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【まんが日本昔ばなし】 とうすけどん (とうすけどん)



【まんが日本昔ばなし】 とうすけどん (とうすけどん)

[音楽] 昔昔鹿児島の桜島の麓に兄と弟の兄弟が 2人別々な家に住んどっ [拍手] た1番りじゃ よしよし人働きしてこよ [音楽] おとは働きもんじゃっ た毎朝暗いうちから起きて鍋に大根をかけ て働い たそれに比べてアドは大変ななけもじゃっ た [音楽] もんじゃあなまけてばっかりいたんじゃ牛 がすかしてかわいそう じゃそろそろデコン汁が見えたよう じゃやがて畑で一仕事終える頃にはデコン 汁がうまそうな匂いをプンプンさせておっ たデコン汁とは大根汁のことじゃ [音楽] [拍手] やどんまたでこ汁もらいに来たぞおうまか でこ汁できちるぞあにでも食べなそれ じゃあいぺごしそうになろう [拍手] かうまかこりゃいつ食うてもうかがおどん どうすれば焦げうかでこ汁ができるん じゃいあんさんわしが鍋はなデコンを 仕掛けておけば古源になるんじゃこりゃ また便利な鍋じゃ なあそいならこの鍋をわしに貸してくれや うんただし朝早に起きてやらんとダメじゃ ここりゃよかったこいで明日は馬がでこ汁 ができ [音楽] どそうして次の日の朝アニョドは朝早から デコンを切っては鍋に入れた これでよしと はあ眠か眠かアニョドンはそれから ぐーぐーねいってしもうたやがてお様が天 に登った [音楽] 頃のは馬か汁ができているどころではな デコンは生のままプカプカ鍋の中に浮かん でおっ た煮えちらんよなんでじゃろうナメドの 機嫌が悪かったのじゃろう かあくる日またアニョどはおとどに教わっ たように朝はように起きてデコンを切って 鍋に仕掛けた [音楽] そしてまた昨日と同じようにぐぐ大引きを 描いて寝てしもう たやがてまたお様が点高く登っ たあよく寝たドラでこ汁でも食べるか なありゃありゃ [音楽] 鍋の中を見たら昨日と同じようにデコンは 生のままプカリプカリ浮かんどったアニョ はがっくりしてしもうた あアニョドンはどうもデコンの煮方が悪い のだと気づきおとっのとろへ走っ たおんおはげしたぞしてもはえんがどう すればデコンは煮えるんじゃどんいくらよ か鍋でもデコンを切って仕掛けておくだけ じゃデコンは煮えんぞ え確か仕掛けておくだけでよか言うたがの あんなどん早を起きて鍋にデコンを仕掛け てから枝をくべやんせうんうんそれが済ん だら川の土手行ってかごいっぱいの牛の草 を切ってきんせうんそうして帰ってくると デコンが煮えとるから うんこれよこと聞いたえっと鍋を仕掛けて からえっと小枝をくべて うん うんそれから小田とりにいやあ草に行くん じゃったなうんその通りじゃどん よしおいも明日は言にしてみ ぞアニョドは機嫌よく家へ戻っ た次の朝アニョ丼は早を起きてデコンを 切って鍋を仕掛け たそれからおとっとんが教えてくれたよう に小枝に火をつけ てこれでよよかおどんが教えてくれたよう にしたぞどらまた一眠りじゃ ちごたちごた草切りに行くんじゃっ たニドはかを背負ってカを持って草切りに 出かけ た あ眠 かアニョ丼は朝早くくりをするのは初めて なのであびをしながらくりを始めた [拍手] [拍手] ああきつ か一眠りしよう かはじゃけんどデコが2円で頑張らねば ならねえ ああきつ かおどんが言うた通り草いっぱい切った [音楽] ぞだ けんどベコンは本当に見えちるかい ねアニョドは草がいっぱい入っている家を 重そうに背負って家へ向かったそれを見て おっとんは大きく頷いてにっこりと洗った 今日はおどんが言うた通りにしたから きっと見えちゃる [音楽] ぞでこんじる じゃできちゃっ たおいがでこんじるがえちゃったぞ おがでこじがえった [音楽] [拍手] [音楽] [拍手] [音楽] ぞこら馬 [音楽] [拍手] かこらうまか 働いた後のデコン汁の味はまた格別うまい わいこうしてアニョドンは働いた後の デコン汁の味を覚え [拍手] たそれから先のアニョドンは朝は早を起き てデコンの鍋をかけ草に出かけることが 毎日の癖になっ た牛丼は毎日草が食えて安心したて太っ てい [拍手] たおとどもよく働くようになったアニョ ドンの様子にほっと安心し [音楽] たそうしてやがてアニはでのになおは村で 1番の金持ちになって2人ともよ暮らしを したということ [音楽] [拍手] じゃ 昔昔名山という山の麓にそれはもう おかしな小僧が たいつもいつもふんどし一丁でな ああんころ餅が食いて なアンコロ餅が大好きじゃった おかアンコロ餅が食いて よいつもおっかにがではアンコロもを作っ てもらっておった おっ母も可愛い子供のこととて毎日アコロ 餅を作ってやっては食べさせてやっておっ [音楽] たところ がそんなおっかもある日のこと年をとって 死んでしもうた あんこの持が食い [音楽] てそれでもやっぱり小僧はアンコロ餅が 食いてえのでアンコロ持が食いてアンコロ 持が食いて持ちが食いてと言って村の中を 歩き回っておった村の人たちもはめは道場 してアンコロ餅を食べさせてやっておった がそのうち誰もやらんようになったそれで も小僧は毎日雨の日も風の日もアンコロ餅 が食いてアンコロ餅が食いてアンコロ餅が 食いてと言い歩いておった アンコロ餅が食いてえ よその日も小僧はアンコ持ちが1つも もらえなかったので仕方なく永明寺山の上 へと出かけたアンコロ持が食い [音楽] てそのうちうとうと眠ってしもうたすると 夢の中におかが現れ たおっか我はまだ持ちが食いてと言うとる か うんそんならあと2回だけ食べさせて やろうおっかは今天国にいる天に向かって ふんどしを投げろやそしたらその中に入れ てやるでええかあと2回だけじゃ ぞ小僧 は朝になって目が覚めた ありゃ夢を見ておったか やでもおっかが嘘をつくはずはねえだ うわあこれでアコロ餅が食えるぞ 小僧はふんどしを外しておっかアンコロ 持ち来る よ思いっきり空へ向かって投げつけ たすると なん と空からスルスルっと本年が降りてき て は松のの枝にぶら下がった あれ そしてその中には重箱が入っており重箱の 中にはアコ持がいっぱい詰まっておった うわ [音楽] もう夢中になって食べに食べた そしてえ あおっかありがとよありがとよおっ かこだまがおの返事のように聞こえ [音楽] たある日のこと殿様が村の見回りにやって 