【感動する話】俺の大学進学のため高校を中退した兄の結婚挨拶で、中卒の兄を見下しビールをぶっかけるエリート企業勤務の義兄「中卒の恥晒しが！次期課長の俺を見習えw」→直後、俺は立ち上がり…【泣ける話】
俺のために高校を中退した兄が43歳にし てやっと自分の幸せを手に入れ た婚約者は穏やかないい人で安心していた が婚約者の兄は結婚に猛 反対中卒の恥さらしが次期課長の俺を 見習え両親をなくしてから親代わりになっ てくれた兄を見下す発言に我慢ならない俺 エリート企業勤務がそんなに偉いんです かそうさ課長内定の俺を見習え中卒 君思い上がった義兄は俺が尊敬する兄に ビールをぶっかけ たさすがにカチンと来た俺は時計を見て ある情報解禁をすることにし た俺は君の上司になる予定なんだ え 俺は立ち上がり肩をふわせて言い放っ た君の内定取り消しで と俺は浅井文典35歳の独身で会社員をし て いる家族は兄の君のり1人だけ俺たちの 両親は俺がまだ8歳の時に交通事故で 亡くなった からそれは実直に生きてきた両親に訪れた 突然の不運な出来事だっ た青信号の横断歩道を歩行中に引きにげさ れたの だ犯人の運転手は無保険の外国人だった らしい捜査を終えて犯人が判明した頃には すでに本国へ出国した後だったそう だそれで相手に損害賠償を請求することも できなかっ た父が加入していた自動車保険からのお金 はもらえたが俺たち兄弟が一生暮らせる ほどの金額とは 程遠い働き盛りの大人2人もの命を奪った というのにその保証は十分なものでは なかっ た祖父母もすでに多しており母は兄弟のい ない1人 っ子唯一の頼れる肉身父の弟である叔父は 精一杯力になろうとしてくれた しかし叔父も幼い子供を3人抱え裕福とは 言いがい暮らしをしてい たそこで当時16歳になったばかりの兄は 高校 中隊幸いにも雇ってくれた自動車製造工場 で働くことに決めた工場長は人形に熱い方 で本来は独身料なので規定外なのに兄弟 2人で量に入ることを進めてくれた 両親との思い出が詰まった家を離れること に兄は後ろ髪を引かれたそう だけれど4人家族が住める広さの一見やの 賃貸量は負担が 大きい工場長の行為に甘えて相場よりも だいぶ安い家賃で住める量にお世話になる
ことにし たそしてうちの家庭事情に合わせて兄の 仕事のシフトを組んでくれたんだ 本来日体性で夜勤もこなさないといけない のにまだ幼い弟を抱えていることを考慮し て早番のみの出勤にしてくれ た独身料に居住する従業員の中には兄の 特別待遇に対して不満を持ち意地悪する人 もい ただけど一方で真味になって声をかけて くれる先輩も多かっ た一緒に夕飯を作って食べたり差し入れを してくれ たり兄弟2人で生きる俺たちに寄り添って くれた先輩たちを俺も兄のようにしっ た工場長の奥さんもとても良くしてくれて 家事を1から教えてくれ た環境に恵まれていたから兄も俺も ふてくされずに道を外れずに歩んでこれた の だろう叔父も時々俺たちの様子を見に来て くれたし兄弟2人ごと大人たちに守られて いたんだと 思うだけどやっぱり俺自身は兄に守って もらったと思って いる従業員の中には短期の機関光も いるまた正社員として入社したというのに ある日突然飛んでしまう人も いるそんな中兄は辛抱強く真面目に勤務し 続け たお前を大学まで進学させてやるから な兄は常に口にしてい たそれは自分自身を古いたたせるための 言葉でもあったのかもしれ ない兄はずっと俺の親代わりだっ た自分の幸せよりも何よりも俺のことを 優先してくれ たそんな兄にある日話があると呼び出され たのように連絡は取り合っているが顔を 付き合わせるのは久々だっ た何か言い出しづらそうに目の前で もじもじして いるお前に合わせたい人が いるその言葉を聞いた時心底嬉しかっ た8歳離れていて両親が多した当時はまだ 小学生だった俺も今では会社員さすがに今 はもう工場の独身料で一緒に住んではい ない兄のおかげで大学も無事卒業できた俺 は一応名のある企業に就職でき たこの工場付近からだと通勤に時間が かかりすぎてしまうので都内に1人暮らし して いる兄も独身料は若手の社員に譲って工場 近くのマンションを借りて住んで いる入社後3年も経過すると誠実な仕事
ぶりが評価された兄は 半長靴に自主的に様々な分野を勉強して 資格なども取得していっ たそして副工場長を経てなんと兄は41歳 の若さで工場長になっ た入社してから27年もの年月を文句も 言わずに働き続けたことが認められたの だ俺たち兄弟がお世話になった工場長は 丁年で引退し次に外部から就任した工場長 は不祥事を起こし たそういう経緯もありやはり生え抜きの 社員の方が工場をまとめられると判断され 兄が抜擢された何よりも実直な人柄と周り の社員からの信頼の熱さ人望が認められて のことだった 兄がプロポーズした相手というのは花屋の 店員さんだそう だ兄と花はどうにも遠いと感じたので 不思議だっ た兄の部屋に花が飾られているのを見た ことがないし想像がつかない花屋さんと どうやって知り合った の工場長になって付き合いで花を送る機会 が増えたんだそれ では耳まで真っ赤に染めて いるそこの花屋さんは割と大型店舗で観音 総裁の成果も取り扱っている らしい葬儀の強化やお祝いの小長乱回転祝 のスタンドバなどの各種手配は基本的に 