Search for:
Announcer 女子アナ美人

【スカッと☆厳選7本総集編】結婚式後、温泉旅行に呼んだ5歳の姪が車を運転する夫を見ながら「お兄ちゃん、この車で何人〇〇したの?」→不思議な力を持つ姪の言葉で、夫は顔面蒼白で震え出し…【修羅場】



【スカッと☆厳選7本総集編】結婚式後、温泉旅行に呼んだ5歳の姪が車を運転する夫を見ながら「お兄ちゃん、この車で何人〇〇したの?」→不思議な力を持つ姪の言葉で、夫は顔面蒼白で震え出し…【修羅場】

[音楽] お兄ちゃんこの車で何人お姫様ごっこした の私の名である5歳のりんちゃんは唐突に こんな質問をした え車を運転しながら夫のはきは驚いた表情 でこう言ったおお姫様ごっこうんお姫様 いっぱい来た のりんちゃんのこの不思議な発言を きっかけに私はこの後夫の正体を知ること になるのだっ た私は25歳オルのよい萌えか私は実は 最近結婚式を終えたばかりの新婚だ相手は 職場の同僚のはき彼は私と同金入者で仕事 ができる上に顔はイケメン新人の頃から 社内でモテモテだった特に坂田もこさんと 平野さやかさんという私より2歳年上の 先輩たちは分かりやすくはきのことを狙っ ていたこの先輩たちは頻繁にはきのとろに 来て仕事を助けてあげたりお菓子をあげ たりして彼の気を引こうとしているようだ ある日私はももこさんとさやかさんに誘わ れて飲み会に参加したそこにはもちろん はきも来ていた他にも男性社員2人も来て いたが先輩たちの視線ははきに釘付けだっ た私はみんなの会話を適当に頷きながら 大人しくお酒を飲んでいたのだがなんと その日の夜の方から私にLINEが来たの だ今日はお疲れ様よいさんとはあまり話せ なかったねよかったら今度2人でドライブ にでも行か ない私はとても驚いた私は彼から興味 なんて持たれていないと思っていたからだ 急にドライブに誘われて戸惑いもあったが 車内で人気の彼が自分を気にかけてくいる ことがなんだか嬉しかっ たこうして私たちは時々2人で会うように なりやがて交際に発展したこのことは社内 にも知られてしまい私たちはすぐ噂の的に なってしまった特にももこさんとさやか さんは私とはきが付き合い始めたことを 知ってとても驚いたはずだ先輩たちと私と の関係はなんとなくぎこちなものになり 挨拶をかわすだけの中になってしまった それでも私ははきが自分の彼氏になって くれたことがすごく嬉しかっ た彼は私に優しくしてくれるし一緒にいて とても楽しかっ た交際を続けていく中で私はあることに 気づき始めた街中でデートをしていてもは やたらと女性の注目を浴びてしまうの だ私とはきが街を歩いていると向から来た 若い女性2人組が私の横にいるはきを 見つめている通りすぎた後こんな声が 聞こえてきたねえねえさっきの人超かっこ よくなかった思ったイケメンだったよ

ね彼女らは振り返りながらこちらをを見て いる私はちらっとはきの方を見たがこの声 が聞こえているのか聞こえていないのか 分からないほど彼は無反応だっ たもしかするとはきにとってこういうこと は日常左半時で何とも思っていないのかも しれないだからこんな声が聞こえてきても いちいち反応しないのかもしれない彼の そういうところにも私は改めて惚れなして しまうのだっ たしかし私は喜んでばかりもいられなかっ た私たちがカフェで座っている時のこと 案の定隣の席の女性グループがチラチラと はきを見ているそして私たちが席を立って お会計に向かって通りすぎた時女性 グループの女性たちがひそひそ声でこう 言った あの2人彼氏はかっこいいけど彼女意外に 普通じゃない確かに生面なのにもったい ないよねこえながらもこんな会話を耳にし てしまった私には衝撃が走ったが私は何も 聞こえていないかのように通りすぎた相 変わらずはきは何の反応もなく会計を済ま せて いる私はぬ女性たちの言葉にショックも 受けたがやっぱりと思ってしまう面もあっ た自分ははきのようなかっこいい男性に 釣り合っていないのではないかと前から ずっと不安に感じていたからだ不安に駆ら れた私は彼にそのことを打ち明け たはきのことは好きだけどはるきって モテるし私が彼女でいいのかなって不安に なると時がある私がこう言うとはきは少し 驚いた後笑顔でこう返してきた萌のそう いうところも可愛いね俺は萌のこと好きだ から心配しない で私はこの言葉を聞いて涙ぐんでしまった そしてもう余計な心配をして悩むのは やめようと思ったこうして私たちの交際は 順調に続き結婚に至った結婚式をあげた時 もはきは女性の参加者から注目を浴びた私 の50代のおばも私に駆け寄ってきて萌え かちゃんかっこいい旦那さん捕まえたわね やるじゃないと言ってきた私の昔からの 友人たちも旦那さんイケメンだね羨ましい と小声で私に言いに来たしかしもう私は 以前のように不安を抱くことはなかった はきは今こうして私を選んで結婚してくれ たのだからこんなに幸せなのだ から結婚式には職場の先輩としてももこ さんとさやかさんも参加してくれた2人 ともその日は笑顔でおめでとう幸せになっ てねと服してくれた私はありがとうござい ますと2人に返事をして頭を下げ た結婚式には私の姉一家も来てくれた姉は

私より4つ年上だったそして姉には5歳の りんちゃんという女の子がいる結婚式では このりんちゃんにフラワーガールの役をお 願いした私は自分の名であるりんちゃんを 以前からとても可愛がっていたので挙式で 彼女が活躍してくれたことがとても 嬉しかっ た結婚式から少し経った頃姉から少しだけ りんちゃんを預かってくれないかとお願い されたその日はちょうどはきも休みで家に いる日だったし私は心よく引き受けた姉が お迎えに来た時りんちゃんはまだ帰りたく ないとだだをこねた泣いているりんちゃん を姉が無理やり抱っこして私たちにお礼を 言って帰って行ったりんちゃんもっとここ にいたいみたいだったねそうだなそうだ 今度2人で温泉に行こうって言ってた じゃんその時りんちゃんも連れて行って あげてもいいかなえ温泉にうん結婚式の時 フラワーガもしてもらったしそのお礼に りんちゃんも喜ぶと思うんだどうかなうん もう萌がどうしてもって言うならいいよ 本当ありがとう はきこうして私は姉にも了承を得てりん ちゃんを一泊の温泉旅行に連れて行くこと になったはきに車を運転してもらい私が女 りんちゃんは姉から借りたチャイルド シートに乗ってもらい温泉に向けて出発し たりんちゃんはご機嫌にドライブを楽しん でい たみんなでおしりをしたりお菓子を食べ たりしながら温泉に向かってい たしばらくしてりんちゃんはこんな話をし たりんちゃんママのお腹にいた時ね えは驚いたそういえば姉からりんちゃんは もしかしたら大内記憶があるかもみたいな 話を聞いたことがあったのを思い出した 寝る前に何度かそれらしきことを話してき てびっくりしたと姉が言っていたの だお腹の中でずっと寝てたのでも時々起き てふわふわ浮いてたのへえりんちゃん すごいよく覚えてるねうんあとねママの声 も聞こえてた へえこれを聞いて運転しているはきも驚い ていたすごいねこんなこと本当にあるんだ ね不思議だよね子供ってすごい なその後道沿いにコンビニがあったので はきは買い物のため車を降りて店内に入っ た私はりんちゃんと2人で車内で待つこと にしたやがてはきが車に戻ってきたそして また温泉への道乗りを進み 始めるするとコンビニで買ったコーヒーを 飲みながら運転しているはきにりんちゃん が突然こう言ったの だお兄ちゃんこの車で何人お姫様ごっこし

たのこれを聞いてはきはコーヒーを 吹き出しそうになった えはきは驚いた表情でこう言ったおお姫様 ごっこうんお姫様いっぱい来た のりんちゃんに唐突にこう言われてはきは 目を丸くしている私もわけが分からず後ろ を向いてりんちゃんに問いかけた りんちゃんお姫様ってどういう ことだからこの車でいっぱいお姫様ごっこ した でしょう私も何のことだか全然わから なかった私もはきも戸惑っているとりん ちゃんはいたずらぽく言ったやっぱり言わ ないりんちゃんが自分で見つけたから秘密 にするりんちゃんは何を聞いてもそれ以上 詳しいことは教えてくれない秘密と言って クスクス笑っているそしてりんちゃんは急 に眠くなったようでそのまま寝始めて しまっ た車内は何とも言えない空気になったりん ちゃんの発言の意味も分からないまま 私たちは2人で話し た確かりんちゃんえ何お姫様ごっこって なんだろうねわかんないなりんちゃんは プリンセスのキャラとか好きだから家でも よくお姫様ごっこをしてるのを見たこと あるけどなんだろうねこの車の中にお姫様 が見えたのか な そうりんちゃんって体内記憶もあるみたい だし特殊な力で何かを感じることができる のかなそういえばなんか自分で見つけた みたいなことも言ってた けど車を走らせてから約2時間私たちは 温泉旅館に到着したりんちゃんは車に揺ら れてすやすやと寝ていたが到着すると同時 に起きて一緒に旅館の部屋に入って行った 私たち3人は旅館の部屋に入ったりん ちゃんも嬉しそうに部屋の窓から外のの 景色を眺めて いる早速温泉に入りたいな俺行ってきて いいうんいいよはきは1人で部屋を出て 浴場に行っ た私はりんちゃんと話しながら部屋で くつろいだそしてふとさっきの車でのこと を思い出しもう一度質問してみ たねえりんちゃんさっき車の中できちゃん に言ってたでしょこの車で何人お姫様 ごっこしたのってうんあれ一体何のこと だったのりんちゃんが何のこと言ってるの か全然わかんなくてなんか気になっててさ じゃあむかちゃんには教えてあげる ねりんちゃんはこう言うといつもりん ちゃんが持ち歩いている小さな鞄を開けて 何やら取り出し机の上に次々と置き始め

た何これ お兄ちゃんの車でりんちゃんが見つけたの 可愛かったから秘密にしてりんちゃんが 全部もらっちゃおうと思った の私は机の上にりんちゃんが置いたものを 見てびっくり 業転部屋ピン髪どめクリップピアス ネックレス口紅にマスカラホテルの備品の ブラシ全て私のものではなかったでも 明らかに大人の女性の持ち物だった えこれ車のどこにあったのえっとね椅子の 下とかりんちゃんの足の辺にいっぱいあっ たここんなに落ちてたのうんお姫様ごっこ のセットみたいでしょりもこういうのお家 にいっぱい持ってるよそうだよねちょっと お兄ちゃんに聞いてみたいことがあるから これ預かっていいかな えやなりんちゃんが見つけたのに私がまた りんちゃんに可愛いお姫様セットを買って あげるからね本当やったじゃあいいよこう して私はりんちゃんが机に出したものを 全て自分のバッグに入れた 私はりんちゃんが体内記憶なども話すこと から特殊な能力で何かを感じてたのかと 思っていたがそういうわけではなかった らしいしかし私の胸騒ぎは止まらなかった 一体これは誰のものな のそして私はりんちゃんと一緒に温泉に 入りに行っ た部屋に帰ると先に帰ってきたがスマホを 触っていた私たちが部屋に入ってくると 慌ててスマホをポケットに入れるそぶりが なんだか怪しいああおかりただいま温泉 良かったねうんここいい温泉だねりん ちゃんもよくあったまったね うんこの後私たちは旅館で豪華な夕食を 食べた夜になるとちゃんは疲れたのか早め に寝つきてしまっ たはきはスマホを触りながら寝転んでいる ねえはきうんちょっと見て くれるこう言うと私は机の上にさっきりん ちゃんから預かったものを置いた 起き上がって机の上の品品を目にしたはき は無言で固まって いる全部ちゃんちゃんが車の床に転がって たのを拾ってくれた みたいはきはさっきまでほろ酔いでピンク 色の顔をしていたが急に青ざめてきた アクセサリーに口紅マスカラブラシこれ見 てりんちゃんお姫様ごっこのグッズだと 思った みたいそそういうことだったんだでこれ誰 の ネックレス私はクレスを持ち上げてはきに 見せたでも何も言ってくれない次に私は

口紅を持ってまじまじと見てみたすると なんとそこにはもこという国印があったの だ ももこ私がこう言うとはきは私から目を そらしたはきこれまさか会社の先輩のもこ さん さんはきは目をそらしたまま気まずそうに しているなんではきの車にももこさんの 口紅が落ちてるのももこさんを車に乗せた の彼は黙って頷いたなんでももこさんと 2人で会って るってことまた彼は頷いた嘘でしょそれっ て私と結婚する前それとも後 はきは暗い声で答え た結婚する前もあも ええ私はショックのあまり会いた口が 塞がらない聞き出した結果はきはしぶしぶ ももこさんとの浮気を認めたしかし驚きは これで終わらなかっ た昔もこさんと一緒にはきのことをしてい たさやかさんのことも私は気になってき たねえまさかさやかさんとは何もないわよ ねはきはまた目を そらす嘘 でしょなんとはきは私と付き合いながら ももこさんとさやかさんとも同時信行で こっそり会っていたことを認めたそれは 結婚後も続いていたようだ事務職の私に 比べて営業職のはきは残業も多かったし 休日出勤することもあったのだがやたらと 忙しそうだったのはそういうことだったの か萌と付き合い始めた時ももこさんから 毎日すごいLINEが来るようになったん だとにかく2人だけで会って欲しいって それでたまに会うようになってそしたら 今度はさやさんからも誘いを受けて俺 なんか断れなくてそのままずるずる と信じられ ない私は力が抜けてその場に座り込んで しまったイケメンで優しい自慢の夫はなん と三股状態で私と夫婦になってい た詳しく聞き出していった結果はきは高校 の頃から三股で付き合った経験がある らしく 大学の時は最高で5人と同時に交際してい たこともあるとのことだった女性から モテるはきに過去の恋愛を根ほりはり聞く まいとは思っていた聞いてもいいことは ないと思っていたしかしいくらモテるとは いえここまで女たらしだったと はあのさそんなに複数の女と付き合いたい ならなんで私と結婚なんかしたのよ独身の まま自由に楽しんでりゃよかったじゃない 萌とは本当に結婚したいと思ったんだ安定 した彼女っていうかお嫁さんにしたいタイ

プっていうかうちの親にもそろそろ結婚し て孫の顔を見せて欲しいって言われてたし だったら他の人とは別れなきゃだめだと 思わなかった の萌のことは本当に好きなんだだけど違う タイプも必要だったっていうか はあももこさんは頼れるお姉さんて感じの キャラでさやかさんはまあ性格はきつい けど見た目は俺の好みって感じでみんな俺 にとっての役割が違うっていうか何人か ローテーションしていくのが昔から普通に なってて私はもう怒りを通り越して呆れて したかっこいいと思っていた夫が今はただ のク男に 見えるでもまさか車の中にあんな落とし物 があったなんて知らなかった私もりん ちゃんが見つけてくれなかったら何も知ら ずに過ごすところだったわごごめん本当 悪かった私昔言ったよねはきみたいに モテる人に自分なんて釣り合ってなくて 不安だって おおでも今は違ういくらイケメンで モテモテでも中身はダサすぎる最低男だよ はきは俯いている色々つまみ食いしたい なら勝手に一生やってりゃいいじゃんはき みたいな男にも顔がいいってだけで寄って くる女がいるんだからさでももう私は絶対 に嫌だ離婚してください はきはがっくり肩を落とした時間は深夜に なっていたりんちゃんはすやすやと眠って いる私は車の中からたくさんの落とし物を 見つけてくれたりんちゃんに感謝していた こんなきっかけがなかったら私ははきの 本当の姿も知らずに夫婦として過ごしてい たところだった幸せに満ちたはずの温泉 旅行は最悪のの夜を迎えることとなった しかしはきの浮気に少しでも早く気づく ことができて良かったと思っ た翌日私たちは3人で帰宅りんちゃんを姉 の家に送り届けたそして休みが終わり私は 夫と2人で出社した夫の顔は青ざめてい たみんなが出勤し朝礼が始まった その日の司会はちょうど私だっ たおはようございます落とし物の連絡です 実はうちの夫の車に大量の落とし物があり まして夫に確認したところ全部坂田さんと 平野さんのものだと思われるとのこと です私はこう言ってデスクの上に じゃらじゃらと車内の落とし物を全て置い たさんとさやかさんは目を丸くし他の社員 はざわつき始めた夫はうろなめで立って いるこれはももこさんのものですよねここ にももこっていう刻印があるん で私が口紅を差し出すとももこさんは慌て た表情で取りに来たあとはよくわからない

ので2人で分けていただけます か私に促され もこさんとさやかさんは私がデスクの上に 置いたアクセサリーなどの落とし物を2人 で分け始めた2人とも顔を赤くして額に汗 をかいて いるももこさんさやかさん結婚前も後も夫 が随分お世話になったようでありがとう ございましたお2人のおタにもよく上がら せていただいていたようでさんとさやか さんは顔が引きつっている他の社員も上司 もあ然としていた皆さん夫は私と結婚し ながら同時にこちらのお2人の先輩方とお 付き合いしていたことが分かりましたので 私は夫と離婚することにいたしまし た夫は顔が見えないほど俯いてしまっ た私は妻の座を降りますのであはもうお 好きなようにももこさんとさやかさんで夫 を取り合っていただいて結構です連絡は 以上になります私事でお時間いただきまし てどうもありがとうございました以上で 朝礼を終わり ます私はこう言って席に着いた職場は前と なりみんなひそひそと話し始め たはきとももこさんさやかさんは下を向い たまま無言で立ち尽くしているその後3人 はすぐに上司から呼び出され別室に連れて 行かれたこうしてはきももこさんさやか さんの3人は会社にいられない状態になり 実質首になって職場を去っていっ た離婚後私は実家に帰って当分はそこから 出勤する形で仕事を続けることにしたその 後私は弁護士さんに相談の上はきももこ さんさやかさんの3人に慰謝料を 請求後に分かったことだがもこさんも さやかさんも双方ともはきと浮気している ことを知っていたので妻の私にというより お互いへの当て付けで自分の持ち物を わざと車内に落として合っている頻度を 競い合っていたということが分かってき た浮気相手同士での落とし物バトルがはき も私も知らない間に車内の床で繰り広げ られていたのだ会社を去った後結局3人は 誰がカップルになるというわけでもなく みんなバラバラに自然 消滅3人とも首になった形で逃げるように 会社を去ったこともあっていい最就職先を 見つけることは難しかったよう だ今はみんな貯金を削ったりアルバイトを したりしながら慰謝料の支払いに追われて いる らしいまた今回の噂が広まり今まで気づい てきた人間関係も失ってしまったよう だ私は離婚して実家に戻ったことで姉と りんちゃんに会う機会が多くなったりん

ちゃんは相変わらずお姫様ごっこが大好き でドレスやティアラを身につけての前で 嬉しそうにしているりんちゃんは本当に 可愛いお姫様だねうんリはいつかかっこ いい王子様と結婚するのよそうだねでもね かっこよくても本当はすごく悪い王子様も いるから心も素敵な王子様かどうかよく見 て結婚するんだようん分かっ た私はメりんちゃんがこれからもスクスク 成長して本当に幸せになって欲しいと願っ ているそして20代でバイになってしまっ た私もこの苦い経験を生かしてまたこれ からいい出会いがあればいいなと思って いる私の名前はまゆみ私立のカトリック系 大学付属高校で英語教師をしている303 歳だ同年の夫健也は同じ系列の大学で非常 金行師として働いている子供はまだいない 共働き夫婦だ私が健也と初めて出会ったの は大学の入学式 順での席が隣でなんとなく話をしたのが きっかけだったが同じ高校からの新入生が いないもの同士キャンパスで顔を合わせる となんとなくほっとするようになっていた その後健夜に誘われるままに同じサークル に所属いつしか同じ時間を過ごすことが 増えた頃のことだなんだかまゆみと一緒に いると落ち着くんだよなあまゆみはどう 何気に賢が聞いてくるのだったうんそうか も他の男子みたいにあまり身構えなくても 平気かなだったらさ僕たち付き合おうよ そう提案されて交際が始まったのだ私には 思い出すたびになんだか私たちらしいと 思える大切な思い出だ私たち2人の交際は その後も特段の波風が立つこともなく至っ て順風なまま続いたそして揃って大学卒業 後大学院へと 進学しかし私は博士論文の審査になかなか 合格することができず博士号を断念して 大学院を満期退学し誘いのあった高校の 英語教師の職についた一方健也は博士号を 取得したもののなかなか希望する ポジションの求人がなく私たちの母校の 非常金行使を務めることに授業1コにつき いくらの給料から研究用の資料や書籍代を 年し各地の学会への参加費用もとなると 生活は厳しくなるばかりだったそこで私は 県に一緒に暮らさないと逆プロポーズをし たいやいやいや無理だよ共働きするにして もみの負担が大きくなるだけだ と消極的だったが私の父も今で言準教授昔 の女教授や助手をしていたことがあり泣き 母の苦労も身近で見てきてよく知っている だからこそ覚悟もできている問題はない それにけやとならお互いに支え合って 暮らしていけるだろうと思ったのだ私たち

は大学時代のや人私とけや双方の親といっ たごく親しい人たちだけの個人まりとした 結婚式をあげて夫婦となった初めて顔を 合わせた健也の両親と妹はけやとは少し タイプの違う人たちだったが林間に暮らし ていることもありそんなに付き合うことも ないと思った私の本は高校生の時に母を 病気でなくしており長年父の2人暮らし 当然父との同居を考えたが新婚のうちから 年寄りと同居なんかしなくてもいいという 父の言葉もあり実家の近くにアパートを 借りて暮らし始めたのだ結婚生活の 滑り出しは順調そのものだった健夜は生活 費の負担が少ない分は家事を積極的に 引き受けると宣言した通り洗濯や掃除 買い出しなどをやってくれたそれに足腰が 弱り始めた父を心配して時間があると実家 に顔を出しては庭の手入れや布団星さらに は胡書店めが趣味の父に付き合ってくれ私 としては感謝しかない本当いつも ありがとう父も重い本を抱えなくて済むし 庭もいつも綺麗になって助かったと話して たわいや僕もお父さんの総称を見せて もらえてすごく助かってるからあれぐらい 大したことじゃないよそんな風にお互いを 思いやれていたはずだった結婚生活の歯車 が狂い始めたのは私たちのアパートの室に の妹のさんがしてきた時だったなみさんは 県より3歳年下で林研の実家から エスカレーター式の中高大学と進み地元で は中堅クラスのメーカーに事務職として 就職したそうだしかしその職場はなみさん 曰く嫁のいる中高年のおじさんと子育て中 のパートのおばさんしかいなくて超つまん ない らしい学生時代のツをたどった合コンや マッチングアプリでの出会いを色々模索し てみたものの 撃沈そもそもこんな田舎で出会う男に私に ふさわしい男がいるわけないのよという ことで1年発起してこちらに引っ越してき たそうだ呆れたけやが仕事はどうするんだ そもそもここのアパートの家賃は払えるの かと問いただししたのだが当面の家賃は お父さんとお母さんが払ってくれ るっていうし仕事は派遣に登録したから なんとかなるかなってと至って呑気なもの だったしかし健夜には自分も大学と大学院 進学の際の費用を両親に出してもらって いる手前夏さんのことを親のすばかり かじってと正面切って避難できないよう だったまあ隣に住んでるんだから何か困っ たことがあれば助けてあげやすいじゃない と私はなめたのだったなみさんはその後 派遣で大手勝者の事務補助の仕事につき

念願だった都会の勝者で働くという夢を 叶えた意外と言ってはなんだが仕事に関し ては真面目にきっちりこなすタイプらしく 派遣元での評判も良いようで順調に契約も 更新仲のいい友達もできたようで最初の うちはすることがないとアパートにこもっ ていた週末も出かけることが増えていった そんなある日期末交差期間中でいつもより 早く帰宅すると健夜がどこかへ出かける身 をしている夕方から出かけるなんてしいな と思った今から夕食は家で食べるの多分外 で食べてくるよさっきなみからLINEで 会って欲しい人がいるって言ってきたんだ えそれってなつみさんの恋人ってこと多分 親も心配してるし合わせてくれるって言う んならどんなやつか見てこようと思って いい人だといいわね笑顔で出かけていった けが帰宅したのは終電ギリギリの深夜の ことしかも当然一緒に帰ってくると思った なみさんはおらず健夜だけ帰ってきたの だった普段あまり飲まない健屋にしては 珍しくかなり酔っており玄関ドアを開けて 入ってくるなりそこで眠り込んでしまう 始末当然その夜は詳しい話は血じまだった のだが翌朝になっても夜は激しい2日で 寝込んでおりろに会話する暇もなく私は 学校へと急ぐしかなかったそして後から 思えばこの日を境いに県やの生活は少し ずつそれまでとは変化していったように 思う大学にはきちんと出向いていたようだ がその他の家事は何かと理由をつけて サボるか後回しにするようになっていった のださらに父のところにもぷっつり顔を 出さなくなり代わりに私が仕事の合間を 縫って出向くようになったもちろん実の父 の世話を全て賢也にさせ続けるつもりは ないしかし体調を崩しがちだった父を病院 に連れて行くと私に約束しておきながら 連絡もなしにすっぽかしてしまいけを玄関 くじで待ち続けた父が熱中症で倒れたと私 の職場に連絡に来た時にはさすがに頭に来 たできない事情ができたのなら黙って すっぽかしたりしないでせめて連絡くれれ ばよかったのにと思わず強い口調で健夜に ルスデンのメッセージを残してしまった しかしそんな時も父は男には仕事に夢中に なる時期があるものだしけや君は今がその 時期なんだろうから あまりやかましく言うものではないとせや をかばっていたのだけれど父の隊長はそれ を気に急激に悪化入隊員を繰り返すように なり私は仕事を給食し父の看病と付き添い に専念することに当然アパートには なかなか帰らないようになり父が入院して いる時はもちろん自宅にいる時もほぼ毎日

実家で寝起きするようになっていったそれ でもたまには着替えや私当ての郵便物を 受け取りにアパートに出向いたのだが 私たちの部屋は使われた様子もほとんど なく健夜は隣のなみさんの部屋で生活して いるようだったしかも健夜からは父の余談 や私を気づかうLINEや電話1本入る わけでもなくせいぜい私当てに送られてき た同僚たちからの見舞いの品が生物だった から悪くなる前になみさんと2人で処分し たという連絡が入った程度さすがに楽観的 な私もこの結婚が破綻寸前にあると自覚せ ざるを得ない状況だったそしてちょうど この頃私と父の元には思いがけない訪問者 があった猛暑だった夏も終わり秋も深まっ た頃とうとう父は力づけ 眠るように母の元へと旅立っていった最後 の数週間は自宅で過ごすことができた父母 と植えた思い出の木々が公用していくのを 縁側から眺めながらこうして最後の紅葉を お前とゆっくり見ることができた私の人生 母さんとお前がいてくれたおかげで幸福 だったな ありがとと 微笑みその穏やかさを保ったまま言って しまったそうには父の昔の教え子たちが 集まってくれあれこれと手助けをしてくれ たおかげで滞りなく父を送り出すことが できた本来なら私の横にいるべきけが不在 であることを覗けばそれから数日後私が 実家で片付けをしているとけやとなみさん そしてその両親が突然やってきたそしてけ やは私に息よよとお父さんも亡くなったん だしこんなに大きな家をほったらかしにし ておくのももったいないだろそうねそれで だから僕たと僕の両親がこの家に住むと いうのはいい考えだと思うんだそうすれば まゆも僕の両親に親高校ができるだろう私 は彼氏がアメリカで事業を始めるから結婚 してついていくのだから両親の面倒を見る 人が必要だしまゆみさんは長男の嫁なんだ から当然よね本当はこんな古くい日本かお は嫌なんだけどこのにつきだと思えば悪く ないじゃ ないに見せたら羨ましがられそうだしもう あんな古い本はいらないんだろうし全部 処分してしまえば相当広くなるだろう リフォーム代はまゆみさんが遺産から出し てくれればいいんだしなと言いたい放題な 勝手なことを得意げに話す内心それぞれを 罵倒してやりたい気持ちでいっぱいだった がそれをぐっこらえて私は兼ねて用意して おいたのと数の書類を全員の前に差し出し た離婚届けまゆみ一体何を考えてるんだ今 はお父さんの中なんだぞ離婚なんてしたら

お父さんがどんなに悲しむかいえこれは 生前の父とも話し合っていたことなの私は 健也さんの妻としては至らない妻だったわ 特にここ最近は父の介護にかけていてけや さんをないがしろにしていたでしょその ことが心苦しくていやそれは仕方のない ことだったしこれから改めて僕たち家族に 尽くしてくれればいいことじゃないかそう 全員が私を引き止めた今ここで私に逃げ られたらこの家に住むことも自分たちが 都合よく使える小遣いもいなくなって しまうからだがそうはいかないだから せめてものつなとして離婚に際しての私 からの慰謝料としてこの家にけやや お父さんお母さんに住んでいただこうと 思うの私はそうね代わりにもう必要も なくなるでしょうから林間の県やさんたち のお家をいただくということでどうかしら そう私が切り出すとしばらくで顔を 見合わせていたが疑いの気持ちより目の前 にぶら下げられた私の実家という餌の魅力 に負けたのだろうあれこれともたをつけ ながらいいと離婚届けにサインしついでに 疑実家の譲渡契約所にもサインしたそこで 私は実家を引き払うにあたって色々と挨拶 回りや荷作りもあるから2週間ほどをもい たいと告げその間に書類関係をクリアに するために弁護士立ち会いのもで構成証書 にしましょうと言って健也たちに一旦 引き取ってもらったそして私は父の増殖の 大半を父が務めていた大学に寄付したり父 の教え語で欲しいという人に譲りその他の こごまとしたものは処分本当に大切なもの だけをりって実家から運び出したその一方 で弁護士に依頼し実家の所有権移転登記や それに伴う税金の手続きなどをサクサク 済ませた後に離婚届けを提出私は実家の鍵 を県に渡して彼ら全員に別れを告げたの だったそれから半年今私は長年の夢だった 海外の大学院に進学断念していた博士号の 取得を目指して勉強に愛しんでいる一方 健也たちはと言うと私が張った罠にはまっ て苦しんでいるようだ実はまだ父が闘病 生活を送っていた頃県やの同僚で父の孫 でしに当たる1人の女性が私たちの元に 訪ねてきたのだ その女性が語るには健也はこのところ研究 もそっちの気で女性にうを抜かし非常金 行使の職を失うのも目前だというさらに その権野がうつを抜かしているという浮気 相手のあけみという女は札つきの悪女だと いうのだそのあけみはこれと狙いを定めた ターゲットがいると自分ののままにつって 目ぼしい財産を寝にさらっていくらしい なぜ健也の同僚女性がそんなことを知って

