた名 地元尚という医者さんが住んでおられまし たある暑い夏の昼さがり 弟子を連れて患者の家から帰る 途中お様お熱いことで全く じゃ2人は汗をふきふき歩いてきましたが 突然ぽつりぽつりと雨が降り始め空は炭を 流したように真っ暗になり [音楽] これはにかめじゃ 急げやがて水けをひっくり返したような ひどい夕立ちになってしまいました うわで薬箱を放り出すやがあるかでも私雷 が大嫌いなん [音楽] でうわ お尚さんは怖がるべを引きずって方方の手 で寺へ帰ってきましたあのおしさん や早く やアを閉めてください うんほほおこの雷さんは病気にかかっとる わい うんお尚さんお尚さんは雷の病気まで 分かるんですかうんゴロゴロいう音で な やさすがに天下の 名義雷様の体の具合を音で聞き分けるの でし たさあ その 夜入ってきたのはなんとまあ昼間の雷様 でした本当に病気と見えてすっかりしげ 返ってい ますそうしてさんのそばに座ってこかど しようかと迷ってため息ばかりついている のでした [音楽] あそのまもう あのあの ねじれったくなっておしさんが先に声を かけまし たよくござったの したのかの雷 さんわしは昼間の雷でござるそれで何か ようかのいや先生のお見立ての [音楽] 通りわしこの2具合がおかしいのですどう かわしの病を直してくださいやっぱり な 雷だ それで その天下の名ともなればお金の方も高い ようです がえこんなもん でいかがなもん でえこではなりませのかわしの治療代は なと高いのじゃうんそうでございましょう な喧嘩の義でございますし な当たり前だ雷目泣いて やがるしかしまあ銭金の話は後にしてそこ へ横になりなさいええおしさん見てやる つもり [音楽] かふんふんふんふん あた [音楽] なんで雷男女の病 [音楽] はうこれ観念おの道具を持ってまれやです やです怖いから や何を言うとるお前もおの手伝いを せいさんのになるような雷なんどしんで いただいた方がバカもん患者のえり好みを するのは異動の下の下じゃぞたえ敵の病気 でも直すのが者 じゃおう [音楽] う あ ああ助けてもきはいら な助け [音楽] て あ ジあ ア あ味あおお ああ ああれ体が軽くなっ た治った治ったきを吸えたらもうもうもう もう治った さてとお支払いの方はさ高いんでしょ なあでは治療台を申しよいか金はいらない 金はいら んその代わりお前にしてほしいことが2つ あるその2つとは1つはこのでは雷がよく 落ちて人がんだり焼けたりして困っておる 今後絶対落ちない こともう1つはこの辺りを流れるカオ川の ことじゃが大雨が降るたびに水が溢れて 大変難儀して おる へこれも川が兵を流れておるためじゃから 流れを山岸に変えてほしいこれが治療大 じゃ へえうんそんなことでしたらにお安いこと ですまず先生のお寺からカの人たちにお札 を配ってくださいこれを家家の角口に貼っ てくださいそれから火川ですが変えて 欲しい場所に最価の木を立てておいて くださいさすれば7日のうちにきっと望み を叶いてあげますでは わどと思うとはあっという間に天に登って いってしまいました尚さんは早速村の人々 をお寺に集めてお札を配り山の麓に目立つ ように最勝ちの木を植えつけまし たさてその日はお店頭様が輝くいい日より だったのですがにわかに空がかこったかと 思う 突然天の井がひっくり返ったような大立に なってしまいまし [音楽] た村人たちは天戸をぴったりと閉じさん からいいたお札を張って雨の止むのを ずっと待っておりまし たこうしてちょうど7日目刺の大雨も ぴったりとやみました [音楽] おお雷は1つも落ちませんでしたそれ ばかり かおおあれを見ろれそれ何事かや 昨日まで流れていたカ川が綺麗に上がり 流れを変えて目印の最勝の木のそばを悠々 と流れているではありませんかこれでもう 村に洪水が起こる心配はなくなりました [音楽] 雷は地元尚との約束を立派に守ったのでし たカオの里ではその後落雷の被害が全く なくなったそうです [音楽] ああ腹減っ た 昔々愛媛松山上山の東の麓にそれはそれは 貧乏な人が住んでおっ た生きている間になんとか大金持ちになっ てみたいと思い湯山横谷のビシ門店に 100日の夜中参りを約束して舞を通っ たいよいよ岸の夜貧乏なことのあれをこ感 にしたもうもすり ください [拍手] なし あお前の願いを聞いてやってもいいがどう して金持ちになりたいのじゃはいほとほと 貧乏が嫌になりました大金持ちになって 大きな屋敷に住んでフカフカの布団に寝て ご馳走を腹いっぱい食べてみたいのです がそうかうんでは金持ちにして やろうそうして次の日の朝 