地下アイドル

【スカッと総集編】屋根裏に私を閉じ込めて浮気旅行に行った夫「邪魔者はそこでくたばれw」→1週間後、帰宅した夫が漂う異臭に気づき慌てて屋根裏を開けると…



【スカッと総集編】屋根裏に私を閉じ込めて浮気旅行に行った夫「邪魔者はそこでくたばれw」→1週間後、帰宅した夫が漂う異臭に気づき慌てて屋根裏を開けると…

邪魔者はそこで くばれ私を屋根裏部屋に閉じ込めて浮気 旅行へ出かけた夫しかも鍵をかけられ下へ と降りるはしごも外され閉じ込められたの です同居している義母も友人と旅行中で大 ピンチ心が折れそうになりましたが夫の ことを考えると怒りがふつふつと開いてき まし たこんなことされて絶対にただじゃおか ない わそして1週間後一瞬の漂う家へ帰宅し 屋根裏を開けた彼は公海のあり泣き崩れる ことになったの です3つ年上の夫と結婚して15年が経ち ました結婚後は専業主婦になり義両親と 同居していましたが2年前に寄付が高い今 は74歳の義母と夫の3人で暮らしてい ますが家は地70年以上も経っており全体 的にかなりガが来ていてどこもかしこも ボロボロですだけどこんな家でも1つだけ いいところをあげるとしたら屋根裏部屋 生前の義父が好きな場所で書斎としても 使えるようにとかなり広めです入るのには はしごから登るのですが使わない時は 取り外しもでき外から鍵もかけられる仕様 になっていましたそんな寄付のお気に入り だった屋根裏部屋は私の大好きな場所でも あるため面倒だけど週に1度は必ず掃除し ていたのです晴れた午後の日小窓から 差し込む日の光りで読書をするのが私の 密かな楽しみでしたある日の朝いつもの ように洗濯をしようとしていた時ふわっと 甘い香りが私の花をかめたのですん何の 匂い かしら元たどるとなんとそれは夫のワイ シャツからでした明らかに女物の 甘ったるい香水の 香りこんなに匂いが映るまでどこにいたの かしらここ数日の夫の行動を振り返ると 確かに帰りが遅い日が続いていましただ けどこれだけで浮気とは断定できないわよ ね しかし些細なことでしたが疑うきっかけに なるには十分です私はそれ以来夫の行動が 目につくようになってしまいまし たまたスマホいじってる帰ってきてから ずっとねゲームは元々そんなにしない人だ から動画と かどうしても画面が気になってしまい ソファーでく夫の背後を通ってちらっと 見るとメッセージのやり取りをしている よう ですずっと誰かとメールして るってこと珍しいわね基本こういうことは めんどくさがってあまりやらない人なの にそしてその後彼の不審な態度はますます エスカレートスマホを風呂場まで持って いき片時も話すことはありませんでし た 怪しい怪しさマックスだわそこまで依存 する人じゃない ものそしてその疑いに拍車をかける出来事 があったの です週末得意先と泊まりでゴルフに行って くるあそうなの分かった わそれまでこういう外が月に1度は必ず あったのですがそれ以降どんどん増えて いきとうとう週末は家にいないようになっ てしまいまし た色々聞きたいけど普段は義母もいるから なかなか聞けないのよ ねどこかお出かけにでも行ってくれたら いいの にそんな私の願いが届いたのか彼女は 親しい友人らと海外旅行に行くと言ってき たのです よしお母さんがいない間になんとしても 問いただして みようその時の私は夫の浮気を疑いつつも 心のどこかではきっと大丈夫と勝手に 決めつけていたのです義母が旅行に出かけ た日の晩夫と2人で食卓を囲んだ時のこと でしたねえ最近帰らない日が多いけどどう してあだから仕事だって出張が多くてな そうそうまた新しいプロジェクトが始まる からもっと植えるかもそうなの急にどうし て部署でも変わったのちなんだよいきなり そんなこと聞いてきてもしかして疑ってる のか眉間にシを寄せながら声が低くなり夫 はあさに不機嫌になりましたそういうわけ じゃないけど最近多いなって思ったから ちょっと心配しちゃっただけやっぱり疑っ てんじゃねえかたく誰のために仕事してる と思ってんだ専業主婦のお前に何が分かる んだよ箸をバシッとテーブルに叩きつけ ながら怒鳴る夫に私も負けと食らいつき まし た私が仕事をやめたのはあなたのお父さん の介護のためじゃないの忘れたのああでも 今は父さんいないんだから働けるじゃん金 を稼がないやつはただの極つだぞそんな 言い方ってないじゃないそもそもお前が 言いがかりつけてきたん だろう夫の言分に親足腹が立ちヒート アップしてしまいましたそしてお互いに 一歩も引かないまま結婚以来初めてと言っ てもいいくらいの大喧嘩へと発展して しまったの ですちくし完全に頭に来たぞこのたし ぐらいの結ぶ が夫は目をちばしらせながら手を振り上げ 私の頬めがけて振り下ろすとしました はしかし私はとっさにその手を掴んで ひねりあげてやったのですええててててて せこの帰り女先に手を出したのはそっち じゃない女に手をあげるなんて最低よ夫が 大人しくなったことで少し冷静さを 取り戻した私が彼の手を話してやると夫は 腕をさすりながら肉しげに私を睨みつけ まし たてめえよくもやりやがったな絶対に許さ ないからなしとけよ望むところだわこっち はお父さんの介護で鍛えられて体力には 自信があるの次はもっと股テパにしてやる からそっちこそ首を洗っておき なさい夫は悔しそうに歯を食いしり わなわなと震えていました私もそんな彼の 様子に怒りを募らせつつも内心ではどうし てこんなことになってしまったのだろうと ため息をついたのです翌日は祝日で仕事が 休みなので夫は家にいましたしかし昨日の ことを根に持っているのか実質にこもりっ ぱなしで部屋からは出てきませんおそらく 趣味のアイドルグッズを眺めているの でしょう彼はアイドルオタで実質には集め たグッズが殺せましと飾られているのです それだけなら良かったのですが夫の収集壁 はそこだけにとまらず加えて時計マニアと いうこともあり集めた腕時計の数は 測り知れませんまあ当分部屋からは出てこ ないでしょうから気が楽ねはあとため息を ついてから週に1度の屋根裏部屋の掃除を しに行くことにしました朝の光を浴びた その部屋はポカポカと優しいぬくもりに 包まれておりそこで大きな深呼吸をすると 前日のモヤモヤもなんだか少し晴れたよう な気がしたのですさあ掃除 掃除そう息巻いて腕まくりをした瞬間信じ られないことが起こりました なんと大きな衝突音とともに扉が閉まった のですえちょっと は開かない あそして次の瞬間ドアの向こうで ガチャガチャと鍵がかけられる音がした後 にガタンという何かがぶつかる 衝撃私はそれがはしごが落ちた音だとすぐ に気がついたのです ちょっとどういうつもりここに閉じ込める 気 おろせ邪魔者はそこで くばれ扉の向こう側に向かって叫ぶと帰っ てきたのは夫の声でしたはあ嘘でしょ こんなことしてただじゃ済まないわ よ鍵もかけられてごもないのに何ができ るって言うんだよじゃせず頑張れよ そして彼の足音は遠ざかりやがて外の方 から我が家の車のエンジン音が去っていく のが聞こえてきました夫は私を屋根裏部屋 に閉じ込めどこかに出かけたみたいです なんだかまずいことになった わ私は焦りながら閉ざされた扉を揺らし ましたが当然のことながら開く気配はあり ませんでしたいくらガタが来ている家だと してもさすがにこれを壊すのは無理という もの ですどう しようなんとかして脱出しないとこんな ところで倒れるわけにはいかない わ部屋の中をうろうろと行ったり来たりし てなんとかここから出られないかと方法を 考えましたそしてか扉を壊せるものを 探そうと部屋を捜索しているとふと 思い出したことがあったのですそうよ確か この辺だったはずだ けど床を履いながらあるものを探し当てる とガコンとそこが開いたのですやった お父さんの言ってた隠し扉助かったわもし かしたらここから出られるかも私は以前に 義から床の一部にサクがしてあり少し ずらすと扉として海兵できると聞いたこと がありました彼が子供の頃に見つけたそう で秘密の通路だと大喜びしたのだとか義父 はそのことを誰にも言わずにいたのですが 私がミステリー小説が好きだと話した時に 教えてくれたのです私は床下に降りると 恐る恐る中を進んでいきましたするとそこ から数m離れたところにまた別の小さな扉 を発見それを開くとその下はなんと岐阜が 生前に使用していた寝室でしたすごい こんなところにつがっていたのね扉の真下 には岐阜のベッドがありことに布団が積ま れています私は穴の縁に手をかけて天井 からぶら下がるとそこに飛び降りなんとか 脱出に成功しまし たよかった助かった わしかしほっとしたのもつの間夫に対する 怒りが込み上げてきた私は彼に電話を かけようとスマホを握りその手を止めまし た だからずっと気になっていた夫の浮気の 証拠を掴んでやろうと思ったのです私は 早速車のドライブレコーダーの映像と カーナビの履歴を調べることに今はドラレ ことの一体型がすごく便利だねと言って 買った我が家のカーナビは携帯電話からで も操作が可能なのがとても便利なのです やっぱり ねスマホからアクセスしてみるとなんと そこには運転席の夫と助手席の浮気相手が キスをしている生々しい映像が映ってい ましたそれはどうやら私を屋根裏に 閉じ込めた直後の映像 です ふー私をあんな目に合わせておいて自分は おとはねもう絶対何があっても許さない わ腹の底から溢れる怒りに復讐心を募らせ た私はある人へ電話を入れて全てを 打ち明けたのでし たそれから1週間後ガチっと玄関の扉が 開き夫が家に入ってくる音が聞こえました 私はを潜めてキッチンのテーブルの影に身 を隠しながらそっと彼の様子を伺いますう くせえなんだよこの匂いう吐きそう だ夫はただならぬ家の様子にすっかり 戸惑っていましたそう我が家には耐え がたいほどの悪臭が充満していたの ですそそうだあいつを閉じ込めてたんだ この匂いはまさかやばい面倒なことになっ ていませんよう にこの1週間浮気相手にすっかりのせ 上がっていた夫はどうやら私にした周知 すら忘れていた 様子慌てふめきながらはしごをかけて登っ ていき屋根裏部屋の鍵を外しましたそして 次の瞬間 が轟くほどの夫の絶叫がこだましたのです うわななんだよ これ実は扉の上には私が仕掛けておいた罠 がありました夫が開けた瞬間落ちてきた それが彼の全身に降ってきたのですあらお 帰り なさい私はそっとはごを登って屋根裏部屋 の扉を覗き込みましたそして大笑いしたく なる衝動を抑えながらオブにまみれて パニックで手足をばたつかせている夫の 背後から声をかけたのですお前生きていた のかてそんなことよりこれはなんだどう なっているんだよ夫の上から降りかかって きたのは大事にしていたアイドルグッズと 時計それに彼が食べるのを楽しみにしてい た大量の熟成肉です全てをビニール袋に 入れて1週間常温で放置していたため袋を 開ける前から鼻がよじれるほどの異臭でし たそして夫が屋根裏部屋の扉を開けた瞬間 袋が破れて彼の全身に降り注いだのです私 はこうなることを予想していたため あらかじめ募集マスクで自衛をしていまし たそれはあなたの大事なコレクションよ実 は急に家を片付けなきゃならなくなった もんだからあなんだよそれ俺に何の相談も なしに仕方ないじゃない全然帰ってこない んだものあなたの大事なものは全てこの 屋根裏部屋に避難させてあげたんだからし てよね何勝手にそんなことしてんだよ俺の 大事なグッズがこんなことしてただじゃ 住まないから な夫は腐った熟成肉にまみれたアイドル グッズを握りしめ涙目になっていました私 は彼をもっと痛めつけるためさらなる 追い打ちをかけることにしたのですいいわ よ別にですがとりあえず私とは離婚して くださいねはなんだよいきなり理由はこれ よ私はスマホでドラレコの映像を流し夫の 前へと突きつけてやりましたここれはなん でどうして私がこの映像を持っているのか と言いたそうだったので親切で優しい私は 教えてあげることにしたのです あなたなんにも知らないのこのドラレコは スマホからでも操作できるタイプなのよ だったらなんで教えてくれなかったんだよ 忘れてたのよ おごめんなさい ね忘れていたのは本当だったのでそこは 素直に謝っておきましたあそうそう ドラレコの映像は1ヶ月は保存されていた からここ最近のあなたの行動は全てバレて いるわよなんだとだからこんなことし たって言うのかよこんな真似して母さんも 許さないぞコレクションだけじゃなく家 だってこんなに汚しやがってだからなん だって言うのよ弁償しろよ俺の宝もこの家 も夫は自分の母親を持ち出せば私が何も 言えないだろうと思っている様子です すっかりふてぶてしさを取り戻し薄ら笑い を浮かべていましたしかし私はそんなこと には同じませんだってもう夫の切札は 予想通りだったのです から残念だけどこの家はもう取り壊しが 決まったのお母さんの決定よなんだって地 70年以上も立っていてどこもかしこも ボロボロだからお母さんからは好きにして いいと許可も頂いているわはあ冗談だろ なんで俺への相談がないんだよお母さんは あなたの浮気にすっかりご立腹でもう親子 の縁を切 るってさすると先ほどまでの余裕の態度は どこへやら夫はさっと顔を引きつらせまし たはなんだよそれお前口したのか ううそしたらお母さんカカに怒ってきつく お給を据えてやってくれって言ってたわ あなたと違って素敵なお母様ねくそ余計な ことをしやがってそれじゃあ母さんから金 を引き出すのも無理 か夫は親指の爪をかじりながら悔しそうに 何やらブツブツと呟いていましたどうやら この状況でもまだ自分のコレクションの ことしか頭にないようですそこで私は彼の 直面する残酷な現実を教えてあげることに しまし たそうそうお母さんはご友人と一緒に高級 気付きマンションに入居することになった そうよあなんだよそれ俺たち抜きでかよ まあそうね一応老人ホームみたいなもので ですから私たちは入居できないわじゃあ俺 たちはこれからどうすればいいんだよ俺 たちって私とあなたを一緒にしないでもう 離婚するんだ からすると彼は目を皿のように見開き 真っ青な顔を引きつらせましたそれもその はず夫は趣味のコレクションに金を 使い込んで貯金などな そんなあだって離婚なんてしたらお前だっ て困るだろおに様あなたも知っている通り 私はお父さんが亡くなった時にかなりの 遺産をいだいたわ介護をしてもらったお礼 にって遺を残してくださったのよだだけど お前の金は俺のものでもあるだろ違うわ よさは共有財産にはならないんだからそれ におんたちの離婚に大賛成であなたにお金 を渡すなって言ってたわちょっと待って くれ離婚だなんて勘弁してくれよ夫は手に 持っていたアイドルグッズを放り出すと いきなりゴミまみれの床におでこを こすり付けましたなあ頼むよ許してくれ 浮気相手とは別れるからだから俺を見捨て ないでくれ冗談じゃないわもう遅いわよ それじゃさようなら 私がそう言ってその場を立ち去ろうとする と夫は慌てて立ち上がろうとしました しかし腐ったゴミのお水で足が滑って うまく起き上がることができないでいます 私はもちろんそんな夫に道場心など全く 湧きませ んそういえばあなた浮気相手さんによく 時計をあげてたみたいだ けど知ってた彼女もらったその日に七屋に 売りに行ってたわよなんだとなんでお前が そんなことSNSよご丁寧に顔出ししてい たので見つけやすかったわ売った時計が いくらになりましたってあげてたわよ知ら ない のほらとスマホでその投稿画面を見せると 夫は愕然としていまし たそんな限定品を上げたのに売ってただ なんてあなたも何か売って少しでも足しに したらなんのだよ慰謝料よ遠慮なく請求し