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Announcer 女子アナ美人

【スカッと☆厳選7本総集編】実家で兄と父に嫌われ続けた母が追い出され私夫婦の家へ。母「二千円貸して下さい…」夫「お義母さんと一緒に住もう」私「え?いいの?」→結果【修羅場】



【スカッと☆厳選7本総集編】実家で兄と父に嫌われ続けた母が追い出され私夫婦の家へ。母「二千円貸して下さい…」夫「お義母さんと一緒に住もう」私「え?いいの?」→結果【修羅場】

[音楽] 私は最高27歳の女性だつい最近結婚した ばかり だ私は実家にいた時父と兄からとんでも ない扱いを受けてい ただが私だけではない母も私と同じく彼ら からい使いを受けていたの だ私たち女はまるで奴隷のようだっ た父と兄が何かを命令したらすぐに動か なければならないちょっとでも動作が遅い とのまだとのしられていた幼少期から ずっとそんな感じであっ たお前はなんでそんなにのろまなんだいい からさっさとやれはいお父さん 全く小学生になったっていうのにこんな こともできないのか情けない奴だなこれだ から女はダメなんだそんなこと言わないで お父さんうるさい黙れお前にお父さん なんて呼ばれたく ない私は幼稚園児の頃から家事をやってい たが小学校に入ると父からもっと使われた 父と兄はのんびりくつろいでいるのに私と 母は常に動きっぱなし だ彼らが飲み物が欲しいと言ったらすぐに 持って行かなければならないそして真冬で もアイスを食べたいと言われたら寒い中母 とコンビニに行かねばならなかっただから 私も母もれてい た母は私のことを不便に思いいつも泣いて い たごめんねこんなことになってお母さんが 弱いからさこがあんな風に言われるんだよ ね違うよ お母さんさこいつかはこの家を出ていくん だよしっかり自立しなさいそしてお父さん やお兄ちゃんから逃げるんだよでもそうし たらお母さんは私はいいんだよ最後さえ 幸せになってくれれ ば私は高校2年になった時大学進学を考え ただが父が女に学問など必要ないと言った のであるとても古い価値観を持っていて女 は高卒で十分だと思っていたのだ だが私は新学校に通っていたので周りの子 はみんな大学に行くそれに私は勉強が好き だったので絶対に大学に行きたかった父は それでも許してくれなかったしかし母が その時だけは父に反抗していたこんな強い 母は見たことがないと思ったあの子は勉強 が得意なんですだから大学に行かせます はあお前はこの俺に立てつくのか女に学問 はいらないと何度言ったら分かるんだ どうせ嫁に行って飯を作るだけの女に学問 なんているのか学問は絶対に無駄になり ません結婚して子供ができたって役に立つ 時は来るんですじゃあ勝手にしろ俺は学費

なんて出さないからな そうですかじゃあ私がどうにかしますの で母は今まで貯めていた貯金があるからと 言って私を大学に進学させてくれ た第一志望の大学に受かっていたのだが 私立なのでお金がかかって申し訳ないなと 思っ たしかしそのおかげで夫と出会いたので ある今まで男性は怖いものだと思っていた のだが夫はそれを覆してくれ た同じサークルで出会った夫はとても 優しかったそして明るくて人を笑わせる ことにたけてい たずっと実家で父や兄からしいたげられて いた私は初めて男性に対していい感情を 思っ たこんな人とならみたいなと密かに思う ようになったの だでもなかなか告白できなくてずっと恋心 を秘めたままだっ たそうして結局大学時代は付き合わずにい た卒業してから逃走会があって私は夫と 再開し た彼は道がいるほどあか抜けていて都会の 男性になって 私の実家は東京ではあるがだいぶ田舎の方 で大学時代はアパートを借りて住んでいた そして私も大学を出た後はずっと23区内 で働いているのだが会社では芋臭いと言わ れていたこんな芋臭い女が彼の隣にいて いいのかなと思ったが彼が隣に来なよと 言ってくれたのでで近寄ったので あるそして懐かしいサークルの話で 盛り上がって私と彼は付き合うことになっ た1年半付き合った後正式にプロポーズさ れたこうして結婚したので ある結婚して新しい家庭を持った私だが 実家の母のことが心配だったまだ母は父と 兄にコ使われているのだろうかと思うと胸 が締めつけられる思いが するもしもしお母さん最近はどうしてるの なんともないわよそれより最は無理して ない大丈夫こっちは何ともないよゆうやけ くれるし料理なんて私よりうまいかもへえ ゆ君てお料理が上手なのねやっぱりお父様 が料理人だから かしらそれもあるかもねま何もないから 心配しないでお母さんこそ体に気をつけて ねはいはい分かってる よ母はいつも通りの優しい声でそう言った でもなんだか私は胸騒ぎがしたやっぱり母 は父と兄に ひどい扱いを受けていて困っているのでは ないかそんな予感がしたの だ父と兄は女である私たちのことを嫌って

