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『ゴジラ-1.0』悲劇のヒロイン「大石典子」を完全解説&紹介|なぜ「呪われて」「混じって」しまったのか考察!|続編への伏線?【マイナスワン】【ゴジラマイナスワン】【アカデミー賞】【山崎貴】【浜辺美波】



『ゴジラ-1.0』悲劇のヒロイン「大石典子」を完全解説&紹介|なぜ「呪われて」「混じって」しまったのか考察!|続編への伏線?【マイナスワン】【ゴジラマイナスワン】【アカデミー賞】【山崎貴】【浜辺美波】

『ゴジラ-1.0』のBlu-rayが発売され、 Amazonプライムでも独占配信が開始されましたね。 『ゴジラ-1.0』を深く楽しめるようにするため 浜辺美波ちゃんが演じる 『ゴジラ-1.0』の悲劇のヒロイン大石典子を これまでに公式資料、インタビューやコメンタリーで 明かされたウラ話を含めて、 紹介、解説していきたいと思います! 大石典子は『ゴジラ-1.0』の悲劇のヒロインであり 演じたのは浜辺美波ちゃんでした。 まず大石典子は 東京大空襲で両親を亡くしており、 火に焼かれながら両親は「生き残った人間は きちんと生きていくべき」と典子に語り、 典子はその言葉を糧に、懸命に「どんなことがあっても ちゃんと生きよう」と思っていたようです。 大石典子の年齢は 明かされていませんが、 「夫がいるように見えます?」というセリフと、 小説版の敷島の独白から、 子供がいる年齢には見えない、うら若い 女学校に通っていそうという記載を 合わせて考えると、 出逢った当初は16~21歳くらいの 年齢であると考えられます。 縁もゆかりもない明子を空襲の時に 実の母親から託され、 今まで育てていたようです。 闇市で食料を強奪しながら 生活していたようです。 敷島のお人好しな性格を見抜き、 敷島の家、バラックに住み着き 共同生活を始めます。 母乳の出ない典子は、握り飯や白米などで 作った重湯を 明子に飲ませていたようです。 敷島との共同生活の中 ただ子育てをしていたわけではなく、 どこからともなくバラックに 仕える廃材を入手したり、 食材を入手して食事の用意をしていたり、 ただ居座るのではなくきちんと働いてたようです。 暗黙の了解で家事を 担当していたと思われます。 お隣の澄子さんとの関係は良好で 洗濯の心得を伝授して貰ったようです。 典子は新生丸の4人分の洗濯を 引き受けていました。 典子の選択とアイロンがけは新生丸の メンバーに好評だったようです。 物語の中盤で敷島のことを考えて 明子と共に自立しようと思い、 典子は銀座のデパートで 事務の仕事を始めます。 ちなみにハイカラなお洋服は 制服だったようです。 余談ですが、典子の葬式に現れた弔問客は 典子が勤めていたデパート関係者となっています。 ゴジラの銀座襲撃の際に、典子が乗った電車ですが、 小説版によれば騒ぎが伝わっていない 東京駅から出発した山手線の列車であり、 有楽町へ向かって加速を始めていたようです。 どんなことをしても生きるが モットーである典子ですが、 一度だけ生きることをあきらめようと してしまう場面があります。 ゴジラ遭遇時に、電車にぶら下がり 川に落ちたことで体力が限界を迎えていました。 そして、「このまま倒れれば、楽になれる。」と ボンヤリ思ったようです。 覚悟を決めた典子を救ったのは敷島でした。 ゴジラの熱線で発生した爆風により瓦礫の中に 消えてしまい、一度は亡くなったと考えられましたが、 実はとある理由で生きており 敷島と明子と再開することができました。 また、敷島への好意についてですが 美波ちゃんのインタビューによると、 一緒に過ごすうちに惹かれ合っていくものの、 お互いに抱えるものがあるから 心の距離が縮まらなかったようです。 典子は、敷島の幸せを願うなら 自分はどうしたらいいのかと悩むようになって、 後半では自分から家を出る 決意をしてしまうようです。 本編では敷島に対しての好意を隠しきれておらず 敷島はその気持ちに気づいていました。 同様に典子も敷島の気持ちにも気づいていたため、 敷島の言動に、時折悲しい表情をしていました。 次に紹介するのは典子の重要性です。 まず主人公の敷島は特攻隊員であり 劇中でも敷島の口から出ていましたが、 「 十死零生 = 生きる可能性はゼロ」 の特攻を望まれていました。 敷島に与えられた役割は爆弾をもって 敵に当たること、 玉砕し「死ぬこと」でした。 敷島は戦争で「死ぬこと」を望まれていましたが 本人は「生きたい。」と思い、特攻から逃げます。 生きようと逃げた結果 大戸島での呉爾羅襲撃によって、 結果的に整備兵の命を 奪う結果になってしまいました。 ここから「死ぬべきだったのではないか。」と 敷島は疑問を持つようになります。 そんな敷島に対し典子は「生きること」を望み 「生きる必要」を説くことになります。 意図せず敷島に一番ありがたい言葉を 典子はかけ続けていました。 