ていいってお母さんにも言われてるので そうさせてもらいますねおおい待ってくれ お前までいなくなったら俺はどうすれば いいんだよ知らないわよ大事な コレクションと一緒に生きていけばいいん じゃない今後は弁護士を通しますのでその つもりで言いたいことを言えた私は相 変わらずもたもたと立ち上がれずにいる夫 を無視して下に降りついでにはしごを 片付け清々しい気持ちでその家を出ていき ました数日後私と夫の離婚が無事に 私は彼に300万そして浮気相手に 200万円の慰謝料を請求しましたその後 義母から感動され家を追い出された夫は しばらくはマンスリーマンションから会社 に通っていましたがそれからしばらくして 解雇になった様子どうやら私から慰謝料を 請求された浮気相手がって彼の会社に クレームを入れたことでトラブルになった ようです風の噂ではその後ホームレスに なりアイドルグッズや時計ではなく空缶を 集める毎日を送っているのだとか一方の私 は第2の人生をスタートするためパートを 始めさらに以前からやりたかった アロマテラピーの勉強を始めましたこれ からは自分の幸せを考え前向きに生きて いこうと思ってい ます休養ができたお前たちはここから 避難所まで 歩け豪雨で避難所へ向かう途中臨月の私と 3歳の娘を夫はいきなり車から引きずり 出したの です何をする のバケをひっくり返したような雨の中娘を 抱き抱えて叫びましたが夫はそのまま車で 走り去りまし た突然のことに怯えて泣き叫ぶ娘に頬を 寄せ大丈夫よママと一緒に歩こうねと 無理やり笑顔を作った 私速攻から溢れ出した水に娘が足を救われ ないようにしっかりと手をつぎ私たちは 懸命に歩きまし た1時間後ずぶ濡れで避難所にたどり着い た時にかかってきた夫からの 電話助けて くれ電話の向こうでわめき立てる彼に私は 冷たく言い放ちまし たあんた 誰私はかえ32歳の会社員義父の会社に 務める夫の琢磨とは結婚5年目を迎え 3歳の娘のマナがい ます今は2人目を妊娠して級中すでに臨月 に入りいつ生まれてもおかしくない時期と なり赤ちゃんに会えるのを楽しみにしてい たの です優しい義両親とも良好な関係で私は 本当の娘のようによくしてもらっていまし たかさん臨月なんだから無理したらだめよ 何でも琢磨にさせたらいいわ と義母はいつも私の 味方しかし夫の琢磨についてはモヤモヤを 抱える日々が続いていまし た私たちは共働きなので娘のマナは一切 から保育園に預けていたの です保育園の送り迎えや育児家事と目が 回りそうな日々でしたが琢は一切協力 しようとしませんでし たね いるのはお互い様でしょ少し手伝ってくれ ないはあ俺は男だぜ家事と育児は嫁がする もんだそれっていつの時代の話 ああもうめんどくさいちょっと出て くる夫は都合が悪くなるとすぐ逃げて しまうの です特に私が級に入ってからは自分のこと すらしなくなりました おいコーヒー飯うろと私に単語で命令して くるの ですねえパパ食べた食器は自分で洗い場に 運ぶんだよマナだってやってるよ えまあなそれはママのお仕事なんだよパパ はママとマナを守るのがお仕事だからお家 では何もしなくていいんだ偉いんだぞ そうか な娘にまで自分の都合のいい話をする 夫最近はさらに思い上がりがエスカレート し怪しい行動も目立つようになっていたの です携帯を肌話さず持ち歩いて時折り マンションのベランダでニヤニヤしながら 誰かと話し深夜に帰ることも増えたの ですねえあなたお風呂上がりの匂いがする けれどどこかでシャワーでも浴びたのえ ああ残業で遅くなったから会社でシャワー を浴びたのさ最近エアコンをつけてても 暑いよ な夫に問い詰めてみるとしどろもどろの 言い訳しかし目が泳いでいるので嘘をつい ているのは明らかだったの ですもう1つ不自然なことがありました今 まで子育てに一切関わらない琢がなかマナ の保育園の送り迎えだけは戦してやるよう になったの ですその日も夫からマナのお迎えについて 電話がありまし たかえ俺だけど今日は定時で上がれそうだ からマナのお迎えは俺が言ってやるよあ そうなの ありがとう気になった私は夫が迎えに行く と連絡してきた日にそっと保育園にをきに ることに保育園に着くとマナがまだ教室で 数人の保護者町のこと遊んでいましたが すでに到着しているはずの夫の姿が見え ませんするとマナの担当のクラスのラン 先生とやたらししに話している夫の姿を 見つけまし た琢磨は最近私にも見せたことがないよう なとびっきりの笑顔でラン先生の方も 甘えるような上目遣いで見つめていたの です間違いない わ妻の直感というもので浮気相手はまさか のマナの保育園の担当の先生だと確信し まし たしかしこれからどうしようかと考え込ん でしまったの です確かな証拠もないので夫に問いただし ても否定されるだけ でしょうそれにもうすぐ2番目の子供も 生まれます 出産予定日の1週間前から里帰りすること になっていたのでその時に実家の母に相談 して見ることにしてそれまでは様子を見て 何も行動しないことに決めまし たところがまさかあんな大事件が起きる なんてその日台風による豪雨で私たちが 住んでいる地域に避難警報が出たのです夫 は大丈夫だと呑気に構えていましたが家の 近くには大きな川もあるし家の裏は山なの です何かが起きてからでは遅いと考えた私 は3歳のマナとお腹の子の安全のため夫に 頼みましたねえあなた私もお腹が大きくて 思うように動けないしマナもまだ小さい から早めに避難したいのよ車を出して もらえない はあ心配症だな大丈夫だ よ夫はなかなか動いてくれようとせず私が 心配していると反応上川の水が溢れ始め 道路に水が流れてきたのですあなたお願い 今すぐ車を出してこれ以上水が増したら車 を動かせなくなる わ腰の重い夫もやっと動き出してくれ 私たちは車で避難所に向かいまし た途中まで来た時夫の携帯のメールの着信 音が鳴ったの です携帯の画面を見た夫の顔色がみるみる 青ざめて彼は驚くべきことを私に命じまし た休養ができたお前たちはここから避難所 まで 歩け何を言っているの歩けるわけない でしょとにかく早く降りろ歩いても20分 くらいでつくだろ俺は急いでのとに行か なければなら ない豪雨の中臨月の私と3歳の娘に歩けと 言い放つ夫私はその言葉に耳を疑いました お願いだからこのまま避難所へ行ってする と夫は嫌がる私を力づくで無理やり車から 引きずり出そうとしたのです私が抵抗する とチャイルドシートのベルトを外しに かかり先に娘を外にしました水溜まりの中 で泣き叫ぶマナを助けようと私が慌てて車 から出るとそのまま車は走り去ったの です何をするの待っ て私の声は吹き荒れる風と雨にかき消され ましたあの慌てぶりから考えて夫は浮気 相手のところに行ったに違いありません怖 がって泣き叫ぶ娘に大丈夫よママと一緒に 歩こうねと声をかけまし たああフれフれかさん が一生懸命に笑顔を作って大声で歌を歌う と娘も安心した様子で にっこり雨がいっぱい降って楽しいね ふんママショワみたいで楽しい ね豪雨の中臨月のお腹と3歳の娘を庇い ながら歩いたのですが途中で娘が転んだり 水が流れているところをよけたりして懸命 に歩いていったのですがおかげで避難所へ たどり着くまでに1時間以上かかって しまいまし たやっとたどり着いた時にはほっとして 全身の力が抜けマナを守れた安心感で涙が 溢れたの です避難所ではずの私たちを見て先に来て いた皆さんがとても驚いた様子で迎え入れ すぐに体を吹いてくれましたその中には 保育園のママ友も数人いてまなちゃん 頑張ったね怖かったねと優しく声をかけて くれたのでマナも安心した 様子娘に怖い思いをさせなくて本当に 良かったと思いまし たママ友たちからははここまで2人で歩い てきたの旦那さんはと事情を聞かれもう夫 を庇う必要もないと思い全て正直に話す ことにしまし たみんなは驚きながら話に耳を傾け私たち に同情してくれたの です中には自分のことのように怒って そんな旦那なら別れた方がいいよとまで 言ってくれる人もいまし たそしてママ友の1人が私の耳元でそっと あることを教えてくれたの ですそれを聞いた私は悔しくて泣きそうに なりまし たやっぱりそうだったのね決して許さない わ私自身へのひどい仕打ちも許せません でしたがそれよりもマナやお腹の子供まで も危険にさらしたことへの怒りで頭がカッ と熱くなるのを感じましたこうして私は夫 との離婚と復讐を決意したの ですその時私の携帯が鳴りまし た携帯の画面を見ると相手は夫出たくは ありませんでしたがあまりに長くなるので 仕方なく通話ボタンを押すとせっ詰まった 夫の声が響いてきまし たよかったやっと繋がったかえ頼む助けて くれ 車が演出として動かなくなり暴風雨の中で 閉じ込められてしまったんだ電波の関係か 消防や警察にかけても繋がらずやっと 繋がったのが私だからなんとかしてくれと 電話の向こうでわめき散らしてい ます私は大きく息を吐くと冷たい声で言い まし た ああんた 誰え 怒っているのかすま ない琢磨だとは分かっていましたがあえて 知らないふりをすると彼はかなり焦った 様子仕事だったんだ分かってくれ よあなた今1人なの え私の質問に少しまき言おうかどうしよう か迷っている様子が伝わってきますあの たまたま保育園の近くを通りかかったら ラン先生がいたから車に乗せてやったん だやっぱり ねあの何のことなあとにかく助けてくれ よ琢磨は豪雨がすごすぎて車の外に出られ ないだけで水没しているわけではないよう です保育園から避難所までは川も山もない わ大人の足で歩いて20分くらいかしら 大丈夫 よ そんなこんな豪雨の中歩けって言うのか ひどいこと言うなって誰かに頼んで避難所 の車で迎えに来てくれ よ全くどの口が言うのか呆れてしまいまし た私とマナをそのひどい雨の中に置き去り にしたくせ にみんな危険箇所の応急対策のために 出払っていて車も人もいないわここにいる のは妊婦や子供年寄りばかりよあんたの ところは安全なんだから歩いてきなさい よだったらお前が開いてる車を見つけて 迎えに来ればいいだろう早く 来い命令区長の強い言い方に私は今まで夫 から受けてきた仕打ちを一気に思い出し体 が震えるほどの怒りを覚えたの です私がなぜ行かないといけないの お前は俺の嫁だから夫を助けるのは当然 だろはそれなら妻と子供を見捨てて浮気 するような夫とは他人になるわ2度とかけ てこない で私は電話を切り即座に夫の電話番号を 着信拒否にしまし たそれから30分後所濡れの琢とラン先生 が避難所にたどり着いたのです いる避難所の人々は2人に冷たい視線を 向け誰も乾いたタオルを渡そうとはしませ んよくもまあ浮気相手と仲良く奥さんの前 に出てこれるものだわとか旦那を狙うよう な保育園の先生には大切な子供を任せられ ないわよねなどと聞こえよしの避難の声が あちらこちらから怒っていましたそれを 聞いてが慌てて大声でましたラン先生とは 何の関係もない娘の保育園の先生って言う だけだよかえの勘違いだ信じて くれあくまでも白を切ろうとする 夫そうなの私の勘違いねよかっ た私は琢磨を油断させるためにわざと言う と笑顔を向けまし たところが夫の横で下を向き ブルブル震えているラン先生はなぜか唇を 噛みしめて悔しそうな表情 ですラン先生体を温めた方がいいわ あありがとうござい ます私が彼女に声をかけるとぎこちない 態度でバスタオルを受け取ったのです俺も 着替えるよ私を騙せたと思って安心したの か琢磨は私に自分の荷物を押し付け シャワー室へ行きました夫はよほどほっと して油断したのでしょう渡してきた荷物の 中に携帯があったの です私は携帯を手にすると早速パスワード を 入力その番号は夫の車の番号で以前に たまたま見かけていたので開くのは簡単 でし たするとそこには決定的証拠が残されてい たのです 20分ほどしてすっきりした表情で シャワー室から出てきた夫は笑顔で私の方 に寄ってきまし たかえもマナも無事でよかった よ近寄らない で何を怒っているんだラン先生とのことは 誤解だって分かった だろう私は戸惑った表情のに携帯を突き しめすと彼らのメールのやり取り画面を 見せたのですそこではラン先生からの台風 で保育園から帰れないから助けてという 連絡に夫はすぐ行くと返事をしていました 祭祀を雨の中車から引きずりおろして浮気 相手を優先したことがこれではっきりした の です携帯の中にはそれ以外にも2人が ベッドの上であれもない姿で仲良く 寄り添っている画像がたくさん残ってまし たそれを見て顔面蒼白になった夫は逆切れ して怒鳴りつけてきたの ですお前携帯を勝手に見たのかそんなこと していいと思っているの か見られて困るようなことをしたのは あなた でしょうそれ はお腹の大きい私とマナを台風の中に 置き去りにして浮気相手のとろに行く なんて最低 よお前が妊娠中で俺に構ってくれないから ちょっと曲さして浮気しただけだよ遊びな ん だそれを聞いたラン先生はショックを受け たようでついには泣き出してしまいまし たひどいわ私を一番愛していると言った じゃないの騙したのねそそんなこと言って ないえよってきたのはあんたの方からじゃ ないか嘘言わないであなたがにってきた でしょうどうやら彼女は遊びではなかった ようで2人の千喧嘩が始まってしまいまし たが私がうるさいと怒鳴りつけると ようやく大人しくなりまし たま私と琢磨の離婚が成立した後どうする かはあなたたちの勝手だけどラン先生が 保育園に務め続けることは難しいわ ねどういう意味を 保育園では琢磨とラン先生が怪しいと もっぱらの噂になっているらしいわよ私も そんな先生に娘を預けられないから園長に 話し ますそんな困る わ実は避難所にいるママ友がそのことを 教えてくれたの です以前から私に話そうか迷っていたとの ことで早く話せばよかったと謝ってくれ まし た園内でイチャイチする2人のことは誰も が知っておりドライブデートするところを 何人ものままとに見られていたよう ですそれを知って青ざめる浮気相手とは 対象的に夫はまだ平然としてい ます俺はかえと別れるつもりはないよ謝る から許してくれよ1回の浮気ぐらいいい だろもう無理よあなたとはやっていけない マナを父親のにするつもりかもうすぐ次の 子も生まれるんだぞよく考えてくれ よたくまさん話が違うわ私は保育園も辞め ないといけないかもしれないのに責任とっ て私と結婚して よ私たちが揉めているところへ何も知ら ないマナが近づいてきまし たあけない顔で琢磨の手を取り見上げて 尋ねたのですねえ パパこの前パパはマナとママを守るのがお 仕事だって言ったのにどうしてマナを車 から追い出したのあそうだったねマナ ごめんラン先生も何も言えなくなったよう です夫はマナを抱きしめようとしましたが マナはその手をすり抜けて私の元に走って きまし たその時 雨が少し小ぶりになってきて実家の両親が 迎えに来てくれたの です私が先に事情を話していたので両親は 琢磨のことを睨みつけると立場がなく 小さくなる 夫こうして私は娘を連れて避難所を後にし たの ですその後私は琢磨と 離婚請求した慰謝料300万円と養育費 1500万円は義実家で建て替えて払って くれました琢磨は岐阜の会社を首になり 義父の地人の工場でさぼらないように監視 までつけられて休みなして働かされている とのことです借金関西まではまだまだ長い 年月が必要 でしょう浮気相手にも慰謝料200万円を 請求しこちらも彼女の実家が払ってくれ ました エジの父親との浮気なんて保育士にとって は最悪のスキャンダル保育園は即刻首に なり次の仕事が見つからずバイトをいくつ もかけ持ちしながら借金を返している らしいとの こと私は無事に男の子を出産しました実家 