いるのかというと以前の恋人がその手口で あみに垂らしこまれ全てを失ったのだと いうしかもあみは法律に触れるすれすれの 行為に徹するため警察に相談してもどうに もならなかったそうだその女性は私にが これ以上騙されないようにと忠国に来て くれたのだつまりけは私を裏切って自ら あけみの罠にはまったんでしょだったら 放っておきましょうよ大人なんだから自分 の舞いた種は自分で狩らないとねそして私 は父と話し合い密かにその時に向けて準備 を始めたおそらく個人的には何の資産も ないけにあけみが狙いを定めた理由は父が 暮らす実家だろう宿年数こそ古いが広く 手入れも行き届いており広い敷地も魅力的 に違いない父が高いすれば娘の私が相続 するその後檻を見て私を追い出せば自分 たちのものになると踏んだに違いない さらにその計画にはなみさんも一役買って いるのだろうそれというのもなみさんが 付き合っているというセレブな若手実業家 というのは中ハクの確率であけみの愛人の 男に違いないその男をつなぎとめるために 県やの両親も少なくないお金をなみさんに 仕送りしているようだし義父母友ども私の 実家を狙っている可能性が高いそう睨んだ 私は父のつを頼ってに調査を依頼自分の 推理が正しいことを確信すると次の段階の 準備に移ったのだそう実は私の実家はまる と全部私たち親子のものというわけでは ないあの家は正確には借地の上に建てられ たもので建物だけが私たちの所有に過ぎ ないさらに言うとあの借地の自主は父のの かつての教え後の父親で学生時代から ずっと息子の面倒を見てくれたお礼代わり にと格安の値段で私たちにあの土地を貸し てくれていたのだただしその契約も ちょうど35年が経つ今年で機嫌切れと なりどの道あの家は自主に買い取られる ことが契約で決まっていたのであるだから こんなことになるずっと前すでに はあの家を売却したお金で個室がある タイプの有料老人ホームに入ろうと計画を 立て始めていたそして私も父がそれでいい というのなら依存はなかったそこで私たち は自主の男性とその息子である父の教え後 に病院へと出向いてもらい私たちが考えた 新たな計画の許可を依頼した2人は すんなりと意してくれただけでなく協力 まで申し出てくれそのおかげで私の張った 罠は完璧な仕上がりとなったのだ父を 穏やかに見送った後計画通り疑実家を 譲り受けた私はけやと離婚し実家を後にし たるんるんと浮かれた健也たちが憧れの家 で生活を始めた頃には勤務先の学校を退職

アパートも何もかも引き払い手元に残した フとの思い出の品不動産業を手広く営む 自主親子に紹介された倉庫に預けた私名義 となった義実家は建物を食してさらにし 地元の業者にさっさと売却その費用で海外 の大学員で学ぶ準備をし日本を後にしたの だそして今日自主の息子から無事に健夜 たちを実家から追い出したので家の買取 代金を指定講座に振り込んだと連絡が来た あの家は地主の孫息子がリのべしてコミカ カフェとして再利用する予定だそうだ私は そのメールを読みながらこの1週間あまり 通りでけやなみさんからひっきりなしに LINEが届くはずだと思って1人爆笑し た既読がつくのも嫌なので読んでいなかっ たがざっと目を通すとまずは突然家から 追い出されたことへの 恨み節そしてたみの綱だったナツ子の セレブな婚約者は県や一家から年始させた お金を持って行方を くらましそれとほぼ同時に県やの恋人も姿 を消したこと当てがなくなった一家は私に 譲り渡したと思っていたかつての自分たち の家を尋ねてみたが家は影も形もなく今で はラーメン屋が立っていた私の職場にも 問い合わせたがすでに退職済み大連絡して くれかつての夫を見捨てる君じゃないだろ という懇願のメッセージで締めくくられて いたやは不真面目な勤務態度が問題視され 非常金の職してもらえず無職になった らしい給食活動に忙しいようだが広いよう で狭い研究者の世界では父の教え語を中心 にすっかりけやの悪評が知れ渡ったようだ からさかし苦労するだろうそっと健也たち 全員をブロックしながら私はかかにおえん だ 連れて来られたのは車庫冬の深夜のため中 はまさに極寒だったおお母さん何のつもり ですかだからゲーゲーうるさくて耳障りな のドラマに集中できないのよあと1時間 ぐらいで終わるからそれまで せいぜいてちょうだい 正気を疑う言葉を吐いた後ふみ子は私の 静止も聞かずにシコのシャッターを閉めて しまっ た私は優香夫の政治とは結婚して5年に なる政治は少し鈍感なところがあるけど 温厚な性格で常に私の気持ちを気遣って くれるいい夫だった私たちはいわゆる 共働き夫婦ではあるけど家事も手伝うと より切して協力してこなしていくという 考え方の彼のおかげで私も安心して仕事に 打ち込める結婚する時に会社を退職するか 迷ったけれど政治が背中を押してくれた から今の幸せがあるのだと日々実感して

いる最中だしかし政治と結婚したこと自体 は本当に良かったとのが実情だったその 原因は姑であるふみ子であるのは間違い ないふみ子は結婚前から明らかに私を機嫌 していたしかも政治が少し鈍感な性格で あるのいいことにうまく彼に感づかれない ように私にだけ分かる嫌がらせをよくして くるのだまず疑実家に行った時文子は政治 がいる前だと私にもよく話しかけてきて いかにもいい姑とという顔をするが政治が 不在の時となれば露骨に私をのけ者扱い するかのように無視を決め込んだりする 沈黙が気まずくて話題を振ったら振ったで そこからいびられる事態に発展すること などしちだっ た例えば先日2人でテレビを見ていた時に 話しかけた時なんてひどかったあこの ハンバーガーのお店美味しいんですよね この間誠治君と言ったんですよ私は ハンバーガーなんて食べないから別にどう とも思わないわよそんなことよりあなた ちゃんと料理してるのまさかこういう ジャンクフードとか冷凍食品とかそういう ものばかりあの子に食べさせてるわけじゃ ないでしょう ねそ そんなことはないですよハンバーガーは 日曜日のお昼に一緒に食べに行っただけだ しご飯は当番性ですけどイオバランスを 考えて自分たちで作って ますこの時ふみ子の眉間にシが揺るのが 分かった私は瞬間にあ当番性という言葉は 余計だったと悟りすぐに後悔した彼女には 素直に物事を伝えるべきではないの だ当番性食事含め家事は妻であるあなたが 責任持ってするべきでしょういくらあの子 が優しいからってそれに甘いてはだめよ あなたが働くのだって必要なわけじゃなく てあなたがしたくてしてることなんだ からどう話しても私への文句を返される 状況に困りの言うことに対してどう返事を するべきか迷っていると急な会社からの 呼び出しで外出していた政治のただいまと いう声が玄関から聞こえたただいま2人 とも仲良くしてた冗談ぽく有誠治にふみこ との時間がどれだけ苦痛であるか伝えたい のは山々だったが当然そんなことできる わけはないえ優さんとは楽しくおしりして よそれより聞いたわよあなた登板性でご飯 を作ってるんですってお仕事が忙しいなら 無理しちゃだめよ無理はしてないから 大丈夫だよ心配しすぎだよ母さんはでもね 料理も掃除も洗濯も外に働きに行っている 男がやることじゃないんだから優香さんも そこのところは頑張るって言ってるし

ねそう言いながらふみ子は目で私に合図し てきた政治は気づいていないようだった 波風を立てないように私はしぶしぶ頷いた えええ2人とも大げさだよ僕は大丈夫だ からさそれよりそろそろお昼だしお腹空い た な私はおっとりした政治の反応に救われ つつ張り切って息子のために料理の腕を を立つ子にし たこれはほんの女の口で私は疑実家へ遊び に行くたびに何かと嫌がらせを受けていた 今の時代にはあまり似合わない男だから女 だからとか夫だから妻だとかいう価値観を 押し付けてきて政治がいない時には口を 開くと私へのいびりばかりさすがの政治も がが悪いとまでは感づかなくても私がなん となくふみこに対して壁を作っているのを 察しているようでそれとなく気を使って くれるゆうか母さんに言われたことことは あまり気にしなくていいからねちょっと せきなところがあるから さううん ありがとうでも仲良くさせてもらってるよ 料理とか掃除とかのコツ色々教えて もえる実際ふみ子から何か教えてもらって いるという実感はなくほとんど嫌みだった しかしふみ子から受ける嫌がらせについて 政治に相談したいと思っていても心の 優しい彼がふみ子の本性を知ってショック を受けるかもしれないという懸念があった そしてもし私とふみ子が仲した場合子と仲 がいい政治はやはり母親側についてしまう のではないかと思っていた政治を完全に 信じきれない自分に対しても嫌気がさして いたが当時は文子と別に住んでいて義実家 へ行くのも生ぜ月に2回という程度だった のでまだ自分1人で抱え込むだけでも やり過ごせ た状況が変わったのはここ最近だっ たには長男夫婦も居していたのだがその 2人が出ていってしまったのだという厳密 には先に義兄嫁が出ていきその後を負う ような形で義兄が出ていったのだとかもも 長男は両親と折り合いが悪く仕方なく同居 しているという感じだったので政治もいつ かはこうなると思っていたらしく特段驚く 様子はなかったが長男婦が出ていった後ト はすでに多しているためふみ子は疑実家で 1人暮らしをしている状態私は早くから嫌 な予感がしていたそして案の定ふみ子は ほぼ毎晩政治に電話をかけてくるように なった大きな一見屋に1人で暮らす母親を 心配した政治はやはり母親と同居しないか と私に提案してきたのだ母さんもも1人で 住むには辛い年だろうしやっぱり一緒に

住めるばと思ってるんだいうかどうかな うんやっぱり母さんと一緒に住むっていう のはなかなか慣れないかもしれないけど君 も大事な時期で1人でも多くの支えが必要 だろ私はちょうどその頃妊娠が発覚した ばかりだったしかしわけあって実家を頼る ことができない私のことを政治は彼なりに 心配してくれていたのだ母さんは確かに君 にとって口うるさいけど何かとせきだから 君のことを助けてくれると思うんだ僕も 気づいてやれないところとかあると思うし そういうところをサポートしてもらえれば いいなって政治は自分の要望を伝えつつも 文子との同居についての最終決定権を私に 委ねてくれた思い返せばこの時に自分の嫌 な予感を信じて断っておけばよかったが その時の私には政治の優しさに最大限答え たいという思いが芽でしまっていたのだ その時はまだふみ子の嫌がらせはまだ ギリギリ耐えられる範囲だったしさらに 政治と一緒の時であれば彼女は息子にいい 顔をすることに務めるので私に刃が向く ことはないふみ子との2人の時間は確実に 増えるがまさか妊婦である私にダメージを 与えるようなことはしないだろうと高を くっていたそして結論を出した私は翌日 仕事から帰宅した政治へ話をした誠治 お母さんと一緒に住まないかって話だけど いいよ本当よかったゆか本当にありがとう じゃ早速母さんにも話するよきっと喜ぶと 思うなそう嬉しそうに言う政治に私は思わ ず苦笑いをしてしまった息子が来ることは 喜んでも私のことはせいぜい邪魔者くらい しか思わないだろうなと思っていた翌月 私たちは住んでいたマンションから疑実家 へ引っ越した政治の気遣いに甘えることに して引っ越し作業は業者と政治に任せ 私は後で1人で実家へ向かったそこへ着く とほはほとんど終わっておりふみ子と誠治 が昼食を食べていたところだった誠治何 から何までありがとうお母さんもお世話 かけてすみませんえんだよ僕たちから君に お願いしたことなんだからあゆの昼ご飯 持ってくるから待ってて治が少しの間席を それまでニコニコしていたふみ子がきっと 目をつり上げて私を睨みつけてきたいい ゴミ分ね全部あの子に任せっきりにして 自分は後からのこのこ家に上がり込んで くるなんてそそれは聖子君が言ってくれた ことで私の返事を反抗的なものに捉えたの かふみ子はさらに表情を険しくしただから あの子の優しさに甘えるんじゃないって 言ったらわかるの大体引っ越し作業なんか 女でもできるでしょ政治に聞こえないよう な量ながらふみ子は私に強い口調でそう

言った妊婦だからって余ったれないで ちょうだい私の時代はもっと大変だったん だから私は疑実家での東京を認めたことを 瞬時に後悔したふみ子にとって私が妊婦か どうかなど関係なかったのだ政治がその時 にちょうどお昼を持ってきてくれなければ もっとふみ子のいびりは続いていただろう そしてふみ子との同居生活が始まった ふみ子は1日中家にいるのに私が住み始め た途端に家事を私に押し付け始めた仕事を しているうちはまだ良かったが3休に入る ともう丸投げ状態だしかも自分は何もせず に大体お茶の間でお菓子を食べながら テレビを見て過ごしているだけなのに毎日 家事のダメだしをしてくる優香さん今日は ちゃんと掃除したのははい午前中に終わら せましたけど嘘でしょさっき見たらまだ 廊下にゴミが落ちてたわよそれに水回りの 掃除も甘いあんな台所じゃ料理もまずく なりそうだわは嫌だ嫌だすみませんとん 出来の悪い嫁が来てしまったもんだわ やっぱり育ちの問題かしら ねこうしてふみ子は私が触れて欲しくない 話題についても無神経に突っ込んでくる いやおそらくわざとではあるだろうがこれ は妊婦の私が実家を頼れない理由にも つながるが私の両親はいわゆる毒親という 人たちで高校卒業と共に家を出てから会っ ていないのだご飯はいつもインスタント 食品かおかし食卓を囲んだことなど1度も ないそのくせ成績については人1倍口 うるさく言われ10代の頃はよく苦しめ られたものだ当然世間定に敏感な義母は そういった育ちの私と政治の結婚には反対 したしかし当時まだ存命だった首都と政治 の懸命な説得もあって私たちはなんとか 結婚できたわけだが今になってふみ子は そのことに触れてくる政治はあなたが両親 とうまくいっていないのはあなた自身の せいじゃないとは言っていたけど私は違う と思うわだって見ていてイライラするもの なんて言われたこともちゃんとできないの かしらすすみません私頑張ってはいるん ですけど直せるように頑張ります ね泣きそうな気持ちを抑え私はこれ以上 事態がこじれないように精一杯笑を浮かべ てふみこへ謝るだがふみ子にとってはそれ すらも不快だったようで彼女はまた眉間に 深いシを刻んだ口だけでは何とでも言える のよかいこぶってごまかしていけば全部 うまくいくと そうやって男をたぶらかして生きてきたん でしょそんなつもりは全くないですそれ だけは本当です病的なほどに激する文子を 前に私はまともに言い返せなかった私は

騙されないからね政治の妻でいる限り 甘やかさないわよ好き勝手にきらすと子は 満足したのかまたお茶の前戻って行った 1人になった途端私は泣いてしまった ふみ子は政治に対しては妊婦の私に変わっ て自分が家事を全部やっているという風に 伝えているらしく政治は私の疲弊に気づか ないばかりか引っ越してきてよかったねと 言ってくるくらいだ今まで政治の鈍感さを 可愛いと感じていたけれど逆にそのせいで 彼のことさえ嫌いになりかけていた 正直一緒に住めばなんとかふみ子との関係 を改善できるのではないかと思っていたが 何をやっても裏目に出て精神的なストレス がかむ政治に本音を言って相談しようとし ても日々の仕事で忙しい彼を目の前にする と言いづらくやはりいざとなったら政治は 母親側についてしまうのではないかという 懸念がどうしても頭から消えない事件が来 たのは私がそんな極限状態に陥った頃だっ た文子との同居が始まってから数ヶ月経ち 季節は冬その頃私はつりに悩まされていた 出産を経験した友人からは今がピークで時 に収まると励まされたが私はどうやら特別 思いようで食事もろに取れない日が続いて いたご飯を作っている最中も匂いに耐切れ ず戻してしまうのでそういう時はふみ子が 文句を言いながらも思いこしをあげて台所 に 立つ私が息子たちを産んだ時はいくら具合 が悪くても家のことはしっかりやったのに 政治も優しいし代わりに家事をやって くれる私みたいな姑もいてあなたは本当に 幸せ ね政治の前では底私のことを心配している ふりをして彼がいない場ではお決まりの 嫌みをネチネチと漏らすただでさえつりが ひどいのにふみ子のせいでストレスは常に マックス状態だその時いつもならへこへこ 謝るところだがさすがの私も感情を抑え 切れる余裕がなく珍しく言い返してしまっ たた確かに私は幸せ者です政治みたいな夫 がいて倒れるお母さんもいてご迷惑をお かけしてしまっているのも十々承知してい ますでもつりは人それぞれ程度が違うもの ですしお母さんの時と比べるのはちょっと 違うんじゃないかと思います けど思えばこれはふみ子に対する私の 初めての反抗的態度だったと思う私の言葉 を聞いたふみ子は驚いたような表情の後 唇をわなわな震えさせて案の定激こしてき た私はあなたを支えてやってるのになんだ その態度はそこまで人の心を組みとれない 頭の悪い嫁だとは思わなかったわ感謝はし てますでもそこまで言われることじゃない