いたがこさ母を嫌っていたそれは母の顔に 傷があるせい だ母は私を産む前に事故にあったそのせい で顔に目立つ傷が残ってしまったのだ 父はそれを見にくいとかひがしと言ってい ただから母は傷がある方の右側の顔をいつ も髪の毛で隠してくれ た母は父をかばって怪我をしたのにひどい なんて言われてかわいそうである父は何の 恩義も感じていないんだなと思った兄だっ て汚らしいから参か日に来るなとか言って いたがひど すぎるそんなことは家族であっても言って はいけないと思っ たある日私は夫と2人で晩酌していた真夏 で扱ったのでおつまみを食べながら冷えた ビールを飲んでいたのであるそうしたら家 のチャイムが鳴ったもう夜の21時前だし 一体誰かなと思った夫と共に出てみたら母 がそこにい たあゆうやけ ああお母さんどうされましたこんな時間 にあの2000円貸してくださいさこ ゆうやけごめんなさいね え2000円くらいいいけど一体どうした のとりあえず漫画喫茶っていうところにで も行こうかと思ってえお母さん漫画とか 好きだったっけ今から行ってどうするの とりあえず寝られたらそれでいいのよ え私お父さんたちに家を追い出されちゃっ たからお金がなくて ね私はびっくりして固まってしまっ た母から詳しい話を聞いたとんでもなく ひどい内容だった母は今日の夕飯後にいつ ものように家事をしていたそうだその時父 と兄が追加のお酒を買ってこいだのアイス を買ってこいだの行ってきたそうだそこで 母は小銭に入れとスマホだけ持って家を出 たしかし家に帰ってみたら家の内側の鍵が ロックされてだそうだ開けてねお酒とか 買ってきたわよそこに置いておけお前 なんてもういらない俺には必要ないんだそ そんなさっさと買ってきたものを置いて どっかに消えろ薄汚いため嫁がう ううこうして母は途方にくれた小銭にも ほぼ使い切ったのでタクシーにすら乗れ なかった だから遠い私たちの家まで歩いてやってき たというわけ だそうだったんですかそれはひどいです ねもう私みたいなのは様子ってことかしら ねなサコお母さんと一緒に住もうえいいの ああ俺は何ともない部屋だって余ってる からそこを使ってもらったらいい ででも新婚さんの邪魔をするなんて悪いわ

ええんですよ俺はお母さんのことを本当の 母親みたいに思ってますから あありがとう ありがとう母は越を漏らして泣いていた きっと優しくされたことが少ないから夫の 言葉に救われたのだろう 夫は早くに母親をなくしていて料理人の 父親に育てられた苦労人だ大学だって奨学 金を得て卒業しているだから人の痛みが 分かるのだそんな夫思って私も幸せ者だな と思っ たうちの父や兄とは正反対の人種 だそれから私たちは3人での暮らしを スタートさせた母は私たちが帰ってきたら すぐに熱々の料理を食べられるように準備 してくれていた何もそこまでしなくていい のに私やゆうやけ家事はやるよいいのよ私 がやりたいだけだからそうありがとうね なんだか申し訳ないです 母の手料理を食べた後ゆっくりしていたら チャイムが鳴った玄関の外に立っていたの は父と兄だったやっぱりここにいたかお前 よくも俺にあんなLINEを送ってくれた な何があなたとはもう一緒にいたくあり ませんだだから何だって痛くないから正直 に行ったまでよおおなんだか強気だなお前 はいつからそんなに偉そうになったんだ出 て行けって言ったのはあなたでしょだから こっちから離婚してあげるって言ってるの よまあ別にお前みたいなおばさんがいなく ても困らないけどな離婚するなら慰謝料を よせ はい父は母に対して慰謝料を要求すると 言っていた一体何があったのかと思っ たお前最近若い男と一緒にいるだろう それって浮気だよな違いますけどほお仲 良さそうにしているみたいだが別に変な ことはしてないわよ母が若い男性といた なんて知らなかった私はどんどんパニック になってしまったもしかして母は本当に 浮気をしていたのだろうかまだ父と母は 離婚していないし母が本当に他の男性と 仲良くしていたなら母が不利だだから私は 母の方をちらっと見たしかし母は私に ウインクをしてきたきっと大丈夫という 意味なんだろうこの薄汚い汚れたおばさん めお前なんて離婚になったら1人で生きて いけないくせ に俺に慰謝料をよして惨めな最後を迎える がいい別に離婚されても困りません私は 仕事を持ってるので は多分あなたが見たっていう若い男性は私 の取引相手ねとても優秀で素晴らしい人な のし仕事だってお前はずっと専業主婦の はずじゃ家でできる仕事をやっていたのよ