来られ たそんなことおなに小僧は相変わらず アンコロ持ち食いてと言っておった アンコロ持ち食いてあんコロもち食い てあんコロもち食いてあんコロ もちと様もアンコロ餅が大好きなのじゃっ たアンコロ餅 か どもわしもあこ餅が食いたいぞ村探して でらとこでは今日作らんねえ [音楽] だね だありはしねえだアンクアンクアンコロ アンク食べたい な何 ないないとたらマスマス食べ たいアンコロ餅探してまれアンコロ餅 アンコロ餅 じゃアンコロ だアンコロアンコロ持ちアンコロ 持ちこれを聞いて小僧はすっかり殿様が 気の毒になったなんと言ってもアンコロ餅 を食いて気持ちはよくわかるそうだっは 2度と言っていたもう1回やってみるか殿 様 やい殿様 やい大殿様はふんどし一の姿で現れた小 ぞっこにすっかり驚いたこりゃ大殿様の前 に何という姿でおるかとケラたちは カンカンになって怒ったら はへっちゃら 殿様にアコロ持ちをぜますそう言うと殿様 の前でふんどしを脱ぎ始め たおっかアンコロ来る よそう言って思いっきり空へ向かってふを 投げつけたするとするするっとふはまでて いっ た そしてなん と夕方になってやっと空から降りてき たこうして開いてみると やっぱり重箱が入っておったアンクル持ち かやおの様食べてくん だあっ たアンコロ持ちじゃアンコロ持ちじゃ アンコロ持ちじゃぞ こんな海アンコロ持ち初めてだ ぞ野様はよほどアンコロ持ちが食べたかっ たと見えてまたたくにアンコロ持をげて いった [拍手] [音楽] [拍手] [音楽] [拍手] そうして殿様は最後に重箱の隅にくっつい ておったアコ指ですってペロっと舐めた そうな うみゃ小に褒を取らせ [音楽] こうして小子は殿様から褒美をたんとむい 一生不住せずにアンコロ餅を食べて暮らす ことができたそう じゃおかしな小子じゃ [音楽] なあ昔昔 ある町の長屋の一軒にそれはもうアホな 息子が1人住んでおった毎日仕事もせず ブラブラしておったが年頃になって嫁さん をもろうたそれでも相変わらずブラブラ する癖は抜けんかった [音楽] 腹減ったけど 飯まだかなさっき食べたばかりじゃないの 何もしないのによくお腹がすくね俺ら仕事 もないし夜までは長いし昼寝でもする か嫁さんはとうとうたまりかねてこう言う たお前さ毎日ブラブラしてたさんじゃ体に 毒だし一層何か思い切って飽きないでもし たらどうかね飽きないだってらにできるか なそうね魚屋さんなんかどうかしら 手っ取り早いと思うけど魚 やいやいやいややっぱりらには無理 だそんなことないよが教えてあげるからさ やってごらんよ嫁さんは嫌がる亭主を 無理やり押し立て てへそくりで魚と道具を買ってなんとか 魚屋にしてあげたお前さん人の大勢いる ところ行って取り立ての魚はいらんかね って言うんだよふほたそれじゃちょっくら 行って くら取立ての魚はいらん ねするとちょうど葬式の家に出くわし [音楽] たここは景気が良さそうだちくらごめん なすってちくらごめんなすっ [音楽] てえ取立ての魚はいらんか ねえの魚はいらんか ねひて魚はない けんど癒しのことか ねそれ じゃあめでたいたかタコいやいてめえなん だって葬式の席乗り込んできて魚はいら ねえかなんて抜かし上がるんだよとどする お前さんそういう時はこのうちのおじい さんかおばあさんが悪かったんだねと言う て悔みの1つも言うもんよそうすれば魚の 1匹も買ってくれる よそうかお悔みを言えばいいんじゃな明日 からそうしよう [音楽] そうして次の日 魚今度は結婚式に出し [音楽] た今日はここで諦をしようえごめんな ごめんなさごめんなごめん [音楽] なここでみえばいいんだな えこの家のおじいさんかおばあさんが 悪かったんだってね本当に惜しい人を泣し てしもう たさお悔みの1つも言うたでお酒の1杯も 呼ばれるかこれはこれはどうもありがたく 頂戴します とか申しまし [拍手] て本当に惜しい 人やいてめえなんだってこんなめでたい席 で奥なんぞ言いやがるんだよ お前さそういう時は高砂の1つも歌うもい よそうすれば魚の1匹も買ってくれるよえ そうか高砂を歌えばいいんだなたさ やくよし明日からそう しよそうして次の日え取立ての魚はいらん かね 今度は上場に出会ったうやっとるやっとる こいつは賑やか じゃ 高屋この裏にほげ て高さん [音楽] この裏 にげ て邪魔邪魔 この船にげてお様でしたいやいやいや てめえ何の恨みがあって人が困ってる時高 なんぞ歌うんだよえちょっと うせろちょちょちょちょっと待ってらただ 魚を買ってもらうと思ってよいいさだよ 来たんです かちっととうせろこの [音楽] ノアお前さそういう時は水の1杯もかけて 火を消してあげるもんよそうすれば魚の1 匹も買ってくれるよそうか水をかければ いいのかよし明日からそうしよう [拍手] そうして次の日えー取り立ての魚はいらん か ね今度は鍛冶屋の前を通りかかっ ただだ だこでなんてをしてくれるだ じゃ話が違うんじゃないかよちょっと [音楽] せろお前さんそういう時は向こう槌の1つ も打ってあげるもんだよそうすれば魚の1 匹も買ってくれるよそうか向こう槌の1つ も打ってやればいいんだ なよし朝からそう しようさてまた次の日え魚はいらんか ね今度は夫婦喧嘩をしている家に出した [音楽] 悔しいわ悔しいこの ひょ [音楽] 向お前さうちの人になんてことをするんだ よこれでも くらえののして 出て うせろ男はまたしても失敗してそのことを 嫁さんに訴えたお前さんそういう時は まあまあどちらさんも言い分があり ましょうがここはわしに免じてお取り くださいと言ばいいそうすれ宝の1匹も 買ってくれるよ そうかそう言えばいいのかそうしたら明日 からそう しようさてその次の日魚 はれ今度は牛がめっこしているのに 出くわし たあこれはいいところに出したさてと まあまあままお互いにどちらも分はあり ましょうがのところはわしに免じ て おし取りをひそんなに狙わないでくれ よ 助 て助け て助け て助けて [音楽] まあバカな息子もいたもん [音楽] じゃこうしてアホ息子はいつまでたっても 魚屋ができんかったそうじゃ [音楽] [音楽] 東京石川という川に今も下頭橋という しっかりした石の橋がかかっていますこの 橋は昔は木でできた橋だったんですが江戸 時代に今のような石の橋に掛け替えられた のでしたところでこの橋については1人の