事務員の女性社員が担当してくれている そう だでもその子は少しおっちょこちょいで 2度ほど発注ミスをした 取引先への象頭家では大事なお名前とを 間違えるわけにはいか ないそこで花屋の方から工場長時々に確認 の電話を入れてくれるようになったそう だ2度手間であるにも関わらず気を聞かせ てくれた優しさと起点に感動した らしいその花屋の担当者が宮川金 さんそれが縁で後に兄の恋人になり現在は 婚約者になった 方奥手同士の兄と金手さんはお付き合いに 発展するまで1年間かかったそう だ10歳も年下だと言うから驚いたけど 金手さんはじっくり兄の人隣に惚れてくれ たんだと 思う1週間後合わせてもらった金さんは とても可愛らしくいい人だっ た兄と2人でいるとお互いニコニコと 穏やかな空気が流れていてとてもお似合い だと感じ た兄の幸せそうな姿を見て自然と涙が滲ん だ相手方への結婚挨拶は顔合わせと兼ねて 親族一同が集うことになっ
た婚約者の父親と母親は大人しい方たちで 良くも悪くも影が薄い印象だったというか 義兄になる予定の婚約者の兄の キャラクターが濃すぎ て金手さんの兄である哲夫さんは初対面 からものすごく高圧的な態度だっ た一通り挨拶を済ませている間も社に構え て明らかに歓迎していない様子が 伺えるそして本題の結婚の話に入ろうとし た兄の出鼻をくじい た工場勤務の底辺労働者が よくもまあ結婚の挨拶に来れたもんだ なおお兄ちゃん失礼なこと言わない で底辺 って兄は工場長なんです よカさんと俺は哲夫さんに反論した兄は 黙って歯を食いしって いるエリート企業勤務の俺とは月と すっぽんだ なそんなことない立派なお仕事よ立派が 聞いて呆れる な見下したようにあざ笑って哲夫さんは 言葉を続け た所詮中卒がつつける仕事 だろうそそれは俺のため に俺が食ってかかろうとしたら兄が無言で 生し た中卒の恥さらしが課長の俺を 習え学歴は関係ない わ金出は世間知らずだからなすごく素敵な 人なのよなんで分かってくれないの妹が 選んだ相手だというのにまず相手を知ろう ともしないのかと呆れ た金手さんの両親もオロオロするばかりで 息子の行動をとめようとし ないエリート企業勤務がそんなに偉いん ですか 哲夫さんは俺の言葉を挑発するように 高笑いし たそうさ課長内定の俺を見習え中卒 くん兄にビールをぶっかけると哲夫さんは ニヤニヤ笑っ た直後俺は立ち上がり哲夫さんを睨ん だ俺は君の上司になる予定なんだ え君のない取り消し で肩を振るわせて行っ た哲夫さんはフリーズして いるちょうど時間か な俺はビールをぶっかけられた兄をタオル で拭いている金出さんに許可を得てテレビ をつけ たニュース番組の画面右上に有名企業同士 の合併の文字がテロップとして出て いる画面には記者会見の様子が映し出され て
いるし 社長出席しているのは哲夫さんが務めてる 会社のトップである代表取締り役 社長そして同席しているのは俺が勤務する 会社の代表取締り役社長と双方の弁護士2 名 だここれはどういうこと だ何も知らないさんは動揺を隠せ ない哲夫さんがお務めの会社ですがこの度 俺が勤務している会社に合併されることに なりました えいわゆる九州合併です ね何も聞いてない ぞ課長に内定していると自慢げに話してい たが平社員に毛が生えた程度の役職の哲夫 さんが知っているはずが ない今回のが話は上層部の数人にしか 知らされていない国費プロジェクトだ から情報は社外費の中でも最重要極秘案件 でこの記者会見で初めて大外的に発表さ れる予定でした からなんでお前が知ってるん だ今から説明します ね極秘プロジェクトを進めてきたうちの 1人が俺だ記者会見には両代表取締り役が 出席し秘書と重役の数名しか現場に 立ち合ってい ない関わる社員が多くなればなるほど外部 に情報が盛れやすい からだからこうして情報を知っている側の 俺もカモフラージュで一般社員と変わら ない休日を過ごしている今回の締結は もちろん双方の取締り役会で合意を得て いるだが上場企業同士なのでいずれ株主 総会の証人を得ないといけ ない1つの有名企業が消滅する吸収合併な ので混乱も生じる だろう特に吸収される側の会社の株主たち からは反発の声も上がるだろうと予測 できるだからあえて株式市場が空いてい ない日曜日のお昼を狙って発表し た記者会を開催するという誠意を見せ 大きくニュースに取り上げてもらうことで 規制事実を作ってしまおうという作戦 だまその作戦を立てたのも全て俺だ けど合併話の裏で暗躍していたのがお前 ってわけ か暗躍とは人聞きが悪いお互いの会社に とっての明るい未来のために動いたまで です お前何者なん だ経営戦略室長 です俺は哲夫さんの目前へ名刺を差し出し た先ほどは自己紹介させてもらえなかった ので言いそびれました