パソコンがなくてもスマホさえあればなん とかなるしねたまに打ち合わせでその人と 会っていた のそそうだったのかそういうわけで私の 預金は5000万あるわだからあなたと 離婚したって何も問題がない の父はポカンとしていた兄も同じような 表情をしていた今までも兄も母が仕事をし ていたなんて知らなかったのだろうだけど 私だけは知っていたこっそり教えてくれた の だお父さんとお兄ちゃんには内緒にしてい てねと言われていたがきっとお金を当てに されると思っていたのだろうそうかそうか じゃあやり直そうまた家に戻って こい父は母にお金があると分かってこんな ことを言っていただが母は父に対して 冷たく行い放ったえ私は帰りませんよもう あなたと離婚しますからはなんでだ俺が お前と住んでやるって言ってるんだ住んで やるですってなんでそんなに上から目線な のかしらもう私は昔みたいに弱くないわよ あなたなんかいらないのよ浮気男 え母から飛び出した浮気男というワードに 父は驚いていたようだ横にいた兄も びっくりしていたあなた私の取引相手で あるみささんに言いよってたでしょえ えっとまだ25歳ってサコより若い女性に 手を出すなんて気持ち悪いのよ最低ね違う んだそれは誤解なんだどこが誤解よこの 写真を見てもまだそう言えるの母はスマホ のカメラロールからある写真を見せていた その写真は父がみささんという若い女性と 仲良くしている様子だなんだか距離が近い し顔を近づけている気持ち悪いおっさんだ なと思ってしまったこんな変態が父親だ なんて私はとてもショックだどうして母が 取引相手の1人であるみささんと父の関係 に気づいたのかそれにはわけがあるある日 母はみささんと直接顔を合わせての 打ち合わせのためにカフェに来ていたオン ラインで打ち合わせをすることもあるそう だが月に1回はこうしていいらしいその時 みささんが指にはめていた指輪が気になっ たようだそれは昔母が自分で買ったものに そっくりだったらしいそこで母はみささん に素敵な指輪ねと話題を振ったみささんは お付き合いしているおじ様からもらったん です中古だけど高価なものなので気に入っ て ます発言したそうだそこで母は父があげた のではないかと思ったそうだこのイヤと エメラルドの指輪は母がオーダーメイドし て作ってもらったものだだからこの世に1 つとして同じものはないデザインも

オリジナルのものだから父が勝手に浮気で のみさんにあげたんだと思ったそうだそれ から家に 宝石箱を開けてみたらやっぱり指輪が なくなっていた母はそれで確信したよう だそういうわけであなたには浮気の慰謝料 を要求しますそれで離婚ですそんなじゃあ 家の家事は誰がやるんだはあそんなの あなたとお兄ちゃんでやればいいでしょ父 も兄も家事はでだめだ何もできないので 全部女である私たちに丸投げだっただから 母がいなくなったら困るのだろうだったら あの時どうして母を追い出したりしたん だろうと思ったそこで私も口を挟ん だお母さんに出て行かれたら困るくせに どうしてお母さんを追い出したのそれは 意地悪のつもりで は浮気女にはひどい目に会ってもらおうと 思ってただけなんだだから俺は悪くない まだそんなこと言ってるの浮気してたのは お父さんなのに最低よ気持ち悪いの よ今まで私も父や兄に逆らえなかっただ けど今はもうそうではない夫という心強い 味方もいるそれに母だって強くなっ たそれなら私だってもっと強くなって自分 や夫そして母を守らなければならない自然 にそう思えたので父に強く言うことができ たのだ兄はめそめそ泣いていてこれから どうしたらいいのかわからないと言ってい たなんと兄は卵焼きすら作れないらしい できる料理はベーコンエッグとサラダだけ だそうだこれは料理のうちに入るんだろう かと思ったそんなに料理ができないなら 2人で一生カップ麺でも食べていればいい 母は家政府でも奴隷でもない浮気をされて いるのになんでのこのこ家に戻る必要が あるのだろうか父も兄も頭がおかしいし まともに会話できないなと感じ たさてそうと決まったら準備ねいい弁護士 さんを探さないと待ってくれもう知りませ ん協定でも裁判でもいいから絶対に離婚 するわあなたからは精神的苦痛も味わった し慰謝料はたくさんもらえるかもねそんな やだそこで兄はにやりと笑っていた離婚に なっても親子の縁は切れないだからいつか 母がこの世からいなくなっても遺産が もらえるだろうと言っていたしかしそうは いかなかっ たまあなたには遺産はやらないわよだって 私に対してひどい侮辱をしてきたじゃない そんな人間は相続できないのよ知ってた 相続排除 よ兄は またもや目を見開いている今まで侮辱して きたことがそんなに悪いことだと思ってい