劇中で「死んだらダメです。」と 典子が言って、 敷島が一瞬嬉しそうな顔をするのには こういった理由があります。 敷島の過去を責めず 追求せずに、生きること、 生きていることを伝えてくれる典子は 敷島にとってかけがえのない存在になっていました。 更に敷島の生きがいにもなっていたようです。 敷島がゴジラに震電をぶつける際に 典子の写真を見て、典子の笑顔を思い出します。 あのまま脱出しない選択肢もありましたが 敷島が脱出を選んだ最後の決め手は、 典子の笑顔と「生きるべきです。」という 言葉を思い出したからかもしれませんね。 このように典子は作中のテーマである「生きる」こと、 「生きて抗え」というキャッチコピーに 則った重要キャラクターだったと考えられます。 次に解説するのはラストシーンの 典子の首筋にあった黒いモノについてです。 絶対に生きているわけない状況で 典子は助かり、生還していました。 下半身はわかりませんが右目と右手に 包帯をしているので負傷しているようです。 過去の山崎貴監督のインタビューにより、 典子が助かった理由はラストシーンの 首筋にあった黒い物体のおかげだったようです。 この黒い物体は小説版によると 「黒い小さな痣のようなもの」であり、 「這い上がってきた。」と 表現されています。 痣が広がってきた。という表現ではなく 這い上がるという表現を使っていることから、 痣のようなものであり 痣ではないと考えられます。 そしてこの痣のようなものは ゴジラの背ビレのような形状をしており、 今作のゴジラは再生能力が 売りであることから、 長らくゴジラに由来する物質 ではないかと考えられていました。 先日のゴジラフェスで 総合司会の笠井さんが単刀直入に 「ラストカットのあの黒い痣は ゴジラ細胞なんですか?」と聞いた際に、 山崎貴監督は、「ゴジラ細胞です!」と 明言していました。 そして、「実はゴジラ細胞の力で蘇ったんだよ。 っていうことをやろうと思って。」と語っていました。 ここから、あの黒い痣はゴジラ細胞であり 典子の肉体に混じっていることがわかります。 白黒舞台あいさつで小僧こと 水島を演じた山田さんは、 「最後の反応したこの細胞が ゴジラを探すカギになるかもしれない。」と言っており 過去の雑誌のインタビューで 典子を演じた美波ちゃんは、 「次のシリーズがあったら、私が人間を 踏み潰してるかもしれません。」と言っていました。 主要キャストには「黒いものはゴジラの細胞」である ことが早い段階で伝わっていたことが伺えます。 「ゴジラ細胞の力で蘇ったんだよ」 という山崎貴監督の発言から 典子は瀕死、または一度亡くなっている状況から ゴジラ細胞の再生能力によって 蘇ったと考えられます。 ゴジラの再生能力は 損傷が激しいとエラーを起こすので、 典子の右目や右腕が治っていないのは 瓦礫によって潰されてしまい、 典子の中のゴジラ細胞の力で再生できる 許容量以上に損傷してしまったからと考えられます。 もしくはこれから時間をかけて 徐々に完全修復するのかもしれませんね。 過去の『ゴジラ-1.0』の動画でも 語っていますが、 副音声上映のコメンタリーの中で、 黒い痣のシーンになった時に山崎貴監督は、 「もしも「2」がある時に 実はこの時に首筋がね。」と語っており、 「2」、続編があった場合に「伏線」 としてあのシーンは用意されたようです。 続編が制作された場合には典子が何らかの役割を担い、 敷島が「あの時生きていたのは、、、」 「典子にゴジラ細胞が…」 みたいなことを語る くだりをやるのかもしれませんね。 再会のシーンでは明子は怯えた顔をしています。 副音声上映で山崎貴監督は、明子の表情に触れて、 「こいつ混じってる。」「お父ちゃん、 この人ちょっと違う。」と明子のようにしゃべり、 「このテイクを使ったのは そういう意味を含めてだからね。」と語っています。 ちなみに明子はこの時に 具体的な演技ができなかったため、 複数撮った中から、怯えている テイクを選んだと考えられます。 つまり、典子の肉体に異物、ゴジラの細胞が 混じっている状態であることが考えられます。 この時点でゴジラ細胞が典子の形をした などの選択肢は無くなりそうです。 そもそも、典子本人でなければ 完全なバットエンドであり、 山崎貴監督はハッピーエンドとバットエンド どちらにも捉えられる内容にしていることから、 典子の中にゴジラの細胞が 混じっている状態が正しいと考えられます。 そして、明子だけは典子の 違和感に気づいているので、 続編があった場合には 「重要な役目」を担うのではないでしょうか。 次に、何故典子にゴジラ細胞が 混じったのか、いくつか理由の候補が考えられます。 1つ目はゴジラの肉片との接触です。 今作のゴジラはところどころに 自分の肉片を残しています。 戦艦を襲った際や銀座での襲撃の際に 「剥落したゴジラの肉片」を残していました。 瓦礫の中で肉片と接触し その時に混じった可能性があります。 