が今日お互いの親族が顔を合わせた直後弟 という続柄以外は発言の機会を与えられ なかっ たさんがすぐに兄の中卒についてネチネチ 言い出して俺の話に聞耳持たなかった しちちなみに学歴 は東大卒です え哲夫さんはこの中で自分が一番優秀だと ジフしていたの だろう意図せずに天狗になっていた花を へし折ってしまった ななるべく兄貴にをかけたくなくて国交率 の大学を目指していた俺は無事に東大に 合格し たそして兄貴のおかげで大学を卒業した俺 はある一流企業に就職し た俺としては兄貴に恩返ししたい一心で 一生懸命仕事していただけだがトト拍子で 成果をあげることができ た実るほど頭を垂れるイホかなという言葉 を肝にめじろ よ大人になってからも兄にはこあるごとに 口を酸っぱくして言われ続け たおり高ぶらずに常に謙虚な姿勢 で偉くなればなるほど腰を低くというのは 兄の姿そのものでもあっ ただから俺としては言い聞かせられたと いうよりも兄の背中から学んだこと だ兄を見習って周りに感謝を伝えつつ働い ていたからかありがたいことに上司を初め とした人間関係にも恵まれ たそうして車内での格を表した俺にある日 社長が直々に声をかけてき た子供に恵まれなかった社長の容姿になら ないかという思いがけない打身 しかし俺はまだ16歳という若さながら兄 が守ってきてくれた麻池という名前を誇り に思い捨てたくなかっ た社長の気持ちはありがたかったが容姿に なるのは断わっ たそれでも社長は変わらぬ態度で接して くれ たビジネスパーソンとして鍛え将来的には 後を継がせたいと言ってくれたの だ経営戦略室を創設し社長候補として俺を 可いがってくれて いる経営戦略室長として合併先の情報は 徹底的に調べ上げて いるだから実は今日兄の結婚挨拶で会う 以前から一方的に哲夫さんのことは知って い た正直に言えば元の会社内だけの話だとし ても哲夫さんは課長に内定しててい ないしかも九州合併される側の社員である 以上今の役職など無意味になって
しまう何よりも人材を宝と考えるうちの 会社の方針と合わない人 だ彼は人の上に立つのに不適確だと感じる から君の上司になると思うのでよろしく なそそうですかこれまでのブレーは何卒お 許し ください兄の人柄を見ずに中卒という 肩書きだけで見下すなんてごご同断だぞ はい今後は改め ます哲夫さんは態度を表編させて土下座し た後日聞いた話によるとどうやら哲夫さん は角のシスコンらしい 妹が可愛くて仕方なくどんな相手を連れて きても嫉妬の対象なの だろうそこに中卒という見下しやすい材料 を持った兄が挨拶に来たものだから集中 攻撃してきた らしい哲夫さんはひとまず反省したようだ しこれ以上妹夫婦に干渉しないと約束させ た影の薄かった両親もあの後きちんと哲夫 さんを叱ってくれたよ だ1か月後宮川家で取り行われるユので また親族一同が揃っ た哲夫さんは気まずそうな顔をし続けてい たが晴れの日をぶち壊すようなことはせず に大人しくしていたので安心し た湯野を無事に済ませた後兄が新婚生活を 過ごす新居にお邪魔して兄弟水いらずでお 茶を飲ん だ父がった年を追い越しちゃう な散々苦労をかけた ね俺の言葉に兄は小さく首を振っ た親父の今年は43歳母はまだ40歳と いう若さだっ た考えたらすごいよな俺と同じ年ですでに 16歳の息子がいたんだ から今まで俺のことをに考えてくれて ありがとうちょうど今年兄は親父が なくなったのと同じ43歳になっ た今まで恋愛に意識が向かなかったのも俺 の親代わりとしての責任を果たすことを 優先してきたから だろうお前のせいじゃないただ単に俺が 持てないだけ さ苦笑いする兄は身内びきなしでも気量が いい方だと思う弟から見たら世界一かっこ いい男 だ俺にとって兄は兄貴というだけでなく時 として父でありカジオになってくれた母で もある掛け替えのない 存在世界で1番大切な 人改めて結婚おめでとう ありがとう俺もお前がからここまで生きて これたんだ よその言葉を聞いてダムが結界したように
涙が溢れて止まらなかっ た末長くお幸せにこれからも家族なことに 変わりないお前も一緒にみんなで幸せに なろうこんな優しい兄の弟で世界一幸せだ とすでに感じている尊敬するアートが社長 を務めるデザイン事務所で働く 俺社長が病に倒れたからまだ平平の後輩 社長の息子が大きな顔をし始め た社長の療養中に会社を二分する派閥が 生まれ社長の息子が社長の右腕を追い出す 始末ある日俺は無実の罪で首宣告され た急病の先輩の代理でプレゼンに出席し たらデザイン用の濡れを着せられたの だ以前から俺を目の上のタコ部だと思って いた社長の息子は俺を追い出すいい機会だ と思ったの だろうやっとむ君が消えてくれる わショックを受けた俺は父の営む高級 寿司屋で珍しく愚痴をこぼし たすると話を聞いた美人常連客が名刺を 差し出し た復讐するなら手伝います よ美人常連客の正体は意外な人物だっ た俺は元木深夜30 歳デザイン事務所に務めている グラフィックデザイナー だこの仕事が転職だと思えるくらい充実し た毎日を送って いるうちのデザイン事務所は主に商品宣伝 のための広告を扱って いるポスターやキービジュアルのが メインCMなどとメディアミックスで トータルプロデュースを依頼された場合は 映像作品は映像制作会社に委託して制作し てもらうことが 多い社長は荻野 ゴシアートディレクターとして業界では 流しれた方 だアートディレクターとはデザインが 関わる制作物を作るにあたって制作の進行 や質の担保など全体を総括してまとめる 責任者 ディレクションが主な仕事内容でチームの 顔という立場なことが 多い実際に制作を担当するのはデザイナー や指示を受けたまま作業する オペレーター社長もかつては大手広告代理 店に所属していたがより自由な クリエイティビティの実現を求めて独立し たそう だ俺は心から尊敬して いるうちの会社では社長指名の仕事が ほとんどだったが1年前に社長が倒れた からは風向きが変わっ た社長は脳梗塞のごく初期の段階で異変に