おじいさんにまつわるお話が残っているの です 昔昔この橋は江戸と川越を結ぶただ1つの 橋として大層な賑いを見せておりました そのせいかどうかこの橋の上はちゃっかり 大勢の乞食たちがたしておりましたそうな ベれなかわいそうになこれでも食べなされ どうもありがとうございますあこれ何する だおありがとうござ や毎度終わりおおおおらのもらったもんだ ぞいやらの皿に入ったもんだこの野郎 てめえ盗っとみたいな真似しやがって何よ 盗とだなんだ盗とたこの野郎やろってのか おやろってのかおやるこしてやるなんだ なんだなんだ喧嘩だ喧嘩だ喧嘩よこにゃ こにゃやら大いた大いた大いた邪魔だ邪魔 だ高屋さのれだよ ちゃうおっとっとごめんよ待って釣りだお 釣り だやられたおおだうわわわわの財布を返し てくれ御だ御だ御だ御だよ だ へおとっちゃん儲かっちゃっ たとまこんな調子でその頃は世の中も のんびりしておって乞食も町の人々も 仲良く暮らしておりましたところでここに 六さと呼ばれる年置いたこじがおって みんなとはちょいと離れた橋の多元で商売 をしておりました右や左の旦那様哀れな こじめでございますどうぞ1問でも恵んで あって送ん なせちょいとろさんこれうちの旦那が着し たものだけどねお前さんにはぴったりだと 思って持ってきたよよかったら来ておくれ よどうもどうもおありがとうござい ますこうしてロさんはこの辺りでは最も 古株の乞食でしたが毎日こうして人が通っ ても通らずともせっせと頭を下げており ましたところがこの六さんを仲間内では けちんぼ六さんと呼んでおりましたという のも うササササドさんよ今日は稼ぎも良かった しよ早えとこの店していっぱいやるじゃ ねえかえですがら少し稼がしてもらうで いよろさんよ乞食なんてなんなんだよ稼ぎ があったらあったで飲んだりくったりして 気ままにやるのが楽しみじゃねえのかいえ ですがらいやろさんよおめえさんも年取っ て先も見えとるというのにどうしてそう 稼ぎなさるんのずいっぱいやってよ眠りは よく眠れるのにやせっかくだが今日の ところは皆さんでち 全くケだしっかりしてら なさんはこうして決して仲間たちの 飲み食いの仲入りをしなかったのでみん からはケチちゃんと言って悪口を言われて おりまし たてぼちぼち帰るとするかか いかねえか い俺この通り酒の魚もあるでよいやわは もう寝るに皆さんで楽しんで くだせ全く付き合いの悪いじいさんだ ぜ今日もこのないに稼がしてもらうた ありがとうございました そろそろ寝とする かロさんはいつもこうしてごろりと横に なると眠ってしまうのでし たそうして冬になっても春になっても夏に なっても秋になってもいつもロクさんは この橋の多元で頭を下げておりました こんなロさんにもたった1つ楽しみがあり ました 夜河に腰おろして川のせせらぎに耳を傾け ながら月を眺めることでし たああちゃいお前さんかロックさんあの音 はなんじゃいああれかあれは祭りの音じゃ よ祭りああそうじゃともう祭りは楽しいだ でんでこ でんでんでこでんロさんはこの時昔の若い 頃のことを思い出しておりました [音楽] ロさんどうしたんじゃあおすまんすまつい 昔のことを思い出してなお前も取ったんに 祭りに連れてってもらうとうんこれサブ 早く飯くわかそれじゃあロクさんまた来る よあまた なそれからしばらくして雨の日が続きまし たおけちんボロさんじゃねえかいこんな雨 の日でも稼ごってるのかい危ねえ危ねえ この橋じゃ危ねえ大雨が降れゃ流される 流されりゃみんなが何にするこの橋が危 ねって よそりゃそうだ大雨がふりゃロさんの小屋 なんか1くだロさん人のことより自分の ことを心配したらどうだいえ危ねえ危ねえ 早くとあねこのままじゃなんとしても あね 全く変なじいさんだ ぜおありがとうございそれから何ヶ月か 経ったある日の ことありがとう ござ誰もおいおいお前さんたちロさん知ら ないかいいやみかけねえなもっと風のいい とこへ行ったんじゃ ないある日のこと突然ロックさんの姿が 見えなくなったのでしたすると おーい大変じゃロさん がロさんは1人でひっそりと死んでいまし た年も年でしたが食べるものもあまり食べ ず貧しい暮らしをしていたので体が弱った んでしょ 町の人々と乞食の仲間たちは身よりのない 六さを年頃にとってやりましたそうしてロ さんの小屋の後片付けをしていたある日の ことなん じゃか金 じゃ橋作るか ぞえい体を残しとったもん じゃこの橋作り替えるために六さんは辛抱 しとったんじゃろか六さんは若い頃洪水に 流された苦い経験があったのでコツコツお 金を貯めて橋を作り替えようとしていたの でし たロさんの心出しを生かして立派な橋を 作ろう かよしわしも寄付をするおありがとうござ やすくおめえにもらったんじゃない [笑い] [音楽] こうして六さんの心ざしを継いで足りない ところは町の人々もお金を 出し合い立派な石の橋が完成しまし たこの橋は毎日毎日ろさんが頭を下げて 貯めたお金で出来上がったので下橋と 名付けられまし た今も東京石寺川にはこの橋がかかってい [音楽] [拍手] ます 昔 昔狐とくは たういくせ出て こいいや きぞくせよおめえ相変わらずくせ のくせとはたきのことじゃっ たそれでも狐とくは仲が良くいつも 連れ立って野山を歩いておっ たおいくせよ水が増えても声は当たれなく なったぞ困ったなあなんじゃあれはえどこ どこもっと前じゃよえうん それ おさくせわいつも狐に騙されてそんな 役回りばかりさせられておっ たしばらく行ったところで狐とくは山仕事 をするきこを見つけ たせよあのきこりの弁当うまそうじゃなあ うまそう だだけどキ丼見つかったらただ休まないよ 何頭を使うんじゃよ しばらく立ってきこりが一服していると目 の前に若い娘が現れ [音楽] たうわ変な匂いがするくせくせくせくせ くせくせくせえぞくせえぞ あなんでらの名前を知っているんじゃなん じゃたぬきじゃねえかおキもかこらこら 待て待て待てよくも騙したな捕まえて たぬき汁にしてくれる わ3段なめにあってようやくくが戻って みる と狐ゾおらに弁当の分け前 くれお前の帰りがあんまり遅いので腐ると いけねえから始末しておいてやったぞ全部 食べちゃったのか俺がそんなことするはず ねえ だろうほれ弁当の真の1番大事なところは ちゃんとお前に残しといてやったよ1番 大事な ところそうかすまん な梅星の種しか ねえぞこれが大事なところかささ朝早く 