今日から金持ちになるはずなんじゃが昨日 とちっともう変わらん なあいつまで立っても金持ちになる気配が ないのでただ待つよりはと男はいつものう [音楽] て [拍手] それはそれは恐ろしいほどの売行きで持っ てきた野菜はおろかざや天秤棒までが売れ てしまうあり様で男の手元には体操な金が 残され たあ何すんだ 返せなんということ じゃの それからというものやることなすことが 全て うまくまるで水が流れ込むように金が 流れ込みあっという間にこの辺り1番の 大金持ちになってしもう [音楽] た大きな屋敷に大勢の使用人を使いまるで 大名のような暮らしじゃった う広くていい気分 じゃご用でございますか旦旦那様いやいや なんでもない広さを見たかっただけじゃさ でございでございますかでは失礼いたし ます [音楽] うわあこの広さたまらん わい うまいあ うーん食った食っ た旦那 様誰じゃバントさんか いはいこの帳簿に目を通していただけます か ああ後で見ておくからそこに置いといて くださいはいかしこまりました やっと終わったさて寝るとする かフカフカとしたいい気持ちじゃまるで夢 のよう じゃ金があるというのはいいもんじゃ [音楽] のその後も金は金を呼び日に日に屋敷は 大きくなり小さな街ぐらいの大きさになっ てしもうたあまりに金が増えるのでなんと か減らそうとして使用人の家や姉妹には牛 や馬の小屋まで新しく建て替えたが減る どころか増える一方じゃっ [音楽] たおい旦那様を見かけんかったか いや旦那様を見かけんかった かそうなんじゃよもう4日もお姿 [音楽] が旦那様しっかりしてください一体どう なされのですか敷が広くて迷ってしもうた 腹が減った がっくり冷や飯ですがたんと召し上がって ください ませは は食事が済みましたら帳簿が溜まっており ますのでよろしくお願いいたします た よ随分たまった なその後も金が増えるにつれて仕事も増え ていきまた色々な揉め事なども持ち込まれ 男はだんだん不機嫌になっていっ たごそもこう毎日だと飽きるな 様何の言 じゃんあの今中にクの中のお金を数えて おいていただかないと分かったよ金持ちに なったらもう楽ができると思っていたのに か [拍手] くさもう嫌じゃこんな 暮らし男は金持ちの暮らしがほとほと嫌に なりある晩またビシャモンテ様のところへ お願いに出かけたビシモテ様どうぞ私を昔 の貧乏人に戻して くださいどうしたあれほどなりたがってい た金持ちの暮らしが嫌になったのかはい ほとほと嫌になりましたキグが多くて夜も あまり眠れませ [音楽] んそうかそうか元に戻るのは簡単じゃよい かまず一生マスを池で洗ってそれを伏せて そのマスの底を手のひらで叩けばよいいい な伏せて叩くのじゃぞ分かった [拍手] な男は言われた通り池の前まで来るとマス を洗い始め たマスを洗っ てひっくり返してそこをポンと叩けばいい んじゃな [音楽] [拍手] [音楽] なんと不思議なことに1つ叩くと暗が1つ 消え2つ叩くと2つ暗が消えしまいには 屋敷まで消えてきれさっぱり全部なくなっ てしもうたそうな やった元に戻っ た男は自分には貧しいけれど気楽な暮らし の方が少に合っていると気がついたその後 も相変わらず食うや食わずのひどい暮らし じゃったがのんびりと幸せに暮らしたそう な今でもこの男の屋敷があったありを長者 がなると呼ぶそうじゃ [音楽] [音楽] 昔昔北国では降り続く雪がまだ本当に白い 色ではなかったそう ですそんな北の大きなやさんのところに 遠い村から女の子が方向に出されてきまし たただいまネスか早く入って こう遠いところよ来たの 今日からここがお前の働くところ じゃおい返事をする だ今日からおめえはここでご報告するだお ままもちゃんと食えるしひだって当たれる ぞちゃんと将さんに 一生懸命働くだでよろしくお願いし ますそこにおるんがお前と一緒に働く姉 さんたちだご挨拶 しろ姉さんたちよろしくお願いし ます娘子はよく働きましたおまんまも ちゃんと食えるし時たまですがにもらして もらえる朝の水くみ水治洗濯は辛かったが 村にいる時を思えばずっと楽なのでした あんで若いだけあってつやつやの肌 じゃこの在処じゃ女将さんが一番の気量 よしと言われとるそこらあたりようえとか にゃいか んその日は 近代のものを招いて宴会を開こうと下働き の者たちは朝から料理の下越次第に大変 でした遅い昼の食事を取っていた時のこと [音楽] ですすみませんわずかなもので結構です 何か食べ物を恵んでもらえないでしょう かそこに立っておったのはボロボロのみを した旅坊さでし た北の国の冬に人様に恵むほどの食べ物 なんだあるわけ なかろうつねがよそ言ってくれろ [音楽] 様坊様待って けろ娘っこにとっても大切なご飯でしたが 坊様のことを思うと食べてしまうことは できませんでした娘子は坊様の後を追って 握り飯を差し出しました 旅の途中で何もないが握り飯の礼 です綺麗なきれに可愛いすずありがとう やがて宴会も終わり招かれた人々が帰って 行きまし たどうも働きすぎで腰が痛くなっちまった だ若いてがいいことだ なあん で汁の中に入った布が不思議なことに少し も汚れていませんでしたその上布の落ちた 茶碗だけピカピカになっておりました はれ不思議なこった茶碗が綺麗になっとる こっちの皿はどうだ べ娘は別の汚れた皿を拭いてみると布は 汚れないのに皿は綺麗になっておりました そこで思い切っての後をすっかり片付けて しまったのでし た坊さにもらったその布は偉く柔らかく あったかで福な香りさえ漂ってくるよう でし たちゃんとやってるかいありゃいつの間に 綺麗に片付いた だおまえ そこへ様子を見に来た姉さんは驚きました ふり向いた娘っこの顔がやけに美しくなっ ていたからですすっかり綺麗になって しもうてどうした だ姉さんに言われて娘子は井戸端に行って 自分の顔を移してみまし たあれま本当にらなんだべか 娘 は桶の水に移った自分の顔をいつまでも 眺めておりまし たその話を聞きつけた女将さんはどうして そんなに綺麗になったのか娘子を問い たらしましたそうしてその布を娘っこから 取り上げてしまいまし た本当に綺麗な布じゃ なこの綺麗な布と鈴はおらんとこの飯で もらったもんじゃだからこれはわしが もらっとくええな [音楽] 西のこから取り上げた身で顔を吹いたお さんはシだらけの顔になってしまいまし [音楽] た大変なことをってみんなめが悪いんじゃ [音楽] 悪く思うな よらここを出されたら生きていけねえだ忍 してけろお願だなんでもするだで置い てけろ置いてけろ [音楽] [音楽] 家を追い出された娘は雪が降りしきる中ボ さんにもらった鈴をチリンチリンと鳴らし ながらとぼとぼと歩いていきまし たお前が美しいなってなぜわしがこんな顔 にならねばならんの じゃお前の顔など見てない出ていけ [拍手] [音楽] 娘っこは山里の自分の家へ帰ろうとしたの です が飲まず食わずでいくつもの山をこさねば なりませんでしたその上この雪と寒さです 歩くたにキリンキリンとなるすの根がいつ か途切れ途切れになっていきました やがて聖痕突きはてた娘子はとうと雪に 埋もれるように倒れてしまいまし た [音楽] 様不思議なことに娘っこの手元の布から だんだんと白くなった雪が広がっていき ました [音楽] 白くなった雪はどんどんと娘っこの上に 降り積もって行きまし [音楽] た北国の雪が本当に白い色になったの はこんなことがあってからということ [音楽] [音楽] [音楽] です昔 ひの冷え方というところは馬の産地じゃっ たそこにセタという暴露がおっ たセタはおかかが死んでからというもの ずっと1人暮らしじゃっ [音楽] たおかか おまとさんよセンタは朝にゆうに仏壇に ご飯をやることを欠かしたことはなかっ [音楽] た初夏のある日のことセンタは中間の平地 と大津の馬道へ馬を売りに出かけ たなんとまずい日じゃもうすぐ姫であそこ へ着いたら休みしようあそこは涼しい ふふ涼しい わいここはいつ来ても君が悪い の君が悪かろうがやなんじゃろう が気持ち いえおめえもやれやええ気持ちだ で わかっぱじゃ [音楽] わらのすみかに足突っ込んでおいてその上 キュウリの食べか吐きしらしてそれでただ で住むと思ってんのかこの上は相撲の相手 をせんと通すことはならんぞそれが明日 こと止まり申し訳ないこって給料を必ず 帰りに届けるでこの場はどうか関連して くれするだろう よよし今日のところは勘弁してやろうその 代わり約束を忘れる なかっぱたちはそう言うと次々に淵の中に 飛び込んでいった [音楽] その日大津の馬1でセタの馬も兵器地の馬 も高い値段で売れ [音楽] たほれセンター祝じゃ飲めかが死んでから 酒を立っとるでそう硬いこと言わんで俺 のめ やちええ加減にしとけ早を帰らんと日 がくれやんで久しぶの酒じゃ今日は とことん飲むぞお前先に帰っ とれしょうがないやつじゃそれじゃあわし 先に帰るでキュウリだけは忘れずに届け とけよわしも届けとく でキュリーわかっちるわかっ ちゃる [音楽] あよたよたキリはなんじゃい がどうしたかっぱが怖くてバロなんかやっ てられるか い出てこい かっぱ んキリはどうし たやんでそんなもん忘れてしまった わいなんじゃいそろそろ出てきやがって 俺と相撲とろってのかよし何ぼでも相手に