に戻り両親に助けてもらいながら楽しく 育児をしているところ です義両親も時々マナや息子に会いに来て くれもらっていて幸せ そう私は子供たちに寄り添いながら前向き に生きていこうと思ってい ますブスな嫁が本当に役立たずですみませ ん義父の葬儀の日食事の席で義母が突然 そんなことを言い出したのです親族は ざわつきこちらに注目が集まりましたれ が嬉しかったのか義母は私をちらりと見 ながら芝居がかった怖で続けまし た介護は全て私がやってきたんですのそれ なのに嫁は何もせず嫁が本気で介護して いればお父さんもこんなに早く亡くなる ことはなかったでしょう に私は目の前が真っ赤に染まるような怒り を覚えわなわなと震えました 義父の介護は全て私がやってきたあなたは 臭い汚いと言って1度もやったことがない の に堪忍袋の尾が切れた私が立ち上がろうと した瞬間私の横にいた人物が氷のような声 を放ったの です言いたいことはそれだけ か私の名前はしお32 大学の同級生だった夫の大地さんとは結婚 して5年になり ます夫婦なはよく2人で暮らす生活は とても幸せなものでし たしおそろそろ仕事に行くよ今日も遅く なるかもしれ ない相変わらずお仕事が忙しいのね私は 今日もお父さんのところに顔を出すわ いつもしおりに頼りきりになってしまって すまないなよろしく頼むよいいのよいっ てらっしゃい気をつけて ね夫を送り出すと私はみくをして疑実家へ 向かいまし たお邪魔しますお父さん今日も来ました よ疑実家に相かで入り奥の部屋へ向かうと ベッドに寝ているお父さんの 姿少し前に濃梗塞で倒れその時に言語障害 と半身付随が残り妖介護になったの です在宅で面倒を見ることとなりヘルパー さんなども頼りながらですが私がメインで お世話をする毎日 です私が姿を表すと少し安心したような 嬉しそうな表情をしているように見えまし たどこかお辛いところはありません か私が声をかけるとお父さんは膝に抱えた パソコンに大丈夫とだけ片手で入力し ぎこちなく微笑みまし たうまく言葉を発することができないので こうしてコミュニケーションを取っている の です私はできるだけ明るく話しかけながら お世話をしていまし たお父さんは優しい人で結婚当初からよく していただいた思い出がたくさんあり ます私は大きな王を感じていましたし少し でも開放に向かって欲しいと思っていまし たので大変な介護もなんとか頑張ることが できたの です食事の解除も終わった頃携帯が鳴り まし た もしもししおりさん今お友達とデパートに いるの疲れたから迎えに来てちょうだい まだお父さんのお世話の途中なんです電車 やタクシーで帰ってこられませんか嫁の 分際で口応えする気いいからさっさと来 なさいよじゃあね 私はため息をつきお父さんに声をかけて から車に乗り込みまし た私の唯一の悩みの種がこの義母のこと です1人息子である夫の大地のことを 出合いしていてそのせいか私への当たりが とにかく強いのですしかも外面はよく2人 の時だけネチネチとビビってくるので かなりストレスが溜まっていまし た はあやっと来たわね遅いじゃないすみませ ん全くブスなだけでなく気も効かないんだ から義母はこうやって2人きりの時だけ私 を馬鹿にしますその上コキ使って少しでも 気に入らないことがあるとののしるのです 全く私は病弱で体が弱いのにもっと至 わろうと思わないの かしら大一ちゃんもよくこんな女と結婚し たもんだ わ私は何も言わずルームミラー越しに義母 を見ました顔色もよく大量のデパートの袋 を抱えていて体が弱いようにはとても見え ません 他人の前ではそう言って道場を引こうとし ているようでし た少し前までは義母のこんな生きすぎた 行動を義父がいめてくれていましたしかし 義父が倒れてから介護を私に押し付ける だけでなく嫁いりをさらにエスカレートさ せたの です仕事が忙しくそれでも一生懸命私を 大切にしてくれる夫にこことを伝えれば ショックを受けるだろうそう考えると夫に も話せませんだから私は介護を押し付け られることにも暴言にも黙って耐えるしか ありませんでし た家まで送ると義母はご機嫌で買ったもの を並べ始め私はそれを見ながら残っていた 食事の後片付けをしましたお さんもっとお父さんのお世話をされると きっと喜ばれますよなんで私が べちょべちょの介護食を食べさせたり下の 世話をするなんてぞっとする わそれで はお父さんのためにも施設も検討されてみ てはいかがでしょうか何言ってるのよ そんなの世間定が悪いわ臭くて介護なんて 嫁の仕事って決まってるんだから黙って やんなさい よわかりまし た心底嫌そうな顔をする義母を見ながら私 は唇を噛みしめるだけでし たそれからわずか1ヶ月ほど後のこと です夫と日曜品の買い出しで外出中に義母 から慌てた様子で連絡があり義がまた救急 搬送されたことを聞きまし た急いで病院に向かいましたが濃厚塞が 再発した義父は帰らぬ人となってしまった の です父さん ごめん間に合わなかっ た お父さんこんなに早くに行ってしまう なんて私と夫は安らかな顔をして眠る義父 を前に悲しみに暮れ涙を流しました義母は と言うと大げさに泣きながら夫に すがりついたの ですお父さんがなくなっちゃっ た気持ちの整理がつかないの大地ちゃんお つややお葬式は任せて いいそうだよな母さんも辛いよな分かった 手配は俺がやる よそうしておつやお葬式の準備は全て 私たちがやることとなったの です悲しみはありましたがそういった時は とにかく忙しいものです私と夫は てんてこまいで様々な段取りをしなければ なりませんでし た義母は模でしたが何もせずおの時も周り の人たちに悲しをアピールし慰められてい たの ですおも無事に終わり葬儀の日次々と長文 客が訪れ私と夫は対応に追われていまし たまあ お母様ごしており ます義母の声がする方を見るとそこには 義父の母で夫の祖母である王のの辰さんの 姿が見えまし た遠方に住んでいることもあり何度かしか 会ったことはないのですが資産家の辰己 さんは厳格な性格で親族の中でもボス的な 存在であるそうです夫に初めて紹介された 時も辰ばあちゃんは追っかないからなと 言っていまし た王にとっては息子を失ったことにので さや辛いだろうと丁寧に挨拶しましたが 黙って頷くだけでし たお母様お疲れでしょお茶をお持ちしまし た義母にとっては姑とめに当たるので頭が 上がらないのはもちろんなのでしょうが辰 さんに取り入って遺産をもらう目的もある んじゃないかと感じていまし た質がなく葬儀も終わり親族での食事会の 席でのことです親族の1人がビールを倒し てしまったので吹きに行こうとしたのです が私の隣に置いておいた付近がなぜか なくなっていて私は少し慌ててしまいまし たすると義母が大きな声で言い出したの ですブスな嫁が本当に役立たずで さんにも顔向けできません わ私はいつの間にか義母の後ろに付近が 隠してあるのを見つけまし たこんな時にさっと動くのが嫁の勤めだと いうのに私のしつけが悪いんでしょう ねすみませ ん私がいつものように謝ると親族は ざわつきこちらに注目が集まりましたそれ が嬉しかったのか義母は私をちらりと見 ながら演技かかった怖色で続けまし た主人の介護も全て私がやってきたんです の大変な苦労でしたわそれなのに嫁は臭い 汚いと言って手伝おうともせず嫁が しっかり介護していればお父さんもこんな に早く亡くなることはなかったでしょうに わざとらしい鳴き声まで使ってネチネチと 自分の苦労を語る規模私は目の前が真っ赤 に染まるような怒りを覚えわなわなと震え ました義父の介護はほぼ全て私がやってい たのです臭い汚いと言って1度もやった ことがないのは義母の方なの に義母はわざと涙を吹くような仕草をし ましたが確かに辰さんを見ていまし た親族の前で私をこき下ろし道場を集めて 自分の姑にもアピールしたいのでしょう しかし私も限界でし たお母さん嘘を言わないでください お父さんの介護は全て私がやっていました まあよくもそんな嘘この場でだって本当の ことです手伝いもしなかったのはお母さん じゃないです か私は親族の前で懸命に訴えました親族は 皆驚いたような顔をしてい ます分かったわ手柄を横取りしようとして いるのね恐ろしい嫁だこと皆さんこの人は いつもこうやって私をいびるのよ私は体も 弱いの にさ汚いと言ってお父さんの介護をし なかったのはお母さんじゃないですかそれ に体が弱いと言いながら毎日買い物やダス 教室に通っていたでしょう嘘ばっかり全く ブスな上に心まで汚いなんて救えないわね どにか証拠でもあ るっていうのあるんなら出してみなさい よ私は言葉に詰まりました 差し出せる証拠などどこにもないの です義母は勝ち誇ったような顔でこちらを 見ていて親族はどちらを信じていいか わからないというように私たちを見比べ ざわざわとしています ああ嫌だ皆さんの前で私を悪者にしようと して全く小い嫁に落とし入れられるところ でしたわ こんな嫁さっさと追い出した方がいいわね 皆さんもそう思います でしょう勝ち誇ったような顔でこちらを 見る義母を見て俯いてしまったその時 ぴしゃりとした声が響き渡りまし たちょっと待ちなゆき子さんは若い頃から 6でもない性格だったいかにもそういう ことをやりそうだよ それは今まで黙って聞いていた辰さんでし た親族のボスの一言に会場は一瞬静寂に 包まれますお お母様何をおっしゃっているのです かあんたはいつもそうやってかいふりをし ては誰か終わるもに仕立て上げやりたく ないことは平気で他人に押し付けてきたね そんなことありませんわ嫌だわお母様まで 私を攻撃し てしおさんはあんたが言うような人じゃ ないよ若いのに控えめで丁寧な人だ私は しおさんが言うことが本当なんだと思うね 全くあんたのその腐った根性を叩き直して やらないといけない ねというの言葉を聞いて親族もだんだんと 義母に疑いの目を向け始めますそれに慌て たのか義母はあたふたと周りを見渡して から夫に目をつけまし ただ大地ちゃん大地ちゃんは私の味方よ ね義母はよたよたと私の隣にいた夫に 駆け寄り腕にすがりついたの です私 いつもこうやって姑や嫁にいびられてきた のよ大地ちゃんは私のことかわいそうだと 思うわよね2人に厳しく言ってやって ちょうだい なおもそんなことを言う義母に堪忍袋の尾 が切れた私が立ち上がろうとした 瞬間夫が氷のような声を放ったの です言いたいことはそれだけ本当に最低だ な えた ちゃん夫は義母の腕を振り払い険しい顔で 睨みつけましたそして親族の方に向き直り あるものを取り出したの ですこれは父さんが亡くなるまで会話する ために使っていたパソコンです動く方の手 で文字を打って意思疎通していました 私は見覚えのあるそのパソコンを見て義父 の姿を思い出し胸が締めつけられるような 気持ちになりまし た親族も何事かと夫の方を見守ってい ます父さんはあの体で毎日短い日記をつけ てたみたいです少し読んでみ ます夫は淡々とパソコンの画面を続けまし た9月15日今日もしおさんが来てくれた 好きな食べ物を聞いておいしく作ってくれ た 感謝9月21日トイレを失敗してしまった しおさんに片付けさせてしまった申し訳 ない9月30日しおさんが笑顔で花を生け てくれてくなる ありがとうわかりますか父の日記はしおへ の感謝の言葉で溢れていまし た私はそれを聞きながら優しい義父の笑顔 を思い出し気づけば涙をこぼしていました あの不自由な体でそんなことをしてくれて いた なんて義父への感謝といなくなってしまっ た悲しみが一気ににまし たそれ以外にも義母にトイレの解除を断ら れたこと呼んだだけで舌打ちされたこと など義父に対する彼女のひどい仕打ちを夫 は読み上げていき ますこれはどういうことだ母さんについて いいことは1つも書かれていないそそれ はあの人そんなもの を慌てる義母を無視して夫は私の方に 向き直りまし たしお今までたくさん我慢したんだろう 気づかなくてごめんな介護だって母さんと 協力してやってると ばかり本当に苦労をかけたすまないやめて 大一さんそんな風に頭を下げない で私に謝る夫義母はけに取られたように見 ていました大ちゃんそんな女に何を言っ てるのやめなさいやめなさいはこっちの セリフだよ夫は鋭い眼光を義母に向けまし たしおは俺にはもったいないくらいの 素晴らしい妻だそれに対してブスだのなん だの散々こき下ろしてもうそんな人間を 母親だと思え ないちゃん何言ってるのもう母さんとは 絶縁する2度と関わらないで くれ そんな絶縁するならお父さんの遺産は あなたにあげないわよこうなったのは全部 嫁のあんたのせい よ最愛の息子に切り捨てられた規模は 憎しみのこもった目で私を睨みつけてい ます私は最後に義母に言葉を投げかけまし た遺産は全て私に残すようにお父さんが 遺言書を書いてくれていますなんですっ てお父さんはあなたが変わってくれること を願っていましたもしそうなっていたら 結果は違ったかもしれないの にその言葉を聞いた義母は大きく目を 見開き愕然とした表情を浮かべました 行こう しお私は夫に肩を抱かれ会場を後にしたの です振り返ると義母は辰さんをはめとする 親族全員に白い目で見られながらほけた ように座り込んでいまし たそれから数ヶ月後私たちは本当に義母と 絶しわりをました義は実家の古い家で孤独 に暮らしています義父の遺言書のせいで 義母は最低限の移流分しか遺産がもらえ ませんでした親族からも鼻つまみ者にされ これまで働いたことのない義母がどう 暮らしていくかは私には分かりませ んそれから最近辰さんから息子のために今 までにあ あの女は私が見張っておくからねこれは 2人が幸せになるために使いなさいと 私たちは生前増よを受けたのですとても 大きな額で驚きましたが夫がありがたく 受け取ろうというのでそうしまし たこれまで大変でしたが今は夫と2人 仲良く平和な暮らしをしていますこれから もその平穏が続くように願うばかり です嫁として非常識よ反省し なさい突然義母から電話口で怒鳴られた私 は驚き戸惑いましたこちらがお祝いを送っ たのに俺1つ言わないなんてどういう つもりな のそんなことを言われても義母からの出産 祝だと言って夫が渡してきたのは マクドナルドのクーポン券だけだったから ですモヤモヤした気持ちを抱える私に母親 のあなたがそんな常識知らずでどうするの などと責め立てる規模けれど実はこの 出来事の裏にとんでもないことが隠されて いたの です私はみさ今年31歳になりました 歩いて数分という近所に住む規模が厳しい 人であれこれと口を出してくるのが悩み です口出しの内容は常識的なことや アドバイスにとまり悪気はないと言われて しまえばそれまでの ことただ強い口調できつく言うので私は 義母から嫌われてるんだろうといつも感じ てしまいます だから会う度に今度は何を言われるのかと 憂鬱なのですが言っている内容は全て正論 なので抵抗しづらく私は義母の小言を 受け入れるしかありませんでし たでも夫の翔太がいつも慰めてくれるので 顔を合わせるたびにガガ言われても我慢 することができまし た母さんも言いすぎだよなあんまり気にし なくていいよみさが頑張ってるのは俺が 分かってる からでもその割には翔太が義母を痛める ことはありません少し疑問に思うものの 間違ったことは言っていないだけに注意し づらいんだろうと一応納得していたの ですそんな中2週間前に女のメが生まれ ました社員の私は3級や級が取れるし元々 の稼ぎがいいので金銭的な心配はありませ んそれよりも気になるのはシトの趣味で 集めている骨董品メイが動き回るように なれば割れ物の多い骨董品は危ないので いずれ貸金庫にでも預けようかと いたの