2つ目は黒い雨が原因です。 ゴジラの熱線で起きた きのこ雲からは 黒い雨が発生しました。 劇中では敷島の叫びと共に降り注いでいましたが この雨にゴジラ細胞が含まれていて、 雨との接触でゴジラ細胞と 混じったと考えられます。 3つ目はウイルスの様に感染する可能性です。 もしもゴジラの口や呼吸から ウイルスのように感染するのであれば、 典子は電車で咥えられた際に ゴジラの口元に近づいていました。 近づいたことで 混じってしまったかもしれませんね。 『ゴジラ-1.0』のパンフレットには、 現代で流行っている新型のウイルスの 影響が物語に影響していると明かされています。 ゴジラ作品は「時代の写し鏡。」という表現からも ウイルスの要素が含まれているのかもしれません。 現時点ではどれも可能性があります。 黒い雨やウイルスのように混ざるのであれば、 銀座にいた生還者にもゴジラ細胞が 混じっている可能性があります。 少なくとも、明子が違和感を感じていないことから、 現段階で敷島にはゴジラ細胞が 混じっていないと考えられます。 ゴジラ細胞が混ざったのが典子だけだった場合 性別なども理由に関係してくるかもしれませんね。 個人的には1つ目はゴジラの肉片との 接触の可能性が高いと考えています。 そもそも今作のゴジラはもののけ姫の祟り神が イメージであると、 山崎貴監督は語っています。 モノマガジンのインタビューで山崎貴監督は、 「もののけ姫の祟り神も関係ない村に来て めちゃくちゃにして呪いを残していく。」と、 ゴジラには「もののけ姫の祟り神」の 要素があることを語っています。 アメリカの核実験で進化した怪物が日本で暴れることは 「もののけ姫の祟り神」と同じと捉えているようです。 もののけ姫の祟り神は 自分と関係ない村に来て暴れて 主人公のアシタカと接触し アシタカに赤黒い痣という呪いを残しました。 もののけ姫の赤黒い痣と、ゴジラの黒い痣は 2つとも「黒っぽい痣」という共通点があります。 「痣という呪い」を残す共通点から 祟り神との接触、ゴジラの肉片との接触が、 典子がゴジラ細胞と混じってしまった 理由であると考えられるかもしれません。 アシタカの赤黒い痣は身体能力を 強化する代わりに、命を削っていました。 同様に典子の黒い痣は再生能力を強化する 代わりに、寿命を削っている可能性があります。 だからこそ典子を演じた美波ちゃんは白黒舞台あいさつで 「次もいるかもわからない。」と発言したと思います。 続編では敷島は典子に課せられたゴジラの呪いを 解くために戦う可能性も考えられそうです。 続編はもののけ姫のゴジラ版のような 展開かもしれませんね。 これ以上敷島と典子に辛い思いを させないでほしいと思いますが、 続編では今度こそ敷島と典子、明子だけは 完全なハッピーエンドにして欲しいと思います。 このように、大石典子と、典子の 黒い痣について解説させていただきました。 完全記録集の THE RECORD OF G-1.0 も購入済みなので、 届き次第、更に大石典子について 深堀して解説したいと思います。

『ゴジラ-1.0』Blu-rayが発売!Amazonプライムでも独占配信が開始!
何度も楽しめるように悲劇のヒロイン「大石典子」を完全解説&紹介

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▼画像、セリフ引用
・『ゴジラ-1.0』
 ©2023 TOHO CO.,LTD.
・白組のオスカー受賞メンバーによる副音声上映
・『もののけ姫』
 © 1997-2023 Studio Ghibli・ND

▼音楽、音声
音楽:https://dova-s.jp/、魔王魂
音声:Voiced by https://CoeFont.cloud

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Chapters:
00:00​​​ きょうかちゃん挨拶
00:33 「大石典子」の概要
04:09 「大石典子」が『ゴジラ-1.0』に重要だった理由
06:01 「大石典子」の首筋に映った黒い痣の正体
10:26 「大石典子」が『ゴジラ細胞』と混じった理由

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睡眠と食事が何より大事な
解説員の京華(きょうか)です。

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1 Comment

  1. 最初の登場シーンでは、若い女性とわからないように顔を汚して浮浪児のような身なりをしていた。この時代に身寄りのない娘が一人で生きる過酷さがわかる。さらにコブ付きとくれば、いかにも育ちが良くて甘ちゃんな敷島は救いの神に見えたろう

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