と思うん ですせっかくの政治の子供なのにあなた みたいな頭も悪くて育ちも悪い母親から 生まれような子じゃきっとろな子供じゃ ないわ ねそこで自分の中で何かがぶれと切れたの が分かった自分のことだけならいいしかし このお腹の子供まで侮辱されることは絶対 に許さないこのまま行けばこの子にとって 何かしら良くないことが起こる私はふみこ には一度痛い目に合わせてやらなければ ならないと思った それから数日後の夜夫婦の寝室で就寝する 直前私は政治に話を切り出し たねえ誠治明日の夜に話があるんだけど 少し早めに帰ってくれないああうん大丈夫 だよそれにしても優香から話なんて珍しい ね何かあったうんまあねとりあえず今日は あなたも残業で疲れてるだろうからもう 早く寝 ましょう疑実家で同居してから政治と2人 きりになれるのはこの夫婦の寝室くらい だったが明日の夜はふみ子が友人たちとの 食事会で不在なのだまたとない機械の到来 を無駄にしないようにこの数日でちゃんと 準備もした政治は少なからずショックは 受けるだけどきっと分かってくれるはずだ そうして眠りに着いたわけだがやはりつり がひどくて夜中に起きてしまった時間を 見ると深夜2前トイレに向かうため1階へ 降りると茶の前つがるドアの隙間から光が 漏れていたどうやらふみ子が最近はまって いるドラマをぶっ通しで見ているらしい私 はため息をついてでトイレへ向かったもう 戻すものもなくなった頃トイレの外から声 が聞こえたふみ子だ優香さん私トイレ入り たいんだけど早く出て くれるその声に私はふらつきながらもなん とかドアを開けるすすみませんお待たせし てたみたいでああまたその新規臭い顔 しかもゲーゲーうるさいしせっかくドラマ を楽しんでたのに興ざめしちゃうまた トイレに起きられたら気分が悪いわねああ そうだ優香さんこっちへ来なさいふみ子は 何か思いついたように私がフラフラして力 が入らないのをいいことに腕を引っ張ると なんとそのまま外へ出る連れてこられたの はシャコ冬の深夜のため中はまさに極寒 だったおお母さん何のつもりですかだから ゲーゲーうるさくて耳障りなのドラマに 集中できないのよあと1時間くらいで 終わるからそれまでせいぜいここでこえて てちょうだい 正気を疑う言葉を吐いた後ふみ子は私の 静止も聞かずに車庫のシャッターを閉めて

しまった持ち上げようとしても外から鍵を かけられているようでビクともしない声を 出せば政治も気づいてくれるかと思ったが 寒さと具合の悪さでうまく声が出なかった どうしよう幸い車の鍵が開いていたので その中からブランケットを取ってくるまっ たそれでも寒かったがあと1時間くらい ならなんとかなるだろうと思いなんとか この状況を乗り切ることにしたしかし1 時間2時間経ってもふみ子の足音が聞こえ ないなんでという疑問と共に私はお腹の子 だけは守らなければという思いで必死に気 を保っていた次に意識が覚醒してまず目に 入ったのは久しく目にしていなかった天井 それは私が高校生まで過ごした実家の天井 だと数十秒遅れで気づいた 目が覚めたわああよかったお医者様は幸い 何も問題ないと言っていたしあとは ゆっくり休むだけだ な長い間会っていなかった両親が私のそば で安心した顔でそう語りかけてくる私が 状況を飲み込めず頭にはてなを浮かべて いると両親の隣にいた文子と誠治が私に 向かって土座してきたさん本当にごめん なさい私少しこらしめてやろうとしただけ だったのなのにこんなことになるだなんて ゆうか俺も気づいてやれなくて本当にすま ない母さんがまさか君にこんなひどいこと をする なんてその後詳しい話を聞いたふみ子は すぐに私を迎えに行くつもりだったらしい がドラマを見ながらなんとねてしまったと のことだから私はあの後極寒の中で放置さ れることになったのだ方私の姿が見えない ので政治が寝ていた文子を起こして 問いただし車庫の中で弱っている私を発見 病院に連れて行きその最中に念のため私の 両親にも連絡したところすぐに駆けつけて くれたとのこと栽培母ともに無事だという ことは確認できたものの当然そのまま私を 疑実家へ戻すわけにはいかないとした両親 が一旦実家へ私を連れ帰ったというわけ らしい両親は私にどう接していいかわから なそうにしていたが母も父も私の無事を心 から喜んでくれたしふみ子にもきちんと 対処してくれた私たちも優香には本当に ひどいことをしてきたふみ子さんを正面 から球団する資格はないかもしれません しかし親として私たちは今こそ優香とその 子を守らなければいけ ない両親も私が出て行った後に色々 思い直すところがあったらしい私もすぐに 心を許すことはできなかったが事件の後に 私と政治の信教を用意してくれたり色々と 手を回してくれた政治にはあらかじめ準備

していたものを元に私に対するふみ子の今 までの所行を全て話したそうもも政治に話 をするために準備していたものというのは ふみ子が私に当たり散らす録音音声だった 息子に対する態度とはあまりにも違う ふみ子の本当の姿に政治はかなりショック を受けていた母さんなんてことをしていた んだ俺は恥かしいし悔しいよ実の母親が 優香のことをこんなに苦しめていただ なんてごめんなさい政治私も今では後悔し てるの本当にごめんなさいそうすがる ふみ子の手を政治は払いのけた今となって は兄さんたちが母さんのとろを離れた理由 が分かるよもう顔も見たくない僕たちの子 にも母さんの顔を見せたくないんだ 謝るべき人にちゃんと謝れないような祖母 になんて合わせたく ないソーセージに言い捨てられたふみ子は 呆然としていたあまりの事態にそれら全て を浮き止められていないようにも思えた家 を出た政治の後を負う前に私はふみ子を 振り返った今までとてもお世話になりまし たお母さんお元気 でドアを閉める前にふみ子の顔を見ると何 とも言えない表情をしていたのを覚えて いるその後最低限の連絡は取っている らしいが政治も疑実家から新居に引っ越し てからはふみ子に接触しなくなっていた噂 によるとふみ子は1人きりになり少水 仕切り体もだんだんと弱って散らかった家 にこもりがちになっているのだとかどう やら近所にもふみ子が私にやらかした所行 が伝わっていて友人付き合いも全く なくなってしまったらしいまさに因が王法 というものだと思う一方私は色々ありつつ 無事に女の子を出産した政治の支えそして 会心した両親の支えもあり私はなんとか 普通の幸せを手に入れることができたのだ 子育てに奮闘する日々だがこのまま順調に 行けばゆくゆくは仕事にも復帰できる 見通しだいつになるかわからないけどいつ か落ち着いたら娘のことをきっとろな子供 じゃないと言っていたふみ子にこの可愛い 娘の顔を見せてこれでもろな子供じゃない なんて言えますかと言ってやりたいと 思えるほど今は立ち直っている苦しいこと もあったけれど大切なものが増えた今では それを守るためならどんなことだって 乗り越えていける気がするの [音楽] だねえお母さんから嫁いびり受けてるのよ 本当にどうにかならない同居解消したいん だけどまさかあの母さんがそんなことする はずないよ私の言葉を信じようとせず義母 は嫁いびりをしないと断言する

夫私は結婚2年目でで夫のことを信頼でき なくなっていた義母は家事を押し付けて くるくらいの嫁いびりをしているのだが 証拠を残せないように工夫して嫁いびりを してきて最悪だそんな時助けてくれた義父 私は義父がいる限りこの家で頑張ろうと 思えたのだが現実は残酷なものだと思う ばかりだ私の名前はゆかり33歳で主婦を している2歳年上の夫の強しと一緒に義 実家で義両親と同居しているこの同居生活 は結婚した2年前から始まり私は片の狭い 思いをしてきたそれは義母の嫁いびりの せいだパートもしているのに家事を 押し付けてきて強しや義父の前ではそんな そぶりは一切見せない私が作った料理を 今日は私が作ってみたのどう かしらなんて堂々と嘘をつくこともある そういう嘘をつく時は大抵私がテレビで 紹介されたレシピを試してみてそれが 美味しかった時だ少しでも味付けにフが あると全くゆかりさんたら全然料理の腕が 上がらないわねと言ってバカにしたように 笑ってくるからだ 強しなんて嫁いびりには一切気づいてい なくて私が強しにねえお母さんから嫁 いびり受けてるのよ本当にどうにかなら ない同居解消したいんだけどと言っても 強しは全く信じる様子はなくまさかあの 母さんがそんなことするはずないよと断言 するのだ証拠を残そうと思っても義母は 分かりやすい闇を言ってきたりしない私に 家事を頼む時なんて義父と強しがいない時 を見計らってトントンと私の肩を叩き 洗濯物なら浴室の方を指さし料理なら キッチンの方を指さすくらいしかしない こんなの動画に残したところで無意味だ私 がすぐに動かないと義母はぎろっと無言な 圧力をかけてくる感じなので本当に厄介だ しかし義母が嫁いびりをしていることに 義父だけは気づいてくれたよく私と2人に なるとお母さんがすまんな昔から我がママ でね私も苦労させられてきたもんだよ私が できる限りの家事はしておくからゆかり さんは無理しないようにねと優しい口調で 言ってくれてよく私のサポートをしてくれ ただからあんな義母の生活を2年もやって これれたのは義父の存在が大きいと 言えるひどい嫁いびりというほどでもない し多少不満はありつつもこの生活を 続けようと思ってい たしかしそんなある時義父が脳梗塞で倒れ てしまったのだ一命は取り止めたが手や足 に麻痺が残ってしまい 介護が必要になってしまった強しから頭を 下げられてゆかりごめん生活費は俺が稼ぐ

だから君は専業主婦になって家を支えて ほしいんだ母さんも年だから介護をするの はきついだろうし家事は母さんとゆかりで 分担なるべく母さんにやってもらうように してゆかりは介護をメインでお願いしたい そう言われた時私に拒否する選択肢は最初 からなかった今まで世話になってきた義父 のため私が頑張らなきゃと思ったのだだが 同時に嫌な予感もしていた義母が私に介護 を頼むからと言って今までよりも家事を 頑張ってくれるだろうかと不安になったの だその不安は的中してしまう義母は一切の 家事をやらなくなりゆかりさんあなた専業 主になったんでしょう毎日暇でいいわね私 なんかご近所付き合いで忙しくて忙しくて とにかくこれからは家事はあなたが全部 やりなさいねと言い出したのだ義母が そんな話をしてくるなんて思っても見 なかった時に言われたものだからこの発言 は録音なんてしていないこれからどうなっ てしまうのだろうと思うと義母への不信感 は募る一方だ一応強しにも相談はしてみた やっぱりお母さん家事は一切やる気ないっ て全部私に任せようとしてきてるよすると 強しは怒った顔つきになりゆかりもう わがままは良さないかそうやって母さんを 悪者にしようとして君に何のメリットが あるこれからは家族が一致団結しなきゃ いけないだよもう母さんのことを悪く言わ ないでくれと言われてしまい私は口を継ぐ んだ強しに何を言っても義母の味方をされ てしまうの だたえ証拠を突きつけて強しに謝られたと しても彼への不審感は消えないだろうと 思え た何かきっかけがあれば離婚してしまうか もしれないが義父がいる手前今逃げ出そう とは思えない受けた恩は返したいしそう 思い私は義父に精神誠意お世話したし家事 だって頑張った義母は毎日のように出かけ て友達とお茶飲みに行ったりと楽しそうに 過ごしていたそんな姿を見てカチンと来た 私もうどうにでもなれと思い料理に小工 するようになったと言っても義強しが好き な揚げ物やカロリー高めな料理を量多めに 作るというものだ義母と強しは食べたい だけ食べて後になって食べすぎたとか言い 出すタイプだからそんな生活が3ヶ月も 続くと2人ともみるみるうちに体が ぷっくりしてきたちなみに私はサラダを 多めに食べながらカロリーの高い料理を 少量食べているから特に変化はないギフは 特別メニューだすると強しが義母に母さん 次から料理少なめにしてくんない今度健康 診断があってさこのままだと何か

引っかかりそうで怖いんだよねと言うと 義母は苦笑い でそう ねと言葉を濁していたまさか私が作って ますなんて強しに言えないのだろういつも 義母が今日は張り切って作ったわよと言っ ている手前嘘でしたなんて言えるわけが ないすると義母はその翌日私と2人きりに なった時にねえゆかりさん今日はさっぱり したものが食べたいわねと言い出した じゃあオレにしましょうかオレなんて結構 カロリーあるじゃないのえじゃあそめとか さっぱりしてていいですよね意外と カロリー高いって言われてるやつじゃない の え他にカロリー高いものあったかなと思い ながら悩んでいると義母が激怒したゆかり さんあなた私を入れようとしているのね 強しが今日は少なめにしろって言ってた でしょまた多く作るんじゃないで ねあなたはうちの嫁なんだから私の言う こと聞きなさいよまさか今の瞬間に義母が 怒鳴り出すなんて思いもしていなかった から当然この発言の録音はできなかった 強しに聞かせれば嫁いびりをしてる証拠に なったのにそう思うと残念で仕方がない するとその時義父が杖をついてやってきて 母さんいつもゆかりさんに負担をかけすぎ だよ君は姑とという立場だからそうやって 強気な態度をしているんだろうけどね ゆかりさんがいつまでも優しくしてくれる と思ったら大間違いだよと言ってくれたの だ本当に義父には頭が上がらない私はすぐ にお父さんの元に駆け降り体を支えた お父さん無理しちゃだめですよ ありがとうゆかりさんは本当にいいお嫁 さんだ ね義父はそう言うとニコリと笑った私は そんな義父が実の親のように思えたそれ から義母は料理だけは自分でやるように なったすると強しが母さん料理の腕落ちた もし疲れてるなら料理はゆかりにやって もらったら と言い出したので私も義父も笑いをこらえ ていた義母はショックを受けたようで顔を 青くさせながらいいの料理は私が好きで やってるんだからと言って首を横に振って いた一番不思議なのは強しだ料理の味で 作っている人が違うとか分からないものか なまあ分からないから義母の本も見抜けだ なと納得したのだった料理を作らなくて 良くなっただけでだいぶ楽になった本当に 義父に感謝だしかしその義父も介護生活が 半年過ぎた頃また倒れてしまい救急搬送さ れた今回は助からずに息を引き取って

しまい私は悲しみにくれた義母も強も義父 がなくなったことで生承葬儀や役所への 届けで銀行関係や相続関係あらでバタバタ と慌しい日々を送っ た49日を過ぎた辺りからだろうか義母の 私への態度が一気に変わったのだ義母は私 に暴言を吐くようになり今まで父さんがい たからっていい気になりやがって本当は お前なんか嫁として認めてないのよ家事は 全部お前が やれと言われ義母はまた料理をしなくなっ てしまったしかも今回義母は強しを味方に つけたようで強しからはなあゆかりお前さ 母さんをずっといびってたんだってなと 責められて私は驚いてしまったえそんな ことしてないわよ嘘つくな母さんが言って だゆりは父さんに甘えて母さんに家事全部 やるよう命令させてたんだって な義母が嘘をついたのは明白だが私は強し に対しても怒りが込み上げた私が義母から 嫁いびりを受けていると何度言っても信じ てくれなかったくせに義母から言われた ことはたった1度ですぐに信じるのだと私 が怒りのあり何も言えずに口をパクパクて いると父さんも父さんだよゆかりが若い からってすぐにほだされてさ母さんが かわいそうとか思わなかったのかよとしは 義父に対しても怒りを荒にしたのだこれに は私も黙っていられなかった今すぐ お父さんに謝ってお父さんはそんな人じゃ ないわあなたと違ってちゃんと物事の本質 が見えている人だった若い女性ってだだで 態度を変えるような人じゃないわはあお前 の言うことなんて信じられないんだよ強し がそう言い放つと義母がやってきた ニタニタと気持ちの悪い笑を浮かべ私に 勝ち誇ったような態度を示してきたのだ すると強しは味方の登場にほっと安心した 表情を浮かべたので私は余計にイライラし たそして義母が言い出したゆかりさんあな たって寄生生物みたいよね家事はしない お父さんには媚びを売るけどかわいそうに 寄生先のお父さんがいなくなっちゃったん じゃこの家にいる意味ないわよ ね母さんうまいこと言うね確かにゆかりは 父さんに帰省してた虫みたいなもんだよ そういう人って宿主いなくなったらどう なるんです か強しまでで私を馬鹿にしてそんなことを 言い出すものだからさすがに私も堪忍袋の 王が切れた本当はやるべきことをしてから 離婚してやるつもりだったがもうどうでも いい全部放置して今日この家から出て行っ てやろう今この瞬間そう決意したのだそう ね寄生生物って宿主がいなくなると生きて