なってやるわいどっからでもかかって こいおかか今日はおかげで馬も高い値段で 売れてしばらくは楽ができそう じゃどうした じゃどうしたじゃか雲に無理やりすも 取らされてしまうたああおめえ給料を持っ ていくのを忘れてしもうたなわしは持っ てったぞそれだけじゃなかやつらわしの 財布まで巻き上げてしもうた何馬を売った 金まで もそれはちょっとひか馬はわらが長い年月 をかけて育てあげたもの じゃセンタは何を思ったか仏壇の飯を 下げると握り飯を握り始め [音楽] た今頃おにぎり飯作ってどうするんじゃ ちらふへ行って相撲を取ってくるお前も 行くかえわわわもこりごりじゃこりごり じゃ [音楽] こりゃかっぱども出てこいいくらなんでも いたずらがひどすぎるぞ着や最後まで奪う とはなりこと じゃ相撲に勝ったら返してやる [音楽] よしわしも若い頃は村一番の力持ちと言わ れた男じゃち手怖い [音楽] ぞさあ来い [音楽] さてこうして相撲が始まったら1匹 投げ飛ばすば次の2匹が水の中から上がっ てくるという具合でいくら投げ飛ばしても キがないのじゃっ たこりゃしたこのままじゃ疲れきって死ん でしまうぞかと相撲を取って死んだんじゃ おかに申し訳が立たん そんなことを考えながら飛び続けるうち腹 が減ってどうしようもなくなってき [音楽] たああちょっと待った腹が減ってどう しようもない弁当の握り飯を食うでお前ら も何か食べたらどうじゃわしらは何も食わ んでも23日は取り続けられるんじゃよ お前らとは体の出来が違うわい これは偉いことになったぞ23地も相手が 勤まるわけじゃなしいよいよわしもこれが 最後 かところ が食べ終わった途端体中にもりもりと力が 湧いてき たこれは ひょっとすると仏様の飯を食ったせいかも しれん [音楽] [拍手] [音楽] ぞどうしたいたずらかっぱどめ おめえの額から光が刺してどうにも思う ように力が入らんのじゃよらの負け [拍手] じゃセンタはどうしてかっぱたちが 逃げ出していくのかさっぱり分けがわから んかった 仏壇にあげた飯じゃ おかかおかかが力を貸してくれたの かおめえのおかげでわしは助けられたん じゃよありがとうよ [音楽] 仏様が力を貸してくださったのかおかかが 頼んで仏様が力を貸してくだされたのか それから姫女苑 [音楽] 昔人里を離れた山奥に豊富者の住宅が住ん でおった2人にはまだ小さな1人の娘が おった名を花と言えた花はある日のこと 二親が朝早くから山へ巻を切りに出かけた ので1人で水子の支度をしなくてはなら なかっ た冬も間近な秋のこと揺れ林の中にはよう 売れた好みがいっぱいに落ちておった ら [笑い] ああああ [拍手] あ [音楽] [笑い] 雨 [拍手] じゃJA [拍手] [拍手] JA [拍手] ああ娘は何やら恐ろしいなきたそれに気が ついてみるとお腹がすっかり減っておった [拍手] [音楽] になって二親が山からいっぱい好みを持っ て帰ってきてくれたうわあすげえ だ山梨あびブドいっぺ あるつい小玉で赤坊じゃと思っておったが もう水の支度までできるようになった かこれ何すだ日向に好みを捨ててはならん と言うてあった だろう日に好みを捨てるとな好みが化けて 出る かこんなものを捨てちゃなら ね他には捨てちゃおるまい な昼間捨てたはずの好みと飛石がどういう わけか見つからなかった 次の日の朝早く二親は用ができて里へ 降りることになった夕方には帰ってくるぜ な気をつけて留守するんじゃようんはを 帰ってきてな [音楽] [拍手] 娘は1人残されて心細かっ たやっぱしねだどうした だろうそうだ燃えてしもただ なその夜夜になっても二親はなかなか戻っ てこなかっ たそれ で娘はついまくれてロバタでうとうとして しもうた [拍手] [音楽] どのぐらい立ってからだったか何やら人の ボソボソ話す声が聞こえ た見回してみても誰もおらんかった なんと人の話し声はひの方から聞こえてき たする [音楽] とああれ [音楽] は好みを頭からかぶったたちが ぞろぞろと手にてにおはしのようなものを 持って現れた なんと可愛げな じゃろたちはむっくりむっくり灰の中 から現れ [音楽] たそして娘の方に向かってぞろぞろと 近づいてきた [音楽] あ君悪くなった娘は慌てて柔を取ると恋人 たちをそれに乗せて灰の中へ降りそして ぐるぐるとかき回した えすると今度は灰の中からぐっと手が脱い て目の足をしっかりと捕まえた [音楽] いや [音楽] [拍手] いやしっかりせん か娘は彩りのそばで足に火傷をして倒れて おっ た次の日両親がいりの灰の中を調べてみる と飛石と好みがいっぱい出てきたやっぱり 