気づいた娘さんの通報により救急搬送され たので重徳な表情には至らなかっ たある程度長い入院期間は必要だったが 幸い行為症も残ってい ない倒れた時点で受けおっていた仕事は 社長の片腕だったディレクターの橋さんが 引き継ぎこきを得 たしかしスピード感が大事な広告業界に おいて数ヶ月の休養はかなりの痛手 だ既存のクライアントとの契約は継続でき たから仕事が0になったわけでは ない8ヶ月後には社長は日常生活を問題 なく遅れる状態にまで開発し ただがその間社長の現場離脱期間中に全体 の問題が生じてしまっ た人間関係のこじれ だ社長が倒れたのを木に社長の息子である 荻野り君が大きな顔をし始め た父の背中を追って美大のデザイン学科へ 進学したり君は大学卒業後すぐにうちの デザイン事務所で働き出し たわずか4年の実務経験者は現場ではまだ ペペと言われる存在なのにり君は自分が 社長の代わりを務めると主張し たそして自分より経験も実力もはかに上の 倉橋さんの仕事ぶりに口出しするように なっ た結果としてプライドを持ってアート ディレクションをしている倉橋さんと衝突 する当たり前だ業界で生きてきた経験値が 全然違うのだ から社長が事務所を仕切っている時はり君 は謙虚に倉橋さんの下について修行してい たの にり君社長が大変な時に張り切ってくれる のはありがたいが俺に任せてくれないかで もねあとは俺ですから親父がいない間に 事務所の名前を怪我されちゃ困るもんねな 何俺の仕事ぶりでは社長の名前に傷がつく とでもまあねえ倉橋さんの知名度じゃ独立 もできないですもん ね倉橋さんは悔しげに唇を噛みしめていた 確かにこの業界は名前が売れている人に 仕事が集中しがち だ倉橋さんはずっと社長を支えることに 徹してきたので自分の名前を全面的に前へ 出してこなかっ たしかしちゃんと分かる人には分かって いる近年では看板としては社長の名前を 出しているが実質の制作は倉橋さんが アートディレクションをしているという ことも多いそれだけ社長からの信頼も熱い のだ他の社員からの人望もある所詮り君は 親の七光りどころかまだ自力で光ること さえできていないだがり君には社長の息子
という将来を約束された立場があるその うちにり君の腰巾着のように振る舞う社員 が現れて派閥ができた社長が顕在の時は 偉大なるアートディレクター荻野号のの元 に一眼となっていた事務所内が二分して しまった倉橋派と両派の対立はどんどん 顕著になり社内の空気は悪くなる一方俺は 社長の仕事に惚れて入社したので本音を 言えばずっと社長派だ社長に恩義があるの で今回の騒動では常に中立の立場を取って いたある日我慢の限界に達した倉橋さんが 爆発した倉橋さんがずっと担当してきた ジャイアントへデザイン案を提出する際 両派の営業社員の差し金で勝手に小さんの 制作物にすり替えたのだ小さんは俺の2年 先輩のデザイナーでり君の腰巾着 だり君どういうつもりだいや倉橋さんの 感性はもう古いんすよね実際クライアント は気に入っていたそうじゃないですかああ そうだな今回に関してクライアントは小 さんのデザインを気に入ったそう だ分かったよもう限界だそうして倉橋さん は社長が復帰するのは待たずに事務所を 去ることになっ た倉橋さん考え直して ください俺は必死に倉橋さんを止め た社長には申し訳ないが俺はり君とはやっ ていけないお気持ちは分かりますがそれに いつまでも社長の名前にすがっていないで 自分の力を試してみたくなったんだ倉橋 さんは独立して自分の事務所を立ち上げる ことにしたそうだそして倉橋派の社員5名 が彼についていっ た実力派のアートディレクターや デザイナー営業社員まで抜けてうちの事務 所としては大幅な戦力 ダウンしかしり君は一向に態度を改め なかっ た古いセンスの老どがいなくなって生々し たよこれから新しい風をふかして いこうそれから3ヶ月経って社長が会社 復帰したがすぐに現場でバリバリという わけにはいかなかっ たこの1年間で事務所はどんどんり君の色 に染まっていったり君の腰銀着の営業社員 が新規のクライアントを獲得してくるのは いいが品のない仕事も増えた今までうちの 事務所が扱ってこなかったアダルト系の 仕事やパチンコ屋の広告なのだ確かに割は いいのだがこれは荻の号の名前をけがす ことにならないのか社長はまだ本調子では ないのかり君の暴走を止められずにいる 長い付き合いのあるクライアントのいくつ かは倉橋さんが独立することを知ると そちらに暗した仕事を取られた形になるが