いけなくなるのよそのままお亡くなりに なるか次の規制先を探すかはその生物次第 ってところかしら私は次の規制先を探す タイプだからもうここにはいられないわね というわけで今中に出て行きます私は2人 を睨みつけると荷物を置いてある寝室へと 向かったすると強しがわざわざ私の後を 追ってきてどこに行くって言うんだよもし かして浮気相手でもいたのかそれなら慰謝 料もらわなきゃな母さんをいびってた分と 浮気した分で1000万ってのはどうだと ニヤニヤ笑いながらそう言ってきたが私は 無視して荷物をスポーツバックにまとめ 入りきらない分は後で取りに来ることにし たしかし私が玄関を開いた時強しに腕を つまれお本当に浮気相手んところに行くの かよなんていうので私は向かっときて強し の腕を 振り払いこれからは自分の両親のところに 帰省すんのよ邪魔しないでと強い口調で 言い放ち疑実家を後にした帰る途中親に 連絡したところ今から帰るという私の言葉 に両親は驚いていた実家は遠方でいつも顔 を出す時は1ヶ月前に連絡していたから今 から行くと言われて困惑している様子 だまだ私の好きなお菓子買ってないから ゆっくり帰ってきてと言われて私は久々に くすっと笑ってしまった実家に帰ると両親 が温かく出迎えてくれて私の話を聞いて 2人は怒ったり悲しんだりと100面相し ていたに話しても信じてもらえない ばっかりだったからこうして何の疑いも なく聞いてくれることが本当に嬉しかった そうやって実家でのんびり過ごして3日 ほど経過した頃だろうか義母が急に私に 電話をかけてき たねえゆかりさんなら分かるでしょう強し が怪我して入院しちゃったのよ保険証が どこにあるかわからなくてあと医療保険が どういう契約だととかあと強しの通帳の 暗証番号全部ゆかりさんに任してたから 強しが全然わからないっていうのよえそう なんですねまあそれぞれ連絡したらいい じゃないですかね保険証が見つからない なら会社に聞いた方がいいですよ保険の 内容は保険会社に聞いてください通帳の 暗証番号本人が知らないってやばくない ですか本気ではないなら銀行に相談して ください私は面倒そうな声でそう答えた 本当は全部知っているが誰が教えてやる ものかと思ったのだすると義母が起こり 出したあなたって本当にわるねそんな態度 を取るなら強しと離婚してもらうわよはあ そうですかもも離婚するつもりでしたので 問題ありませんよ是非離婚しま

もう臨罪あなた方と関わりたくないので私 がそう言うと義母はさらに逆上したなんで すってそんな最低な女だったなんて知ら なかったわあなたにいびられた証拠もある んだから慰謝料請求してやるわよ へえ私があなたをいびった証拠って何です 高カロリーのものばっかり出して私と強し を太らせてきただわ私たちの寿命が縮んで もいいと思ったんでしょう前の体重と今の 体重の差を弁護士に見せればすぐにあなた の悪事は暴かれるわ義母がそんなことを 言うので私は吹き出してしまっ た面白いこと言わないでくださいよそんな の何の証拠にもなりませんよそれより私 この1年くらいですかね日記をつけてるん ですよね嫁いりの証拠を書いているんです けど私がそう言うと義母は無言になって しまった実を言うところ私は3日坊主で 日記は続けてかけたことがないのでそんな ものは残していなかったしかし義母はそれ がまずいことだと認識しているようだ つまり嫁いびりをしている自覚はあったの であるちなみにこは録音中だ色々嫁いびり してくれましたよね私がパートに出ていた 時も色々と家事を押し付けてくれたじゃ ないですかしかも私がやった家事を自分の 手柄にしていましたよねそれはあなたが生 意気だからお父さんの介護が始まった時も 専業主婦になったからって言って家事全部 やらせてきたの覚えて ますさ最近のことだから覚えているわよ だんだんと声が震えていく義母私は事実を 述べていった家事と介護本当に大変でした よお母さんはほとんどの家事を自分でやっ てるって強しにアピールしてましたよね 強しったら私が嫁いびり受けてるって言っ ても信じてくれなく て何が言いたいのよそんなのあなたが不な 嫁だからでしょう強しと結婚しただけでも むかつくのにお父さんまで味方につけ ちゃって本当に最低な女だわ私にこの2 年間嫁いびりしてたこと認めるんですね はあ認めたから何なの姑とっていうのはね 嫁をいびる権利があるの分かった義母の 言葉に笑いが止まらなくなりそうなので そうですかじゃあ何も教えませんでは失礼 しますと言って電話を切ったその後も義母 から電話は来ていたが無視してやった ちなみにこの通話の音声の録音ファイルは 強しに送ったすると1週間後退院した らしく松葉勢状態の強しがうちにまで来て 土下座で謝罪をしたごめん母さんがゆかり に嫁いびりしてたなんて気づかなくて 俺が全面的に悪かったよ許してくれ君が 望むなら母さんと縁を切るからふんでも私

はもう規制先変えたからなまだそのネタ 続けんのかよしつこいぞなあ許してくれよ いです離婚してくださいお母さんには嫁 いびりをした慰謝料請求してますあなたは 財産分与なしで離婚してくれたらそれで いいわ そんな強しはどうにか私と寄りを戻そうと 焦った様子だったがそれはすぐに終わった 父が出てきて胸の前で腕を組み無言の圧力 で強しは圧倒していたからだ父は小で筋肉 ムキムキだがそれだけで特に害はないただ 父をよく知らない人からは怖い人だと思わ れがちだ 強しも恐ろしいと感じたのだろう顔を 真っ青にして逃げるように帰っていった 口座の暗証番号は銀行に相談してくれって 感じだし医療保険はそもそも入っていない 私が強しに保険に入ったらどうかと言った ことがあったが面倒だからと断られたのだ 義はともかく強しがそれを覚えていないの はどういうことかと 思うそれから私たちは円満に離婚が成立 財産分与なしで貯金は私が全額いたいた 義母からは慰謝料数10万程度だが きちんと払ってもらえて満足だそのご強し は義母と絶縁してしまった らしい1番大事にしていた1人息子を失い 義母は悲しみにくれるもご近所さんたちは 義母が嫁いびりをしていたことを知って おり自業自得だと笑われているそうだ強し は職場近くに引っ越したものの職場内にご 近所さんがいて離婚原因が義母の嫁いびり と強しも一緒になって私を追い出したと いう噂が流れていずくなった らしいすぐに転職したものの職場が遠く なってしまい引っ越したばかりでまた 引っ越す気にはなれず毎日片道2時間かけ て通勤しているそうだ もうあの2人に関わることはないだろう私 はその後も義父の墓参りには行くことにし ているあまりいいことの少なかった結婚 生活義父がいたから私は元気でいられた この先再婚したとして新しい義両親ができ たとしてもきっと義父のことは忘れない だろう私の名前はゆり子私にはの之がいて すでに結婚しており可愛い可愛い初孫の ハルト君がいるハルト君はもう今年で7歳 に なる子供の成長は早いものだ孫の成長に 比例して年を取る私はもうすぐ60歳今は 息子夫婦と一緒に暮らしている孫の成長を 間近で見られることはとてもも嬉しいのだ けれど嫁のレイカさんと暮らすのは正直 言って結構しんどいいやかなり しんどいちょっとお母さん煮物なんて作ら

ないでって言ったじゃないですかこんなの 誰が食べるって言うんです かけのすが食べたいって言ってたから作っ ただけよハルト君も前は喜んで食べてたし そんなの之が気を使ってるにってじゃない ですかそれにハルトはまだ小さいんだから 何でもかんでも食べさせないでください 味覚だってあなたとは違うんです よそんな こともういい加減にしてください何度同じ ことを言わせる気なんですかこれだから頭 の硬い人は嫌いなんです よ私の言葉を聞くつもりはない らしい全く 困った人 だレカさんが働かなくなってからは家事 全般は私がやってるというのにそうレイカ さんは健之助と結婚してすぐに仕事を辞め てしまっ た理由は簡単だ医者である健之助は高収入 なため自分が働かなくても何不自由ない 生活ができるからだ仕事を辞めたのなら家 のことはレカさんがやってくれればいいの に仕事をしなくなったことで平打に拍車が かかったのか必要最低限のことしかしなく なっ た時々ハルト君の世話もないがしろにして いる時があるので私が面倒を見ている くらいだなのになぜここまで言われなけれ ばならないのだろう かレイカさんあなたはハルド君のお母さん でしょうもう少しハルトに目を向けてあげ てもいいんじゃないかしらうるさいですね 義理のくせに母親ずらしないでくれません か気持ち悪いん [音楽] でいつもこうだ話にならない健之助とは 大学で出会ったそうだがこの人のどこに 引かれて健之助は結婚したの だろう之あなたからもカさんに何か言って あげてあれじゃがそうよああまたかレカに は何回も言ってるんだけど迷惑かけて ごめん 母さん私はいいんだ けど今日もハルトの面倒はほとんど母さん が見てくれてたんだろういつも本当に ありがとうねえ健之助悪いことは言わない からレイカさんとは別れた方がいいんじゃ ないかしら うけす 待ってくれレイカも今にきっと分かって くれるだから母さんもう少しだけ待って くれ そう私はリカさんと離婚を進めるのだが 健之助はそれを堅くに拒否

する大丈夫だよ母さん何も心配しなくて いい から健之助は悲しげに 微笑むとても辛いことがあるのに私には それを悟らせないように気重に 振る舞う昔から変わらない優しい笑顔だっ た私はその笑顔を見るたびに胸が締めつけ られるような痛みを感じるの だ健之助はとても優秀な医者で将来を食 beingされてい たそんな息子を誇りに思っていたし自慢 だっ たそれなのにどうしてれさんみたいな人と と健之助はレカさんに話してみると言った けれどレカさんの態度が何1つ変わら なかった健之助がレイカさんに話したのか も定かではないし健之助の言葉がレイカ さんに届いたのかもわからない最近では ハルト君のことをほったらかしにして何 やら電話で楽しげに話していることが増え た一体誰と話しているのだろうか電話口の 相手と話している姿はひどく楽しそうだっ たそれでさ本当受けるよねそうそうえいい じゃん行こう行こうああお金なら心配し なくて大丈夫だっ てそしてリカさんは私がその会話を聞いて いると知ると決まって罰が悪そうな顔をし て逃げるようにそくさとどこかへ行って しまう そんな電話をする暇があるなら仕事でもし て欲しいものだハルト君が帰ってきても レカさんは電話をやめなかったおばあ ちゃんただいまお帰りなさいハルト君学校 はどうだった楽しかったでも宿題が たくさん出 たそっかじゃあおやつ食べたら宿題 頑張ろうかやったおやつ何前でおいしい ケーキを買ってきたの一緒に食べようんお ばあちゃん 大好き私も大好きよさ手を洗っておいで はい私に笑顔を見せてくれるハルド君でも きっとお母さんが自分を見てくれなくて 寂しい思いをしているに違いないどうして レイカさんはこんなに可愛い子を放って おくことができるのだろうか私がハルト君 と話している間もまるでハルト君など見え ていないかのように楽しそうに携帯で話し ている次第にレイカさんは携帯で話すだけ では飽きたらずどこかへ出かけるように なっていっ たもちろん1人で健之助やハルト君と 出かけるわけでもなくいつも以上にメイク をし綺麗な洋服を着て昼間からどこかに 出かけるようになったのだ 私は女の感で何か怪しいと感じたしかし

健之助からもう少し待ってほしいと言われ たこともある待ったところで今からレイカ さんが変わるとは思えないが健之助のため にも少し様子を見た方がいいのだろうか そう思ってあえて私はレイカさんに何も声 をかけなかっ たそれに調子を良くしたのかレイカさんは 少しも悪びれる様子なく しち出かけるようになっていったのだっ たあらレイカさんそのカはどうしたの何が ですかいえ見かけない鞄だからまさか 新しいの買った のレカさんが持っていたバッグは私でも 分かるような有名ブランドのものだった それもどう見ても新品働いていないはずの カさんがえるようにはともえ だうるさいですね私がどんなカを買おうが あなたには関係ないでしょそれはそうだ けどでもレイカさん働いていないでしょ どうやってそのカを買った の担当直入に聞いたことがいけなかったの かレカさんは眉尻を釣り上げていった何 その言い方マジでむかつくんですけど私 みたいないい女だとの男が何も言わなくて もくれるんですよお母さんみたいな底辺の 人間には分からないでしょうけど ね 底辺もういいですか私これから行かないと いけないところがあるん でハルド君はどうするのはあそんなの お母さんが見ればいいじゃないですかいつ も見てる でしょその言い方はどうかと思うわ仮にも あなたはハルト君の母親でしょあなたが 見るのが筋のはずよああはいはいお説教 ですか相変わらずうざいですねいいじゃ ないですかお母さんは可愛い孫と一緒にい られるし私は自分の時間を過ごせるお互い にウンウン でしょそう言ってリカさんは玄関の扉を 開けるそれじゃそういうことでハルトの ことよろしくお願いしますちょっとレイカ さん バタンと虚しくなる玄関の扉私は頭を抱え た少しは私の話を理解してくれるかと思っ たけれどとんでもないどうやらレイカさん とは住む世界が違う人間のようだ全く話が 通じない私はもう一度健之助にリカさんと の離婚の話をしようと思っ た健之助には悪いけれどおそらくカさんの あの性格は一生治らないだろうだったら 健之助とハルト君の人生のためにも早く 別れるに越したことはないレカさんは結局 健之助が帰ってくる時間になってもうちに 帰ってくることはなかったもしかしたら

どこかに泊まってくる気なのかもしれない 無責任すぎる行動に頭が痛くなる本当に一 の母親なのだろうかどういう育て方をし たらあんな風になるの か健之助少し話があるのいいかしら ああ疲れたような顔をしているけのすそれ はそうだろう連日自分の妻が母親としての 責務を放棄しているのだからそれでも少し も寂しいとは言わないハルト君に私は涙が 出る思いだった私のことを慕ってくれて いるのが唯一の救いだ健之助あなたには 申し訳ないけれどやっぱりレカさんと 分かり なさいあなたがいくら信じてもきっと レイカさんは変わらないと思うわこのまま あなたとハルト君がレカさんに振り回され ているのを見るのは辛い のそうか之はそれだけ言うとしばらく込ん だ私は健之助の言葉をただ待っていた やがて健之助は1度ため息をつくとつく ように言った分かった 剣之助実は俺も少し考えていたんだレカの やってることは間違っているでももしかし たら昔みたいに戻ってくれるかもしれない そう信じてい たでも母さんに言われて目が覚めたよ ハルトをあのままにしておくのはあまりに もかわいそう だそうね母さんレカと別れてからしばらく 迷惑をかけるかもしれないけれど手伝って くれる かもちろんよ私にできることは何でもする わなんだって私の可愛い初孫だもの母さん ありがとう明日レカに話してみるよ 健之助と相談しレカさんには明日話すこと になったハルト君はまだ幼いこともあり 具体的な内容は話さずにレイカさんとは 少し離れて過ごすことになったとだけ 伝えることにしたきっと悲しむだろう けれどその分私がそばで支えていこうと 思ったしかし世の中思った通りにはかない もので あるがさんに離婚の話をしようと決めた 当日とんでもない事件が起きたのである おいなんでよこれ朝起きてリビングに行く と健之助の声が聞こえた尋常ではない叫び に私は慌ててリビングに 駆けつける健之助一体何があったの母さん これを見て くれ 手紙之は驚いたのか握りしめて くしゃくしゃになってしまった手紙を 震える手で私に差し出したそこにあったの は間違いなくレイカさんの字内容を読んで いくと私も健之助と同じように叫びそうに

なった何をこれあいつよくもこんなこと を手紙にはにわかには信じがい内容がこれ でもかというほど詰められていた私は運命 の人と出会ったのでこの家を出ます最初は 健之助が医者だったからいいなと思った けど健之助は何かにつけて文句ばかり言う し給料もそれほど多いわけでもないし正直 言ってダメをだと思います今の彼氏は大学 生で今流行りの韓国風イケメンって感じで もう最高に行けてるの私はこの人と一緒に 生きていきます ハルトのことはよろしくあと慰謝料代わり に色々買わせてもらったから請求所置いて おくね健之助の名義で8000万くらい 借りといたからありがたく頂戴しますあ 離婚届けも置いておく ね私は頭が真っ白になった手紙の内容を 理解しようと読み返ししても到底理解 なんてできない勝手に出ていっただけなら まだしも君に対する心配なんて人もしてい ないし既婚者であり子供もいながら他と男 がいたこともそうだし健之助名義で借金し ていたことも本当に何もかも勝ってすぎる 私は改めて思ったレカさんは本当に自分 勝手で思いやりの一切ない最低な人だ俺は 騙されていたのか俺は一体どうしたらいい んだ借金もこんなにできてそれにハルド だって健之助落ち着きなさい 健之助落ち着いていられるわけないだろう 嫁は出ていくししかもこんな莫大な借金を 残していったんだだとしてもあなたは ハルト君の父親なのよ取り乱したってどう しようもない でしょそっかそうだったんだ俺は何もでき ないどうしようもないやだったんだ 健之助母さんやっと分かったよ俺は本当に ダメな人間なんだだからレイカは出ていっ たんだ健之助何を言っているのしっかりし なさい明らかに様子の変わった健之助に私 は慌てて彼の方をゆするしかし健之助は まるで独り言のようにずっとブツブツと 何かを呟いているたごではないと思った私 は健之助を病院に連れて行くことにした 今から行けばハルトが小学校から帰って くるまでには間に合うはずだどうやら パニック障害の一種のようですねパニック 障害ある日突然不安や恐怖に襲われる病気 です何かきっかけになるような出来事は ありませんでしたか あ心当たりがあるようですねこればかりは 時間をかけて少しずつ治療していくしあり ませんとりあえずお家で心穏やかに過ごす ことが1番の治療法 です はい私と健之助はそれから2人で家に帰っ

てきた健之助は相変わらずブツブツと何か を言いながら部屋のすみっこに座り込んで いる私はそんな剣之助の隣に座って彼が 落ち着くのをひたすら待ったやがて君が 帰ってきてもの様は変わらなかった しばらくすると家のチャイムがなる誰 かしらと思ってドアを開けるとそこには 宅配便の人がえっと健之助さん宛てのお 荷物ですあはい何もこんな時に宅配が来 なくても私はため息をつきたくなった しかし玄関でつったっているわけにもいか ないので仕方なく受け取りのサインを するが届いたわよ借金がこれからどうし たら開けるわね私の声は健之助には届か なかった健之助は荷物を見てもなお自分の 世界に閉じこもり現実逃避をしている私は ダンボール箱を開けた中には古い骨董品の ようなものがとろせまと詰められていた これこれパパが頼んでいたやつだよえいつ の間にか隣にはハルト君が立っていた お父さんがすみっこでブツブツ言いながら 座り込んでいるというのにハルト君はそれ をあまり気にしていない様子だった ショックを受けているはずなのに気重に 振る舞っているのだろうかえっとそうなん だうんでも珍しいわね之はあんまりこう いうのに興味がないと思っていたのだ けれど僕がパパにって買ってもらったんだ フリマサイトってやつで えますますわけがわからなかった健之助で すら興味がないというものに7歳である ハルト君がこんな渋いものに興味を持つ なんていやしかし今時の子供はもしかし たらこういうものに興味を持つのかもしれ ないそれか面白半分で健之助に買って ほしいと頼んだのかも世の中には小学生に してまるまる博士というような子たちが いる時代だ私はそう納得してハルトに笑顔 で骨董品を差し出したよかったわねハルト 君素敵なものをもらえてうんどこに飾るの おばあちゃんが持って行ってあげるわうん 飾らなくていいのえこれは売るんだよ [音楽] ええ今家に届いたばかりなのにもう 私はハルト君の言っていることが分から なくて首をかしげたその間にも健之助は 1人でブツブツと何かを呟いているえっと どういうことママはやっぱりおバカさんだ ねハルド君ねえおばあちゃんいまいにこう いうのを売ってるお店があったよね一緒に 行ってくれないそれってもしかして七夜の こと うんこれを売りたいんだそそっかいいわよ ちなみにこれは一体いくらで買った の小学生との会話には到底思えなかった

けれどとりあえず私はハルトの話に 合わせることにした子供特有の好奇心かも しれない私はハルト君を傷つけることが ないように丁寧に話を合わせた 2000円 そっかうん持ち主の人が処分に困ってた からって安かった捨てるのにもお金が かかるんだってそっかそっかそれじゃあ 明日にでも一緒に行ってみようかうん ありがとそして翌日健之助は布団から出て こなかったなんとか食事は食べるけれど 二言目には借金がどうしようというばかり である確かにいきなり8000万円の借金 を背負った事実は健之助をこんな風にする には十分だっただろう正直言って私も途方 にくれている私がいくら頑張ったって そんな借金を返せるわけはないしそんな 大金を貸してくれる友人も検討がつかない ハルト君がいなかったらきっと私も健之助 のようにうれていただろうそんなことを 思いながら私はハルト君と例の七夜に来て いたこんにちは何か売りたいものが終わり ですかはいこちらの骨董品を売りたいん ですけどかしこまりましたお預かりします ねお願いします私は横にいるハルト君の顔 をちらりと見るハルト君はニコニコと嬉し そうな顔をしていたせっかく買った骨董品 を売りに来ているというのに何がそんなに 嬉しいのだろうか子供の考えることはよく わからないしばらくハルト君と2人で待っ ていると骨董品を査定していた店員さんの 顔色がみるみる変わっていくのが分かった 不思議に思いながらも眺めていると不に 店員さんが口を 開くすすみません上のものを呼んでも よろしいでしょうかえははい大丈夫です けどすぐに戻りますので少々お待ち ください慌てて奥へ入っていく店員さんの 背中を見ながら何かあったのだろうかと 不思議に思うそんなに良くないものだった のだろうかもしかして品とかドキドキし ながら待っていると白髪のいかにも偉い人 というような風貌の人が奥からやってきた これは鑑定士のおじいさんはは私たちの 持ってきた骨董品を見てすぐに顔色を変え た震える手で骨董品を持ち上げて感動した ように目元をうませているこの骨董品を 一体どこでえっと今流行のフリマサイトと いうやつですこの子が欲しいと言った みたいでなんとまだこんな幼いというのに もう骨董品の素晴らしさが分かるのですか えへへんこの品はそんなに素晴らしいもの なんですか素晴らしいなんてものではあり ませんこれは国宝級ですぞこ 国宝はい今すぐにでも博物館の館長に連絡

した方がいいと思うのです が鑑定士の方はちらりと私の顔を伺いみた 私としてはこんな素晴らしいものを博物館 に展示できたらこの上ない喜びなのですが あくまでもこれの者はあなたたちですはあ もしもしよろしければこちらを博物館に 展示させてはいただけないでしょうか もちろんそれ相応の対応をさせていただき ます えっとこれはハルト君が買ったものなので 私には何ともそもそもこれを買ったのは まだ小学生になったばかりの子供なので こんな難しい話を聞いてハルトが理解でき ているのかどうか しかしそんな不安は有に終わった大丈夫 です僕は元々お金が欲しくてこれを買った のでえそうですかそうですかそれでは博物 館の館長を呼びましょう少々お待ち くださいそれからは怒涛の展開だった博物 館の館長と呼ばれる男性がやってきて 私たちが持ってきた骨董品を見た瞬間鑑定 士のおじいさんと同じような反応し涙を 流さん勢いで骨董品をまじまじと眺め何度 も写真を撮っていたしまにはこんな貴重な ものをいただけるなんて館長として 思い残すことはありませんとまで言われた よくわからないのだがとても有名な人が 手がけた作品のようで色々な作品を手掛け たという記録は残っているのに肝心の 手がけてきた品がなかなか見つからないと いう幻と言われている陶芸士らしかっ たこんなに感動してくれるのだからもしか したら結構な額の報酬をもらえるのかも しれない少しでも新一の借金の返済に当て られればいいなそんな軽い気持ちで話を 聞いていたのだがその金額を聞いて驚愕し たでも何より驚愕したのはやっぱり僕の 思った通りだねすごいでしょおばあちゃん まるで私に褒めて褒めてというように 得意気な顔をするハルト君の存在だっ たそれから1週間後私と健之助ハルト君は 3人で穏やかな日々を過ごしていたある日 のことベランダで3人でお菓子を食べ ながらお茶をしていると玄関のインター本 が鳴ったはいあらちょっと何よこの家そこ にいたのはあのレカさんだったレカさんは 額に汗をかきながら息を切らしているあの うちに何か質問に答えなさいよこの家は何 だって聞いてるのリカさんは私に 掴みかかるような勢いで迫ってきたおい 今更どういうつもりだ 之私の後ろからやってきたのは之だその 後ろからハルト君もついてくる一体どう なってるのあんたには借金があったはず じゃその通りだお前のせいで俺は莫大な

借金を背負ってしまっ たそれなのにどうしてこんな豪邸に住ん でるのそう私たちは高級住宅街に豪邸を 立てていたレカさんの言う通り私たちは レイカさんのせいで大な借金を背負って しまったけれどを解決してくれたのは他 ならぬハルト君であるハルト君が健之助に 頼んで買ったあの骨頭品あれらを全て博物 館に寄付するとお礼としてなんと3億円 相当が支払われた私は気絶しそうになった けれどハルトがまるでそれを知っていたか のように得意げな顔をしていたのを今でも 私は覚えている全部ハルトのおかげだ えお前が散々ほったらかしにしてたあの子 のおかげで俺は病気を克服してきているし 借金も全額返せたはああんた何言ってんの あんな子にそんなことできるわけない じゃんリカさんはそう言って笑うとそんな ことどうでもいいからと言って話を続けた ちょっと聞いてよ私彼氏に騙されてたんだ けどえ彼氏ってあの韓国風イケメンの彼氏 そうIT系の大学生で将来は大手企業に 就職予定だって聞いてたのに全部嘘だった んですよ うん蓋を開けてみたら実は大学生でもなく ただのニートだったなんて信じられます これ詐欺ですよねそれでお前はなんでここ に来たんだそうそう私たちよを戻さないは だって之もまだ彼女はいないみたいだし私 も今フリーなのねいいやんじゃ ないいやまさかけのすがこんなお金持ちに なるなんてこうなるって分かってたら離婚 なんてしなかったのにリカさんの提案に 健之助は冷たい目のままハルトだって お母さん欲しいよねねえハルト僕あんた みたいなお母さんいらないえあっち行け ハルト君ハルトの言う通りだ えハルト君の肩を持ちながら健之助は続け たあんたみたいな身勝手な人間とはもう 2度と関わりたくないお前は俺たちに借金 を押し付けて1人男と逃げたんだ最低な 人間だよだからそれは悪かったってそれで はいそうですかなんてなるわけないだろ だってもしにも捨てられたら私どうすれば いいのそんなの自分で考えるんだ なちょっと健之助ねえて ば健之助は吐き捨てるようにそう言うと 玄関の扉を閉めたしばらく玄関の扉を どんどん叩いていたレイカさんだったが やがて近所の人から迷惑だからやめろと 罵声を浴びせられそれ以降は扉を叩く音は 聞こえなくなった おそらく帰ったの だろうあれからしばらく健之助と私の元に はしょっちゅう

なくていいと言われているので全て無視し ている健之はパニック障害を克服し少し ずつ仕事に復帰し始めているこれも全部 ハルト君のおかげだ一体ハルト君は何を 思ってあの骨董品を買ったのだろうか こればかりは不思議な力としか言いようが ないレカさんは今どこで何をしているの だろうきっとろな生活は遅れていない だろうけどそんなことを思っ た私の名前はさち子今は娘のミクとその夫 のケトさんそして2人の娘のまいちゃんと 一緒に暮らしている私は今年で70歳と いう年齢になり いよいよ大大に乗ったような気分だった夫 は3年前に病気でこの世去ってしまい元々 は1人暮らしだった私に娘夫婦が声をかけ てくれたのだったお母さん私たちと一緒に 住まない えでもそんなの迷惑がかかるでしょういえ お母さんと一緒に暮らしたいんですその 本当にお母さんにはよくしていただいたの で恩返しというわけではないですけど4人 で楽しく暮らしません か1人暮らしになって寂しいと思っていた 時すぐに気にかけてくれた2人には感謝し ている初孫のまいちゃんもとてもいい子で 私は今幸せに過ごせているそんな私も 生きがいがなくてわと元気な体を生かして 今はスーパーでレジ打ちのパートをして いるこじまりとしたスーパーだが地元の人 に愛されているとてもいい職場でみんな 親しくしてくれるのだバイトの若い子たち も慕ってくれて不満なんてないと思いたい のだが私には1つだけ悩みがあるそれ はあら今日もパートですか お母さんミルさんいらっしゃい ませスーパーに来たこの人はミルさん私の 息子シのお嫁さんだミクにとっては兄嫁に なるミクが結婚する少し前に結婚していて 少し離れた場所に住んで いる正直ミルさんとは折り合いがあまりく なかったというのも結婚当初からあまり よく思われていなかったようで会う度に こそこそと嫌みを言われることが多かった 挨拶の時もそうだったみるさんこれから よろしくねいい関係を気づいていき ましょうね ああお母さんそういうのいいですよ えそんな気を使っていたなくていいですな のであまりこちらに干渉しないでください ね家族のことは私がちゃんとやりますので 嫁姑関係でストレスを貯めるのはお互いに よくありませんよね最初にそう言われて壁 を作られてしまったので私たちは驚いて しまったと同時にあまりいい印象を持て

なかったのだ私の夫もあまりミルさんの ことをよく思っていなかったようだがシは かなりミルさんに惚れ込んでいるようで 見ると絶対結婚するからと言っていたもも シは小さい頃からやんちゃで私たちも手に 負えない部分が多くあった学校でも行不良 な部分が多く学校に呼び出されるのは日常 差 夫も最初は家で話し合いようと言っていた がやがて諦めるようになってしまった そんなしもなんとか仕事について働き出し やっと安心できると思っていたがその数年 後にミルさんを紹介したいと連れてきたの だミルさんはとても整った顔立ちをしてい てかなり派手な見た目の女性だった 挨拶の日は私が張り切って朝からご飯を 作ったのだがそれもミルさんは気に召さ なかった らしく私脂っこいものってあんまり好き じゃないんですよ ねなんか昔の田舎の料理って 感じなんて言ってご飯を食べていた夫は それに怒鳴りそうになっていたがなんとか 抑え挨拶は 終了私たちは数回説得を試みたがそのまま 結婚式をあげて2人は夫婦になり現在は ここから少し遠いところに住んでいる夫が 生きている時だったからこそ夫は本当に いいんだな何かあって泣きついてきても俺 は知らないぞと釘をさしていたが党の本人 は絶対大丈夫だからと謎の自信を持ってい た結局お正月の集まりぐらいでしか顔を 合わせる機会はなかったのだが私がパート を始めてからたまたまミルさんが私の パート先に来て出くわしてしまったことが あったのだその時のことは今でも忘れない くらい衝撃的だったあらお母さんじゃない です かミルさんどうしてここにどうしてって それってお客さんに対して失礼じゃない ですか ああごめんなさいびっくりしたの よそんなことより70歳にもなってパート なんてやってるんですねよっぽどお金に 困っていらっしゃるんですかそれとも お姉さんたちに支払うお金がそこを尽き てるんです かあまりにも人を見下すような態度で 話しかけてきたミルさんは人が混んでい ないことをいいことに嫌みを言い続けた どうやら彼女たちの自宅からは距離がある がたまたま近くに買い物に来ていて たまたま出会ってしまったのだ 違うわ生きがいになると思ってパートを 始めたの職場の皆さんもいい人で充実して