飛石と好みが化けて出たものらしかっ たそれから娘は日に好みを捨てることは なくなったやっぱり好みは土へ返してやる のが一番ええそうすればまた春になると目 を出して大きな木をしらせるでな [音楽] 山に はもう冬がくるくるじゃっ [音楽] [拍手] [音楽] た昔昔のことじゃった ある家に3人の男の子の兄弟と1人の母親 とが住んでおりましたがある時お母さんは 重い病にかかってしまいました太郎も次郎 も三郎もみんな心配で仕方がありません でし たところである日のことお母さんは急に身 を起こすとほら山梨が食べてえなでもダメ だべなたった 言ったの です山梨は山の奥深く深い沼のそばになっ ているという話でし た母親思いの兄弟はなんとかお母さんに梨 を食べさせてあげたいと考えまし たよしらが梨しっこ取りに行ってくるよ 太郎は次郎と三郎に見送られて山へ向かっ て出発しました 太郎がどんどん行くと1本の木の寝方に 1人のおばあさんが座っていましたもし おけ の山なしとりに行くだべほれまあどうして 知ってるだだばわしの言うことよく聞けや 不思議なおばさんは不思議な話を太郎にし て聞かせました郎は不思議なおんがして 聞かせたことをそんなことが本当にあるだ べかと考えながら歩いていくとうんこの先 行くとの道が二股に分かれるぜそこに笹が 立っとるじゃその笹が行けちゃがさがさ そういう方へ行くだぞと笹は右へ行けちゃ ガサガサ右へ行けちゃガサガサ確かにそう いったように聞こえました ささがも言うわけねえ べ戻って考えてみるとどう見ても左の方が 近道のように思えてきました ええ左行っ ちまえ山の中の道を太郎がどんどんかけて きます とそこは1本道深い谷合で道はばっさりと なくなっておりました深い谷合だなうヤバ かや途中山端が木の枝に止まっとるだで山 が言うこと聞く だろいくなっちゃぽぽいくなっちゃ ぽぽでも太郎はここまで来て後に引ける もんか としさてそれからまた山の中をかけていき ますと 神から伝わってくる風がいくなっちゃ ヒューヒューと泣いていましたが太郎の耳 にはもう入りませんでしたそして力任せに 岩を持ち上げると いやしまたまた先へ先へと急いで行きまし たどうやら沼はそろそろ近いぞあ沼だ山梨 の木は沼のほりにどっさりとをつけて立っ ていましたああ早くおっかに食べさせて やる だ よしずい分落ちただなほい来たほい来た こうして太郎は沼に落ちた山梨を集めてい ますと何やら黒い鍵がすっと後ろから 近寄りパこの沼に大昔から住んでいる沼の 主だったの ですさていつまで待っても太郎は帰ってき ませんおい三郎おらちょっと様子見てくる だでよおか頼んだど言うが早いか次郎は 駆け出しましたうしこれはけのなんだい なんだい何かようかいおめえさん山なし 取りに行くだべよく知ってるじゃなまたな またんかいはおさんの言うことなど聞こう ともしませんでしたそして二股のところで も笹など目もくれず左の道をどんどん どんどん走っていきました太郎が作った 丸田橋を渡ろうとした時あほあほほカラス が行くなっちゃか行くなっちゃかと泣いて いるのには全然気がつきませんでした行く なっちゃか行くなっちゃか行くなっちゃか 行くなっちゃかうるさいよ 岩のところではやはり谷の風が ヒューヒューと話しかけていたのに次郎は 岩を乗り越えて行ってしまいました うぎそして山梨の木のそばまでやってき ました兄者がいねえだがまいいやおらも 山梨とって帰るべ次郎は山梨の消えススル と登りましたが [音楽] ポキンやいが [音楽] パ次郎もまた沼の主に飲み込まれてしまい ました上のお兄さんたちがあまり帰りが 遅いので三郎もいよいよ沼まで行ってみる 決心をしました気つけてなおめえが帰ら なんだら母さん1人ぼっちになってしまう でよ うんこうして三郎はもうくれかかった 夕暮れの道を山に向かって歩き始めました 腰に木の刀をさして木の寝まで来ると誰か いるでねえだか は山な1人に行くだべなんで知ってるだ その木の刀くれたらいい話してやるよこの 刀サブはちょっと惜しい気がしましたが 思い切っておばさんにげましたおん で太郎や次郎にしと同じ話を郎にもしまし た話終わるとえこしおばあさんは三郎に もらった木の刀を杖にしてどこかへ去って しまいまし たそして二のところへ行きまし た右へいてちゃガサガサ右へいてちゃ ガサガサ右 ガサガサ三郎はの言う通り右の道を進んで いくことにしまし たそれから三郎は真っ暗な森の中へ出まし たおっかねえなおっかねえ な やあそれはふろでした小子はふろの声に耳 を済ますといけちゃほほいけちゃほほ ふの言う通り三郎がまたまた行くと今度は 居だらけのとてもひどい内緒ですいて一体 どうしたものかと三郎が迷っています とけちゃひょけっちゃ ひひ風はそう言っているのでした三郎は もう痛いのを我慢して居の道を進みました と尻尾をけろっちゃ 尻尾をつけろっちゃヒヒそこで三郎は居を 引っこ抜いて長い尻尾をつけまし [音楽] たゆどもゆども沼はなかなかありません でし ただんだん世は開けるし三郎がもう泣き 出しそうになっている とはあ沼だ沼があったぞそして山梨の木は どっさり身をけていまし た東側は 金道北側は影移る南側は危ねえ ど西側から登りなさいあれだどもおら西も 東もわからねそう だお店様が東田でこっちが西だこっちから 登ればえ 三郎はこうして沼の反対側から梨のきに 登りましたそして梨をいっぱいもぎ取り ましたこれでお母さんに梨をいっぱい食べ させてあげることができますところが あんまり喜んだサブは今度は木の反対側 から降りてしまいました黒い影がすっと 近づきパクろを一飲みにしてしまいました ところ がどうしたわけか沼の主はそれから散々 苦しみましたそして点抜刀した挙げとうと 完全に伸びてしまいまし た中から太郎次郎三郎が出てきますどう やら三郎のつけていた居の尻尾で助かった よう ですこうして三郎の手柄で3人は無事 お母さんのとへ帰りましたお母さんは兄弟 たちの持って帰った梨を食べる とおいしいたった一言そう言いました そして見る見るうちにお母さんの病は治っ てしまいましたこうして兄弟3人と お母さんはそれからもお互い助け合いいつ までもいつまでも幸せに暮らしたという ことです [音楽] 昔ならのほど近くに大きな醤油屋があっ [音楽] た1のク2のク3のクとたくさんクがあっ て なにはほどもある桶がぎっしり じゃこの桶の中では醤油の元になるもろみ がぶつ泡立ちながら醤油になる日を待って おっ たで この醤油作りの職人をクランドと呼ぶ倉の クランドにげんちゃんと呼ばれる力持ちの 男がおった山に かかるわしの仕事はまだ のる足の仕事は山ほ あれもろみはかき回して泡を抜いてやらん と腐ってしまうじゃがこの買入れと呼ば れる仕事は骨の折れる仕事でな1日買入れ をすると口も危険ほどになるん じゃしっかりせえ [音楽] な野犬が子供でも産んだんか なげんちゃんお疲れさんなんの飯 梅や何倍目じゃい15杯目じゃがそれが なんじゃえいやそんなに食うて大丈夫かと うるさいわよお前は何かこのわしにもう 食うなと言うとるんかいいやただその梅 やんちっとは年のことも考えた方がな やかましいまだ若いもんに負けやせんの じゃいけんちゃんさっきから何やっとるん じゃ足元の方でごそごそといや何に もうもっと食えるぞわし分かったわかっ たちっとばかしやが父の足しにして やほならめやにすけやんちと言ってくるで あとよろしう けちゃんも大変やなこれからみんなの世話 とはななんななんな [音楽] ほらおか今戻ったねお腹大きい上に具合 悪いや取ってくれなあは直って丈夫なこ 産んでくれ や [音楽] あんたああよし [音楽] よしあこいでもこの貝 思い貝の技かよ手の 技買入れの初めの頃はまだもろみが固くて 偉い力を使うそこでくの旦那もエビの 天ぷらなどせのつもを出すんやがげん ちゃんは食べやせんかっ た元気なコスだ や何しとるんやげんちゃん野犬でもおるん か野良犬に餌やるなんてげんちゃんも 物好きやなあもう仕事は山ほどあれ どおはやおじ さん練り上げて泡が抜けていけば貝は軽く なるの はまんのれた力がなければはのに遅れを 取ってしまうだから梅やんもすやんもげん ちゃんが頼りちゃっ たに かか父ちゃんどうした母ちゃんが唸り出し たけんちゃんすぐ行ってやれじゃがもみは まだ硬いしわしが抜けたんではうんなな わしはまだ若いもんに分けやせんのじゃい [音楽] すまげんちゃんの抜けた後はやはりダメ やった梅やんすけやんの力では泡はよけん のじゃ他のではもうクランドたちが飯も すませそろそろ人風呂浴びようかというの に1のクではそれどころやない泡が抜けね ばもろみは腐る梅やんとすけやんは焦っ [音楽] たもう あか梅やんとすけやんは飯も食わんと布団 にへたり込んだのはもう夜中を過ぎた頃 じゃった [音楽] のおいおい 誰か帰れしるぜ [音楽] 歌わ歌 世あげる まで [拍手] うまいを [音楽] 作り ぬ 完全の開ける まで うまい し [拍手] き わてるてるたぬきの 番おけのかげからお 任せ歌がはめだかいので 軽いおおもう朝かみの骨におらした なへいではまた今夜おおまた頼むわ石のく のもみを腐らせては申し訳ないよってにな へいじゃごめんな てそうか野犬やと思うとったがたきやった んかおっかもう起きてもええんかへえもう