社長に婚はないよう だ橋さんはめるにきちんと病室の社長にも 筋を通していたそうで社長は長年の老を 称え彼の新しい門出を応援した らしい先日倉橋さんはデザイン事務所を 起業してスタートさせたがその日にも盛大 なお祝い花を送ったと聞いて いる俺自身もり君に対していい感情を抱い ていなかったり君の指示よりも自分の案の 方がいいと感じたら意見を言うがその度に 舌打ちされるから建設的な意見交換ができ ないことはストレスだでもやっぱり まだまだ社長から学びたいことが ある社長が第1戦に復帰するまではとなん とか歯を食いしって働き続けてい たしかしある日事件が起き たこれは盗作に当たるんじゃないです かあるクライアントが結を変えて事務所に 怒鳴り込んできたそれは先日合せに出いた 文房メーカーの営業社員だっ たり君の美大時代の同級戦がプロダクト デザイナーとして勤めていることが縁で 舞い込んだ仕事だっ た中小企業なので自主政策で広告を打てる ほど広報部が強くないので外部の委託先と してうちの事務所へ依頼してくれたのだ デザイン案の制作は県の小守さんが 担当しかしプレゼ当日に小さんが体調を 崩したのでが代理でデザインの趣旨説明を するために出席したという経緯がある アートディレクターのり君と営業社員も 同席していた4日前に先方の会社で行われ たプレゼンでは交感職だったんだ が他社製品の広告で酷似したデザインの ものがすでにあるんですよ えプライアントはある商品ポスターを提示 した実際見比べてみると確かに似ていた よりによってライバル会社の 広告しかもセンスが古いと馬鹿にしていた 倉橋さんが数年前に手がけた広告をパクっ たデザインだっ た中小企業だからってバカにしているん ですかち違いますそもそもそれは俺の担当 ではなくてあんたがプレゼンで説明してた でしょう がすごい幕で詰め寄られ思わずたいで しまうとさんに助けを求め た申し訳ないですこちらの確認不足でした り君が火を認めて頭を下げたアート ディレクターであるり君の合作イがないと クライアントへの提案まで持っていけない から当然 だ全部こいつが勝手にやったことでして えなぜかり君の指が俺に向けられている俺 はプレゼンのピンチヒッターを務めただけ
直に担当このコモに変えて新しいデザイン 案を提出させていただきますあお はい小さんもすぐに状況を理解したようで 都合よく返事した俺に責任をなすりつける つもり だ私どもとしましても勝手に暴走する デザイナーに手を焼いていたところなん ですそうなんですか不祥を起こした元を首 にするでどうかお怒りをめ願います かとんだ濡れuneだしかし広告を自書 制作しない 文房具板やデザイナーの関係性など理解 できないのだろうそういうものなのかと 納得したようで条件を飲み込んで帰って いっ たというわけでお前首な は誰かが責任取らなきゃ丸く収まらない だろ 責任なら小さんとり君にある でしょり君はきっと俺を睨みつけてき たり君て呼び方にもイライラしてたんだわ いくらお前の方が先輩でも俺は社長の息子 だぞそうですよねこいつはリスペクトが 足りないんすよやっとむ君が消えてくれる わり君とこさんは笑いした俺はショックで 何もせなかった父と兄に愚痴を聞いて もらおうと父の店で俺は珍しくやけ酒を 飲んだ父は高級寿司屋を営み兄は寿司職人 として一緒に働いて いる幸い深い時間帯になったお店には常連 客1人と俺しかおらずいつもなら言わない 悪口も散々行ってしまっ た以前から顔見知りの常連客なので気が 緩んでいたのかもしれないその方はとても 人でかなさんという下の名前だけ知ってい た常に1人で月に2回は来店してもう5年 以上は店に通ってくれているがどんな人か はほぼ知ら ないこの店では日常から離れておいしいお 寿を堪能したいの本人はそう言って プライベートや仕事の話を今まで一切し なかったそんなかさんが突然名刺を 差し出した復習するなら伝いますよ俺の顔 を見てにやりと北えんだあの大手広告代理 店の方だったんですかそうですそれに私 荻野号の娘なんです えなんと常連客のカナさんは俺が務める デザイン事務所の社長令嬢だった確かに 名刺には小木のカナと書かれているそこ からカナさんは自分の崇を話し始めた 実力のない弟が今事務所で大きな顔をして いる事実を俺の愚痴を聞く前から知ってい た らしい父も男が後を継ぐものという考え方 がありカナさんは外部の広告代理店に務め
たのだそうだ現在は有名なアート ディレクターの下で修行中のみだと語っ た私は父の作品が大好きでだいぶ影響を 受けていると自分でも思うんです がかなさんはそう言ってポートフォリオを 見せてくれた俺の感性と似ていると感じた どれもいいデザインで見ているだけで心が 踊っ た実はあなたが父の事務所の方だって前 から知っていたの作品のファンなのよ え仕事の話をしたらあなたがご実家で くつろげなくなると思って今まで黙ってい た のその心配りに感動した そして作品を褒められたことがとても 嬉しかっ た翌日俺はカナさんと待ち合わせをして デザイン事務所に乗り込ん だなんで姉貴がここにあんたの悪事を こらしめに ね社長室に役ちゃんが揃った社長は息子の り君から今回の騒動は俺が意図的に仕組ん だ盗作だと説明されていた らしい倉橋が立ち上げた新事務所のスパイ かもしれないというからそんなわけない だろうと否定していたんだ が俺が無実だと訴えると納得していた社長 はり君と小さんを出席した首にする権限は 息子にはないので撤回すると約束してくれ たそれでもわめくり 君ではテストしようかここに万年室がある これで広告を制作するとしたらどうする 面白さ私も参加して いい2時間を与えられ手書きのラフがなり イメージデサなりPCでデザインソフトを 使ったDTPなりで表現しろと言われた俺 りくこさんかなさんが参加する簡易コンペ が開催された2時間後結果を見て一目 瞭然なんとり君はデザイン案がまとまら なくて アップ一応小さんは形にしたが社長から標 を受け た騎士感があるな既存の広告の商品だけ 置き換えたような感じだ な次に社長は俺のデザイン案を見て褒めて くれ た2時間という時間制限があったので 荒削りだがやはりセンスがいい なそしてカナさんの手書きのラフガを見て 思わず目に光るものを浮かべた 社長これは温かみがある なあそれは父から初めての万年室を プレゼントされた制服姿の女子高生の姿が 描かれてい た広告としてはありきたりな