なかったようだ非相続人に重大な侮辱を 与えたらこうなると分かっていなかったの だろう兄はギンギン泣いていたあまりに うるさかったのでご近所迷惑になるかと 思った私たちが住んでいるのはマンション なのでに声が響き渡るそしてうるさすぎた ため隣の男性が出てきたなんだか怖そうな 人で私たちはあまり関わらないようにして いたその男性が父と兄に向かって一括した ので彼らは逃げるようにして帰って行った それから母は父と離婚した相当揉めたよう だがなんとか母は慰謝料をもぎ取ったので あるもちろん浮気相手からも絞りとりその みささんとは仕事をしないようになった父 はあれからすっかり塞ぎ込んでしまった ようだ兄も同じく遺産がもらえないと 分かって毎日憂鬱な気分で過ごしている らしい父は仕事も手につかなくなり だんだん感触に追い込まれた そして最後は自主退職した兄はいい年して フリーターなので兄の稼ぎだけじゃやって いけないそういうことで私にヘルプ妖精が 来たが無視したもちろん電話番号は着信 拒否にしてLINEもブロックし た母はそれから違うマンションに移り住ん だずっとうにいるのが申し訳からだそうだ 夫は寂しがっていたがつかず離れずがいい のかもしれない今もたまに3人で食卓を 囲むが本当に 楽しいだがそのうち4人になる予定だ実は 私は妊娠したからだ子供が生まれたって父 に見せてあげるつもりはないあんな気持ち 悪い人間に孫を抱かせてやろなんて思え ない今後は夫母そして子供のためにもっと 強い女性になろうと 思う迷惑かけてすま実は わしその事実を知った直後驚きと義父に 対する感謝の気持ちそして清々しさに包ま れ た私の名前は優香読んで地のごとく優しい 香りがする花々に囲まれる4月この世に 生まれたあれから45年が経ち家庭を持つ 妻としてそして母親として家族のために 頑張り1日1日を大化してきたのだが家族 以外のことで問題は起こったのだ家族と だけなら楽しい時間が過ごせていたの に夫の剣一とは大学のサークルで息統合し 付き合いから結婚まで至った私たちの間に は1人息子がいるが社会人として都会で 働いているのでこの家に帰ってくるのは 半年に 1度夫婦2人の時間が取れるようになって から私と健一は2人で初めて行った場所へ もう一度行き懐かしむことが楽しみの1つ になってい

た明日の休みはスペースランドに行くか さてここで問題ですあの遊園地で23年前 優香がやらかしたこととは何でしょうえ私 何かしたか な突然の剣一の質問に必死で頭をフル回転 させる 私そんな昔のことあ分かったコーヒー カップに乗った後目が回ってフラフラに なって近くの池に落ちたんだった正解あの 時恥ずて他人のふりしようと思ったもん ひどいどうしてあの時繋いでいた手を離し たの よてな感じで私の恥ずかしいエピソード 笑いながら語るのもいいものだ家の中で 2人きりになったとしても決して暗い 雰囲気になることはなく仲良く暮らしてい た剣一は交代勤務ということもあり少し しか顔を合わせることができない日もあっ たが一のに合わせて私も仕事をしていたの で寂しく思う日は少なかったのだがそんな 時私たちの生活を左右する重大なことが 起きてしまう義父が末期の水ガを患って しまったのだ手術をすることは難しく5年 生存率は2%を下回る深刻な病私も剣一も 憎くてたまらず握り拳に力が 入るながある日突然大きな病に置かされた 時自分たちには何ができるのか何をするの が最善なのか浮かんでこず頭が真っ白に なるものだ剣一には隣町に住む姉がいるが まだこのことを知らないとりあえず早く 知らせておこうと新一はスマホを手に取り 電話をすると7回のコールの後か高く 大きな声がじき越しに聞こえてきた めったに電話かけてこないくせに一体何な の今夕飯の準備で忙しいんだ けど大事な話があるから明日の夜家に行く から急な展開に義姉はごちゃごちゃ文句を 言っていたがそんなこと気にしている場合 ではない原一は要件だけ伝えると受の赤い ボタンを押したもも性格が合わず親戚の 集まりがあってもも顔を出すことのない 自由本法な義姉のことを憲一が気に止める ことはなかったのだが今回だけは話は別次 の日急遽休みを取った私たちは義子の家に 出向き玄関のチャイムを鳴らすと真っ先に 出てきたのは義姉の夫だったのだがまた この人も決して感じがいい方ではない低い トンで顔の表情を変えることなくドアを 開け私たちが靴を揃えるまでじっと見て くる威圧感は嫌なものだリビングへ行くと 義姉が私たちに冷たい視線を向ける半年 ぶりに会うというのに他人以下の扱いをさ れる中剣一が強い差しで義姉を見つめる そして父親の病気について伝えると義子の 口から信じられない言葉