そうかそうかこれもげんちゃんのおかげや へえせのつく食べ物のおかげで元気にさし てもろたし父もよう出るしうんさあわしは 寝るで今夜も力仕事せにはならんで [笑い] なうめやん好きやんおおげんちゃんどや 女将さんは生まれたわカカも元気やし迷惑 かけたななにで今度はどっち や子や さあ頑張らねば なあ梅やんすけやんからたぬきのことを 聞かされたげちゃんはその晩2階の根まで 世の吹けるのを待った 土 [音楽] はきの 番お 任せ始め ばの手 軽いてる [音楽] 歌 世開ける までなんて情けのあるや 開ける [音楽] までが かのて 軽い キその年の醤油は一段と上出じゃったそう な [音楽] 九州の小大名のケでカスという男がおっ たカスの仕事は飛脚でいつもあっちの道 こっちの道と荷物や手紙を担いで走り回っ ておったらちょうど時の将軍が体操刀に 凝っておられて地方のお大名たちは珍しい 刀や名が手に入ると早速これを飛脚に託し て江戸へ運ばせるのが常じゃっ たカスも今大切な刀を抱えて東海道を江戸 へ向かう最中であっ たお吉の祝を出てさた峠という大きな峠に 向かう途中でのことじゃった [笑い] [音楽] て [音楽] なんと驚いたことに1匹の猿は化け物の ような大にさわれるところであっ [音楽] たたげた [音楽] よし今助けてやる [音楽] ぞ刀がやられてしま [音楽] たこりは溜まったものじゃないというので カスはくるりと後ろ向きになってスら さっさ逃げ出すことにした こりゃたまったもんじゃないとてもこんな のに付き合ってよらね [拍手] [音楽] んそうじゃ将軍様に差し上げるこの刀なら あの化けだでもやっつけられるかもしれ ん将軍様ちょっくらお借りします [音楽] だね りれ あ いは はく ら将軍様の名も大したことない な ひやおしまっ たあいて ころ [拍手] [音楽] 大変じゃ将軍様に差し上げる刀が折れ ちまっただよおりゃ一体どうすればいいん だよこのままじゃりゃ国へ帰れねえだ よりゃ一体どうすりゃいいんだようん なんだこれもまた刀じゃないかどうして猿 がこんなもん持っとるん [音楽] だや [音楽] こりゃ素晴らしい名じゃこれならきっと 将軍様も喜んでくれるこれは良いものを手 に入れたと早速出かけようとすると後から ぞろぞろぞろぞろ猿たがついてきた [音楽] いやまた出てきよっ た止まったな今度この刀を追ったら俺は どうしようもなくなってしまうんだ [音楽] よよよよせよとてもらの叶う相手じゃない よ いやいや [音楽] ダメじゃ [笑い] こりゃを すごい 切れ味ささささあどっからでもかかって こい相手になってやる ぞ とそれ あ ああどうだ [拍手] [音楽] えさえさ急がにゃいがにゃえらい道くさし てしもうただえさ えさこうして猿からもらってカスの手に 入れた刀は江戸へ行って見てもらうとどう いうわけか孫をかき五郎政宗の柵であった そうなそうして将軍様は体操喜ばれ猿正宗 と呼んでいつまでもお家の宝としたという ことじゃ [音楽] 昔あるところに1人の牛方がいましたある 時山里の人たちに頼まれて海辺の町から 干した魚を運ぶことになりまし た朝早く海辺の町を出たのに今はもう真昼 これから山道にかかって山里に帰り着くの は早くて夕方です少しでも早く頼んだ人 たちに荷を届けにゃならんと牛方は昼飯も 抜きで歩き続けまし た干魚を1本抜いて歩きながら食っても誰 も文句は言いませんでもこの牛方はそう いうことはしませんでした頼まれた2は1 つの不足もなしに届けるこれがこの牛方の 心意だったそう ですこんなところであいつが出なきゃいい がなやがて道は山道となりました千年欅が ギチギチとミキとミキを押しやって道の 左右に立ち並んでいて犬1匹道をそれる ことはできませ んあいつはああいうとさ隠れてん だやはりあいつですやばですペコペコに腹 をすかしたやば ですら まで出た かうまそうな魚なく積んでるのらに1つ くれろなんねそんなこと言わねでくれろ なんねなんでなんね人に頼まれた魚こで なんねそんならベコ食わせろそれもなんね なんでなんねベコ食われたらら商売ができ ねだからなんねならお前を食わせてけろ それもなんねおらはおらの大切なおらだで ななんね山場を怒らせながら牛方は腹の中 でなんとか助かる道を考えていました 走って逃げる手は一番まずい手 です走る力は最後に取っておかねばなり ませんなにグズグズしてるだか魚子かべか おめえかどれか食わ せろしょうがねえ頼んだ人にはすまねえか な うわ1本だけだでゆっくり食うて え山ん馬はしゃがんで物を食うことを牛方 は知っていましたその間に少しでも先へ 