です翔太がのし袋を渡してきたのはそんな ある日のこと です母さんから出産祝いを預かってきたん だ後で確認しといてわ ありがとう後でお母さんにお礼の電話 を言いかけた言葉が途中で出てこなくなり ましたそれは封筒から出てきたのが ドナルドのクーポン券1枚だけだったから です え何これ 本当にこれがお母さんからのお祝い ああいやほら母さんも最近生活が苦しい らしくてさ分かってくれ よ翔太が目をそらしたのを見ていくらなん でもこれは翔太にも予想外だったんだろう なと思いまし 義母は節約家でクーポン券も普段からよく 使っていますだから我が家でもこれを使え ばいいということなのでしょうかさすがに 今回は理解に苦しみ ますそれから1週間が過ぎて義母から電話 がかかってきました開 1番さんあなたねと鳴られめからこんなに 怒り口調なのは初めてで何事かと私は 身構えまし たこちらがお祝いを送ったのに俺1つ言わ ないなんて非常識じゃないの えお祝い って先週翔太が預かってきたあれですか そうよたった一言有機会なんていくらでも あったのにして1週間待ってもあなたから はなんにも言ってこないなんてどういう つもりな の異常式だと言けれどお祝いにクーポン券 を送るというのは常識の範囲内だとでも 言うのかと私は切れてしまいまし たこの先めいちゃん関係も含めていろんな お付き合いが出てくるのに母親のあなたが そんな常識知らずでどうするの すみませんお祝いありがとうございまし た私は仕方なくそう答えたものの内心では 到底納得できませ んあんな数10円の値引きができる程度の ものに自分からお礼を求めてくるなんて そっちこそどういうつもり よモヤモヤした気持ちの私に義はそれでの 使い道は決まってるのかしらと聞いてき ましたそんなの翔太とマクドナルドに行く 以外ないでしょうにとむっとしましたが 続く義母の言葉は予想もしなかったもの だったの です30万あればベビーカーやチャイルド シートもいいのが買えるでしょえ 30万そうよ私がそれだけ包んだのもめい ちゃんのためなんだからね安物で済ませず 安全で乗り心地のいいものにしなさいよ 大体あなたたちは準備が遅いのよちょ ちょっと待って ください意味が分からず義母の小言を遮っ てしまいまし た30万ってどういうことですか翔太から 受け取ったのはマクドナルドのクーポン券 ですよ はあ今度は義母が絶しましたえどうして私 は間違いなく30万包んだの よ珍しくオロオロとした口調に義母が本気 で戸惑っているのが伝わってきまし たそれにマクドナルドなんて私は普段行か ないわいつもあちこちのクーポン券を使っ ているけどさすがに使う予定もない クーポン券は持ってないわよそんなものが 紛れ込むわけがないの にどうやらクーポン券が入っていたのは 義母の意図したことではなかったよう ですそういえば日頃から言葉のきつい義母 ですが言うことは正論やることは常識的な のでたえ嫌がらせだとしてもあまりにも不 自然です わけがわからないまま電話を終わらせた私 はその日の夕飯を終えた頃にふともしかし たら翔太が渡す封筒を間違えただけか鞄の 中で中身がこぼれたのかもと考えまし たそこで夕食の後でビールを飲んでいた 翔太に義母と電話で話した内容を伝えたの です私が話すごとに翔太の顔が曇っていく ので30万という大金が消えたことは翔太 も気になるの でしょうそれでねお母さんからのお祝い金 まだ鞄の中とかに残ってないか確認して 欲しいのはどういう意味だ俺を疑ってるの か予想外に大声をあげて立ち上がった翔太 に驚きまし た違うどうしてそうなるのただのし袋の 乗り付けが甘かったりしたらもしかし て慌ててなめよと説明しますが翔太は興奮 した様子で聞耳を持ってくれません俺は何 も悪いこと なんかいきなりパンと派手な音を立てて頬 叩かれましたその勢いで頭がクラクラして 一瞬何が起きたか分からずにいた私でも今 までに見たことのない恐ろしい顔をして いる翔太が急に恐ろしくなったの ですとっさに寝ているメイを抱き抱えて外 へ飛び出しましたすっかり暗くなった住宅 街で後ろから翔太が追いかけてきます思っ たよりお酒が回っているのか足音が不安定 なのでこれなら追いつかれ心配はなさそう ですそれでも慌てて走ってきた私の足元は スリッパだし両手はメを抱っこしている だけで財布も携帯も持っていませんだから 私はとっさに近所にある義母の家に向かっ たの ですインターホンを鳴らすとすぐに迎えて くれた義母は私の尋常じゃない様子に驚い ています訳を話そうとした時翔太が義母の 家に上がり込んできまし たみさお前なんでここに来たん だここは翔太の実家なのですから入ってき て当然なのですが焦っていたとはいえ避難 先に選ぶべきじゃなかったかもしれないと 一瞬後悔しまし た母さんを頼るなんて嫁と姑で仲が悪い はずなのにだって近かったからそれに今回 の件はお母さんも関わることだし母さんは 関係ない今すぐ帰るぞいやよ普通嫁姑争い をしてたらいくら近くに住んでても嫁の方 から近づかないだろう俺の役割は嫁いびり される妻を支える夫だったはずだだから うちはふふ円満なん だえ は私がいじめられてると思ってたのに 引っ越すでもなく口先だけで慰めてた のいきなりわけのわからないことを言い 出す翔太に私は混乱してめまいがしそう でし たそれに亡くなったお祝い金について聞い たら逆上して叩いた人が夫婦 円満ここに来て私の中で正体への不審感が 膨らみ始め ましそして義母も言い合う私たちを見て 大体の状況を察したよう です翔太星座しなさいと義母が恐ろしい声 をあげぎりと睨むと翔太はしぶしぶ言われ た通り座りまし た本当のことを言いなさい私が預けたお 祝いの行方心当たりはないの 立ったまま正太を見下ろしている義母に彼 は身を縮めて固まって視線だけが右に左に 動き回っていますいつも義母に叱られて いる私にはその気持ちがよく分かりまし たこういう時の規模は迫力満点であの目で 見られると下手な言い訳も思い浮かばない の ですじ実は この前骨董品店で一目惚れしたものがあっ てそれが30万だったから ついまさか掘り出しもで2万だったって 言ってた置き物のことあれを買うために お母さんから預かったお金に手をつけ たって わけ少し前に翔太が嬉しそうに見せてきた 骨董品のことを思い返し原が振り返りそう でし た呆れたそれでバレないと思ったのそれに マクドナルドのクーポン券はどうし てたまたま財布に入ってたからみさは普段 から母さんと仲悪いから疑うなら俺じゃ なく母さんだろうと思っ てバレると思わなかったわけだって仲が 悪い2人ならそんな話をすると思わなかっ たん だブスっとした表情で全て白場した翔太 つまり彼は本来娘のために使うべきお金を 自分の趣味のために全額使い込んでおいて その罪を自分の母親になすりつけようとし ていたってことなの ですまさか夫がそんな卑怯者だった なんて失望し絶望的な気分で彼を見つめる 私に翔太はなんだその目はとまた怒り出し たの です大体俺は俺たち夫婦に渡されたもの じゃないかなのに俺が使って何が悪いんだ よ はあ何言ってんのみさはそんなにお金使う 趣味もないんだからあのクーポン券で うまいもの食べればそれでいい だろ私が預けたのはああんたたちじゃなく てめいちゃんのお金少しでもめいちゃんや みささんの助けになればと思って渡したの よ開き直る翔太と叱りつける義母を私は 愕然としたまま眺めていまし たなんて こと嫁にあれこれ言う前に自分の息子の 教育ができていなかったの ねごめんなさいみささん 申し訳なさそうに頭を下げてきた義母を見 て我に帰りまし たいえお母さんが謝ることじゃありません でもね本当に申し訳なく て口調が厳しくて私を嫌っている怖い人だ と思ってた義母は実は頼れる素敵な人だっ たのですそれにらたのは太でお母さんには 何も日はありませ ん言い方はきついけどいつも私たちのため を思ってくれていることはもう分かりまし た からそうね言い方が悪かったわねごめん なさい和解し始めた私たちを見て翔太は こんなはずじゃと呟いてい ます対立していればどっちかは味方になっ てくれると思ったのにこれじゃあ俺1人 だけ無理 じゃんブツブツ言っている内容はどこまで も自分本位以外の何者でもありませんその 時寝ていた娘が目を覚まして泣き始めまし た今回の件は私やお母さん以上にこの子が ないがしろにされたんだよね お祝い金があればベビーカーやチャイルド シートを変えたの にぐずる我が子を怪しているうちに怒りが どんどん湧き上がり夫を許すわけにはいか ないと決意したの です翔太離婚し ましょうメイが落ち着くなり宣言した私に 翔太は目を見開きまし た何を言い出すだ俺は離婚しないぞだって あなたは娘のお金を盗むような父親しかも 都合が悪くなったら手をあげる人よねあれ はちょっと勢いっていう かそんなあなたは今後もメイのお金例えば 進学用の貯金とかを使い込むかもしれない でしょだからこの子のために離婚します 真剣は私あなたとの面会は認めないそ そんな私の強行な態度にさすがにまずい ことをしたとようやく分かったのか彼は肩 を落としてうれまし た慰謝料と養育費として合計 800万円これを1月以内に一括で払って ねま待ってくれ俺にそんな体があると思う のかせめて分割にするとか1月で全額 なんて無理 だ分割にしてもちゃんと払ってくれ るっていう信用が必要だよでも私はもう 正太のことが信じられないじゃあどう しろって言うんだ売ればいいのよあなたの 骨董品えあれは 困る集めた品は打ち物ばかりだっって言っ てたでしょうそれが本当なら売ればメイの 養育費は払えるよえやだ許してくれみさ この通り だ涙まで流し土下座してみせますが卑怯な やり方で娘のためのお金を盗んだことを なかったことにはできないのです私と義母 の2人に睨まれた太は離婚を受け入れる しかありませんでし たそれからすぐに離婚が 生立その後翔太は実家に帰ることを義母に 拒否され古いアパートでの1人暮らしに なりまし たこれまで翔太が趣味のために散在した せいでスズメの涙だった夫婦の貯金は財産 分与で分けたら彼のは慰謝料に全て消え まし たさらに養育費を払うため集めた骨董品を 全て手放しそれでも金額が足りずに結局 借金をした 翔太今は大好きな骨董品を買うことも 可愛い娘に会うこともできず1人で借金を 返しながら貧しい生活を送っています 私は娘と新しい生活を始めまし た私たちが離婚したことで義母は別れた元 夫の母親になったので普通なら交流もえる でしょうでも私は今でも娘の祖母として 度々顔を合わせてい ます相変わらず色々教えてくれる上に最近 では言い方にも気をつけてくれるように なった義母は私にとって恐ろしい姑では なく頼れる人生の先輩になりまし た何より娘がおばあちゃんを慕っています し私自身も義母のことが好きになれたので これからも仲良くしていきたいと思い ますうちの子預からせてあげる子育ての 練習だと思ってしっかりお世話しなさい よ義の愛里さんはそう言うと私の返事を 待たずに電話をガチャッと切ったのです その日も夕方4時ぴったりに家のチャイム が鳴りましたインターホを見なくても玄関 の外に誰がいるのかは分かっています私は 臨月で重いお腹を抱えるようにして玄関に 向かいまし たこんにちは 玄関の前で俯きがちに立っているのは義の 娘のねねちゃん小学3年生の9歳です そしてその腕に横抱きにされていたのは 生後2週間の弟ルカ君でし たいらっしゃいあのごめんなさい迷惑だっ たら平だから遠慮しないでどうぞ上がっ てはなさそうなになるべく優しく話しかけ て2人を招き入れました2人がうちに通う ようになってから今日でちょうど1週間に なり ます私は現在妊娠中ですが自分の仕事が デスクワークなことと夫より高収入だった こともあり先週まで働いていましたそして 臨月になるのと同時に級に入ったのです するとそれを待ってましたと言わんばかり にこもりを要求してきたのが義でし た9歳と0歳のおせはよろしく子育ての 練習できてありがたい でしょ私にそんな電話をしてきた義は翌日 から早速学校が終わった名に追い寄せを わせ我が家に訪問させたの ですうちに最初に来た時もはと同じように とても申し訳なさそうな顔をしていまし たごめん なさいメイの第一世はそれでし たお母さんに迎えに行くまでここにいなさ いって言われた の謝罪の言葉に続けてメイはかい声でそう 呟いたのですネットなどではよく小の依頼 を追い返すのは最初が肝心 1度でも絵付けしたら終わりなんて言葉が 飛び交っています本来ならここで癌として 断わるべきだったの でしょうしかし私はオムや哺乳瓶などが雑 に詰め込まれたバッグを肩にかけ俯いて いるメとその腕の中でぐずる神聖治のお湯 を無に追い出すことはできませんでし た弟のことは私が面倒見るよお姉ちゃんは 赤ちゃんを大事にし てメイはとてもいい子です我が家にいる間 は大人しくしていておいの面倒もよく見て いました特に慣れた手つきでお世話をする 姿には驚いたもの ですいいのよ私も赤ちゃんが生まれてから の練習になるから ねメイにはそういったものの臨月のお腹を 抱えて新誠治のお世話をするのは大変でし たミルクの準備やおむつ替えなど1つ1つ をこなすのが一苦労だったの です生後2週間の子外に連れ出すだけでも 不安なのに小学生にこもりを任せるなんて アリさん家ではちゃんと育児してるのか な私はミルクを飲んですやすやと眠るおい とその横で静かに座っている名を見つめ ながら2人のことがとても心配になりまし たこもり楽しかった でしょう最初の日義がメイたちを迎えに来 たのは夜8時を過ぎた頃でした私に対して ありがとうの一言もなくそう言って ニヤニヤしていた義はメに持たせた鞄の中 を確認した途端に起り出したのです うわ粉ミルク超減ってんじゃんどんだけ 使ったの缶に表示されてある通りだけど パっと見て分かるほど減ってるわけじゃ ないそんなに大量に使わないの に義は何か1つでも私に文句を言いたくて 仕方がないのでしょうハンニャのごとく目 を釣り上げながら私に詰め寄ってきたの です3倍くらいに薄めて使いなさいよ もったいないこれだから子育て未経験の おばさんは使えないの よ義は唾を巻きしらしながらガガと怒鳴る と乱暴にメイの腕を引っ張って帰っていき まし た義が私に暴言を吐くのは今回が初めてで はありません彼女は私が夫と一緒に疑実家 に結婚の挨拶に行った時から私のことを 見下していまし た36歳で結婚なんて師匠入したら40の ババのくせ にそれが義からの洗礼でした他の家族の目 につかない場所でそう耳打ちしてきたの です確かに私もまさか自分がこの年で結婚 するとは思っても見ませんでした夫とはお 互いの上司の紹介で知り合い彼からの猛 アタックでお付き合いを始めたのです私は 優しくて誠実な彼に惹かれトト拍子に結婚 の運びとなりまし たどういう理由であれおばさんの結婚は見 にくいだけ よ私が夫との馴れそめを説明すると義は そう言い捨てたのですそれだけではあり ませ んブスなあんたの子供は絶対ブス生まれて も不幸になるだけよ しかもその年で出産なって子供は中ハク 血管品ねかわいそう に自分が二十歳で子供を産んでいることが 自慢の義は私が妊娠したと報告した時も この言い草でしたそんな義のことですから 自分で子供を押し付けておきながら小言の 1つや2つ言うことは分かりきっていたの です そして案の定義は私を思う存分罵倒して 帰って行きまし た私はできる限りのことをしているのに どうしてあそこまで言われなきゃならない の私はすぐに夫に相談しまし た2ヶ月ほど前から残業で11時を過ぎて 帰宅することが多くなった夫には余計な 心配をかけたくなくて今までのことは全て 