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「本日の夜勤は休みたい」なぜ高齢者の労災は認定されづらいのか?”過労死ライン”が絶対ではない?働き続けるシニア世代に何が(語り:中井和哉)【クロ現】| NHK



「本日の夜勤は休みたい」なぜ高齢者の労災は認定されづらいのか?”過労死ライン”が絶対ではない?働き続けるシニア世代に何が(語り:中井和哉)【クロ現】| NHK

その数914人働く高齢者が過去最短に
登る中仕事中の事故や病気労働災害に
巻き込まれる高齢者が増え続けています
いわゆる労災の支障者数は年間4万人近く
に登り過去最多を記録その一方で労災が
思うように認められず保証を受けられない
ケースがつぐ事体
も高齢者の場合老れまでにはいくつもの壁
がちかっていることが明らかになってき
まし
た仕事が原因で怪我や病気になったと
訴える人たちを支援する都内のNPO
ですこの日相談に訪れたのは78歳の男性
です手が痛くてもどうしようもなもうこれ
ダメだなと思ってもう無理だと
思50年以上ガスの配管工事の仕事をして
きた
男性右手の激しい痛みに悩まされ退職を
余儀なくされましたが労災の認定には至っ
ていません前から右手が痛いってことは
会社には言ってたですかもうずっと言っ
てるわ労災のできないのてつったら私は
知らないよとか言われ
て高齢者の労災認定を巡って立ちはかる
壁それはは怪我や病気の原因が華麗では
なく仕事にあると証明するのが難しいこと
[音楽]
です職業病関係ですとどうしても
その一定の年齢まそのカレ現象で特にま
関節なんかの場合はねえまいろんなその
影響も出てくるということでまごの方に
とってみればあ年のせいじゃないのという
風にされ
がち取材を進めると労災の認定基準が若い
世代と変わらないことも高い壁となって
いることが分かってきまし
た当時73歳だった父親をなくした安藤ま
さんですごちょっとっ
てる父親は年金だけでの生活は心ないと
派遣の契約員としてソリンスタンドで働い
ていまし
た自宅で倒れているところを発見されたの
は5年前の
夏新金高速でした会社のため人のためと
いうところであの一生懸命真面目に帳面に
こう働く性格でし
たアンさんは過労師ではないかと疑いまし
たが災の認は難しいと神聖を断念しまし
たその主な理由となったのがいわゆる過労
師ライン
です過労師ラインは時間外労働が病気を
発症する前の1ヶ月で100時間または2
ヶ月から6ヶ月前の平均が80時間を
超えると病気の発症と業務の関連が強いと
判断される目安です
安藤さんの父親が亡くなる前の1ヶ月の
時間外労働はおよそ26時間でし
た一方で深夜労働が6日連続で行われる
など業務の負担が影響したのではないかと
感じてい
ます父親の携帯にはなくなる直前にった司
へのメールが信のまま残されていまし
[音楽]
た体調が悪く本日の夜勤は休みたい
です無理であれば行きますが少しバテてい
ますメッセージを最後にですね亡くなって
いたよう
ですも高齢の方でましかも夜勤をやってい
るっていう
そういったことはあまり配慮されていない
基準どこかで変えていただかない
とまた同じような辛い思いをする方が増え
てしまうのかな
て労災の認定基準に達しない高齢者の業務
の負担をどう図るべき
か労師などの労働問題に取り組む弁護
林さん
です労災は働く人1人1人の事情に即して
判断すべきだと訴えてい
[音楽]
ます食品製造工場で働いていた当時71歳
の男性
です4年前の夏男性は勤務中に倒れ救急
搬送その後亡くなりました
男性の時間外労働はおよそ70
時間当初労災は認定されませんでし
[音楽]
た小林さんは遺族と共に労働局に審査を
[音楽]
請求労働時間だけでは図れない業務の負担
を判断するために着目したのが男性が作業
していた部屋の環境です
[音楽]
熱中症の危険度を示す指標に
照らし合わせると当時は危険度が最も高い
域に達して
おり審査会で強い身体的負荷があったと
認められたの
です男性が亡くなってから3年半2度の
審査を経て過労師と認定されました
暑い環境寒い環境重たいものを運ぶ環境
あの様々な面であの高齢者にとって過酷な
仕事というのはあの広がっているもう少し
仕事の厳しさから保護すべきだとずっと
思ってきましたしえそれから倒れた時に
あの手厚い保証がされるべきだと思って
ますここからは労働法がご専門で労働者を
支援する団体のもを務めていらっしゃい
ます和田しさんとお伝えしていきます
よろしくお願いいたします今見てきたよう
にですねえ高齢者の労災認定を巡って立ち
はかる壁としてはえその怪我や病気がカレ
によるものなのか業務によるものなのか
判断が難しいということそしてえ労災の
認定基準が高齢者も若い世代も一律だと
いうこの大きく2つあるわけなんですねで
実際にえこちらにいありますようにえ60
歳以上のえ脳心臓疾患の労災認定率が
およそ31と他の世代の平均と比べてま
低くなっているわけですよねま確かに調査
する側としてはまカレによるものなのか
どうかって判断するの難しいとは思うん
ですけれどもその1人1人の状況に即した
審査ができないものなのかって思うんです
けれどいかがでしょうかいやあのその通り
ですねえええっと実ははいあの2001年
にあったあの認定基準では先ほどあった
ようにはいあの労働時間というか残業時間
数であの判定するとうんいうあの面が非常
に強かったんですけどえ2021年はい
こちあの認定基準があの大きく変わりまし
たねはい見直されましたえ労働時間以外の
付加要因をま総合してはいえ動産認定する
ということでこの労働時間以外の不快要因
というのはあの非常にま重視されることに
なはいうんいう点が大きいと思いますね
これは評価されるべき変更点ですよねえ
これはですねあのそれまでのいろんなあの
前の認定基準を巡る裁判はい中であのま
認められてきたものをうんあの改めて
まとめて認定基準にしたという非常にあの
大きな意味があると思いますそうですねま
そこからまあ3年2年半ほど経つわけです
けどどうでしょうこれ浸透されているなと
いう時間はえ前の基準がですね20年も
続いたもんですからねああえどうしても
あのカロシとかそういうの疾患については
あの残業時間っていうのが非常にまあの広
た広まってしまったのであのそれだけでは
ダメなんだよということをあのやっぱり
あの広めるのにまだ時間かかってるという
ふに思いますはいあこれは周知が必要に
なってくるっていうことですねええあの
やっぱりあの予防にも関係しますので
やっぱり企業現場にあの広く集するうん
はいはいそうです
[音楽]
ねクローズアップ現代NHKPlusで
配信
[音楽]
中Y

「深夜の工場内で倒れて救急搬送された。」 労働災害の中で60歳以上が占める割合は年々増え続け、3割近くに上ります。さらに、統計には表れない“埋もれる労災”の実態が見えてきました。解雇を恐れて労災申請を断念する従業員や、事故発生後、すぐに企業に認めてもらえないという訴えが相次いでいます。老後の生活不安を抱え、厳しい労働環境でも働かざるを得ない高齢者たちに何が起きているのか?実態と対策に迫りました。

番組の詳しい内容はテキストでも▼
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4889/?cid=dchk-yt-2404-125

【ナレーター】
中井和哉(声優)

【出演者】
脇田 滋さん(龍谷大学 名誉教授)、桑子真帆(キャスター)

【放送情報】
NHK 総合 毎週(月~水)夜 7:30~/[再放送]NHK BS 毎週(火~木)午前 4:30~

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