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「私が一番見せたかったのは…」ノーラン監督単独インタビュー オッペンハイマーを描いた理由と核兵器への危機感 前作「テネット」で残った”問い”【クロ現】| NHK



「私が一番見せたかったのは…」ノーラン監督単独インタビュー オッペンハイマーを描いた理由と核兵器への危機感 前作「テネット」で残った”問い”【クロ現】| NHK

25年以上のキャリアの中で最高傑作とも 表されるのが最新作オッペンハイマー です主人公はアメリカの物理学者ロバート オッペンハイマー 第2時対戦中オッペンハイマーは原子爆弾 を開発するマンハッ画を指揮し [音楽] ますしかし戦後水素爆弾の開発に反対の声 を上げ社会から孤立していきまし た監督にとって初めて歴史上の人物を主人 公にした作品と伺っていますけれどもなぜ オッペンハイマーを描こうと思われたん でしょう かオッペンハイマーの物語には かなり前から関心がありまし た私が育った1980年代のイギリスは核 兵器や各拡散の恐怖感に包まれていまし た初めてオッペンハイマーの名前を耳にし たのはスティングのラシアンズを聞いた時 です兵器はオッペンハイマーの死の おもちゃだと歌っていまし た実際にオッペンハイマーを映画にできる と考え始めたのはアメリカンプロメテウス という彼の障害を描いた本を読んでから です映画では物語の序盤から オッペンハイマーの心の揺れが様々な形で 表現されていき ます彼のその内面が抱えている地連だとか あと葛藤にも関心を たんでしょう かそうです ね映画はオッペンハイマンを演じた俳優を 通して観客を引き込もうとしまし た観客は彼の視点から世界を見ていき ますいん場面で がし体験し ます科学者たちと原子力の可能性を発見し て知識を深めていく 場面敵国よりも先に核兵器を開発しなけれ ばならない姿を目にし ます私が1番見せたかったのは オッペンハイマー がを知ていた こと核が世界に解き放たれることで多くの 負の結果をもたらすと見抜いていまし た先を見通せる科学者だからこそ負の結果 を分かった上で矛盾した現実に直面しあの ような道を進まなければならなかっ たオッペンハイマーの地連に観客を 巻き込もうとしたのです 特定のシーンがあるわけではありませ ん彼の人生をそのまま追体験してもらう ことに挑戦しまし た彼は生涯を通して複雑な感情や思考と 向き合ったの

ですオッペンハイマーは原爆化をラジオで 知ったとして広島長崎への場面や21万人 が犠牲となった参は描かれていませ ん原爆の被害がなぜほとんど描かれなかっ たの か被爆国日本へのメッセージを求めました が映画をどう見て欲しいか名言したくない などとして回答は得られませんでし た各の歴史と向き合う重く苦しい時間でも ある今回の作品 ノーラ監督はどんな問に導かれたの かインターステラテネットそれから今回の オッペンハイマーと科学技術に関してあの の作品を作ってこられたように見えますで そこに連続性も私たち感じているんですね で今回のオッペンハイマーに向けてどんな 問と向き合ってこられたんでしょう かテネットのはれが発明 核の教や世界に解き放たれた意味について 考えさせられまし た構想を記したメモにはこう書かれてい まし た知識が物事を変えて しまう [音楽] のさ これは私が様々な映画で模索している テーマです がテネットに出演した俳優が オッペンハイマーの演説集をくれたの です核の教は管理できる封じ込められると ポジティブな方向に捉えてい てこうした1950年代の彼の言葉を読む ととても怖くなりまし たその瞬間に引き戻されたようでぞっとし たの です地球を破壊する可能性を知ってい ながら科学者たちはボタンを押したの にテネットを作り終えた時こんなが残り まし た にし世界を一させてしまったのは何者なの か世界は今なお核の脅威に覆われてい [音楽] ますウクライナに進行したロシアは戦力に よる威嚇を繰り返し欧米側を牽制してい ます アメリカも使用のハードルが下がると懸念 される小型の開発を強化してい ますオッペンハイマーの映画公開後出演し た俳優などが世界の指導者に対し核兵器の 廃絶を訴えまし た 実際に今回の作品をきっかけに多くの メディアが核兵器だとか科学技術について

取り上げてで人々がま考えるきっかけに なっているのかなという風に感じるんです けれどもこの社会の変化を監督ご自身は どうご覧になってるんです か10代の息子にこのプロジェクトのこと を初めて話す と息子はこう言いまし た 僕たちの世代では核兵器にあまり関心が ない気候変動に比べると懸念では ない衝撃的でし た核兵器に対する意識や恐怖心は学的な 状況によって変化してい ますこれは常に意識し です映画のメッセージについて多くを語る ことのないノラ 監督今回核の脅威について踏み込みまし た核の脅威をできる限り減らすよう政府に 常に圧力を かけ私たちは危険性を常に認識することが 必要 ですこの映画を体験することで核兵器の 脅威につい て若者たちに関心を持ってもらえると信じ てい [音楽] ますクローズアップ現代NHKPlusで 配信 [音楽] 中

アカデミー賞で最多7部門を受賞した“最新作”は、日本にとって特別なテーマだ。第二次世界大戦下、原子爆弾を開発したアメリカの科学者の葛藤を描いた「オッペンハイマー」。世界屈指のヒットメーカーで“ハリウッドきっての鬼才”とも称されるクリストファー・ノーラン監督は、なぜ世界の姿を一変させた科学者に焦点を当てたのか―。常に大きな“問い”と向き合ってきたというノーラン監督。その才能と創造の秘密に迫る。

番組の詳しい内容はテキストでも▼
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4882/?cid=dchk-yt-2403-157

【出演者】
クリストファー ・ノーランさん(映画監督)、桑子真帆(キャスター)

【放送情報】
NHK 総合 毎週(月~水)夜 7:30~/[再放送]NHK BS 毎週(火~木)午前 4:00~

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