黙っています そのため夫は義が我が家に子供を預けて いることを知りません本当は今後も黙って いる予定でしたがあんな態度を取られて 我慢するわけにはいかなかったの です今日ありさんに言われて子供たちが うちに来たの明日も来るって言ってたけど 首の座っていない新治を外に連れ出すのは 心配だからやめるようにくれない私がそう 切り出すとお風呂から上がって晩酌を始め たばかりの夫はとても不機嫌そうな顔をし ましたお前専業主婦で暇だろお腹が重くて 動くのは大変だけど家事はきちんとして いるでしょ嘘つくな臨月だからってサボっ てばかりいるじゃないか残業で疲れた夫を こんな汚い部屋に向い入れやがって 夫はそう言って机を叩きました目を 釣り上げたその顔は私をののしる気前 そっくりですこんな夫を見たのは初めてで 私は戸惑ってしまいまし たろに家事もしないんだからそのくらい 預かってやれよ無責任なこと言わないで もしものことがあったらどうするのめいと おいの面倒くらいしっかり見ろありはお前 と違って家事も完璧にこなしながら1人で 子供を2人も育ててるんだぞアリの旦那は 単身不妊で他に頼れる人がいないんだから ちょっと息抜きさせてやれよ夫はそうし 立てるとそれ以上は話を聞いてくれません でした私の両親はすでに亡くなっています 義両親は高齢な上に義母が足の悪い義父を 介護しており他の家にかっている暇はない ほど大変な状態 です私には裕介さんしか相談する相手がい ないのに彼が味方になってくれなかったら どうしたらいいの私は悩んだ結果義から これまで言われたひどい言葉の数々も夫に 伝え助けてほしいと訴えたのですしかし夫 の返事はとても冷たいものでした アリは大変なんだから少し口が悪くなって しまう時だってある悪気はないんだ少し どころじゃないわ私のことをブスだと なじってお腹の子は血管品とまで言われた の よ私は少し声を大きくすると夫はしそめど くさそうな顔をしてとても深いため息を つきましたそして馬鹿にした顔で私を見て 鼻で笑ったのです 事実じゃないか ブースそう吐き捨てた夫はもう話すことは ないと言わんばかりにテレビをつけて私 から視線をそらしましたそしてお笑い番組 を見ながらゲラゲラと笑い始めたの ですどうしてなぜこんなにひどいことが できるの優しくて誠実だった介さんはどこ に行ってしまったん だろう私はただ呆然とする他ありません でし た次の日もその次の日も義はメといを 我が家に越させまし たガキの声がうるさいからホテルで寝るわ 子供たちがうちに来るようになって4日目 には夫はそう言って家を出て行きました義 の迎えは10時11時と遅くなっていく 一方で夫は家でゆっっくりできないと 愚痴っていた矢先のことでした慣れない 育児に疲れはてていた私には夫を 引き止める気力もなかったの です5日目の夜とうとう義の帰宅は夜中の レジを回りました私はメといを奥の部屋で 寝かせて義に抗議しまし たこんな時間まで一体何をしてる のと育児で疲れた体休めてんのなんか文句 あるお願いだからもう勘弁して遅くまで 起きていたら赤ちゃんのいる体にも悪いし どうせろな子供が生まれないんだし別に いいでしょいい加減にしてお腹の子に満一 のことがあったらどうするのえそれなら ラッキーじゃん極つぶしの子供を抱えなく てすんで さぎのあまりの言いよに私は会いた口が 塞がりませんでし たこの人には何を言っても無駄だわ夫も 同じ頼りになんかならないここまで来たら もう義両親に相談するしかないか もその後私は何度も電話をしようとしまし たが介護で大変な義両親に余計な心配を かけたくないという気持ちの方が上回って しまいます結局電話はできないまま最初に 子供たちが来てから1週間が経ったの です雪お姉ちゃんごめん なさいめのねねちゃんはとても申し訳なさ そうな顔をしてそう言いまし たねねちゃんは何も悪くないんだから謝ら ないででも私とルカのせいで疲れてる でしょルカのことだって本当はママが一緒 にいてあげないといけないの にメは眉毛を歯にして少し泣きそうな顔を しています本当に私と弟のことを心配して くれているようでし たこの1週間私は一緒においの世話をする だけでなく名にもたくさん話しかけました おかげで今では私の冗談に笑ってくれる ほど打ち解けていたのですその時誰も味方 がいない状態であった私にはメイの優しさ が嬉しくてたまりませんでし たねねちゃんのママは疲れてるからお休み が必要なんだ よいくら私にひどいことをする義でもメイ とおいにとっては掛け替えのない母親です 私は決して子供の前で彼女を悪く言うこと はありませんでしたしかし私の言葉をを 聞いたメはすぐさま大きく首を横に振った の ですママ家のこと全部私に任せてずっと寝 てる えその時の私は多分とてもまけな顔をして いたと思い ますずっとソファーに寝転んでテレビ見て 笑ってる の私の頭の中に数日前の夫の姿が浮かび ました 私をないがしろにしてお笑い番組を見て ゲラゲラと笑っていたあの顔 ですねねちゃんがやってる家のことっ てお洗濯とかお皿洗いとかお掃除とか たくさんやってるよそれでこんなに手荒れ がひどかったのね私はずっとメイの手が ガサガサなことが気になっており毎日 クリームを塗ってあげていたのです てっきり学校などで遊び回っているせいだ と思って深く聞くことはありませんでした がまさかそんな理由だったなんて驚きが 隠せませんでし たルカのお世話も全部私がやってる通りで ミルクをあげるのが上手なわけだ わ私はメイの重えの速さに驚いたことを 思い出しましたそして同時にもう1つ気に なったことがありましたそれはルカ君が オムツかれをしていたこと ですルカ君のムはどれくらいの時間で変え ているの1日1回ここでは23回変えて くれるけど えママおむつがもったいないから変えちゃ ダめていう のメイの衝撃的な告白はそれだけにとまり ませんでした ルカのミルクも気が向いた時にしかあげ ないよ赤ちゃんらしいふっくらした体つき じゃないなって思ってたけどそれが理由 だったの ね義妹が最初にミルクは3倍に薄めろとは めいていたこともてっきり私への当て付け で言っていたのだと思っていましたしかし よくよくメから話を聞くと本当に3倍から 4倍の薄さで作っているそうなのです 私は小学校の給食があるから大丈夫だけど ルカはかわいそうえ給食以外は牛乳とパン の耳があるからそれ食べてるちょっとだけ 砂糖つつけるとおいしいよ嘘でしょ無邪気 に微笑むメとは対象的に私はあまりのこと に絶しまし たとんでもない事実を知った私はすぐに夫 に話をしようと思いましたとはいえ夫は私 の連絡は全て無視送ったメールを見ること すらしていないようなのですさらにどこの ホテルにいるのかも分からなかったので 帰ってくるのを待つほありませ ん帰ったぞおいいないの か翌日夫が帰ってきた時私は寝室で横に なっていましたすぐ夫の声に気づきました がその日はいつも以上に体が重く 起き上がるのに時間がかかってしまいまし た嫁出かけてるみたいだわ私が寝室のドア ノに手をかけたところでそんな声が聞こえ てきましたマジブスの顔見なくて住んで ラッキー じゃん続いて聞こえてきたのは義の声でし たどうやら夫は義とスピーカー本で電話を しているようです夫相手に私のことを堂々 とブス呼ばわりする なんて義の失礼な言葉に夫は一体どう 答えるのだろうと思い私は耳を済ませまし た今日はついてるわこずるババーのくに 四時中家にいられて迷惑なんだよなえ 夫は少しのフォローもしないどころか義に 調子を合わせた上に私を兼ねる呼ばわりし たのですあまりの驚きに私は思わず声を 出してしまいましたが幸い大音量で電話を している夫には聞こえていないようでし たでもお兄ちゃんも同時だよねATMの ババを妊娠させちゃうなんてさまさかあの 年で子供ができるなんて思わないしさ本当 に失敗だった最悪だ よ次々と出てくる夫のひどい言葉に ショックを受けましたが私はすぐさま自分 のスマホを取り出して録音を開始したの ですま私はおいしい思いさせてもらってる けどね邪魔なガキ押し付けてゆっくり できるし男不妊中の夫にはういこと言って だろうな義姉がどうしても預かりたいって 言うから平日の2時間だけ任せて産子の体 を休めてるってことにし てる私がいつ預かりたいなんて言ったの それにひどい時は日付をまたいで迎えに 来るくせにどこまで嘘つきなのよ私はすぐ にでも飛び出して文句を言いたい衝動に 狩られましたが唇をぎっとかみじっと我慢 して2人の会話に聞き耳を立てまし た今は体が本調子じゃないからゴロゴロし たりネットショッピングしたりして過ごし てるけどもう少ししたらパチンコに 繰り出す 予定義が人としてあり得ないようなことを 言っているにも関わらず夫はゲラゲラと 笑っていましたそれに釣られてか義も同じ ように笑い ます2人の汚らしい笑い声が家中に響いて とてつもなく不快に感じまし たお兄ちゃんの方はどう新しい彼女と うまくいってるあ新しい彼女ですって 盛り上がった2人の会話が続く中前から 爆弾発言が飛び出します私は2人の会話を 一言も聞き逃す前と扉に耳を押し付けまし たもちろんやっぱり若い子はいいわ をATMとして使い潰したら離婚して 乗り換える 予定養育費とかはどうする気なのはそんな もん支払うわけないだろ勝手に離婚届け 出してすぐばっくれる わ夫は最初から私のお金にしか興味が なかった私にもアピールしたことも誠実で 優しかったことも全てはお金のためでし た妊婦の私をないしにするばかりか浮気 までしていたのおまけに用済みになったら 捨てる気ですってこんな人に騙されて結婚 したなんて悔しい悔しい 悔しいスマホを持つ私の手は怒りで震えて います頬を伝って流れる涙が悲しみによる ものなのかそれとも怒りによるものなのか どちらか分からないまま私はしばらく泣し てまし た絶対に許さ ないそして人切り泣いた後で復讐を誓った の ですそれから2週間が経ちその日もいつも のようにメイが追いを抱こしてやってき ました今日は義も一緒で我が家の インターホンが鳴ったのは午後7時を回っ た頃 ですあんたの予定に合わせてやったんだ からお詫びにシネのぐらいよさないと承知 しないから ねインター本越しに義の金切り声が響き ます義があんなことを叫んでいる理由は私 が今日は予定があるから夜まで子供たちを 預かれないと事前に告げていたことと夜道 を子供だけで歩かせるのは危ないから義に 付き添ってくるように言ったからです私は 今までめたちを世話していの言葉すらかけ てもらってないっていうのに時間を送らせ たくらいでバッグをよせたなんてどれだけ 図々しいのよ私はイラっとしながら義と 子供たちをリビングに案内しましたすると そこにはもう1人の人物が待ち構えていた の です随分とひどい言い草じゃないかその声 の主を見た瞬間の義の顔はまさに鳩が 豆鉄砲を食らったような顔で 私はそのあまりのまけに思わず苛立ちを 忘れて吹き出してしまったほどですあなた なんで パパそこにいたのは義の旦那さんの新一 さんでした彼は私が事前に呼び出していた のですどうしてあなたがここにいるの話は お兄さんが帰ってからにしよう えの顔がと青くなりましたそれとは対象的 にメイはいつになく明るい表情ですパパ とっても久しぶりだねあえて嬉しいパパも あえて嬉しいよ嬉しそうなメイの隣で義は 明らかに動揺している様子で目を白黒させ ていました倉庫をしているうちにもう1人 の人影が増えますひちのリビングで笑笑と 何 え悪をつきながら帰ってきた夫は新一さん を見た瞬間に固まりましたお帰りなさい 裕介さんおいお前これはどういうことだ 両親が来てるんじゃなかったの かさて滅多に家に帰ってこない夫をどう やって呼び戻したのかと言うと家族が来る から今日は帰ってきてくださいとメールを 送ったのです 私は決して義両親が来るとは言っていませ んが家族と聞いて勝手に義両親が来ると 思い込んでしまったのでしょうそして義 両親の前ではいい顔をしている夫が臨月の 嫁を放置しているところなど見せられない と考えて帰ってくることは明白でし たお前騙したなあらありさんだって一さん だって家族のでしょ間違ってないわよね私 がそう言うと夫は苦虫を噛みついたような 顔をしましたこうして私と新一さんに対し て自だだを踏むアホ兄弟という構図が 出来上がったの ですお前お姉さんに無理やり子供たちを 預けた挙げ句に家でも家事育児をねねに 押し付けてたそうだな子供たちをどうして も預かりたいって言われたの私は家で ちゃんと家事も育児もしてるわよ私預かり たいなんて一言も言ってないしねねちゃん やルカ君への扱いがひどいことももう伝え てあるから黙れ腐りかけのババが義は自分 で大声を出した後でしまったというような 顔をしましたそれがお前の本性だな違うの 今のはちょっとヒートアップしちゃって おまけに子供たちにまともな食事を与えて なかったんだって 2人の体調が心配だから明日には病院に 連れて行くお前とは離婚だ待ってよ いきなりそんなのひどい よ義がすがりつこうとしましたが新一さん は一切取り合いませんでしたそれもその はずです私はこの間メイとおいの様子を 逐一記録に残しメイが話す家での様子も 録音していましたさらに夫と義の電話での 会話内容も含めて私は全てを新一さんに 伝えてあったの ですお前人様の家庭に横やり入れるなんて 何考えてんだまだアイリさんの肩を持つの 子供の命がかかっていたって言のにだとし ても俺たちには関係のないことだろうだっ たら私たちの話をしましょう か私はそう言っていくつかの資料を 差し出しましたそれは夫が浮気をしている という証拠の数々です夫の裏切りを知った 次の日私は夫の書斎にボイスレコーダーを 忍ばせていましたそこには救い用のない 兄弟の会話が山ほど録音されていたのです ホテルに止まるって言って女のとろにいる とも知らずにアホな嫁だよな浮気相手若く て可愛いんでしょそっちと子供作っちゃえ ばそれもいいな財産分与で金しりとって 捨ててやろう か再生された音声を聞いた夫の額には びっしりと汗が浮かび上がっていますお前 これあなたの浮気に気づいて色々と調べた のよ卑怯だぞさらに私はこっそりと夫の スマホを見ていたのですロックは夫の 誕生日で簡単に開けることができました 新一さんの連絡先もその時に入手し今回の 協力を要請したのですあなたのスマホから 出るわ出るわ若い女の子とのラブラブな やり取りホテルでのおまい写真動画 思い出すだけでもぞっとする私はトラウマ 級の写真や動画が頭に浮かび上がりぶるっ と身震いしてしまいました勝手に俺の スマホを見るなんて卑怯だぞ浮に言われ ないわ よ浮気の慰謝料をもらって離婚する養育費 は給料から天引きでしっかり払ってもらう わよふざけんな誰が金なんか払うか拒否し ても無駄よ私たちの結婚式で挨拶をして くれたあなたの上司にもう話を通してある から上司に話しただ とその時の夫の絶望した顔と来たら何度 思い出しても笑ってしま にひどいものでし たこのマンションは私の名義で借りてある からすぐに出ていって荷物はすでにあなた の実家に送り返してあるからってことはお ふたちも全部知ってるのか当たり前でしょ あなたともありさんとも親子の縁を切ると 言ってるわ家も実家も奪うなんてどういう 経してんだ奪ったんじゃないわよあなたが 自分で壊した の私が冷たい視線を送りながらそう 言い放つと夫はうれて膝から崩れ落ちまし た新一さんはブザにすがりつく気前の手を 振り払い家から追い出します私も夫を 睨みつけて最後の一言を告げまし た2度と顔も見たくないからあなたも出て いっ て夫は一気にけんだ顔で背中を 家を出ていきまし