食べて仲良く昼寝でもしよう やそうしてまたこんなこともあった夏が 過ぎ秋が来た頃くと狐はいつものように 連れ立って魚取りに出かけ た ほいととはいよとらもいちゃったらよと さあど約束だで交代するべまだじゃまだ じゃ向こう岸の深みにはもっと大きいのが いっぱいいるで らいそうか大きな魚の方がうまいからな よし待ってろ よさていただく [音楽] かは全部食べちゃったのか味見しようと 思って食ってみたけどまずくてまずくて 食えたもんじゃねえよ 何言うだキド交代でかい入って魚取って 一緒に食べようって約束したじゃねえ か俺とお前は友達 だろう今度またうまい魚を2人で取って 仲良く食べようぜなくせ [笑い] よこうしていつもいつも騙されて損ばかり していたくはとうと観念袋の大が切れて しもう た やがて谷川につららの下がるような寒い保 となったある日の ことのキどんなんじゃせ よ一富中食べる魚を一晩で取る方法がある んじゃが てみねえかへえそりゃはすげえなただし 一晩寒いの我慢しなけりゃならん から大変なんじゃがのなに一冬中の魚が いっぺんに取れるならそんな我慢たやすい ことじゃどうするんだうんと寒い晩にこの 下の水車小屋の下の曲がりに尻尾を垂らし て晩流し売れば魚がいっぱいくっつくだ だったらその役はお前がやれ えそりダメだなんでおめえじゃダメなん じゃ らくせだからくせしっぽにゃ魚は寄ってく ねえ だそりゃそうだおめえはくせから [笑い] なそこで狐は小ガラスの服うと寒いバに 1人で河へ出かけたそして水車小屋の下の 曲がり道へ来ると冷たい水の長い尻尾を 垂らしたひゃーう冷何くそ一冬中の魚を 取るためじゃ我慢 我慢冷て 冷 て冷て冷て ぞ よいしょうお滑てぞ滑て ぞおくっつい た23 4匹5匹6匹7匹8匹おおおおえぞええぞ どんどんどんどんくっつけようく尻尾に くっつく氷を魚に間違えた狐はうちペ じゃった川上ではくせがせっせと交流を 砕いては流しておっ た 9もつけと1314 15うわうわうわどんどんくっつけうわ こりゃ大量だ ぞ よいしょいくらくせが魚をくれって言って も絶対あいつに渡さんぞ こらしょ こらしょう錆な ちくしサよ うしべしてえガメだまだ動いちゃうう我慢 我慢一風の魚を取ったら遊んで暮らせる ぞ [音楽] さしてキは寒さに風ながらも冬食べる魚 感情しながら一晩中淵に腰を下ろしておっ たそう なやがて夜明け近くになり体もコチコチに なるまで我慢しておった狐がいよいよ 立ち上がろうとし たさって帰る ぞよっく ないし少し欲張りすぎたかな 何 くそくそったれしかしこれだけありゃ一冬 どころか夏まで遊んでいられるぞざめ [拍手] あがれあまりの尻尾の痛さにたまらず狐が 後ろを振り返ってみると尻尾の先には大岩 ほどもある氷の塊がくっついておった [音楽] くそ苦のやに騙され たちこの野郎 う よ助け助けて助けて くれおいおいおい助けてくれ [音楽] 散々くを騙してばかりいた狐はこうして命 からがら逃げ延びたが自慢の尻尾は毛が 抜け皮も剥れて見るも無惨な様子じゃった まあんまり調子に乗って人を騙してばかり いるとこういうことになるということじゃ [音楽] 昔種ヶ島に1人の狩が住んでおっ [音楽] た狩は鉄砲内の名人でした獲物はいつも一 発で仕留め玉を無駄にしたことがないと 言われるほどでしたそれに勝っている犬が また大変に優秀な犬で消しと黒口と呼ばれ ていましたカリウドはこの2匹のカ犬を 大変に可愛がっておりましたそれで他の 漁師仲間たちはこれでは獲物が取れぬはず がないと羨むほどでし たところがある日のことその日はどういう わけか獲物が取れませんでし た俺が量に出てうさぎ1匹取れぬそんな ことがあってたまるかけし黒口頼むぞ獲物 を探すん だ狩は意地になって山の奥へ奥へと進んだ すると1度も来たことのない場所に出てい ましたそこには志田の草村が一面に広がっ ていまし えじゃ なわしはこの山のことは隅から隅まで知っ ていると思っていたがこんな場所があると はその時2匹の犬は獲物を求めて辺りを 歩き回っていましたがそのうち姿が見え なくなってしまいました 来い黒口こい やがて夕暮れになり狩は必死になって探し ましたがどういうわけか消しと黒口の姿は 見つかりませんでし たそのうち夕が辺りに立ち込めこのままで は足元もおぼつかなくなり狩の身すら危険 な状態になってきまし た早くここを抜け出さねば [拍手] そこで狩は明日また出直そうと思い木の枝 をおり足中という造りを目印に置いてその 場所を離れまし たところがその夜一晩中山の中を彷徨い 歩き家に帰り着いた時はもうしらしらと世 が開けていました カリドは休む間もなく家を飛び出すとまた けしと黒口を探しに山に入りました ケ ク クでも昨日迷い込んで足日を置いてきた 場所はどうしても見つかりませんでし た戻らぬ犬が心配でならなかったカリオは そこで人手を集め山中くなく探すことにし まし たしか何日も山に分け入る手分けして 探し回りましたらどうしても見つかりませ [音楽] ん狩はそれでもけしと黒口のことは諦め きれず1人で毎日早くからまで山を 探し回りまし た狩は6に飯も食わず1日中探し歩くもの ですから体は日に日に衰えていきまし た犬を思うお前の気持ちは分かるがのこの ままではお前は体を壊してしまうぞ逃げた 犬のためにお前は命を縮めるつもりか 山に逃げた犬は野犬になりたえ見つけても もう人になれるもんじゃなかろうに逆に 向かってくるやもしれ んむうそうなればお前が撃ち殺してきた獣 らと一緒 じゃもう俺のことに構うな2度と来るな犬 はやめるんじゃ消しと黒口をその辺にいる 山犬と一緒にすると許さんぞ消しと黒口は わしの分身 じ テスコ黒口 来いカリドは消しと黒口のことで頭の中は いっぱいで村の忠国にも耳を貸しません でし た新緑に彩られた奥山の景色もいつの間に か赤や黄色の模様に変わっていました ク犬を諦めずに探す狩の物しげな声が山の 奥から時折り村にもかすかに聞こえてき ましたク こいク こい 来い クなんと哀れな早く見つかってくれれば いい がやがって寒い冬が訪れまし たその頃になるとカリドはもう見る影も なく痩を衰えていました その日も夢中になり消しと黒口を探して 彷徨っているうちにふと辺りの様子を見て 驚きまし [拍手] たそこは以前迷い込みけしと黒口を見失っ た場所だったのです けし黒口けし来い黒 来いけし来い黒口こいキシ こい黒口 