がだからなんだっていうのわざわざ行って くるなんて病気になったのは父さんの事 自得でしょあんたたちまさか私に看病をさ せるつもりでここに来たんじゃない でしょう ね父親が病気になった悲しみを表現する より先に自分たちに被害が及ばないように ガードしてきたのだ病気になりたくてなっ たわけではない父親をこんなに見下す娘を 見たのは初めてで同じ人間として 恥ずかしかった私の怒りは頂点に達し冷静 に話すつもりだった両親さえ削れて いくあまりにひどすぎますそれでも お父さんの娘ですか大事な人が苦しんで いるというのにそんなに偽善な態度でい られるなんてご自分が逆の立場だったら 絶対に悲しむはず ですこれで少しは考えを改め大人しくなっ てくれると思っていたのだが私の考えは 甘かったようだふざけたこと言わないでよ 娘だからって面倒を見ないといけない 決まりなんてどこにもないわそんな話を 持ち出すくらいなら自分ですればいいじゃ ない健一だって私と同じく父の子供なんだ から確かに私の夫である健一も義父の子供 だし義子だけに責任を押し付けることは できない無責任な義子だからこそこんな時 くらい義父の面倒を率先してみるべきだと 思っていたのだがこのような人は都合が いい言葉を並べるのが得意だ言われている ことに違いはなくこれ以上何を言っても 無駄だと思い食い下がることにいやいや話 を聞いている義姉に義父のことを任せる くらいなら一層のこと私たちが看病した方 がいいとは思ったが専業主婦の義姉とは 違い共働きの私たちに時間はない一が仕事 を辞めるくらいなら私がやめた方が家計の ことを考えればのだが今の仕事にやりがい を感じていた悩んでいる私に義姉は 勝ち誇った顔で最終兵を出してきたの だそういえば優香さんって介護の資格を 持っていたわよね素人の私に比べて知識が あるんだしここは任せるべきだわ病人に とってもプロの人に世話してもらった方が 安心する でしょうあれは年前の話になるが兄弟がい ない私はもし両親に何かあった時に面倒を 見ることができるようにと介護資格を取得 し老人ホームのヘルパーとして働いていた ことがあるのだうまい具合に逃げようと する義姉をこれ以上追っても無駄だと思っ た私たちはひとまずここで話を打ち切り 帰宅し2人で考えること に厄介で忍のない屋でごめな俺が言った ところで自分を見直すほど柔軟な性格じゃ

ないから何も言えなかっ たうんうんきっと剣一が何を言ってもダメ なことは分かっていたし剣一は悪くない よどうしたらいいんだろう優香は今の仕事 が好きだってのが伝わってくるし親父が 病気になったところでそれを奪うのは 申し訳ないでも こんな時でも健一が私のことを一生懸命 考えてくれていることが嬉しかったしかし 義姉とは違い私は鬼ではない大事な義父の 人生を1分1秒大事にしたい気持ちが最 優先だっ た大丈夫私のことは心配しないで仕事 なんて後でどうにでもなるわそれよりも お父さんがいてくれたおかげで健一と 出会えたわけだし感謝の気持ちを伝えたい の申し訳なさそうにうるんだ目で私を見て くる剣一の手を握っ たね一緒に 頑張ろう剣一の表情が少し明るくなったの を確認し大きな問題へと話を持って いく1番の問題はお金のことよ ね剣一に話を聞いていたのだが義父は掛金 が1番安い保険にしか入っていなかったと なれば必然的に保証される費用は最低限に なり必需品など実費で出さなければなら ないそうだなあ姉さんたちは絶対に金を 出すなんて言わないだろう しそうねしかも面倒を見ないとなればその 分多く出すって言ってもいいはずなの に義のなさに呆れ期待はしていないものの 自然に愚痴となって現れてしまう病すると いうのはへこんだモチベーションを自分で あげる力も必要でそう簡単なことではない 自分との戦いでもあるのだ次の日今まで 居酒屋の厨房で若い子たちから頼られ脇 あいあいと汗を流した仕事から離れること にみんなに事情を話すと納得してくれたが 私がいなくなって残念だという気持ちが 伝わるほど暗い顔をしていたまた戻ってき てねという言葉が大きなパワーを与えて くれこれからの言動力へと変わるその足で 私は義父が待つ病院へと言った病院へ行く と入り口に背を向け静かにしている義父の 姿 がこの段階では窓の外を眺めているのか寝 ているのか定かではなかったが後ろ姿から は悲しさと寂しさが伝わってきてすぐには 声をかけることができずにいた30秒経っ た頃私は大きく深呼吸をした後義父に 近づく第一世はどんなテンションで何を 話すべきか頭の中が混乱していたのだが先 に話しかけたのは義父だっ たゆかさん来てくれてありがとう苦労を かけることになってしまい