シチュエーションだけど ねかなさんははにかんだ数年前の社長と カナさんの姿を反映させた らしいデさんやラガには年は向かないがね 大人の階段を登る我が子に持っていて 欲しくてプレゼントしたんだよお令嬢など 手紙を書く際には今もお父さんにもらった 万年室を使っているのよ大切に使い続けて くれて嬉しい よなぜか小さんまでもらい泣きしてい た勝負は言うまでもなく両派の乾杯だっ た後日才能のなさを通した君は自ら志願し て経理部に移動した今までの傲慢な態度を 反省して経営面で社長を支えていくという ことにシフトチェンジしたようだご銀着を していた小さんはいずくなったようで会社 を辞めてしまっ たそしてなんと公人のアートディレクター としてカナさんが転職してきた病気の後 ブランクと年齢のせいか時代の流れを読む ことにおいを感じてきたん これからは君たち若手の感性を当てにして いる よ社長からは俺もカナさんと共に期待を かけられて いる俺は広告政策が好きだそして グラフィックデザイナーに生きがいを感じ て いる全体を見る力にたけているアート ディレクションはカナさんに任せてタック を組めばいい仕事ができそう だこれから一緒にこのデザイン事務所をき たいと思って いる俺の名前は戸塚 裕介Y出版社で営業として働いている35 歳だが転職組なので社歴はそう長く ない俺の社内評価は地味ぼーっとしている 覇気がない容量悪いなどなどネガティブな もが半 だまあ自覚はして いるそれでもここに就職したのは本が好き で何でもいいから本に携わっていたかった から だ特にこのY出版は小規模ながら良質の本 を 出す俺はここの本が好き だ本屋で自分の会社の出版物を見るのは 嬉しいし手に取ってもらうはもっと 嬉しいだから今日も俺は同僚の 聞こえよがしのバトを無視し営業に 出かけるの だこんにちはワ出版の戸塚ですああ いらっしゃい俺の営業先の1つE書店に顔 を 出すE書店は昔ながらの地元密着型の本屋
さんだ隣に小さなカフェが併設されて いるすると店長の松井さんが奥から出てき てくれたこの松井さんは俺のことを堅実で ミスがないと褒めてくれるケの人 だ俺はとかファンだから癖で他の営業を嫌 がるそんなことを言ってくれるのは松井 さんぐらい だそう言うと松井さんは決まって苦笑い し結構いるんだけどな戸塚さんの ファンと いうお世辞でもそう言ってくれることが 嬉しかっ たどうですか 最近細細とやってるよあそうだ君のとの 新刊結構売れてるよ本当ですか嬉しいなあ また新刊出るん ですそんな雑談件相談をしている と こんにちはと明るい声がし た見ると可愛い感じの女性が顔を出して いる ああ今日新刊出てるよわあ楽しみ あスーツ姿の俺をて女性は少し顔をわかめ たごめんなさいお客様がいらしてたのねあ いいえ俺は首を振っ た常連さんなんです かそう尋ねると女性は頷き笑顔でこう 話す私本だけじゃなくて本屋さんそのもの が好きなんです電子書籍もいいんですけど やっぱ本は本屋さんで選びたくてほら 思いがけない出会いとかあるでしょそれで 書店巡りをしているんですけどここが1番 居心地良く てそこまで話すと女性はまた顔をわかめて 俯いたすみません初対面の方にペラペラと いいえわかりますよいい本屋さんですよ ねなんだか微笑ましくなった俺がそう返す と女性は目をキラキラしてこう 続けるはい私もいつか書店を開きたいと 思ってるんですこんな居心地のいい街の 本屋さんをああまた渡ったらじゃあ失礼し ます ねそう言って女性は俺たちに釈すると本を 探し始め た素敵な常連さんですね 俺が言うと松井さんは笑って 頷く大手の大型書店だけじゃない電子書籍 にネット ショッピング正直俺たちみたいな小さい 本屋は色々厳しい時代で ねでも彼女みたいなお客さんもいるから つい頑張っちゃうんだ よしみじみという松井さんに俺はその通り だと思う ええ彼女のようなお客さんの気持ちも松井
さんたちのような本屋さんの気持ちも すごくわかり ます俺自身本も本屋も大好き だ大学は理系だったが小説やエッセが 大好きでそれに関わる仕事がしたくてこの 世界に就職し た彼女もいつかを開くことを本気で考えて いるのなら何か役に立てればと 思う松井さんの言う通り大手の書店でさえ 畳んでしまうところも今は多い から頑張ってほしい なその思いが通じたのかは分からないが 以来いい書店を訪れると彼女によく会う ようになっ た少しずつ話す中で次第に彼女のことを 知るように なる彼女の名前は中江 歩み普段は図書館師匠をしているそう だ師匠の仕事はシフト製で土日休みとは 限ら ないむしろ土日休みの方が少ないと いう土日休みはお子さんのいる方に譲る ことにしてるんですでも結局お子さんを 連れてこっちに来たりするんですけど ね中江さんは笑いながら言っ た鈴を転がすような可愛い笑い声だっ たでもそれだけうちの図書館をいいと思っ てくれてるんだと思うと嬉しいです私の 作ったポップを見て子供たちがこの本 借りるなんて言ってくれた時は本当に 嬉しく てさんは 素直で勉強熱心 だ本に対する情熱だけでなく知識もあるし ココ東西の作家のこともよく知って いるだがやや人を信じやすい気がした商売 をやっていく上でそれは少々心配 だ素直なのはいいことなんだけど なそれは松井さんも感じたことらしく 何かにつけてあんたもう少しずるくなら なきゃと彼女に忠告してい ただが党の本人は自分の素直さに気づいて いないよう だ心配だなと思いつつそんな素直さに ほっと する社会人になってから大学以上に理不尽 や悪意に出会うことが多い その中で中江さんの素直さと優しさは貴重 だと 思うそう思うからこそ強くは言えなかっ た中江さんと話すようになって数 ヶ月俺は会社を上げてのプロジェクトの 影響でこのところ多忙になってい たと言ってもぼんやりしたやつという評価 の俺がプロジェクトに参加させてもらえる
わけも なくプロジェクトへ参加する社員ができ なくなった雑務の数々をこなしていただけ だその影響でい書店とも中江さんとも少し 疎遠になってい たプロジェクトが終わりその多忙さが 落ち着いた頃に少しばかり足が遠いていた E書店へと 向かうあれ久しぶりだねとか 君松井さんすみませんすっかりゴブ沙汰に なってしまっ て俺が頭を下げると松井さんは苦笑し たいいよあれだろプロジェクトの煽り 食らったんだろうえなんで分かったんです かそのくらいこの業界にいれば耳に入る よまは雑がかりなんですけどね雑務をバカ にしちゃいかん よそんな軽口を叩き合いていると中江さん がやってきたあらとかさんお久しぶりです わちょうどよかった松井さんととかさんに ご報告があるん です中江さんはニコニコと言った あなんかいい ニュース松井さんがそう返すと中江さんは 満面の笑みでこう言ったの だ私書店を開こうと思うんですと え俺は松井さんと顔を見合わせ た松井さんも驚いているということは彼も 初耳ということ だ資金はまだ集まっていないと聞いていた が一体どうやって集めたのだろうと考えて いる と中江さんは嬉しそうにカから パンフレットを取り出しこう説明し た実はコンサルタント会社がバックアップ してくれるん です驚いて話を聞くうちに俺は不安になっ てき た書店を開きたい人に出資してくれて ノウハウも教えてくれて店舗も 提供工事の業者も 戦話がうますぎない かちょっと突っ込んで話を聞くとどうにも あやふやなことが 多い俺の心配は頂点に達したためたまらず 質問 するそれで資金はいつ払ってもらえるん です かすると中さんは平然と後悔したの だまずはこっちから300万払うのそれ から話を進め て 300万そんなお金あるんですか え泣けなしのお金です けどこれは間違いなく詐欺の予感が
するそう思った俺は慌てて中屋さんに マッタをかけただがまだ詐欺の確信が持て なかった俺は彼女にこう話す 支払いはそのちょっと待ってください今の 話に僕も興味が出てきました今後の仕事の 参考になるかもしれないのでその パンフレット貸していただけませんかええ いいです よこうして俺は中江さんに警戒されること なくパンフレットを 受け取るそして丁寧にこうも説明し たえさん300万は大金だし泣けなしのお 金なんでしょういきなりポンとそんな大金 を出したら今後の資金繰りが大変になると 思いますだから面白い話なので僕が 建て替えますよ利益が出たら少しずつ返し てもらえばいいからええでも戸塚さんに 悪いじゃないですかいえ 全然あなたみたいに夢を追いかけている人 に投資することは惜しくないそれに コンサルタント会社から資金はもらえるん でしょう中江さんは少しためらいつつも 説得力のある俺の言葉に最終的には頷いて くれ たそしてスマホの画面をいじり支払い画面 を中井さんに見せるとそのコンサルタント 会社へと連絡して もらうコンサルタント会社も300万の 支払いを認め中江さんは資金をもらうのを 待つこととなっ ただが何日経ってもコンサルタント会社 からはそれ以降音沙汰なしだっ たさすがに不審に思った中江さんはその 会社に連絡したが住所も電話番号も出 ため資金は当然もらえるはずもなく詐欺だ と認めざるを得なかった ごめんなさい私書店を開けると思って 舞い上がってしまって必ずお金は返します 警察にも相談し て松井さん経由で俺を呼び出し中井さんは 泣きながら俺に謝っただが俺にとってここ までは予想通り 大丈夫計画通りです よそう笑って見せたのだ え今回のことはちょっと高い勉強料だと 思ってくださいさ涙を吹いてまあ見ていて くださいその1週間 後入金されていないすぐに 払え中江さんにコンサルタント会社から 怒りの電話がかかってきたのだ全くこちら がすでにでたらめの連絡先だと知っていの によく連絡してきたもの だ不安そうに話す中さんに俺からその会社 へ連絡するあ中江さんの代理のものです システムエラーでしょうかよければ直接お