行こうというわけですでも魚1本で済むと も思っていませんでした山里が見える ところに行くまでに何本やらねばならない ものか牛方は腹の中で考えていました全部 食われるべかなそれでもまだ足らねえべか なうがったも [音楽] ろやんの食い方は牛方が考えていたより ずっと早いようでした1本また1本魚は 次第に残り少なくなっていきますそして 山里が見えてくる峠はまだまだはるか遠い のです [音楽] いやはやものすごいばかりの山ん馬の食い てですこれが最後の1本もう時を稼ぐ 手立ては他になくなってしまいまし たうまかったもう1ぺこれもう見ての通り 1歩もさがなくねえだうるさい ガシャガシャ言わねえでベコがおめえが どっちが食 さあどっちが食われるか早く相談ぶって 決めるだどら時期に待ちきれなくなるで よすまねえ なそかそか食われるのベ のめこペコだ [笑い] やこのならと遠くはぐえこのべてからでも 追いつけるて [笑い] よさあ走る時が来ました今まで溜めといた 力をブルンと振って牛方は井田天走に走り 始めました まてなんということでしょう牛一をあっと いう間に平らげてまた追いかけてきたの です牛方は心のそこから恐ろしくなって命 からがら逃げに逃げましたは馬方でおもう にしれねおらうね うううてして 食んは追いすがってきます逃げる牛方の息 が続くか追いかける歯の食が勝つ かれた ですの 始めまし たうめうめ人間の何がしてうめ逃げても 逃げてもやんを追ってきて牛方はとうとう 丸裸にされてしまいましたそして最後のふ まで取られそうですふまで取られては男の 恥と牛方は最後の力を振り絞って逃げまし た [音楽] [拍手] [音楽] まて おれこのありに隠れてる日がいどこさ隠れ た 牛方いたいたとうとう見つかってしまい ましたもう逃げる方法はありませんハエル みてに水の中に隠れたたこのやんまの目を ごまかすことはできねえ ぞ牛方はもう一歩も歩けませんでした幸い ヤマンバが追ってくる気配もありません どうやら生き延びたそう思うとどっと疲れ が出て立っていることもできなくなりまし たと折りおく道の傍に一軒の空屋があるで はありませんかよしあの屋根裏にでもかれ て一休みするか よく逃げ延びたもんだこれもベコのおかげ だ身代わりになってくれた牛のことを思う と牛方は胸が辛くて辛くて泣けそうになり ました うんなんと秋だと思ったのはバの家だった のです や牛方を食い逃がしたの惜しかったども魚 ことベゴと今日はおまごちそうにありつい だど あさてこのまま寝るかそれともネズミが おかねえからカの長さ減って寝るかどっち にすべかな ネズミだ かそうです牛方は思い出したのです山場は 何よりもネズミを恐れることこれで兄弟分 の牛の敵が打てるそう思って牛方は ガリガリとやり続けましたネズミだがね ほらかじられる よネズミにかじられまいとやばは大釜の中 に潜り込んでしまいました今がチャンス です牛方は心を落ち着けて敵討ちの支度を 始めました どれ だ たけろどだ から出会う仕方だ なれ違うだネズミだネズミがベコの形を 打つだ かどの日は勢いよく燃えてさすがの山ん馬 も逃げるに逃げられず焼け死んでしまった ということです

『まんが日本昔ばなし』(まんがにっぽんむかしばなし)は、愛企画センター、グループ・タック、毎日放送(MBS)の共同制作により放送されたテレビアニメである[注 2]。

概要
放送枠は30分で、毎回日本各地に伝わる昔話が映像化され、市原悦子と常田富士男の両名が、一人で何役もの声を使い分ける独特の語りによって紹介する。

『月光仮面』や『愛の戦士レインボーマン』など多数の特撮テレビドラマを手掛けた川内康範が監修に携わり、川内の娘で童話作家である川内彩友美が企画。スタッフに一流のベテランアニメーターやイラストレーターが多数起用された。

番組内で使われた音楽にも川内の甥である北原じゅんの純邦楽からロック、フォーク、ラテン、クラシックなどを織り込んだ多彩かつ無国籍な音楽が使用された。

文芸は当初、『リボンの騎士』などの脚本を担当した平見修二がメインでスタートしたが、2クール目から終了までは沖島勲がほとんどを執筆した。なお、本シリーズでは原話から演出家がダイレクトに絵コンテを描き、脚本を経ないケースが多かったため、「脚本」ではなく「文芸」ないし「ダイアローグ」としてクレジットしている。

TBS系列のテレビアニメでは最も放送期間の長い作品である。
まんが日本昔ばなし 2023 Vol 132 「桃太郎」 | まんが日本昔ばなし

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