ない私を迎えた瞬間は穏やかな表情をして いたがすぐに目にシを寄せ暗い表情へと 変わる 義父自分が大変な病に犯されているという のにこんなにも気を使わせてしまう自分に けが刺すと同時に実施である義姉がここに 来ないこと腹立たしく思っ た何か私にできることがあれば気兼ねなく 言ってください ね病気の苦しみを分かってあげることは できないができる限りお父さんの力になっ てあげたいと思ってい た午前中に家事を済ませると毎日病院まで 40分かけて通う仕事をしていた時は車 通勤だったが今は少しでも睡眠時間を削り お父さんのそばにいたいと思うがゆえに バス移動に切り替えたのだ バスの揺れが心地よく短い時間でもいい 睡眠を取ることができ力が湧いて くる日日に元気がなくなっていく義父が 少しでも楽になれるように私は心と体を 使って光を放っ た天敵や投薬で治療を行うとはいえ風を 引いた時などにする天敵とは違い鎖骨の下 に器具を植え込み心臓付近の太い脈までで カテーテルを留する見るからに痛々しいが 手術ができない義父の体を救うにはこの 方法が最善なの だこれ使っ てそう私が差し出したのはウォークマン 義父は大のカラオケ好きで地区のカラオケ 大会に出ては何度も優勝するほど歌が うまい毎日CDプレイヤーで曲を聞いては 歌の練習をする日々を送っていたのに入院 したことでできなくなりギフの気持ちを 考えると切なくてたまらなかっただから せめて音楽には触れていてほしいと思い ウォークマンにギフがいつも聞いていた曲 を入れてプレゼントしたのだ早速イヤホン を耳に入れ再生ボタンを押す義父すぐに顔 がパっと明るくなるもう聞くことができ ないと思っていたから嬉しいよどうも ありがとうこれはたまたカラオケ大会で 優勝するしかない なそう笑顔を浮かべる義父を見て少し安心 したのだった慣れない病院の雰囲気と辛い 治療の毎日にも関わらず義父は決して弱を 吐くことはなく逆に私の心配をしてくれて い たすまんなあ動力も金も使わせてしまって こんなことになるならもっとさんと一と 旅行に行っておくべきだったなあそこに だけは行ってみたかっ たするとスマホを取り出し写真を見せてき たのだがそこには数えきれないほどの

ラベンダーが四方発砲に咲いていたの だうわあ綺麗です ねここは昔何もなかった場所なんだが都市 開発が進みこんな綺麗な場所になったは この花が一番好きで な目をキラキラと輝かせる義父を見ると ますます早く元気になってほしいという 気持ちが湧いてきたそれからというもの 大好きな義父のために花屋に寄ってから 病院へ行くことにしたの だ優香さんが帰った後1人になって 寂しかったが花があると違うもんだなず花 に向かってていたら看護師に不思議そうな 顔で見られてしまった よそんな笑い話にも鼻が咲いたそれから2 週間後今まで普通に食事が取れていた義父 の体にチューブがつけられ栄養を補給する ようになり体も以前より黄色くなっている のが目に見えてわかるように私の名前を 呼ぶ義父の声にも張がなくなり動揺する 気持ちを抑え常に振る舞うのが辛かった癌 の告知を受けてわずか2週間でネタきりに なってしまうなんて予想もしていなかった し病の恐ろしさを痛感し た本当はお父さんしっかりしてと言いたい が1番悔しいのは本人だ弱っていること 自体認めたくないだろうし言うことを聞い てくれない自分の体を責め続けている だろう時折り頑張って見せてくれる笑顔に 何度救われただろうか私は涙がこらえきれ ずトイレで涙を流した後水で顔を洗い ほてった顔を覚ましてからまた病室に戻る ことを繰り返し た原一も仕事の合間や休みの日に病室に来 ては親子水いらずの時間を過ごし私は その間院内のカフェで1人ゆっくりする ことも 私にも優しい義familyだがやはり 息子と話す時は一段と幸せそうに見えてい たので2人の時間をなるべく作ってあげる ことにしていたの だそれから1時間後私が病室へ戻ると2人 は保険金のことについて話してい たわしのわずかな財産である保健金を一生 懸命面倒を見てくれる優さんに受けって ほしいんだ よ義父はそういった瞬間私の方を向き自分 に万が一のことがあった時は私にお金が 渡るようにと受け取り人を変更していた ことを教えてくれ たその時だガラガラと激しい音を立て病室 のドアが開くや否や義姉が入ってきて罵声 を浴びせてきたの だ今の話聞こえたわよ どうしてこの女に受け取り人変更したのよ

元は私だったでしょう今すぐ戻してくれ なきゃお父さんが最低な父親だって 言いふらしてやるんだ からなんとも子供じみた言葉に私も剣一も 耳を疑ったしかしその後義父の口からは 義子を擁護する返答が返ってきたのだああ 分かったよ そこまで言うなら受け取り人をお前に戻し ておくその代わり今後優香さんにひどい ことを言うのはやめると約束してくれ大事 な息子である剣一の嫁さんだ何があっても 傷つけることはわしが許さん義姉は本当に お金が大好きなのだろうお金のことしか 考えていないと言っても過言ではない義父 がそういうと大人しく頷き病室を去って いった納得ができない私は義姉を覆とした が2人に止められしぶしぶ病室の椅子に 座るそれにしても2人の様子がおかしくて 頭にクエスチョンマークが浮かんでいたの だっ たねえどうして笑っている の私の問いに義父が笑いながら真実を語り 始めたのだはい 本当にわしの財産が保険金しかないと信じ て帰っていった な父さんの作戦うまくいった ねすると義父は鍵の机の中から通帳3冊と 印鑑を出し私の手元へ中身を確認すると 数えきれないほどのゼロが並び会いた口が 塞がら ない実はお父さんがお金持ちだということ を知ったが1つの疑問が頭をよぎっ たそれはどうして1つそれも最低額の保険 にしか入っていなかったのかということだ とはいえ亡くなった場合に関しては条件の いい保険なので1000万円を受け取る ようになっていたのだ がこの通帳にはわしの全財産が入っておる もうこの先長くないって分かっているから 先に言っておくがこれは2人で使って くれ今まで入院費や花や医療品など たくさんお金を使わせて済まなかった ないやいや私たちが使ったお金なんて 大した額ではないですしこんな大金もらっ たらバチが歌ってしまい ますわしの面倒を見てくれる霊なんだから 気にしないで受け取ってくれこのことは あいつには内緒だ ぞどうやら自子のことをよく思っていない のは私たちと同じだったようで普段から 家族のことを考えず満々な姿にこりごり だったようだだから自分に何かあった場合 でも最低限のお金しか残さないと決めてい たのだ と父さんの気持ち受け取ってくれない