たその後義は離婚されもちろん真剣は新一 さんが持つことになりましたメとおいは 不妊先に連れて行き新一さんの両親と協力 して育てるそう ですありがとう雪お姉ちゃん ずっと謝ってばかりだったメイが私にそう 言って手作りのビーズのブレスレットを くれましたその笑顔を見てこれからは幸せ になってほしいと心の底から思います私の 方も即座に夫と離婚しました元夫と浮気 相手のそれぞれに200万円の慰謝料を 請求し養育費も請求しています元夫は浮気 相手の旦那さんからも慰謝料を請求されて かなりの金額になったそうですそしてこと の顛末が職場にバレてしまった元夫は上司 に嫌われて左遷され移動後も周囲からの 冷たい視線に耐えられずしばらくして会社 を辞めまし た現在元夫は日雇いの仕事義も夜通し働い てどうにか生活していると風の噂で聞き まし た私は無事に女の子を出産これからメの ような優しい子にてくれるように頑張って 育てていき ます嫁は他人 [音楽] でしょう6歳の娘の葬儀で義母は私に 向かって言い捨てまし た親族席に私の席が用意されておらず 私たちのやり取りを見ても夫は見て見ぬ ふりこんな日にまで意地悪するのね 娘のこともちゃんと見送らせてくれない ことに悔しさを感じそれに耐えていた 私そこへ参列していた実母が近づいてきて そっと肩に手を添えたの ですするとその直後会場にとある映像が 流れてきまし たそれを見た列者たちは全員がぶち切れ その場は前となったのです そしてその映像から力をもらった私は夫と 義母に復讐することを決めたのでし た私はまり子38歳の 主婦1つ年上の夫の洋平10歳の息子の はま6歳の娘のゆいそして義母と一緒に義 実家で同居してい ますとはの紹介で出会い結婚しまし た彼は義父の経営している会社で働いてい て義父の引退後は社長に 就任義実家も高級住宅街と呼ばれるところ にあり恵まれた環境で育ってきたの です反対に私はシングルマザーの母に女で 1つで育てられまし た両親は円満離婚だったため離婚後もを 取り合い今も変わらず交流はあるのですが 幼い頃の私は家に両親が揃っていないこと に寂しさを感じていたの ですそんな経緯もあり私は賑やかな家庭に 憧れを持っていまし たしかしあまりにも家庭環境が違いすぎる 私との結婚を義母はあまりよく思ってい なかったの です結婚した当初義両親とは別々に暮らし ており2年後には息子も生まれて幸せな 毎日を送っていまし たそんな環境が変わったのは私が妊娠5 ヶ月の時でし た義父が突然なくなったの です義母は激しく落ち込み食事も喉を通ら ないようで夫はそんな母親を心配してい ました [音楽] けど父さんが亡くなってからの母さんは 元気がなくて心配なん だ実家に戻ろうかと思うんだけどどうか な同居ってことよ ねギボとは結婚当初からあまりいい関係と は言えず正直同じ家で生活することには 不安しかなかったの ですしかし私の目から見ても飛んでいて無 気力な義母のことは心配でし た分かったわ傭兵が家にいたらお母さんも 安心だしきっと元気になるわ ね私は自分にそう言い聞かせつつ疑実家で の同居生活をスタートさせたの ですリボは傭兵が戻ってきてくれたことが 嬉しかったのか日に日に元気を取り戻して いきまし たところがそれと同時に私に対しての嫌味 や小言も増えていったの ですどうせなら離婚して兵だけ戻ってきて くれたらよかったの に何かある度にそんなことを言われました がこれから一緒に生活していくのに いちいち気にしていたら私の心が持たない と思い聞き流すようにしていたの ですそうしているうちに月を迎え私は娘の を産しまし たしかしゆいは先天性の病気を持って 生まれてきたの です医者からはこの先何回か手術をして いけば日常生活は問題なく遅れると言われ ていまし たそうは言われても私はショックで自分を 責めることしかできなかったの ですままゆいは可愛いね僕頑張って優しい お兄ちゃんになる ね私が落ち込んでいるのを察していたのか はまはいつも前向きな言葉をかけてくれ まし た息子のおかげでゆいのことをしっかり サポートしていこうと思えるようになった の ですそんな私の気持ちも知らず義母は娘の 誕生を喜んではくれませんでし た病気の幸なんて の損ないの嫁 がそう言ってゆいの面会には1度も来て くれなかったの ですそれどころか出産後から私に対しての 嫌がらせがエスカレートしていきまし たあんたの母親は離婚するくらいだから こらえしょうがないん だろうそんな親に育てられたお前が病気の 子供の世話なんてできるのか ね家庭のを持ち出し母のことまで馬鹿に するの です私は耐えきれずに言い返したのですが それが義母は面白くなかったの でしょう産後間もい私に家の全ての家事を 言いつけてきたの です料理を作ってもこんなまずいもの 食べれないと言ってゴミ箱に捨てられまし たそして義母が納得する料理が作れるまで 何度も作り直しをさせられるの です私が忙しく家事をしている最中に娘が ベッドで泣いていても近くにいるのに怪し てくれたこともありませんでし たうるさいから早く泣き止ませ てすみません今手が離せないので抱っこし てもらってもいいです かなんで私に命令するのこれもあんたの 仕事でしょ て近くにあるものを手当たり次第に私に 投げつけてきまし たそんな日があったかと思えば今度は私を 無視する 義母どうすればいいのか分からなくなった 私は夫に相談することにしたの です俺はその現場を直接見たわけじゃない から何とも言えないよそれに母さんは 優しい人なんだそんなことするはずない だろ 私の言うことには聞く耳を持たず自分の 母親の味方ばかりするの ですこの人には何を言っても無駄なん だそれ以降私は傭兵に相談することをやめ まし た離婚も考えましたが子供たちの存在が あったので私は思いとまっていたの ですそれから数年の月日が流れ娘は数の 手術をけがも6歳まで成長し元気に過ごし ていまし たママユイが苦し そうある日私が家事をしているとはまが 悲鳴にも似た声で叫んだの です慌てて娘の元へ飛んでいくと顔色も 悪くぐったりしていまし た私はすぐに救急車を呼び病院へと向かっ たのです そこから娘は 入院何ヶ月もの辛い治療にも耐えながら ゆいは頑張ったのですが治療の買もなく 天国へと旅立ってしまいまし た悲しみのどん底にいた私を見かねてか 明るく気場に振る舞う はまゆい頑張ったよね僕の自慢の妹だ ようんそうだよね ゆいもはまがお兄ちゃんで幸せだった よ私の答えにニコニコと笑っている息子に 涙が止まらなくなりまし たゆいを失った私にとって息子の存在だけ が支えだったの です家族のことが大好きだった 娘私は温かい雰囲気の中で静かに見守って あげたいと夫に相談しま 俺は何でもいいんだけど母さんが一般層に しろっ て娘の葬儀なのになんなのそれそれでも 父親模である洋兵に相談したのに二言目に は母さんがと自分の意見はないのでしょう かを攻めるのは違うでしょ会社関係の 付き合いもるだから家族層みたいな個人 まりした葬はできないのよ世間定を考え なさい私の意見など受け入れてもらえる はずもなく義母主導で話は進められていっ たの [音楽] です迎えた葬儀当日3列者は会社の取引先 で埋めれまし たそして私が親族側の夫の隣の席に座ろう とした時のこと 嫁は他人なんだからあんたの席はないの よそう言って義母が傭兵の隣にドカッと 座ったの です夫に助けを求めるつもりで彼の方に 視線を向けたのですが見てみぬ ふり悲しさと悔しさでいっぱいでしたが娘 の早期の場で騒ぎを起こすわけにはいか ないと思い言い返さずぐっこらえていまし た その様子を見ていた実母が歩み寄ってきて 頷きながら私の肩に手を添えてくれたの ですその直後会場内に突然娘の映像が流れ てきまし たそこに映し出されたのはゆいの6歳の 誕生日の 動画私の分のケーキだけ用意されず娘が なんでいつもママのだけないの とはまに不思議そうに質問しているの です場面は変わり他にも私が今まで義母 からされた嫁いびりや嫌がらせの映像が 次々と流れてき ますそしてユイも映像の中でパパはなんで こんなひどいことばっかりするのかなと涙 を流しながらひどく悲しんでいまし たすると会場からは最低だなこんなひどい ことしてたのかという怒りの声が聞こえて きたの ですおいまりここれお前がやったの か早く止めてあんた一体どういうつもりな の大慌てした夫と義母はものすごい剣幕で 怒鳴り私を疑ってきまし た否定しようとした時息子が椅子から 立ち上がったの です違うよママは関係ないこれは僕がやっ たん だ何も知らされていなかった私が驚いて いると息子は2人を睨みつけ泣き ながら僕とゆいの大事なママをいじめる なと言ってくれたの です会場内からはすすりなく声も聞こえて きました しかしそれを打ち消すかのように義母と夫 は見苦しい言い訳を始めたの ですいじめてるわけじゃないわようちの嫁 としてどこに出しても恥ずかしくないよう に教育してるだけなのよそれの何がいけ ない のそうだぞ母さんはまり子のことを思って 心を鬼にしてやってくれてるん だどうにか列者たちを味方につけようとを する 2人息子は口をぎゅっと結んでそんな彼ら をちっと睨みつけていまし たはまが頑張ってるのに私は一体何をして いる のいつまでも弱い自分じゃだめだ わ息子から勇気をもらった私はこの場で 全てを話すことにしたの です胃を消して口を開きかけたその時 ふざけるないい加減にしろと1人の男性が 大きな声を出し立ち上がりまし たその声の方向に会場内の視線が一気に 注がれると傭兵は目を皿のように丸くした の ですえ 社長どうしてここ に男性は夫の質問には しっかりと顔を見据えて君の会社との取引 は中止だ今までの話はなかったことにして くれと告げたの です社長急に何なんですか契約内容に何か 問題でもありました か傭兵が慌て始めても男性は何も答えず そして表情を変えずに彼の本を見てい ますねえ洋平どういうことあの男性は誰な の今度新たに取引する会社の社長なんだだ けどなんであんなに怒ってるのかさっぱり わから ない洋平と義母は小声でひそひそと話して いるつもりでしょうが動揺して自然と声が 大きくなっていまし たそこで私は彼らに真実を伝えてあげる ことにしたのです あの人は私の父です えいやいやまり子は母子家庭だろお父さん の話なんてしたことなかったじゃない かそうよあなたに社長している父親がいる なんて聞いたことないわよそんな嘘をつく のはやめてちょうだい 嘘じゃないわ父とは今でも交流があるのね お父さん 予想もしていなかった展開に2人は言葉に ならないといった 表情両親は円満離婚でしたが母が私の真剣 を持ち父とは離れて暮らしていたことも ありわざわざ話をすることもないと思って いたの ですもちろん夫も義母も父の顔を見たこと もありませんでし たしかし父にとっても孫であるユイの葬儀 には参列して欲しかったので時間と場所を 教えていたの です父は一般の参列者として密かに参加し てくれていまし た ああ娘が色々と可愛がってもらっている みたいです ね娘からは幸せだという話しか聞いてい なかったので驚いています よ父のこの言葉で彼らは青めました [音楽] さんあなたがちゃんとお父さんが社長だっ て言わないからいけないのよそしたら もっと違ってたじゃ ない母さん今そんなこと言ってる場合じゃ ないんだそもそも母さんがマリ子につく 当たったのが原因なんだ ぞ何言ってるのよだって母子家庭の貧乏人 だと思ったんだものあなたにつり合うよう に教育しただけ でしょ2人の見にくい言いが静まり返った 会場内に響き渡りまし た誰かの見ともない自分たちが置かれて いる状況分かってるのかしらという声が 聞こえたようで我に帰った傭兵は父の方を 向き土下座を始めまし た社長いえ お父様母にはマリ子への態度を改めるよう にきつく言っておきますなので取引中止 だけはなんとか考え直していただけない でしょう か取引中止を撤回するつもりはない許せる わけない だろうお願いしますそこをなんと か大切な娘にこんな思いをさせてさらには 孫たちもその姿を見て悲しんでいるんだ ぞたえ打ちじゃなくても君みたいな社長の いる会社とは取引できない [音楽] 夫がどんなに必死に謝罪しても父の意は 変わらなかったの です父に直接お願いしても拉致が開かない と思ったのか今度は私の方を向いて 泣きついてきたではありません かまりここの取引がなくなったら困るんだ なんとかしてくれお前からお父さんに頼ん でくれ よそんなこと私に頼まれても知らないわよ なんでだよ俺たち夫婦だろ今までお互い 助け合ってきたじゃない かはい何言ってるのお母さんのことを相談 してもいつも知らないふりしてたのは 誰私のこと助けてくれたことなんてあっ たっ けそう言って突き放すと傭兵は言葉を つまらせ黙ったの ですしかし今度は義母が涙声ですりついて きまし たまりこさんお願いよ万が一会社が潰れ たりしたら路に迷うことになるの よ別にどうなろうと構いませんよ私には 関係ないです しちょっとその言い方は何なの今まで みたいな贅沢な暮らしはできなくな るってことなの よお言葉ですけどそんな生活したことない ですしいつも仲間外れだったので何の問題 もありませ んそう言って義母のことも切り捨てたの ですこれで全て終わったなと思っていまし たが傭兵はまだ諦めていないようでし たなあまりこお前しかいないんだよ助けて くれ しつこいこれはあなたとお母さんが今まで してきたことの報いよこれ以上騒ぐなら出 ていって ゆいを静かに送ってあげたい の夫はそんなとその場でうれたの です義母はまだギャーギャー騒いていて見 かねた親族によって傭兵と一緒に会場の外 へと連れ出されていきまし た私は3列者へ謝罪しその後葬儀は滞り なく終了したの です日夫とは離婚が 成立慰謝料200万円と毎月6万円の養育 費を請求しまし た夫の会社は私の父との取引がなくなった だけでなく参列していた取引先の全てから 取引中止を言い渡され結局倒産しまし た傭兵は借金返済のために家を売り払う ことになり今2人はボロボロのアパートで ひっそりと暮らしているそう です葬儀の一見で私にやがらせをしていた ことが親戚中に知れ渡りすっかり孤立して いるんだと か一方私は父の会社で正社員として働く ことになりまし た息子と一緒に実家に戻り母と3人での新 生活が スタート娘との思い出を胸にこれからも 息子と共に頑張って生きてきたいと思い ます う何この 匂い1週間ぶりに出張から帰ってきた 私家の地下駐車場から変な匂いがすること に気づき駐車場の鍵を開けると一層強い 悪臭が鼻を突き刺すようでし た思わず目に涙を浮かべながら匂いの元を たどってみるとそれは夫の車の中から漂っ ていたの ですしかも中には白目を向いた私の夫と 見覚えのある女性の無惨な姿 がなんでこんなこと にこれが私と夫の大騒動の始まりとなった の です私斎藤雅子は27 歳30歳になる夫の優太とは 元々同じ会社に勤務している同僚でし た2人とも車が共通の趣味で息統合して 結婚するまでにそれほど時間はかから なかったの ですしかも後から知ったのですが彼は勤務 先の社長の息子だったことを知り両院だっ たと私は周辺から羨ましがられまし たただお互い出張が多く結婚後も入れ違い やすいれの多かった 私たちせめて子供のできる前に家を買おう という夫の提案で新築の家を買ったの ですどうせ新しく家を建てるなら地下駐車 場を作ろう車が雨に濡れずに済むし家の中 から直接駐車場に行けるのが いいお互い出張に使うためと趣味を兼ねて 自分の車を持っていたので夫の意見に私 もちろん ですそして夫は建築会社と綿密な 