いる わ私の言葉にミルさんは一瞬目を丸くして いたがすぐにぷっと吹き出して笑った お母さん無理しないでくださいよお母さん ももうそんなに長いわけじゃないんだし その言葉に私はただ安然とするしかなかっ た人の寿命をほのめかすようなことを彼女 は平気で言っていたのだその時にレジが 少しずつ混んできてミルさんは去っていっ たさち子さん大丈夫でしたかええごめん なさいね息子のお嫁さんなのよ迷惑かけて しまったわねいやいややありえないですよ あの態度お姑とさんに対して全然経緯が ないじゃないですか私の代わりに話を聞い ていたアルバイトの子が不満気な顔をして いた私のことを考えてくれる人がいるそれ だけで嬉しかった私は彼女を嗜めて感謝を 伝えたまたあの方が来たら言ってください ねええ ありがとう今回のことはきっと偶然だ離れ たところに住んでいるしまたしばらくは顔 を合わせることもないだろうと思っていた のだが現実は甘くないことを私は 思い知らされ たなんとミルさんは週に3回ほどのペース でわざわざ出向き私を見つけては嫌味を 言っていくようになったのだ 加えてミクやカトさんのことまで馬鹿にし たような口調で話しかけてきたそれだけで も非常識なのに彼女はさらにお店の商品を 値引きするよう共用までしてきたのだあ お母さんこの惣菜タッパーの蓋が開いてる んですよ不衛星じゃないですか私が買って あげますから割引きしてくださいよ それはできないからごめんなさい他のを 買ってちょうだいそれはこちらで破棄する わ ああわざわざ私が買い取ってあげるって 言ってるんですよミルさんが仕事場に来る たびに店長が頭を下げてくれミルさんは それを楽しんだようにニヤニヤ笑っていた 正直もう堪忍袋の切れる寸前だったさすが に職場にも迷惑がかかってしまうしこの ままではミたちにも迷惑をかけて しまうそして何より私の尊厳を守るために も私はミルさんに翌日電話したミルさん わざわざ私のパート先にまで来て迷惑を かけるのはやめてくださいこれ以上続く ようでしたら私も義母として考えがあり ます私の言葉にミルさんは電話越しで鼻で 笑っ た迷惑なんて そんな私はただお母さんが心配なんです よどこが心配だというのだと思わず叫び そうになったがこらえて私は静かに言葉を

続けるのは迷惑行為ですこれ以上は許せ ません はあお母さんを心配してるのに迷惑恋だ なんてひどいですそこまで言われる筋合い はないと思います けど全く反省するそぶりを見せずむしろ 言い返してくる彼女に私もうんざりした とにかく今後このようなことはめ しびれを切らした私に面白くなかったのか ミルさんは最後に吐き捨てるように 言い放っ た墓場に入る前に働くことしかできない 底辺のおばあさんが偉そうにしないで ください今回のことはシにもしっかりお 伝えしますからそう言って電話は切れて しまったそしてミさんの言葉通り翌日から 電話がかかってきた母さんミルに何を言っ てんだよひどいこと言うなよ開校1番にシ はとりつけ たひどいのはミルさん よ何言ってるんだミルに散々ひどいことを 言っておいて泣いてるのにいくら母さんで も許さない ぞどうやらミルさんはその内容を章に話し たらしく私がミルさんを広く叱りつけた ことになっているそうだそれを間に受けた シはひどく怒っているそれだけなら良かっ たのだが結局シは怒りの電話を数時間かけ てきて次こんなことがあったら許さないと 電話を切った ああお母さんどうしたのああミクお帰り なさい帰ってたのねなんでもない わ嘘今の声ってお兄ちゃんでしょミクは 鋭い目つきで私を見ていた正直嘘を貫くの は難しかったシとミクは兄弟とはいえこれ 以上伝えず生活するといつか迷惑をかけて しまう もしかするとまいちゃんにまで危害が及ん でしまうのではないだろうかそう考えた私 はとりあえず今までのことをミクたちに 話すことにしたミクはそれをカイトさんに も伝え結局3人で夕方に話し合いをした 信じらんないあのバカ兄貴お父さんの葬式 にもあまり関わらなかったくせにこういう 時だけ話くるとかありえないそんなことが あったんですねすみません気づけずにいや あなたたちのせいじゃないわただねあなた たちにも迷惑がかかると思うのそれこそ 今日みたいに電話がかかってきたりとか ねそんなこと気にしないよそれより お兄ちゃんは気づいてないけどミルさん気 をつけた方がいい よそれ はミクとカトさんは目を合わせて一瞬黙っ たが頷き合って口を開いた実は俺の会社の

近くに飲み屋があるんですけどたまたま 飲みに行っている日にミルさんを見つけた んですそれが全く知らない男性と一緒でし た正直実の息子だから道場のようなものが 出てきてしまい私は何も言えなかったまあ それはお兄ちゃんの自業自得だよでも今回 みたいにお母さんにまた何かつっかかって くるなら考えなきゃねそういうミクは ニコっと笑顔を浮かべていたとりあえず このことは私たちに任せてよねカトはい 任せてくださいお母さんええ ありがとうでも本当に無理はしないでね私 は2人に押し切られる形で了承したとにも かにもこれ以上何も関わりがないに越した ことはないと私は思ったが現実はそう うまくいくわけもなくこの間の電話が気に 食わなかったのかまたミルさんが来たあら お母さん まだパートされてるんですねミルさん この間お電話でお話ししたわよね何にも 伝わっていないのねあなたにはがっかりだ わ私の言葉に不機嫌になった様子を見せる ミルさんいいんですかお母さんそんなこと 言ってシの取引先がカイトさんの会社って ご存知ですか突然ミルさんは鼻にかける ように笑って言い放った初耳だった私は 驚いて目を 見開くそれに気をよくしたのかミルさんは にこりと笑って私に小さく耳打ちした今日 この後ラルくって川沿いのカフェに来て くださいカイトさんの会社が潰されたく なければねエミを浮かべたミルさんは悪魔 みたいだった私は頷くしかなく分かったわ と伝えると満足げに笑ってミルさんはお店 から出ていったバートが終わって指定され たカフェに 向かうすでにミルさんは来ていたようで 手招きしたちゃんと来てくれましたね お母さんにやりと笑う彼女におが 走るあまり人目につかないカフェでお客も いないようだった店内で2人静かな空間に 不安な気持ちが広がっていった要件は 何かしら 私傷ついたんですよこの間のことだから 責任を取っていただきたいん ですさんは笑顔で 続けるそれにシは今務めている会社の重役 なんです大きな取引にも関わっているん ですよカイトさんの会社とは近々その 大きな相談で取引するそう ですだけどもしそれがお母さんのせいで なくなったらカトさん会社にいられなく なっちゃうんじゃないですか あなたお母さんが大好きなカイトさんや ミクさんのことを思うなら300万ここで

払うって約束して ください 300万確かに金額は大きいですけど私に 散々言いましたよねそれくらい当然ですよ 払うって言わないならミルさんは手をあげ たすると店の奥からいかつい男性が1人出 てきて机の前に立っ たこの人私の知り合いなんですけど ちょっと悪い世界で働いてるん ですだから払ってくれないならミクさんや まちゃんがどうなっても知りません よ衝撃的な言葉に何も言えなくなる息子は とんでもない人と結婚し挙句の果てには こんな仕打ちまでするような女性だった ことを知って頭が真っ白になっ た私は彼女を睨みつけて分かったわと一言 言っ た物分かりがいいおばさんで助かるわ ちなみにこのことミクさんやカイトさんに 行ったらどうなるか分かってますよね ええじゃあよろしくお願いしますね お母さんカフェから追い出されるように私 は店の外へ出たそして家に帰るまだ誰も 帰っていないようで家の中は静かだそれ よりもシが結婚した相手があんなにも見 にくい人間だとは思っていなかった私は ため息をついて旦那の仏壇の前に座った お父さん私頑張りますからねあなたが残し てくれたものを私は私の方法で守り ますそう宣言して私は拳を握りしめた絶対 にミルさんの好きにはさせないと強く いごんだ覚えてなさいあなたがしてきた こと全部後悔させてあげる わまず私はミルさんにお金を振り込む日を 指定した払うと言った手前彼女も言ってい たがミクやまいちゃんに被害が出るのを 防ぐために大人しくを定めて約束をした パートの私では金額が難しいということを 説明し1ヶ月以内に口座に支払うと伝える と意外にもミルさんは上期限に了承した わかりましたじゃあ1ヶ月以内ですね ええちゃんとお支払いし ます1ヶ月に指定したのには理由があった 1ヶ月以内に実は親戚の葬式が取り行っ れることになっているのだそこで決着を つけたくて支障が出ない範囲で調整した そして今日は神跡の 葬式多くの親戚が集まることになっている それはシたち夫婦も含まれていて私はそこ で決着をつつけることにした あらまいちゃん大きくなったわ ねお久しぶりです皆さんうちの家計の親族 は比較的仲がいいそして葬儀ギリギリの 時間になってシたちはやってきたうわこの 雰囲気

懐かしいねえなんか田舎じみた雰囲気が すごいんだけど早く帰り たいこんな場であるにも関わらず2人は いつも通りだその態度に親戚のおじさんが 何か言い出そうとするとミルさんがそれ より早くこちらに近づいてきたあら お母さん こんにちはその顔には怒りの表情が見て 取れる多分お金がいつまで立っても 振り込ま に腹を立てているの だろうこんにちはミルさん挨拶をかわした ところで葬儀が始まったためミルさんは何 も言わずに席へ座ったしかしその表情は 覚えてなさいよとでも言いたげなそんな 表情だったそして葬儀は無事に終わり解職 が始まっ たの話題は亡くなった親戚の懐かしい話や 近況そして私の旦那の話だあの人もさち子 の旦那とよく飲みに行ってたわよ ね本当ね時間が経つのもあっという間だ わでもそのネックレスみたいに形が残る ものって大切よねいつまでも個人のことを 思い出せるじゃ 確かにそうねそう言って私はネックレスを 触った小さな真珠があわれたネックレスは 旦那がプレゼントしてくれたものだ 懐かしい思い出に浸っていると突然ミル さんが大声を出して言い放ったでもこんな 場にそんなものつけてくるって非常識じゃ ないですかその言葉に会場にいた親戚が ざわめくそれにそれって偽物ですよね そんなよんだ真珠ありませんよま貧乏な お母さんには偽物の真珠がお似合いです けど ねあなたなんてこと待ってミク落ち着いて で もミルさんは頬を赤染めていたきっとお酒 でも飲んでいたのだろうそして酔った勢い で言い放ったそんなところだろうか正直 想像とは違うが彼女は自分から自滅して くれるようなので私は徹底的に彼女に痛い 目を見てもらおうとそう心に誓ったそして 私が言い返すよりも前に言葉を発したのは 親戚のみんなだったこの人は何を言って いるのさち子さんが貧乏冗談も用して ちょうだい よくもまあそんなことあなたの目がない だけ でしょ親戚一同が怒りで言い返したことに ミルさんは驚いているようだった私は 立ち上がって彼女の前に立つ どうしてあなたがこの真珠を偽物だって 言ったか知らないけどこの真珠は夫の宝石 店から購入したものよ偽物なんて絶対に

ありえません林宝石ご存知ないかしら はあ林ってあの有名な宝石のあなた自分の トさんの会社も知らず結婚したのさち子 さんはそのお店の元副店長さんなのにえ だってパートなんかしてだから前も言った でしょうお母さんがパートをしているのは 単に生きがいや時間を充実させるためよ 私たちがいらないと言っても毎月生活費を しっかり払ってもらってるわそれに今はお 店も大きくなって引退してるけどお父さん がお母さんのために残した遺産と今までの 貯蓄があるのだから貧乏なんて程遠い言葉 だと思います けど意味がわからないというように呆然と するミルさんシは慌てて彼女のそばに行っ て庇うように立ったちょちょっと待てよ 彼女を責めるのはやめろよはあ お兄ちゃんちゃんと現実見なよその人 やばいんだ よ妹が偉そうにお前に何が分かるんだよ ミルさんはこちらを睨みつけているこの場 で申し訳ないが私は徹底的に話をつつける つもりでここに来たので話を始めさせて もらった あんたこんなことしてただじゃ置かないわ よただで済まないのはどっちかしらね嫁が 悪徳商報して挙句の果てに彼氏さんがいる なんて知られたら耐えられないのはあなた だと思う けれどなんでそれ をそれについては僕からこれが証拠ですが カトさんが取り出した書類には色々な真実 が書かれていただ写真もそこには入ってい て私が行ったカフェやそこにいた男性の 身柄そしてシじゃない男性と中むつまに 歩いているミルさんの写真があっ たこれどういうことだ よそうミルさんは学生時代の悪い友人と つるんで人を騙すそういう商売をしていた のだ それが私がこの間受けた仕打ちの全貌だっ たそしてこの原因はシにも あるシさん確かにあなたの会社と私の会社 は取引先ですがあなたのお名前は聞いて おりませ んそれ はミルさんには日頃から重役として働いて いるとおっしゃられているようですね しかし実際は何の役職も持ち合わせてい ませんよねあああんた私を騙してたの カイトさんの話を聞いてミルさんはわめき 出したため息をついて私は受付に預けてい たアタッシュケースを 受け取るそしてそれを2人の前に置いて蓋 を開けたその中には現金300万円が入っ

ているミルさんあなたが私に不当に要求し た300万よ受け取りなさい不当なという ところを強調すると彼女は一気に顔を赤く して私を睨みつけた彼女が私をカフェに 連れて行った日その日の会話は全て録音し ていた実の息子とお嫁さんにこんな仕打ち をするつもりは元々なかったが痛い目を見 た方が2人のためにもいいと思ったの だただしもう2度と私たちの前に現れない ことが条件よ今回あなたはそれほどのこと をしてみんなに迷惑をかけたの私がもし 死んだ時の遺産などについても動揺よ あなたたちには指1本触れさせません待っ てよ母さん見るとはもう分かれるから [音楽] はあしょうあなたミルさんと結婚するって 報告した時に私とお父さんは止めたわよね それを押し切って結婚して幸せになるん じゃなかったのあなたはミルさんの旦那 でしょ手のひをすぐ返すじゃなくて夫とし て最後まで支え なさい そんなあ然とする2人に親戚たちはそうだ 早く出ていけと声をあげた2人は最初こそ 言い返していたが大勢に勝てるわけもなく とぼとぼと店から出ていったさちこさん 偉い大変だったね大丈夫 えごめんなさい皆さん迷惑をかけてしまっ てそんなん気にせんでいいのよおじさんも 喜んどるわ お母さんミクガイトさん本当にありがとう ねあなたたちにも迷惑をかけてしまったわ ねそんなことないですよ僕たちは僕たちが やりたいようにやったんですやっとのが 降りたように日常が戻ってきた結局あの後 ミルさんは他にも色々な詐欺間のことをし ていたらしく警察にご用となってしまった そうだそしてしはすぐに泣きついてきたが 夫が採算注意してきたことだったので私は 突き放すことを決めたあの騒ぎでシの会社 まで噂が流れてたらしく今は左され子会社 で細々と働いているようだった私はと言う とパートも続け平穏な日常を過ごしている あなたあなたがくれた 真珠今回はこれがきっかけで助けてくれた のよやっぱり個人の残してくれたものには 力があるのかしら ねいなことに巻き込まれてしまったが今回 私は私を支えてくれる周りの人や温かい 存在に気づくことができたこれからも残り の人生日々感謝を忘れないように生きて いこうと 思う私は冬疑実家に住んでいる主婦だ夫と 結婚したのは昨年だったので子供はまだい ない持つとしてももう少し先でいいかなと