か2人の熱い差しに首を横に振ることが できず申し訳なさでいっぱいになりながら も了承すること にそれから2週間後病院ではなく家のよう な場所で緩和治療をしながら楽に過ごし たいという義父の要望でホスピスへと店員 したのだ念のため義姉にも連絡を入れたの だが帰ってきた返事は良かったねの一言 だっ た呆れて言葉が出ないとはこういうこと 義姉が来ない中私たち3人の仲むつまじい 会話は 続く世話に隠し事にと振り回し迷惑かけて 済まなかったなけどもう1つ残っておる実 はわしの親父は木戸城介なんだが知ってる かえあの有名な歌手の人ですよね思い出 ヒットソングって番組でで見たことあり ますマジかよ初耳だ わ剣一も知らなかったビッグニュース実は 義父が木戸城介の息子ということは大きに されていないらしい理由は義父が隠し後に あたり有名人ということで極秘なんだとか その代わり裏では義父のことを可いがって くれていたらしく亡くなる前にも義父にも 財産を分けてくれたらしい わしがいなくなったらここへ行って くれ義父はそう言うと1枚の紙を渡してき たそこには住所が書いてあるだけで何が あるのかさっぱり分からなかったが詳しく 聞こうとしても義父は話をそらし続けたの だっ たそれから1ヶ月後ホスピスで天字を全頭 した後義父は眠るように息を引き取り天国 へ お父さん泣き叫びもう一度義父の声を 求めるが帰ってくることはなかった私の ことを本当の娘以上に可愛がってくれた ことへの感謝が込み上げてきて滝のように 涙が 流れる剣一に体を支えられながら義父の そばから一旦離れ医師や看護師の処置を 見守っていた葬儀に義姉が来たものの 私たちの前で見せた態度とは打って変わっ て大号泣あかも父親のことを大事にしてい たかのように参列者に話をしていたの だ義姉が求めているのはお金だけだと よほど言いふらしてやりたかったがそんな ことしても義父が喜ぶわけないそう思うと 義姉を他人だと思い気を楽にすることが なんとかできたもちろん葬が終わってから 義姉が関わってくることはなくまた私たち も関わろうとしなかったそして義父が 亡くなってから1週間後私と健一は義父に 渡された紙に書いてある場所へと向かった のだがそこにはとんでもない光景

が何これ と私と剣一の声が重なる目の前には見た ことのない大きな豪邸があったのだ とはいえどうやって中に入っていいか わからずとりあえず庭をぐるっと一周した 時だった中から女性が出てきてびっくりし て知り持ちをついて しまうすすみませんつい誰もいないかと すると目の前にいる女性は優しい笑を 浮かべながら私たちを中へと案内してくれ たのだ夢の世界かと思うくらい代理席や ダイヤそして装飾品がきらびやかにオーラ を放つ中私たちは客室へと通され椅子に 座る あのつい現実が知りたくて焦ってしまう私 に女性はゆっくりと話し始め た私はこの家のお手伝をしているものです ここはあなたのお父様が所有していた家で り友人が来ては優雅な時間を過ごして いらっしゃいました誰かが来るたびに私は お手伝いとしてこの家に来てまいりました がもう私が来ることはございませんお父様 の最後の伝言としてこの家の所有権を健一 さんと優香さんに渡すとのこと です女性はそう言うと鍵や家の案内図お宝 の場所まで詳しく書いたノートを渡して くれたそして 一言お父様が1番大事に思っている方に 出会えてよかったですお幸せにと言い家を 後にしたの だその後2時間かけて家の中を調べた結果 書斎にある机の引き出しに義父からの手紙 を 発見そこにはこの家は私たちが住むなり 売るなり好きにしていいということが書い てあった大近に加え豪邸まで私と建一に 残してくれた義父に心からお礼を言いたく てたまらなかったがもう言える機会はない 私たちができることと言えば義父の代わり にこの世界を生きること だ翌月まず義父が15年ぶりに行きたいと 言っていた旅館へ行くことに移動中の社中 ではは義父が好きだった曲をかけながら 写真に映る義父に話しかけてい たお父さんやっと一緒に行けますね今日は 思う存分楽しみ ましょうすると車の窓にぴたりとおちが くっつき揺れまるで義父が答えたかのよう に感じ嬉しく思ったそして車を走らせる こと3時間のどかな自然に囲まれた静かな 場所に義父が言っていた和風の旅館はあっ た館内には歴代数名の総理大臣が写った 写真があり国からも認められるほど 素晴らしい旅館だということが 分かる私たちは広い部屋へ案内された後畳