打ち合わせをして2人分の車を収納できる 地下駐車場を作りまし た私たち夫婦はそれなりに収入がありお金 に困ることはなかったのですがそれでも私 は夫の出費が多かったのを気にしていたの ですきっかけはテーブルの上に置きっ ぱなしになっていた彼のクレジットカード の明細を見てしまったことでした え今月20万も何に使った のどうしても見過ごせない金額だったので 夫に尋ねてみましたがその反応は冷たい ものだったの です俺の金をどう使おうが俺の勝手 たろそれはそうだけどこんなお金の使い方 をしていたらすぐに貯金がそこをつくわよ お金は無限にあるわけじゃないの ようるさいな 勝手に人の迷彩を見た上に俺に説教か よ思わず言葉に詰まった私を置いて夫は 出張に出かけてしまったのでし た確かにあの人の稼いだ分のお金だけを 使っていればそれは彼の責任の範囲内で 良かったかもしれませ んしかしその後私たちの共通の口座からも お金が引き出されていたことが分かったの ですちょっとこれどういう こと何を去るみたいにキキをあいてるんだ 鬱陶しい なだってこれは子供ができた時や老後の ための貯蓄 でしょう話が違うじゃ ない彼は私が突きつけた通帳の残高を見て ああと大げさにため息をつきまし たどうせ会社を継ぐんだから今ある金は 使い切っても問題ないだろ将来のために 貯める意味がわからない よお父さんの会社を当てにしてるってこと 都合が良すぎるんじゃないの当然だろう だって俺は次期社長だ ぞ夫は鼻を鳴らしてふんぞり返ると私を 見下すような目で見てきたの ですそれに比べてお前はかわいそうなやだ な私が夫の突拍子もない発言になんですっ てと聞き返すと大きく肩をすめた 夫老後も俺と一緒にいるとは限らないお前 は貯金の心配ばかりで気の毒だなって言っ てるんだ よせせら笑う夫の態度に私はかっと頭に血 が登り思わず手のひらに爪が食い込むほど 拳を硬く握りしめていまし たそれ以降もも彼は金に物を言わせて贅沢 ざ昧私に対してわるような気遣いをする こともなく家計の管理や家事をしている私 に感謝の念もありませ んだからそんな日々にストレスを感じる ようになっていたの です事件の始まりはそんなある日のこと でした私は1週間の出張に出かけることに なり夫もその前日から出張に行っていたの です しかし私の今回の出張先はなんと 北海道空港の駐車場に車を止めっぱなしに したら駐車料金がとんでもないことになる わ ねそこで今回の出張ではタクシーで空港 まで往復する計画でした夫はすでに前日に 車で出張に出かけていますそういえば最近 この辺りで高級者の盗難が多いって聞くし 用事して おこう地下駐車場に私の車を残していく ことに不安を感じた私は地下駐車場の鍵を しっかりかけたのを確認して外から電気を 消しまし たこうして1週間の出張で北海道へ向かっ たの ですそして7日間の出張を得て自宅に戻っ てきた 私北海道土産と仕事の成果を抱えてウキと した気分でタクシーから降りまし たその時なんだか違和感を覚えたの ですなんか妙に臭いわね出かける前は こんな匂いしなかったの にしかもその悪臭が自分の家から漂って くる 様子近所の人たちも迷惑そうな顔をし ながら私の家の前を通りすぎていきます え私出かける前に何かした かしら冷蔵庫の食べ物が腐っている程度 なら家からここまでの異臭が漂ってくる ほどではない はずそもそもこれは何の匂いなのでしょう か私は混乱しながら胃を消して家のドアを 開けまし た玄関に入るとより一層悪習が濃くなって いるような気がします その鼻が曲がりそうな匂いを鼻をひくつか せながら注意深くたどっていくとなぜか 地下駐車場のようでし た恐る恐る駐車場の鍵を外しドアを開ける とさらに濃厚な臭みが鼻を突き刺してくる のです うなんなの これ私は吐き気をこらえながらあることに 気づきました 私が出張に出かける前にはなかったはずの 夫の車がなぜかそこにあったの ですしかもその車から液体が漏れ出ている ようでし たそっとフロントガラスを覗き込んでみる となんとそこには白目を向いた夫と見覚え のある女性の無惨な姿 が私は悲鳴を上げながら地下駐車場から 逃げ出し警察と救急車を呼んだのです パトカーに囲まれた我が家はすっかり 大騒ぎになって近所の人たちが矢になって いまし た救急車で運ばれた夫と女性は幸い命に 別状はなしただ2人のスツのズボンは一部 が濡れていてそこから悪習が発生していた よう であは察して ください私が病室へ行った時には意識を 取り戻した夫と女性はお腹が空いているの かガツガツと病院食を平らげていまし たそしてなぜか夫は私を見るなり逆切れし てきたの です全部お前のせいだなんで駐車場に鍵 なんかかけたんだよおかげでこっちは寒さ にこえて食べるものもなくて織物になる ところだった ぞ口にご飯を詰め込みながらわめき散らす ので私はうんざりしてしまいました そもそもあなた前日に出張に出かけるって 言ってなかったなんであの時駐車場にいた のそんなことはどうでもいいんだ よ夫は急にはれが悪くなりまた食事を 書き込んでい ます私が夫の隣のベッドにいた女性に目を 向けると彼女はむすっとした顔していまし たあなたは佐々木さんですよね優太さんの 部下のこの佐々木さんという女性が夫と 一緒に車に乗って気絶していた人なの です私も同じ会社なので見覚えがありまし たすると彼女は私を睨みつけてきたの です本当ありえないスーツもダメになっ ちゃったし恥を欠かされた奥さん責任取っ てください よそうだそうだそれに俺の車も臭くてもう 使い物にならないだろうし弁償してもらう から な佐々木さんと夫の言分に私は呆れ返って しまいまし たところでどうしてあなた方は一緒に車の 中にいた のすると夫の目が急に中を泳いだの ですそれは えっと俺は部下を乗せて出張に出かける 直前にお前に閉じ込められたんだ いやだから優太さんは私が出張に行く前日 にもう家を出ていたじゃない辻妻が合わ ないわようるさいなじゃあお前の勘違い だろ夫はガチャッと食べ終わった皿を私に 投げつけてきまし た残っていた何かのソースが私の服に 飛び散ったのを私はハカ値を取り出して 吹くとできるだけ冷静な声を出したので 私はそもそもあなたたちの浮気を疑って いるんだ けどそそんなわけないだろうこっちは被害 者なんだ ぞその後いくら追求しても彼は一貫して 自分の責任を回避して逆に私に火があるか のような態度を崩すことはありません女の 方もこんな目に合わされたのにひどいと 泣きながら汁をっていまし た結局彼らはごまかすばかりで私は自宅に 戻ってからもモヤモヤとしていたの です私は確かに私の出張の前日に優太さん が車で出かけるのを見送ったつまり私が 当日の朝出かける準備をしている間に車で 佐々木さんと一緒に戻ってきたってことよ ね自宅のリビングは日当たりのいい2階に 作っているためか駐車場が開閉する音は 聞こえませんおそらく夫たちは私がすでに 出張へ行ったと思い込んで戻ってきたもの のまだいることに気づいて車の中に隠れて いたの でしょう地下駐車場は車からのリモコンで もシャッターが開閉するような仕組みに なっていますしかし私が車の盗難対策に 普段はしない駐車場の鍵をかけて シャッターの電源も止めてしまったので シャッターの電源を切ると駐車場内の電気 も使えない仕組みに確かなっていた はずそのためあの2人は寒さと上に苦しん で悲劇が起こってしまったと考えるのが 自然 でしょう多少かわいそうなところもあり ますが元はと言えば自業自得なの ですそもそも部下の女性を自分の家に こっそり連れてくる理由なんてどうも浮気 しかないわ よ私は腹が煮えくり返る気分でし たおまけに新築でお気に入りの駐車場が 臭くて使えなくなるなんて絶対あの2人の 浮気の証拠を掴んで やる私はひとまず業者を呼んで駐車場の 戦場をお願いすることに私の車にあの匂い が映ったらたまりませんしせめて駐車場 だけでも使えるようにしたかったのです それに近所からの悪習への苦情も届いて おり早めに何とかしなければなりませ ん私の車は夫の車と隣り合わせだったせい で匂いが多少映っていましたが窓を閉めて いたおかげもあり業者の招集作業によって 運転に支障はなくなりまし たしかし夫の車は匂いの元が車のシート などに染み込んでいて完全な招集は不可能 とのこと もうこのままにするしか手はなさそう ですですが証拠を掴むためには夫の車を 確かめるしかありませ ん くさ最悪だ わ鼻をつまんでいても車内は30秒もする と刺激の強さに涙が出てきますそれでも ある証拠を掴むために懸命に我慢したの ですあった やがて必要なものを回収した 私こうして夫と浮気相手への復讐の準備を 着々と進めていったの です次の日私は病院からその日隊員予定の っとに電話をかけまし た優太さん今回はご迷惑をかけて本当に ごめんなさい佐々木さんにも謝罪がしたい から一緒に家に帰ってきてほしいの 私が申し訳なさそうな声を作ると2人は息 よよと自宅にやってきたの です全く奥さんのせいでひどい目にあった わしかも浮気の疑いをかけられるなんて ひどい何の証拠もなしに人を疑うなんて 最低だよなそういうわけで2人分の慰謝料 を請求するから覚悟して おけよあくまでも白を切り通しつもりの夫 と浮気あいてしかもお金目当てにのこのこ やってきたのだということがまざまざと 分かって私は呆れはてましたは浮気の慰謝 料請求するのは私です けどお前ええ加減にしろやってもいない 佐々木さんに申し訳ないと思わないの か激怒する夫に私は見てもらいたいものが あるのとタブレットを見せたのです そこに写っている映像は2人が地下駐車場 で過ごしていた1週間の 記録それを途中から再生すると夫と浮気 相手が駐車場に閉じ込められて内側から 開けられないことを知り2人で揉めている 光景が映し出されたの ですさらに車の中にあった少ない食べ物を 奪い合っている光景白目を向いて気絶する までの光景などがそこに移っていまし たその映像を見せられて2人は赤くなっ たり青くなっ たりななんだよこれいつの間に取られてた ん だあなたの車のドライブレコーダーを回収 したら映ってたんだけど自分の車の中も 映像として残るの車が好きな優太さんが 知らないわけないじゃない夫はしまったと いう顔していましたが即座に私の手から タブレットを奪い取ると膝で息をよく へし折ってしまったのですああどどうだ これでもう証拠はない ぞ甘いわねデータのコピーならまだあるわ よそもそも私が証拠を隠滅される可能性を 考えずにミスミストア に部屋に入ってくる人たがいましたその人 たちの姿を見てさっと顔色を悪くする 夫と父さんに 母さん私は今回の剣をすでに義両親へ全て 話していたのですゆうとお前には本当に 失望したまさ子さんへの今までのひどい打 も全部聞いたぞえいやいやちょっと待って くれよ これは部下と一緒に車に閉じ込められた だけの映像だろやっぱり浮気の証拠には ならない よ言うと思ったはいこれ私が別のスマホで 先ほどのドライブレコーダーの映像の最初 の方を再生するとそこには2人が車の中で イチャイチと楽しんでいる浮気の決定的な 証拠が映っていたの ですもちろんこれも義親に見てもらってい まし ガチガチと奥歯を鳴らし始める夫と顔を 真っ赤にする浮気 相手それから最近やけにお金の使い方が 荒くなっていたでしょう部屋に転がって いるレシートを見ると給料だけではとても 払いきれないわよね えだから怪しいと思って経理部で調べて もらったわやっぱりあなた浮気相手のため に会社のお金を勝手に使い込んでいたの ね義父は心の底から恥ずかしいというよう に額に手を当てて深くため息をついたの ですこれはさすがに見せないお前とは縁を 切るもちろん会社にいられると思うなよ そんなちょちょっと待ってよ俺は時社長 だろすると義父が恐ろしい目で夫をました つそんなことを決めた仕事が真面目にでき ない奴に会社を渡さないと言っておいた はずだでも父さん俺は1人息子だ ぞ2度と私を父と呼ぶ な怒り浸透の義父の前で夫は小さく背中を 丸め今にも泣きそうにそんな嘘だろと しゃがみ込んで頭を抱えて呟いてい ますそこへさらに追い打ちをかける人物が いたの ですはあふざけんな私はあんたが社長の 息子だから奥さんから奪おうと思ってたん だから ねそれは浮気相手でした彼女は仁立ちに なって夫を見下ろしてい ます会社も首になった役立たずのドラ息子 になんか捨てられる前に私が捨ててやるわ 表編した佐々木さんは夫にビンタを 食らわせ頬を抑えてうずくまった背中を さらに蹴飛ばしていたの ですあまりに攻撃的な態度に恐れをなした 夫は今度は私をすがるような目で見上げて きまし たななあまさこ俺が悪かったよ今からでも いい夫になるからさ俺を許してくれない か先のことももうしてるから さ 許すそんなわけない でしょ私は夫に言捨てると今度は浮気相手 を指差しまし たあなたからも慰謝料は請求しますから 同じ会社にいて私の存在を知らないはずが ないのに夫に近づいたツはしっかり支払っ てもらいますの でそんなお金ないわよ 嘘優太さんから20万円のブランドバック やらなんやら見つかれていることも知って いるのでそれを売却してでもお金を作って ください私が追い込むと浮気相手も呆然と 立ち尽くしてしまったのでし た私は優太さんと離婚して実家に帰らせて いただきます後ほど離婚届けを郵送するわ ねきちんと記入するようにでは解散 と義親は床に泣き崩れる夫をおいて 立ち去りまし たその横には呆然と魂が抜けたようになっ た浮気相手もいて私たちが家を出た直後 怒鳴り合うような声がしてきっと白場と なったこと でしょうその後夫とは離婚が成立し私は夫 と浮気相手にそれぞれ慰謝料200万円 ずつ請求しまし た夫は岐阜の会社から追放されローンが 支払えなくて仕方なく購入したばかりの家 を売りに出したものの借金の方が多く残っ たのだと かしかも住む場所もないのであの悪習の する車の中で寝泊まりしているとのこと ですもちろん浮気相手も会社から追い出さ れ新卒だったのですが転職に苦労している よう です私は自分の収入で月の新しい家を買い ましたさらに元岐阜の社長から取引先の 男性を紹介され現在ちょっといい中になっ てい ますその男性も車が趣味で一緒に車の カスタマイズなどの話に花を咲かせながら 新しい出会いに期待を膨らませている ところ ですブスな嫁ですみませんそれはの結婚式 でのことでした親族の挨拶をしていた義父 から突然マイクを奪い取った義母がそう 言い放ったのですこれからしっかりしつけ て中身だけでもましな嫁にしますふふんと 鼻を鳴らして満足げな義母とは裏腹に会場 内が凍りつくのを感じました私があ然とし て夫の方を見るとあろうことか彼は ニヤニヤと気持ちの悪い笑を浮かべていた のです頭が真っ白になり驚きと同様から体 が震えてきたその時とある初老の男性が わざと大きな音を立てて席を立ちました 言いたいことはそれだけか皆に注目される 中で男性は堂々とした様子で私の方へと 歩いてきたのですああれ はその姿を見た途端夫が目を見開きました そんな彼をしりめにやってきた男性は私の 腕を掴んだのです帰るぞ私は口を開く間も なく性に連れられて披露宴会場を後にし ましたそして私が望んだものではない ドレスを引きずりつつホテルの廊下を歩い ていると色々なことがぶわっとの中で 思い出され始めたの です私の名前は秋35歳です小学生の頃に 両親が離婚して母子家庭にその後20代の 頃母が病気になり介護が必要になったこと で仕事と介護の日々に追われていました 味そを過ぎても独身のままだったのですが そんな時に出会ったのが慎吾さんだったの です私が働く会社に彼が営業で来た際に 