こい [音楽] ス狩がようやく会うことができたけと黒は 主人の雑を大事に口に加えて死んでいまし たその消しと黒口の変わり果てた姿を見て 狩は誰もいない奥山で思いっきり声をあげ て泣きまし たそしてなくなく丁寧に葬ってやりました でもあまりの悲しさに狩はその後寝込んで しまいました ほんにかわいそうなことした主人にはぐれ た2匹はその場所で足なを見つけお前さん が戻ってくるものとじっと動かず待ってい たんじゃろうなあの日わしは1匹の獲物も 取れぬことに腹を立てて意地になって物を 探し求めたそしてあの見たこともない 不思議な場所へ迷い込んでしまったたまに は獲物のない日があってもええのじゃった が下しと黒口には本当にすまないことして しまっ たカリド は最後にそう言うと静かに息を引き取った そうです カリウドの死後今までに見たこともない鳥 が姿を見せるようになりましたその鳴き声 は身にしみるように寂しく村人にはけい黒 ちいと泣いているように聞こえました村人 たちはきっと狩の魂が乗り移ったのだと 信じまし たその鳥は夕暮れになると奥山から飛んで きてけしこい黒口恋いと一晩中泣いて 夜明けと共に奥山に帰って行くのでした このことがあってからというものカリド たちは山に笑を置いてくると不吉なことが 起こると言い伝えてきたと言い ますそしてそれから後も誰1人として狩が 迷い込んだの一にげる場所 はなかったということ [音楽] [笑い] [音楽] [拍手] です 昔あるところにそれは君の悪いお寺が ございましたそうな これはそのお寺にまつわる怖いお話で ござい [音楽] ますその寺にはいろんな化け物が住んでい てな中でもまあなんだないに怖いのが人 だま2に怖いのがみのフルイド 3番目といえば1本足のカコ僧が こんばんは こんばんは 怖い病ものどもね [音楽] こんばんは [音楽] こんばんは こんばんはった やお番でやすなんじゃひろ会 の変な格好するなよもうら投げたの花が 切れたもんで変な声出すなよもうら腹減っ てるもん でなんとも人騒がせな兵力さんでござい ますみんな落ち着きを取り戻すとまた村の おじいさんの幽霊話に耳を傾けたので ございますほらなんともねえ ねまな強力はちと足らんから波の1感じが 鈍いんじゃんだがなこれだけはお前でも 怖いはずじゃよ ええしししあんだそりゃあずきとのお化け じゃよあずき研ぎうんだこいつは本道に 救うお化けの本尊でなこの村のものも誰 1人正体を見たものがおら ん初初しきあきとぎましょうか人取って 食いましょうかしきしきしき声だけじゃ そうなこれが一番怖い へ怖くねえ おらなんとも ねえせっかくの話を兵六さんがぶち壊した ものですから仲間たちはすっかり腹を立て てよしそれなら兵六丼に本当に度胸がある ものかどうか実際にあのお寺に行って 肝試しをしようということになってしまい まし [音楽] たほらなんともねえ ほらなんとも [拍手] ねきゃほらなんともねえ [音楽] おばで アンスせっかく北田で本土までちょっくら 取らしてくんろ [音楽] ああ えおばで アンスで おばで アンス よいしょおばであんすずっと取らして もらいますよ あーなんとあろうこととか力は本道の 真ん中に座り込んでしまったのでござい ますさてどうなることやらなんせ本道の主 はあのなか あとええおばでやんすあき時の旦那兵力で やんすみの主が旦那のことおっかねおっ かね言うもんだからだば俺もちょっくら 人波に怖がらしてもらおうと思ってこうし て来てみたでやんすご苦労だどもあきとの 旦那ちょっくら顔見せてやってくだせお願 でやす もだな怖がらしてくだせ よ出ますねいよいよ え出るでやんす ね稲妻が静まると何やら静かで陰気な物音 がこれでございますこれ が幽霊のをぐ音なのでごあきとぎましょう か人を取ってくいましょうか ししあきとぎましょうか人取ってこい ましょうか初 初初初期初初期人取って食いましょうか しきしき しき他には きとぎましょうか人取ってくいましょうか ししリアンスから他に は安き研ぎましょうか初初 初アンスから他にはあましょうかしし てえましょう かならが足りねえと思って手加減してるだ なもう少し頑張って怖がらせてくだせ よけましょ か [音楽] も出たで すねどれ 甘いなんとそれは大きな牛のように大きな あずきの案でできたぼたもちでございまし たそう なそれからというもの兵六さんは腹ごなし のために昼は畑仕事にせいを 出し夜とも ディアンスはい気をつけ [音楽] てはいバン [音楽] ディアンスではいただくで アンスはいおばで [音楽] アンスヨのことで無理もございません落ち てくるボタもだんだん小ぶりになってきて [音楽] ある日兵六さんはそれまで隠してきたボタ もちのことを村の週につい喋ってしまい ましたそうな嘘つけ嘘だあとはよにも 恐ろしい幽霊のはずじゃそんなことはある わけはねえぞそれがそうでねえだ証拠を 見せるで今夜らと一緒に行ってみべ [音楽] はいおば [音楽] であのはい [音楽] おすえーあとの旦那おアンス今夜は1つ でっかい方のボタもちをお願します だそのにて何の声もなく一つまみのアコも 降ってこなかったそう で旦な今夜はら1人でねえですよお客人が お見えだモなしがねえとは侵害ですだお ねげです一靴でいい からあんだ稲妻だけかだんな客人はモテ なすもんでやんすよいいよもいいよあん にゃあよさねえこのままじゃおら嘘つきに なるださあ旦那どうしてくれる [音楽] うなんだやこれ [音楽] はこりゃナスの漬け物でねえか旦那もが 違うだボタ持ちはどうした毎度毎度ボタ 持ちはないわたまにはナスのつてもでお茶 でも飲ん でナスが出たからこれが本当のもてなす じゃの [音楽] [音楽] 昔あるところにとても貧しい村がありまし た元々は豊かな村だったんですが3年 ばかり前に山が火を吹いたので作物が取れ なくなってしまったんですある時この村に 疲れきってお腹ペコペコの旅人がやってき ましたもう2日も食べていないので フラフラですここの畑のた大でもそれは それはごそに見えましたが人の作った作物 を盗むほどこの旅人は悪い人ではありませ んでし た無駄とは知りながらも一口の食べ物を 求めて旅人は村の家々の戸を叩きまし [音楽] たバカたれ 小夜のわしが大根の雑炊しか食えんような ところに物をもらいにきよってはよ峠の 向こうへいんでしまえ山向こうじゃバカ たれ肺がフラなんだでたらふく食らって やがるよ早をいんでしまえバカたれ [音楽] がのみみわしの畑から大根の1本でも抜い てみろただでは浮かんぞ近頃は村のもも ちょくちょくわしの畑から盗みよるが みんなひらいて大感送りじゃ ん足跡で分かるんだ足跡でな作物を台無し にした火山じゃが盗を捉えるにはこれほど 便利なものはねえわかったなバカたれ [音楽] [拍手] [音楽] [拍手] [音楽] [笑い] とうと旅人は村で倒れてしまいました11 月の小が吹いて夜が冷たくありに落ち かかってきました [音楽] [拍手] ne もうねえだおばあさんは自分の夕ご飯を 全部旅人にご馳走してしまったのです たった一口の葉っぱばかりの雑炊でした お腹が と あお腹はぐんとは [音楽] 恥ずかしかわいそうになあんなもんじゃ たらんかろよいやいやとんでもない たっぷりとご 馳走お腹のやつがどうもすまないこと でこの哀れな旅人にあと一口でも何か食べ させてやりたいとおばさんは思いましたが もうこの家には何1つ食べるものはあり ませんでし [音楽] たしょうがねえだ うん私だけが食べておいて恥ずかしいこと だ がふりみろお前が辛抱が足らないから とうとおばさんがっちまった ああそれにしても腹が減ったなあ [音楽] [音楽] お [音楽] たんと食え味噌でもあればいいがまいい じゃ なおばあ さんありがたくちょうだいいたします よむしむしゃむし 美味しいむしゃむしゃ はあ うんありがてえ ガツガツ あ あ次の朝早くまだ世も開けぬうちになぜか おばあさんは疲れて眠りこけている旅人を 起こし早々に旅立たせるのでした に世話になりましたな大変なごそになって しまっ て何のきなしに地面を見た旅人ははっとし まし たおばあさんの足跡があの意地悪な小夜の 畑の方に続いているではありませんかお ばあ さん余計なことは気にせんでええからは よい山を超えるんじゃそれでもおばあさん [音楽] 旅人の足は震えていまし た明け方の寒さのせいばかりではありませ ん木の小さい旅人は後のことを考えない ようにして夢中で道を急ぎまし たその頃早起きのやはこのとお決まりの畑 の見回りに出ていまし たいやまた誰か盗みやがったえ今言いまし し今日はどこのドイツ [音楽] じゃうう寒いひっとらえるのは日の出まで 待つとするかどうせ足跡は消せんからな 確かにその足跡はおばあさんの家に続いて いました世が開ければきっと大感所の役人 を連れた小夜がどやどやとやってくること でしょう [音楽] さて大感所も起きた頃じゃろおい行って くる ぞ [音楽] いや雪 じゃ雪で 足跡が消えちまっ た誰が降らせた雪なの でしょう雪にはまだ一月も早いの にそして空には星が出ていたはずなの [音楽] に真っ白な雪が静かに静かに降り続く もう足跡も見えませ [音楽] ん 昔昔うと昔年を取って使い物にならない馬 がおった [音楽] いつものようにうとうとしているとおや からぼそぼそと旦那と神さんの話し声がし た畑起しもできねえ煮運びもでき ねえあんなやたの馬明日にでもぶっ殺して 馬の代わりにでもすい [拍手] そこで年寄り馬は主人たちが寝静まるのを 待って逃げ出し [音楽] たうん逃げても逃げてもどこへ行く当ても ないから気のくまま歩き出し [音楽] た朝になってしばらく行くと向こうから 年寄り犬がだらーっと長いベロを垂らし あらあらと歩いてき たこれ犬どん どこさ行くどこへ行くってあてもねえす犬 は馬にわけを話し たおら年よっ て畑の番も家の番もできねえ かららの主人がこんな焼ぱたずの犬を ぶっ殺して犬鍋に出もしてやからともんで らただぎも分からず逃げてきた すはいそならほと馴染みの 上一緒に旅をすべ や馬と犬は当てのない旅を続けた気の向く ままにどこまでも行くと痩せこけた猫が だらっと尻尾を引きずってとらとらと歩い てきた おれ猫 だんどこ さくどこへ行くってあても ね猫は馬と犬にわけを話したあたしは年 おってネズミもとんねで寝てばっかりいる から私の主人がこんな役立たずのね ぶっ殺してかさ流すべもんで私はただ先も 分からず逃げてき たすそなら裏たちと馴染みの 上一緒に食すべ や馬と犬と猫はてなしの旅を続けた でも行くと坂のだらんと下がった鳥が ひらひらと歩いてき たこれ取りだどこ さくどこさ行くってあてもね鳥は馬と犬と 猫にわけを話したおら年よって卵もう で俺の主人が役立たずのとりゃ首ひねって 羽ひ向いて鶏鍋にすべやというもんでほら わけもわからず逃げてき たすはいそんならおらたちと馴染みの 上一緒に旅をすべや 馬と犬と猫と鳥は当てなしの旅を続けた じゃがそのうちみへってしまっ たはい仕方ねえ すならオのせに 乗り馬はそう言ってまず犬を背にせその犬 の上 にのに 歩道中を続けているうちに夜になったので 森の中で寝ることにし たうど腹減ったな ああ明日まで我慢べえよ ああなあ まど私らこれからどうなるんじゃろう のさあ なあ昨日向くまま旅を続けるしかねえ なあど 時は1日にネズミを30匹もとっ捕まえて 村でそりゃ評判になったことがあるよ うん昔は良かったよねこぞんもう ねよ明日 もと歩かなく ちゃなんねえんだかなああ [拍手] みんな旅の疲れで寝込んでいると真中に人 の声がし たねえ聞こえた か人間の声 だなしてこんなとに 猫だんお前夜でも目が効くだろうちょいと 様子を見てきてくれ あだめよ年よってよう見え犬とあんた行っ とくれだめだ俺は鼻まく聞か丼庭 とど おら昔から鳥目だ はわは体がでかすぎて目立ちすぎる わやれやれよ とじゃあみんなで様見に行こう [音楽] こうして馬は犬を背に乗せその上に猫猫の 上に鳥を乗せておっかなびっくり様子を見 に出かけ [音楽] たやれやれよと [音楽] [笑い] 一丁脅かしてやるべよそうするべよそう するべ よにゃははにゃ [音楽] にゃ へにゃーにゃにゃー にゃーこうしてヒンヒンワンワン にゃんにゃんコケここと泣き出したので 泥棒たちは驚いた わ泥棒たちは金も何も置き去りにして逃げ ていっ た へにゃにゃにゃにゃにゃけここ か金 [音楽] だ酒も食べ物もある [拍手] ぞそれで馬も犬も猫も鳥もにわかに 大金持ちになったからこれからもこうして 歩くに限る 馬の背に犬を犬の背に猫を猫の背に鳥を 乗せてひわにゃんこけこっこと泣き泣き旅 を続けたそうじゃ [音楽] 昔奈良は八条というところに小夜の家が ありましたこの小夜の女将さんが子供を 