金を渡しに行こうかと思いますが実は俺は あの時ある工作をして支払いしたかのよう に見せてい ただから当然ながら300万という大近は コンサルタント会社には入金されていない の だ俺の電話に一気に上期限となった相手は ある喫茶店を指定した俺は中屋さんを連れ てその喫茶店へと向かうこと に喫茶店に入ると俺は呼び出した男性を 探すその男性は俺の顔を見るなり驚愕の 表情でわなわなと震え出し たなだお前が直々に来たの かななんでお前 が そう俺はこの男性を知って いる大学時代同じゼミだった糸石しげる だ中江さんから貸してもらった パンフレットにはコンサルタント会社社長 の顔写真がご丁寧に掲載されてい たそれが糸だと気がついた俺は彼が経歴を 詐称していることに 気づく実は俺は東京大学情報科学部出身で 主席で卒業して いる糸井は確かに大学に在籍していたが この頃から詐欺間な不少女を起こしてい たそれが原因で大学を中退したというのに また同じことをしていたと はパンフレットに顔写真を載せたのは失敗 だったなお前が絡んでいるなんて聞いてい ない ぞそうだな詐欺をやるならもっと勉強しろ よ入金画面なんて簡単に ごまかせるあんなもん見破れないなんて 東大の名前が泣くぞあちゃんと法律の範囲 内のごまかしだから な俺の言葉に顔を真っ赤にして怒りに 震える糸はそのまま慌てふためいて喫茶店 を出ていこうと するだがことの荒まを話し俺はすでに警察 へと連絡をしてい た詐欺だと気がついた時点で俺は中江さん 以外にこの話に引っかかってしまった人 たちを探し出してい たインターネットを駆使して呼びかける ことで被害にあった数人とを取ることに 成功そうして被害届けを警察に提出して もらい糸は逮捕されることとなったの だあんなことができるなんて戸塚さん一体 というかどうして東大を主席で卒業した ことを隠していたんです か警察で事情聴取を受けた後俺と中江さん は松井さんの本屋へと戻ってきていた 驚く中井さんの質問に俺はこれまでの人生 を簡単に説明
する俺は確かに東京大学情報科学部を主席 で卒業し たしかしその経歴が最初に入った大手出版 社であとなってしまったの だ俺は入社早々上司に目をつけられて何か といびられるはめになってしま そうして一体何が悪いのか分からないまま 働いているうちに体調を 崩し俺は退職へと追い込まれ た後に上司は東大受験に失敗し東大出身者 に恨みを持っていたことが分かっ た退職する日に俺を気の毒に思っていた 同期が教えてくれたけれど時すでにおしだ と感じた いつか俺がその上司より出世したら自分の 立場が危うくなるとでも思っていたの だろう かだが退職しても俺はやっぱり本が好きだ しそれに関わる仕事がしたい気持ちは 変わらなかっ ただからもう一度求人を探し以前よりは小 規模で個人まりとはしているけれど今のY 出版社に 就職もう2度と同じ理由で退職したく なかった俺は人事に頼み込んで東大主席卒 を隠してもらうことにし た俺の無茶なお願いを聞いてくれた人事の 方には本当に頭が上がら ないそれもあって大学で学んだ時間は貴重 なものだったが学歴自体は邪魔だと思って 生きてき ただけどその東大出身と学歴のおかげで糸 の嘘を見破ることができたの だ何がどう転ぶか分からないものだ なちなみに糸井は余罪がゴロゴロ出たそう だから未だに刑務所で交流されている [音楽] らしいそれからの生活は変わらない俺は相 変わらずの地味な無能社員として働いてい たそんなある 日戸塚さんという社員はいるか ねY出版社に超大手の書店N書店社長から 時々に当ての電話が 来るお前一体何をやらかしたんだ え何も仕事でも関わりないです し相手はあのN書店の社長さんだぞいいか 早く 出ろ会社中大騒ぎの中俺はビクビクし ながら電話に 出る君がとか君かこの旅は娘が世話になっ たそうで ありがとう え何のお話です かすると次の瞬間社長は公悔したのだ歩み だよ危うくとんでもない詐欺に引っかかる
ところだっ た となんと中江さんはN書店社長のご令嬢 だった らしい根は優しいいい子なんだがどうも 世間知らずに育ってしまって ね人を疑うことを知らなくて困っていたん だだから今回の件はいい薬になっただろう とか君 ありがとういいいえ大したことはしてい ません から聞けば君は東大主席卒なんだって よかったら1度ゆっくり君と話してみたい お礼も兼ねて ね中井社長はそう言うと近々食事にでも 行こうと俺を誘っ た電話を切ると上司や同僚から何があった のかとやぎ早に質問さ れる俺はそれを適当にごまかし本来の業務 へと戻ったのだ が本当に何がどう転ぶか分からないもの だそう思いながら胸のドキドキは止まら なかっ たあれから聞くところによるとさんはあの 一見を反省し経営を学び始めた らしい苦手な分野なのだと落ち込む彼女を 松井さんと一緒に励まして いる彼女が自分の夢を叶えるのはもう少し 先の話 だろうそして俺も彼女の父である中井社長 との交流をきっかけにN書店にヘッド ハンティングされることになろうとは夢に も思ってい ないそして中江さんいや歩みと今以上の中 になること も全く人生とは何がどう転ぶのか分から ないものだ から
【感動する話】俺の大学進学のため高校を中退した兄の結婚挨拶で、中卒の兄を見下しビールをぶっかけるエリート企業勤務の義兄「中卒の恥晒しが！次期課長の俺を見習えw」→直後、俺は立ち上がり…【泣ける話】
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