受付で対応したのがきっかけで彼は私が母 の介護をしていることを知った上で交際を 申し込んでくれまし た慎吾さんはとてもいい人だしこの機会を 逃したら私はもう2度と結婚ができないか もしれないでも母を1人にするわけには いかないし慎吾さんと付き合い出して1年 交際期間が長くなるほどに私の葛藤も 大きくなりましたしかし慎吾さんはそんな 私の苦悩を吹き飛ばしてくれたのです君が お母さんを大事に思ってるのは知ってるよ だからこれからは俺も入れて3人家族に なってくれないか私はそのプロポーズの 言葉に感動し彼との結婚を決めました お互いの親に結婚報告をした際母は大変 喜んでくれたのですが義母となるとめ子 さんからは全く逆の反応をされたのです 最初に言っておくけど私は母子家庭の女を 嫁とは認めない から結婚の挨拶をするため疑に伺った際夫 と義父がいないところでちくりと言われた 一言 それを皮切りに結婚式の準備などで会う たびに何を話しても嫌味で返されるように なりましたただでさえ生き遅れた豊島の しわしわ女だってのにくばり底ないの ババーつきだなんて息子がかわいそうだわ 私はともかく母を悪く言うのはやめて くださいそれに私の母とも家族になろうっ て言ってくれたのは慎吾さんの方なんです いやらしい手でも使って息子をたぶらかし たんでしょうそんなことしてませんどうだ かあんたの母親だって浮気して夫に出て 行かれたに違いないわ義母は私が一言でも 言い返すとその10倍くらいの勢いで馬頭 の限りを尽くすの です私は夫に相談しようかとも思いました が今から夫婦の角手という時に余計な心配 をかけさせたくないと思い黙っていました すると調子に乗った義母は結婚式の内容に も口を出してくるようになりついには ドレス選びの日にも夫と共にやってきたの です結婚式のドレスは私がとっておきの ものを選んであげるわ母さんはセンスが あるからきっといいドレスを選んでくれる 嬉しいだろうドレスは自分の気に入った ものを選びたいのでお気持ちだけ頂いて おきますせっかくあなたのために来たのに 悲しいわおい母さんを泣かせるようなこと 言うな夫は嫌みを言う時とはうって変わっ て弱々しい声を出す義母の味方でした しかし結婚式の醍醐とも言えるドレスだけ はわにはいきません大変申し訳ありません がドレスは自分で選びます一生に1度の ことなので満足する形にしたいんです私が 強気になってはっきりと言うと義母は しぶしぶ諦めましたしかし彼女はこのこと をずっと根に持っていたのですそして結婚 式当日の朝にとんでもないことをやらかし ましただっさいドレスだわこのベールも センス 最悪これならゴミ袋を着てスーパーの特売 チラシを頭にかぶった方がましね式場の あるホテルにやってきた義母は控室に飾ら れてある私のウェディングドレスを見て顔 をしかめたのです私はとても嫌な気分に なりましたがせっかくの晴れ部隊で揉め事 は起こしたくないと思い務めて冷静に対応 することにしましたベールは裁縫が趣味の 母が自ら仕立ててくれたものですドレスも 一緒に選びました私自身はとても気に入っ てるんですよ浮気して男に逃げられた女が 選んだものを着るだなんて突然かッと目を 見開いた義母は鬼の行走で声を荒げ鞄の中 から取り出した缶コーヒーをドレスに ぶちまけですひどい何するんですか みるみるうちに茶色くなっていくドレスを 見て私は血の気が引いていきました急いで 近くにあったおしりでドレスを吹きました が時すでに 遅しとても切れるような状態ではなくなっ てしまったのです私の言うことを聞かない からこうなるのよ私が選んだドレスを式場 のスタッフに預けてあるから結婚式には それを着ることいいわね義母はそう言うと 控室から立ち去りましたあらかじめ別の ドレスを用意しておくなんて彼女は最初 から私のドレスを汚すつもりで缶コーヒー を持っていたのですその事実を知り私は 怒りと悔しさで震えましたそしてすぐに夫 のいる別の控室に向かい泣きながら今あっ た出来事を話したのですこんなのあんまり よ結婚式が台無しになっちゃうわそんな こと俺に言ってどうしろって言うんだ あなたの母親がしでかしたことなのよ今 まで黙っていたけどこれまでだってああ もううるさいえ私の訴えを遮り大声で 怒鳴った夫の表情は私のにコーヒーを ぶちまけた時の義母にそっくりでした彼の 表編ぶりに固まっているとすぐに我に帰っ たように謝ってきたのですあすまない今は ちょっと君にかっている暇はないんだ夫は 汗びっしりになっていてとても緊張して いる様子でし た私も一方的に押しかけた上に取り乱して 申し訳ないと思い一旦ついて夫の話を聞く ことにしたのです随分焦っているようだ けど一体どうしたの実は結婚式に急遽俺の 会社の社長が参加することになって何でも たまたま仕事でホテルに来ていた社長が 旦那の上司に出会ったらしく今日の結婚式 の話を聞いてご祝儀を用意してくれたとの ことでしたさらに急病で夫の同僚が1人来 られなくなって席が空いていたので社長に も参加してもらうことになったそうです それはすごい偶然ねここでできる男を見せ たら小心につがるかもしれない君のドレス の心配なんてしてられないから大人しく 母さんの言う通りにしてくれそんな言い方 はあんまりじゃないかと思いましたが心 ここにあらずの夫に何を訴えても無駄の ようでした私は諦めてその場を立ち去る ことにしたの ですそして始まった結婚式ホテルの屋上に ある教会での挙式は無事に終わりほっとし ていたのも つの披露園の親族からの挨拶で義母は盛大 にやってくれたの です母子家庭で育ったので常識もなく出来 の悪いブスな嫁ですが私がしっかりしつけ てみせます義母はマイクを強く握りしめ 義父がやめろというのも聞かずに声高々に 総宣言しましたそれを見て私の怒りが爆発 しそうになった瞬間初老の男性が勢いよく 立ち上がりそして私の元へとやってきたの ですお前はこんな場所にふさわしくない 男性はそう言うと義母に睨みつけました そして私を連れて歩き出したの ですあのじじは何私の演説の最中に 割り込んでくるなんてどういう神経してる の私の腕を引く男性を見た義母は金切り声 をあげていましたしかしその横で夫はまさ に青ざめていたのですななぜ社長がなんと の男性は夫の会社の社長でした相当焦って いるのか夫は額にびっしょりと汗を滲ませ ていたのです私たちはあたふたする夫たち を知りに無言で披露宴会場を後にして控室 に戻りましたどうしてお父さんがここに いるのそうです夫の会社の社長は私の実の 父でもあったのです父と母の離婚原因は 性格の不 一致共働きで喧嘩が絶えずこのままでは娘 の私にも悪い影響を与えてしまうという ことで離婚しましたそのため離婚後も両親 はたまに顔を合わせていたのです私も月に 何度か父に会い成人するまできちんと養育 費ももらっていました母に介護が必要に なってからも色々と手助けをしてくれてい たので父との関係はとても良好だったの ですしかし父の職業については詳しく聞い たことはありませんでしたまさかお父さん が慎吾さんの会社の社長だったなんて 父さんもこんな偶然があるなんて びっっくりしたよ今日は絶対に断れない 相談があって私の結婚式には来られないと 言っていたのにどうしてここに の談が思ったより随分早く終わってねご 祝儀だけでも渡そうと思ってきたら エントランスで部下にあったんだよどう やらそれが夫の言っていた上司だったよう ですそしてそちらの分のご祝儀も包もうと 思って新郎神父の名前を聞いた時私の結婚 式であることを知ったとのことでした部下 に事情を話したら者がいて席が空いている と聞いたから参加することにしたんだそれ ならどうして私にも教えてくれなかったの 母さんと相談してサプライズにしようって ことになったんだそれがまさかこんなこと になる なんて父はどこか悲しい顔をしてため息を つきましたそんな父に話しかけようとした 時控室の扉が開いたのです あきさんもう急に飛び出しちゃダメじゃ ないやってきた義母は聞いたことのない ような猫撫で声を出し私はあまりの気持ち 悪さに鳥肌が立ちましたきっと夫から父が 社長であることを聞いたの でしょう誰のせいでこんなことになったと 思ってるんですかあんなのちょっとした ジョークですよ 娘の晴れ部隊であんな下品な冗談を言う なんてなおさら許せませんねえいやでし たら冗談じゃなかったんですはでは本気で 私の娘にブスと言ったということですか父 に詰め寄られた義母は何も言い返せなく なったのかえっとかあのと繰り返し目を 白黒させていましたそこにバタバタと足音 を立てて夫が走ってきて父の前で土下座を したのですこの度は母がブレなことをして すみませんでした謝る相手が違うだろう父 は夫を冷やかな目で見下ろしドスの聞いた 声を出しました秋すまなかったこれは全部 母さんが勝手にやったことなんだそれなら どうして私を罵倒するお母さんを止め なかったの突然のことでびっくりして体が 動かなかったんだそれに俺の父さんが 止めようとしていたしその割には随分 ニヤニヤして座っていたように見えたけど それはお前の気のせいだよとにかく何もか も悪いのは母さんただ1人なんだ夫は大声 を出しながら義母を睨みつけて指差したの ですしんごちゃんママを裏切るの2人で この生意気な嫁をしつけようって話した じゃないおい余計なこと言うなよドレスを ママに決めさせない嫁なんてボロ雑巾の ように使って立場を分からせよって言って たでしょ黙ってろて夫がこれ以上喋らせ まいと義母の口を塞ぐともっとまけな声が 漏れて実に固形でした本当はどういうこと なのか話してもらおうかいやこれは母が 勝手に今のうちに正直に言っていた方が身 のためだと思うが父がすごむと夫はビクッ と肩をふわせてから観念したように口を 開いたのですウェディングドレスを決めた 時に自分の意志を押し通した秋を見て 母さんがしっかりしつけないと生きな嫁に なると言ったものですから自分のドレスを 自分で選んで何が悪いっていうのお前は もう我が家の嫁になるんだから姑の言う ことを聞いて当然だろそれすらできない なんて将来的に夫の言うことも聞かない ダメな嫁になるんじゃないかって思ったん だよそもそも夫婦は対等であってどちらが 偉いなんてないでしょ言うことを聞かせ られなきゃババーになりかけの女と結婚し た意味がないだろう夫の口からついに本音 が飛び出しました最初から私の中身を好き になったのではなく都合のいい道具として 使える女だと思ったから結婚することにし たのです私の母も大事にしたい3人家族に なりたいって言ってくれた言葉は全部嘘 だったの当たり前だ貯金もたんまり持っ てるだろうからそれをを使って2世帯住宅 を建てる予定だったんだそしてお前を奴隷 みたいにコキ使って母さんと楽しく暮らし たかったのに全部台無しだ1度ぶっちゃけ てしまった夫はもう止まりませんでした私 を従わせるだけでなく貯金まで使う気だっ たなんてどこまで身勝手な人なんでしょう 私がどん引きしていると夫は自分の言葉が 現だったと気がついたようではっとした顔 をしたのですあいや今のは違うんだもう 破断よお金も出さない召使いにもならない 嫁は不要でしょちょっと待ってくれ今のは 頭に血が登ってつい口走ってしまっただけ で本心じゃないそんな言葉信じられるわけ ないでしょうとにかくあなたとは結婚でき ません私の意が硬いことを察したのか夫は とても動揺して意味もなくうろうろ 歩き回っていましたそして何かを思い出し たような顔をしたのです今日は結婚式だぞ ただでさえ待たせてる招待客を追い返す ことなんてできないだろうご招待した方々 には今から謝罪してご祝儀はお返しする あなたの母親が原因で婚約覇気になるんだ から 結婚式の費用は全てあなたに負担して もらうからふざけるな仮に破断になるにし てもたった1回母さんが暴言を吐いただけ でお前が別れると騒ぎ出したのが悪いん だろたった1回なわけないでしょ えこれまでの私へのひどい言葉の数々全て ここにあるのよ私はカの中からスマホを 取り出しましたこの中にには今までの義母 から言われてきた聞くに絶えない言葉の 数々が録音されているのです再生ボタンを 押すと貧乏人ブスしわがれ女とやぎ早に 義母の汚い声が流れてきましたいつの間に こんなものを私だってアホじゃないです からあなたには精神的苦痛に対する慰謝料 を請求します私は嫁をしけようとしただけ で何も悪いことなんてしてないわ素直にお 支払いいただけないならこちらも民事で 訴訟を起こしますどうぞ裁判官の前でそう おっしゃってください何よそれ冗談じゃ ないわよさすがに裁判になると不利になる と分かったのか義母は顔を青くしながら その場にへたり込むました君の会社での 処遇についても考えさせてもらうからな 最後の父によるダメ押しでとうと夫も うれるように膝から崩れ落ちたのですすま なかった秋謝るからどうか許してくれそう よあきさん1度結婚したんだからそう簡単 に離婚なんてだめよこの壁を2人で 乗り越えられたらきっと素晴らしい夫婦に なれるはずだそうだろ夫と義母が すがりついてきました私はそんな2人を 容赦なく振りほどき睨みつけたのです黙れ ゲスども地獄に落ちろ私は一言それだけ 言って控室を後にしまし たその後私は宣言通り慎吾さんと婚約吐き 義母に慰謝料を請求しました結婚式の費用 も全額夫に支払ってもらい一見落着となっ たの ですそれから元夫は結婚式の様子を同僚に ばらされ会社で干されることにさらに父の 鶴の一声によりど田舎の秘書に移動を命じ られ実質の左遷となりました元義母は親戚 の顔に泥を塗ったと言われてソースカを 食らい元ギフト離婚 元義母は立ちまち家から追い出されたそう です私はもう結婚はゴリゴリなので現在は 仕事に打ち込んでいますまた時が経ってお 互いに落ち着いた両親もいい関係を気づけ ていてたまに家族で食事をするようになり ました今はとても幸せに暮らしてい [音楽] ますM

総集編♪
①屋根裏に私を閉じ込めて浮気旅行に行った夫「邪魔者はそこでくたばれw」→1週間後、帰宅した夫が漂う異臭に気づき慌てて屋根裏を開けると…

②豪雨で避難中、臨月の私と娘を車から放り出し浮気相手を助けに行った夫→1時間後、ずぶ濡れで避難所にたどり着くと夫から電話「助けてくれ!」私「…あんた誰?」

③義父の葬儀中、親族の前で義母「ブスな嫁が本気で介護しなかったから」→次の瞬間夫が立ち上がり「言いたいことはそれだけ?じゃ、絶縁な」義母「え?」

④夫「これ、母さんからの出産祝いな」封筒の中にはマックのクーポン券が1枚入っていた→義母「30万渡したけど?」私「は?」

⑤臨月の私の元に毎日新生児を連れてくる小学生の姪。困って夫に相談すると「そのくらい預かってやれよ!」私が悪者なの?

⑥6歳の娘の葬儀で親族側に私だけ席がない。義母「嫁は他人でしょ」→直後、娘のビデオが流れその内容に参列者全員がブチギレた結果…

⑦夫と浮気相手が地下駐車場にいるのを知らず鍵をかけて出張へ出かけた私→1週間後、異臭に気づき開けてみるとものすごい事になっていて…

⑧結婚式の最中に義母「ブスな嫁ですがみなさまよろしく」私の父「言いたいことはそれだけか?じゃ、帰るぞ!」→その結果、すごく笑える結果に…

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※登場人物は仮名です。
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#修羅場 #スカッと #スカッと元気に

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