産むとすぐに流行り病で亡くなってしまい ましたちょうど同じ村にお清という女房が 住んでおりましたこのおきもまた同じ時の 流行り病で亭主と子供が一度に死んで しまったのでし やさんは沖を羽として自分の家に住まわせ 子供の森をさせておりまし たおは仕事の合間を見ては毎日自分の夫と 子供の墓参りをしておりまし たこの小夜様の子が無事に育ちますよう にそんな春のある日のことでした [音楽] 何か悲しげな獣の声におきが近寄ってみる とヤの中に鉄砲で打たれたのか親狐が血 だらけになって死んでおりそばで腹をすか せた子狐が泣いておりまし たまなんとむごいこと おきよは親を手厚く葬ってやると小夜さん の赤ん坊におっぱいを飲ませ始めました さあたんと飲むんじゃ ぞしかしきよは小のことが気になって仕方 がありませんでした親が父をやらねば子は 必ず死ぬこうなくしている沖にはたえそれ がキであろうと我慢でき [音楽] でしあれ ま見るとさっきの小ぎつね と花を鳴らしの父を干しがりまし た おおオの父が欲しいのか おおそうかそうか腹をすかしておるんじゃ なさたんと飲めらが育てて やる沖は親をなくした小を哀れに思い自分 で育ててやる決心をしたのでし たけれどもこんなことが村の人たちに知れ たら小夜さんの子供と小が兄弟だと噂され 小夜さんに迷惑がかかるのでそっと秘密に しておくことにしまし [拍手] たそれから沖はの仕事や野良仕事の合間を 見てはやの息子と小に父をやりまし た毎日沖の父を飲んでやの息子と小は 仲良く遊び電気に育って行きまし たやがておのおかげで狐は大きく成長して 山へと帰って行きまし たしかし狐は里降りてきては懐かしげに沖 とやの息子を遠くから見つめていたのでし たやがて時が過ぎ小夜の息子も立派に成長 して小夜の後を取り秋も深まった頃村に 大変な難題が持ち込まれました郡山のお城 より嫁取り大蛇を退治せよとの命令があっ たのでし た嫁取り大蛇というのは美男子の飛脚を恋 した娘が片思いに苦しんだ末淵に身を投げ て大蛇になったというものですそれからと いうものお嫁さんが橋の上を通ると焼き餅 を焼いて水の中に引き込んで殺してしまう のでし た近頃ではの人なら誰でもさいなく殺す ようになっていたのでし [音楽] た村では誰かが退治しなければと覚悟はし ていたのですがあまりの恐ろしさに誰もが 尻込みしてしまうのでし たおきさん皆帰ってら1人になってしもた むごいことですの小夜と言っても百勝や 大蛇大治などできるはずもないほら小やじ で殿様からの命令なら1人でもいかにゃ なんね行っちゃ行けません行くなら私も 一緒に行きますおおさんところでそれを見 ていた狐は小さい時から育ててもらった 恩返しをするのはこの時だと決心しました その夜のこと西の山に突然キビが現れその キビは山をこり始めまし たそうしてそのキツはいつしか侍の行列に 変わり石神神社へと向かいましたその石神 神社には古来から魔物を退散させる威力を 持つと言われる真剣が祀られてあったの です 狐は大名に姿を変えて真剣を借りにやって きたのでし [笑い] た沖は水ごりをして無事を祈っておりまし たどうか無事に嫁取り大蛇が退治できます ようにお守りください おおさん俺は1人で行くあんたにここまで 育ててもらった上大蛇大治までさせるわけ にはいか ねえたしで [音楽] などんな様旦那 様まさかお1人で はきよはすぐに後を追いましたが気はぐし 年を取っているのでなかなか足が前へ進み ませんでし た嫁取り大じゃ出て こいすると 生暖かい風がさっと吹き出し淵の水が ざわざわと波立ち始めまし た突然現われた嫁取りダヤのあまりの大き さに小夜は肝を潰しました 悟お前はそはは石神神社の神剣でねえか この神拳を使え と危ない神様私の息子たちを助けて [音楽] くださいおが手を合わせると同時に真剣 から青い光が立ち始めその光はさと大走っ て行きまし たこうして大蛇は淵深く沈んでいったの でし たお前もよく来てくれたよかったよかった 無事でよ た沖 さん沖は自分の父で育てた小夜の息子と狐 が力を合わせて大蛇を退治してくれたこと が嬉しくてなりませんでし [拍手] たその後哀れな身の上の嫁取り大蛇は村人 たちの手によって手厚く葬られます そうしてに育てられた狐はいつまでも恩を 忘れず時折り里近くまで降りてきては長い 間やと沖を見守っていたということです [音楽] 昔々あるところにじことババとが住んで おった2人とも同じ家にいながら別々に 庭鶏を飼っておったじこの鶏とりゃおりだ から卵を産まなかった ババの鶏は面取りだから毎日卵を産んだ卵 が生まれるとババはじこに食わせないで 1人で食ってしもうたなんと欲張りのババ でねえか [音楽] [拍手] [音楽] ある日のことじこはおりに行っ たお前を今日まで養ってきたけれど卵も うまね鶏飼ってるってばあ様にはバカにさ れるしそれにお前に食わせるものも なくなったからどっかへ行ってけろ そうして実子はおりと別れ [音楽] たおりは仕方なくぶらりぶらりと町の方へ 歩いていった [音楽] したら街道に巾着が落ちておっ [音楽] たいいの見つけた実家のとこへ持っていけ ばまんだおらを置いてくれるかもしら ねえりは巾着を首に下げて家の方へ戻って いっ [拍手] [音楽] たしたらそれをまこ引が見つけたあり ありゃ鶏が巾着ぶら下げて歩い てらそこで引きはりの首からバッと巾取っ てしもうたじゃが開けてみると中には少し しか金が入ってなかっ たへこれだけ かおどりゃびっくりして叫んだ巾着よこ せじこけこけこけ巾着よこせじこけこけ こけなんともうるせえにだ [音楽] そこで引やおりを捕まえてそばの井戸へ ぶん投げてしもう [音楽] た巾着よせじゃ ほほ巾着よせじゃほ したらおどり井戸の中の水をごっくごっく とみんな飲んでしもう [音楽] た巾着よせじこけこけこけ巾着よせじ こあんまりうるさいので引はは を牛小屋へドンと投げてやっ [音楽] たしたら温りや牛小屋にいた牛をペロっと 飲み込んでまた引きの跡を追いかけていっ た巾着よせじこここ巾着よせじここここ ほ着よせ ほ頭に来たまこひきは今度はおりを 大金持ちのくへドーンと投げてやっ [音楽] たしたらりゃの中にあったお金をペロペロ とみんな飲み込んでしもまたまた引きの後 を追っかけていっ [音楽] た巾着やせじ お巾着 やせうなんてしつこいやつだ分かった わかったケスケスから人してけろやす