思っている幸い義両神に早く孫の顔を 見せろなどと言われていないのでとても 助かっているうちの義両親は本当にいい人 たちで私はこんなところにとげて良かった なと思っている夫は第2師だが長男なので 疑実家に住むことになったわだが最初は嫁 いりされるのかなと怯えていただが義母は とても優しくてまるで仏のようだし義父 だって 優しいあらお掃除ありがとうふみさん ちょっと休んだらいえ全部終わらせて しまい ますそんなに張り切ったら倒れてしまうわ よあなただって忙しいだから大丈夫です体 は丈夫なんででも無理しないでねふみさん ただいまさっき焼き芋が外で売られていた から買ってきたよわあいい 匂いふゆさんこれ好きだろうさあ熱々の うちに食べなさいではお言葉に甘えて両親 もしし夫だって私のことを支えてくれる 本当に幸せなのだがそんな些細な幸せを ぶち壊してくる人間がいて最悪だそれは 義姉だ義姉は夫と年が離れていて37歳で 3人の子供がいるシングルマザーだしかし 彼女は大手銀行に務めていて年収が高い からしんままでも十分やっていける らしいそして大変ブランドもが大好きな ようで私にいろんなものを見せて自慢して いたたまに疑実家に来ては嫌みったらしく 私の持ち物や服をけなしてくるところも腹 が立つ あらまたそんな貧相な格好してるのねなん だかボロって感じ えもしかして涼からお小遣いもらってない とかまあ専業主婦がもらえるお小遣い なんて高が知れてるわよね私は大手銀行 勤務だししんままでもブランドもを変える のよ ああそうですかほら見てよこのバッグ先月 の雑誌に乗っていたD社のバッグよ品がっ ていいでしょう ええ素敵ですねまあ専業主婦のあんたには こんなもの一生持てないでしょうけどね私 はエリート銀行員だからなんだって変える けど義姉は確かに綺麗な服を着ているし 持っているバッグもくつも高いものばかり だったそれに子供たちにいいものを着せて いるようだっただが子供のしつけに関して は最低だと思う義姉は子供たちをのびのび 育てると言っていたが全く叱ったり注意し たりしないので疑実家の中で暴れ回ってい た義士の子供は上から8歳6歳5歳なのだ が全く言うことを聞かない家の中でせを あげて走り回り生を破いたりガラスのドア をバンバン叩いていたその旅に私が注意し

ていたのだがなぜかこっちが怒られるはめ になって最悪だちょっとそんなに叱らなく たっていい でしょうでもおもちゃでガラスを叩いたり したら危ないですよ壊れて怪我するかも しれませんし大丈夫 だってこだまなんだから仕方ないでしょ え私はねのびのびと自由に育てたいの あれこれ我慢させたらかわいそうでしょ ただでさえシングルマザーなんだから はあそれとこれとは別問題だと思うのだが 何を言っても聞かないと思うので黙ってい たも孫である子供たちを叱っていたが全く 効果はないだから義両親も孫が可愛くて 仕方ないというより疲れはてている感じ だったみんながみんな孫が大好きなわけで はないと思うし孫フィーバーだって塔に 終わっているだろうだが義姉は孫の世話を 喜んでしてくれる親だと思って頻繁にけに 来る大体それは義姉がネイルやエステに 行く時だったので勝手だなと思ったじゃ 今日もネイルに行ってくるからよろしくね え待ってください今日はそんなの聞いて ません はああんたは専業主婦で暇なんだし子供の こと見ててよ私もやることがあるんですっ て いいでしょじゃあね義姉はそうしてネイル に行ってしまった迎えに来てくれたのは3 時間後だったのでかなり疲れてしまった 走り回る子供たちを注意したりその間に 家事をしたりしていてヘトヘトだ何度断っ ても連れてくるし本当にどうしたものかと 思っていたそれから数年経った義両親は 介護が必要になってしまった私たちには 子供がすでにできていたのだが子供の世話 と介護でてんてこまいだった毎日こんな ことさせてすまないなあいえいいん ですごめんねふさんに迷惑かけて気にし ないでくださいね本当の親のように優しく してくれた彼らに対して私は恩返しする のみだと思っていただから介護だって辛く ても頑張れたし彼らの笑顔を見るだけで ほっとする夫も子供も家事を手伝ってくれ て私は本当に支えられているなと感じた ある夏のことだった義姉がサングラスを かけて大きななキャリーを引いて子供たち を連れてやってきた姉ちゃんそんな派手な 格好してどうしたのえまあ旅行に行くから 旅行そうなのそういうことだからふみさん 全部やってね えハワイ旅行行ってくるから脳なしは子供 3人の世話との介護 よろしく ハワイじゃあ

ねすでに少し大きくなっていた子供たちだ がそれでも友達と海外に行くために日本に 置いて行くなんてひどいと思った別に義姉 に言われなくても義両親の介護はやる つもりである あいつなんて言ってた えっとハワイに行くから子供の面倒と親の 介護よろしくとかなんと かそう か全くレイ子はどうしてあんな風になって しまったんだろうね はあふみさんり私たちを成田まで連れて 行ってちょうだい え母さん言ってどうするんだ介護が必要と 言っても全く歩けないわけじゃないし 大丈夫よさあお 願い分かったじゃあみんなで行こう子供 たち は何が起こるかわからないしうちの姉に来 て見てもらうわそっか近くに住んでいるし なそういうことで私は姉に頼んで疑実家に 来てもらい子供たちのことを見てももった 義姉の子ももう大きいとはいえ留守番さ せるのは心配だったし姉に来てもらえて 安心だもちろんうちの子供のことも姉に見 てもらうことにしたそれから私たちは車に 乗って成田空港まで向かったのだが思って いたより道が空いていてよかった空港では すぐに義姉のことを見つけられた義姉は 派手な花柄のワンピースにサングラスを かけていてハイヒールを履いていたからだ まだハワイについてもいないのにすでに 常夏気分でも味わっているのだろうか レイ子お前勝手に子供押し付けて何やっ てるんだ え お父さんなんで立ってるの義父は足が悪く なっていたので義姉は立てるはずなんて ないと思っていたようだだが義父は きちんと自分の足で立っているお前何も 知らないんだな え俺の足の手術のために一旦ふみさんがお 金を出してくれたんだ保険の給付金が入る まで なちょっと待ってよその嫁はただの専業 主婦でしょ 手術のお金なんて出せるわけないじゃない あんた本当に何も知らないんだねふみさん は専業主婦じゃないよちょっとどういう ことふみさんは社長なんだよだからとても 忙しいのよえ ちょっと社長ですって義姉は私の方を見て 固まっいたずっと専業主婦だからお小遣い も少ないと言ってバカにしていた相手が 社長だなんて思わなかったん

だろうだから私のことをじろじろ見て本当 なのか確かめようとしていただからとても 忙しいのに勝手に子供を連れてきて何が ハワイ旅行だででも友達と旅行だから へえその友達とやらはそちらの男性 えっとその方うちの社員です既婚男性です けどそんなことしていいと思ってるんです かちょっと待ってせやさんがあんたのとこ の社員ですってええそうですよ私はせや さんがハワイに行くのも知ってましたうち では社員が休暇を順番に取ることになって いるんですけどせやさんは自らハワイに 家族で行くとおっしゃってましたのででも おかしいなと思ったんですだってせやさん の奥さんは妊娠中ですから え何でもペラペラ話す人ってボケを掘り ますよねせやさんも自爆したってことです よ 義姉とその横にいたせやさんは固まってい たこのせやさんはうちの社員なのだがまだ とても若い確か25歳くらいだったと思う が奥さんが妊娠しているのにハワイに家族 旅行とか言っていた妊娠中でも旅行に行く 人はいるかもしれないがせやさんの奥さん はすでに臨月に入っているだからそんな 状態で海外に行くわけなんてないと怪しん でいたのであるさらにせやさんは業務連絡 で私に誤爆ラインをしてきたれい子さんが どうたらとか言っていたので ああもしかしてうちの義姉とおかしなこと をしているのかななんて思ったのである そしてせやさんがハワイに行く日と義姉が うちにやってきが同じだったのでこれは黒 だと思ったのだよその家庭を壊してまで ハワイに行きたいんです ねそそれはふみさんの邪魔をするだけで なくお前はそんなことをして恥ずかしいと 思わないのかでもただの遊びなんだから いいじゃないのこれくらいみんなやってる わそんなのだから旦那さんに離婚されたん じゃないのあんたの浮気が原因で離婚され たの覚えてないのえ えっと全く情けなくなるよこんなのが娘だ なんて私は泣きたくなるよ本当だな俺は もう呆れてしまった よさん最低だね妊娠中の奥さんがいる人を 奪うなんて頭がどうかしてるよそれになん で勝手にふみのこと専業主婦だと思ってた の俺は働いてるって何度も言った気がする んだけどだってふみさんは常に家にいる じゃないだから専業主婦だって思っても おかしくない でしょまあ冬は週に2回しか会社に顔出さ ないしねうちの隣にあるビルは不のものだ からすぐに行ったり来たりできるし

え家事をやるために一旦会社から帰ったり もできるんだよなあふみええあのビルは私 の会社のものです家から歩いてすぐですし 出社も週に2回なのでほぼ在宅ですね リモートで何でもできて助かりますこれ だったら介護しながらでもできちゃいます しね実は疑実家の隣には結構大きなビルが あるこれは私が持っているものだIT系の 会社なのだが私は若い頃に起業していた いつかは自分の会社を持ちたいと思って なんとかビジネスを成功させようと奮闘し ていたそして夫と結婚した頃にかなり 儲かったのでビルを買い取ったのである うちの会社は自由な雰囲気なので毎日出社 しなくてもいいことになっているみんなが 好きなところで働いてもらいたいので面と 向かって話す必要のある会議などは会社で 行うがそれ以外はリモートでやってもいい と決めたその方が効率がいいしみんな楽し そうだからだ私は社長として忙しい時は 出社しているが家事をしたり介護をしなく てはならないのでリモート中心なのだだ から家にいることが多いので義姉は勝手に 専業主婦だと思っていたのだろう家で リモート会議をしている最中にも子供を 連れてこられてはっきり言って迷惑だった し大変な思いだってした 今まで耐えてましたけどもううんざりです 今後お子さんを連れてこないでください そうだお前はふみさんの大変さが分かって いないだだって専業主婦だと思ってたから でもお父さんたちだって孫が見れて嬉しい でしょ孫と一緒にいられて嫌な人なんてい ないはずよお前は何を言っているんだ全て のじいさんばあさんが喜んで孫の面倒を 見るとでも思っているのか何度注意しても やんちゃをやめないし物だって壊された お前はそれを分かってないんだでで もなんだったら壊されたものを弁償して もらったっていいんだぞ俺が大事にしてい た高級な時計弁償してもらおうか えあれ300万はしたのに なちょっと待ってよそんなの払えるわけ ないじゃない おや大手銀行勤務のエリートならそれ くらい払えるだろうだってブランドもも たくさん買っているんだしああれは レンタルサイトで借りてて はあブランドバッグのレンタルサイトが あるのよそこでならたくさん高級ブランド のバッグがレンタルできるのよじゃあ子供 たちの高華そうな洋服はああれは オークションで格安で手に入れててそこ までして見を張りたいなんて姉ちゃんは どこまでも見えっぱりなんだ

なだってだからて見下されたくないのよ別 に新ままだからって見下す人はいないと 思うよ姉ちゃんが見下されてるとしたら義 に嫌みを言って子供の面倒を押し付けて さらに既婚男性とハワイに行くことか なそうですね見下される要因がたくさん ですねさてここで奥さんに登場してもらい ましょかえと言っても電話です今からせや さんの奥さんに電話しますやめて私はせや さんの奥さんを知っているなぜなら彼女も うちの従業員だからだ私は奥さんに電話を してスピーカーモードにしたそして奥さん に全ての事情を話した奥さんは夜さんにに 嘘を疲れていたらしいせやさんは私に対し てハワイに家族旅行だと言っていたが奥 さんに対しては男友達とサーフィンに行く と言っていたようだあちこちに嘘をつく 最低な男だせやさんは奥さんに罵倒されて 泣き出していたそれから義姉は奥さんに 慰謝料を要求すると言われて青めていた そんな私が慰謝料を払うですって私一般職 なのに え総合職なんかじゃなかったのよ私は一般 職でお給料だってそんなに良くないのよだ からブランドバッグもレンタルしていたし 子供の服だってオークションで買っていた のにええそうだったんですか全部張りぼて だったんです ねなんと義姉は大手銀行に務めてはいるが 総合職ではなかった らしい結婚前に私は義姉から自分は総合色 でお給料がとても高いと自慢されていた 確かに銀行や勝者なんかの総合職は事務的 なことをやる一般職より給料がいいそれは 私も1度は就活を考えたことがあったので 知っていた義姉は嘘で自分を塗り固めてい て何もかも張りぼてだったんだなと思うと 哀れに思えてきたなんてやつだお前はどこ までも嘘つきなんだなあんたはそうやって 見を張ることでしか生きていけないのねだ だっ て俺はお前のことなんてもう助けないぞ あの時計を弁償してこの奥さんに慰謝料を 払えよなそうよあんたが悪いんだからご ごめん なさい俺らじゃなくてうみさんと奥さんに 謝れ申し訳ありませんでした義姉があまり にもも大きな声で謝るので周りにいた人は こっちを見ていたなんだか修羅場になって いるなと思われたらしくひそひそ話をされ ていたそれから空港には大きなお腹の奥 さんとそのご両親がやってきてせやさんは めちゃくちゃ叱られていたもちろん義姉も 土座して泣いていた専業主婦と言って見し てすみませんでしたでも私本当に助けて

もらわないと無理なのお願い子供たちの 面倒を見 て私も忙しいので無理ですじゃああの子 たちがどうなってもいいの交換条件を出し ましょうこれから2度と私たちを見下さ ないことそれからお父さんたちの介護を 手伝ってくれる ええ分かったわこうして私は1度は義姉を 助けてやっただがまた問題を起こしたので 義父が家から追い出した義姉は結局また 1人になってしまったかわいそうかなと 思ったけれど1度助けたのに裏切られたの だから 仕方ないあれからせやさんは会社になって やめてしまった職場が同じ奥さんに会社や リモート会議で会いたくないからだろう今 は義両親と夫と子供で平和に暮らしている 義姉は時計の弁償と慰謝料で貯金が なくなったそうだ子供たちは施設に入った そうだがあんな義姉が育てるよりいいん じゃないかと思った DET

【スカッと☆厳選7本総集編】結婚式後、温泉旅行に呼んだ5歳の姪が車を運転する夫を見ながら「お兄ちゃん、この車で何人〇〇したの?」→不思議な力を持つ姪の言葉で、夫は顔面蒼白で震え出し…【修羅場】

スカッとする話を中心に朗読形式でお届けしています!
☆チャンネル登録はこちらからよろしくお願いします☆
http://www.youtube.com/channel/UC9Hd679L2faWD0aJQHeAlrA?sub_confirmation=1

★いっきにスカッとするならこちら(動画いっき見)★

※ナレーションが不要だと感じられた方はミュートにしてお楽しみ下さい。
※動画の再生速度は右上の設定から変更可能です。
※スカっとゼミ‼︎では実際にあったエピソードを元に再現、編集してご紹介しております。
※当チャンネルの動画に登場する人物は仮名です。実際の人物や地名とは関係ありません。
※当チャンネルのストーリーはオリジナルです。
二次利用、複製、無断転載等の行為は固く禁じております。

画像、映像は著作権フリー素材を使用しております。
BGM引用元:YouTube Audio Library
若林タカツグ/カッパエンタテインメント

#朗読#スカッとする話#スカッと#スカッとゼミ#嫁姑
#義母#姑#義両親#嫁いびり#旦那#修羅場#スッキリ
#夫#トメ#スッキリする話#離婚#離婚届#義父
#スカッとする話短編#スカッとする話復讐#スカッとする話仕返し
#スカッとする話総集編
#スカッとする話#復讐#因果応報#スカッと修羅場朗読まとめ
#スカッとする話まとめ#スカッとする話嫁姑
#嫁姑問題#図々しい話#痛快#スカッと話#修羅場な話
#スカッと実話ジャパン#スカッと スカッと感動
#スカッとする話自業自得#修羅場な話#50代#60代#70代
#スカッと朗読#スカッといい話

1 Comment

Write A Comment