もをあげてとうとおりに巾着を返し た ちゃちゃやや やおどりゃ首に巾着を下げて帰ってきたら じこは体操を喜んでくれ たいえもひってきたなそれにお前がいねえ と寂しいからずっとここさいろじちゃん もっと喜ばせてやるからここにむしろ引い てけどろむしろかよし よしじこはそこへむを敷いたら今度 おどりゃこう言った織の背中3回叩いて けろでは叩くぞ じこがおどりの背中をボーンと叩いたら おどりは水をいっぱい吐き出し たもうあと2回叩いてけろ じじこがもういぺボーンと叩いたら今度は おりゃ牛を吐き出した じゃあと1回 [拍手] だ実が3回目にまたボンと叩いたら温度 りゃお金をむへいっぱい吐き出し たこの温り見たか 巾着拾ってきたり牛だのお金だのいっぱい 持ってきた ええお前もどこか行ってなんか探して こいババはそう言って自分の面取りを家 から放り出してしもう ためんどり困ってしもてぶらりぶらりと町 の方へ歩いて行った したら街道に馬のが落ちておっ [音楽] たいやあこりゃええもみつけ [音楽] た バサ バサさまむしろ引いてけろや めんどり山みてに膨れ上がって家へ戻って きたもんで欲張りのババは庭いっぱいに何 枚も何枚もむしろを敷いてやっ たでは背中叩くから早くいいも 出せぐあうわわ [音楽] ババがめの背中をボンて叩いたらめどは馬 のをむへいっぱいに吐き出したこれで しまい だこけこけこけこけバカ り出したも馬の運だけじゃねえ か怒ったはで持ってめをごつんと叩いた もんじゃからめんどりはきと伸びちまっ た面取りそれっり卵も産まなくなって しまったそれでババはそれからは卵も食わ れなくなってしもうただからあんまり 欲張るもんでねえよ [音楽] 昔々熊本の日型というところに村があり まし [音楽] た村は水の便が 悪くそのため作物もろに取れず村人はし 生活を送っておりまし たそんな村人の中に伊助という笛を吹くの が大好きな若者がおりまし た伊助の服笛の根は人はもちろん小鳥や 動物までも聞き惚れるほどでし たある朝小春日和のこと いす さんいす さんキツネかお前さかいこのわしに声を かけたの ははい私です実はお願いがあって参りまし たお 願い狐のには と今朝の中ほどにある高塚に住んでいて3 日後に息子が嫁をもらうことになり是非嫁 迎えの時その素晴らしい笛を吹いてもらい たいというのでし たよし引き受け たありがとうござい ますそれでではよろしくお願いいたし ますそれから3日目の晩のこと 遠明けるとそこには羽織り袴の狐が2匹 立っておりまし [音楽] た狐たちは約束通りに伊助を迎えに来たの でした伊助は2匹の狐に案内されるまま ついて行くことにしました [音楽] あれあんなところには明り があの明りが屋敷 かはってあんなところに屋敷なんかあった かの お先に行った狐を追って大木のところを 曲がり伊はびっくりしまし たうひゃーこれはなんとしたこと じゃつい今し方遠くに見えたはずの屋敷が なんと伊助の目の前に現れました これはこれはいすさんお待ちしておりまし たあなたはあの時のはいこの屋のアジで ございますはあこの屋敷のさささ中へ どうぞ こうして屋敷に入り丁寧な挨拶を受けまし たまもなく嫁がつくというので屋敷で一番 見晴しの良いところへ案内され伊助は嫁 迎いの笛を吹き始めました [音楽] [音楽] [拍手] [音楽] 伊助の美しい笛のに引き寄せられるかの よう に嫁の行列はりしも振り出した雪の中を ゆっくりゆっくりと骨を 下り屋敷へと近づいてきました [音楽] 美しか嫁語 じゃこうして嫁が屋敷に着くと早速式が 始まりおかなサンサ駆が行われまし たじゃあ皆の集めで体積じゃたんとやって くだされアの声が合図で踊りが始まり竹が 配られ宴会の席は一段と賑やかになりまし [音楽] ためや歌えで世のふけるのも忘れていつ までも宴会が続きました てくだされめでたい な出たい [音楽] な朝 かうん あ喉がカラカラ じゃ水じゃ 水あれ狐たちは ここはわしの家 じゃん ありゃ水はないん じゃ夕べは無事嫁取りの式も終わり ありがとうございましたそのお礼と言って は何ですが皆様方が水で大変困っていると 聞きましたので水の出るとこを教えし ましょうそれはここから少し山の中に入っ た林の中の芝の追いしげるところですそこ につの枝をさしておきます [音楽] あったキツの言った通りやつの花をつけた 枝が1本地面に刺してありまし たこれじゃつきの花じゃ [音楽] ねえ水じゃ脇水じゃ こりゃ綺麗な水 じゃ うまい喜んだ伊助はこのことを村人に 話しこの辺り数箇所を掘ってみまし たすると掘ればすぐに綺麗な水が 湧き上がるように出てきまし [音楽] たこれ以来 この村では狐の教えてくれた脇のおかげで どんな間伐の時でも水に困ることはなく サモスもよく取れるようになったという こと [音楽] ですそして今でも熊本の日型のある村では 数十個の家が毎日この脇を平戸として使っ ているそうです [音楽]

『まんが日本昔ばなし』(まんがにっぽんむかしばなし)は、愛企画センター、グループ・タック、毎日放送(MBS)の共同制作により放送されたテレビアニメである[注 2]。

概要
放送枠は30分で、毎回日本各地に伝わる昔話が映像化され、市原悦子と常田富士男の両名が、一人で何役もの声を使い分ける独特の語りによって紹介する。

『月光仮面』や『愛の戦士レインボーマン』など多数の特撮テレビドラマを手掛けた川内康範が監修に携わり、川内の娘で童話作家である川内彩友美が企画。スタッフに一流のベテランアニメーターやイラストレーターが多数起用された。

番組内で使われた音楽にも川内の甥である北原じゅんの純邦楽からロック、フォーク、ラテン、クラシックなどを織り込んだ多彩かつ無国籍な音楽が使用された。

文芸は当初、『リボンの騎士』などの脚本を担当した平見修二がメインでスタートしたが、2クール目から終了までは沖島勲がほとんどを執筆した。なお、本シリーズでは原話から演出家がダイレクトに絵コンテを描き、脚本を経ないケースが多かったため、「脚本」ではなく「文芸」ないし「ダイアローグ」としてクレジットしている。

TBS系列のテレビアニメでは最も放送期間の長い作品である。
まんが日本昔ばなし 2023 Vol 132 「桃太郎」 | まんが日本昔ばなし

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