に置かれた財布に腰を下ろしお茶と茶菓子 を味わっ た久しぶりねこんなにゆっくり旅行できる のは そうだなま今日は父さんも一緒だけど な健一と見合うのは久しぶりでちょっぴり 恥ずかしくなってしまったそれから温泉に 入り館内をぶらりとした後いよいよ1番 楽しみにしていた食事の時間料理を3人前 頼んでいたから部屋に運んできてくれた 中井さんがあっと驚く表情をしたが事情を 話すと優しい笑顔で納得してくれたそして しばらく義父について話した後芋焼酎を ひびサービスで提供してくれたのだっ たうーんこれはうまいって父さん言って いるだろう なたまにしかお酒を飲まない私はこの日 記憶がなくなるまで酔っ払ってしまったが お酒に強い一が私の行動を覚えていて翌朝 伝えてき た昨日父さんの写真を何回も撫でては 大好きですって言ってたよ俺には3回しか 言ってくれたことないのになあ父さんが 羨ましかった よなんて笑い話をしながら昨日と違う道を 車で通っている時だったあ ここそこは数えきれないほどのラベンダー が咲いていた間違いないここは義父が見せ てくれた写真に映っていた場所 だラベンダーの色のように優しさに包まれ 悲しみにとらわれてばかりではなく前を 向こうという気持ちがみってき たこれは父さんに聞いたんだけどラベン ダーって母さんがなくなる前によく眺めて いた花なんだっ て義父がここに呼び寄せたのは妻に対する 愛だったことを知り心が人としたそれから というものお墓にはラベンダーを持って いくようにラベンダーは私たち家族にとっ て心にも体にもぬくもりをくれる大切な花 になったのだったそして家に帰り普段の 生活に戻った私たちだったが週末には義父 が与えてくれた豪邸で非日常的な日々を 過ごすことにそのおかげで毎週が旅行の ようだった原一との愛も深まり義父への 感謝の気持ちが溢れ嬉し涙でどれだけ服を 濡らしたこと だろうそれから1ヶ月後のこと平日の19 時健一が帰宅後お風呂に入り私は食事の 準備をしている時だった玄関のチャイムが なりンタ越にモニターを確認するとそこに は義姉の姿 がこの家に来るなんてめったにないのに 何事かと思ったと同時にイスを使いたい 気分だったが原一の車はあるし電気はつい

ているのでそれは無理だっ たしばらく出ずに様子を見るが短期な義姉 はドアをどんどんと叩いてくるので近所の 目も気になり私はコロの火を止め急ぎ足で 玄関へ向かいドアを開けたすると義士は ドアが完全に閉まりきる前に怒鳴ってきた の だちょっとあんたたち週末どこにいるの よどうやら義姉は週末に家に来たらしいの だが私と剣一がいるはずがないしかし理由 を言えるはずもなく黙っていたのだが義姉 は鋭い目つきでは私を威圧して くるまあまあとりあえずこちら へいつまでも玄関に入り浸られても困るの でリビングに通し現一に相手を任せようと 思っていたその時ちょうどお風呂上がりの 健一が玄関へ来てくれたのでアンドの ため息が こぼれるねえさんこんなご飯時に何しに来 たんだ よよく言ってくれたと思いながら2人の 様子を眺める 私健一がリビングへ義姉を連れて行き話は 続くあのさ週末に父さんの仏壇に先行を あげに来てやったのにどうしてあんたたち 2人ともいないの よ相変わらず義姉の指てあったりの言い方 に腹が 立つすると一が思いもぬことを言い出した の だ俺父さんがくれた愛を優香に思う存分 伝えたくて週末は2人でデートしているん だよ悪いな旦那が他の女とイチャイチし てる姉ちゃんには分からない心境だろう けど えと私と義姉の声が重なった初めて知った 事実に動揺する 義姉まさかな何言ってるのよあの人が私 以外の女に興味を持つわけがないでしょう がその直後原一はポケットからスマホを 取り出し写真を義姉に見せた私も気になり 覗いてみると確かに義子の旦那が他の女と 仲むつまじ並んでいる義姉の怒りと悲しみ は頂点に達し私と健一のことがどうでも 良くなったのだろう剣一から写真を転送し てもらうとすぐさま帰っていったそして次 の日もまた次の日も義子の話をしない剣一 に義姉夫婦がどうなったのか聞いてみると 義姉の連絡先をブロックしているから 分からないとのことだっ たもうあんなやつ兄弟でもなんでもないよ 俺は優香と一緒に平和な日常を過ごしたい んだ それから1ヶ月後のことだったいつもの ように健一とスーパーへ買い物に行くと

義姉が住んでいる家の近所の人に出会った そして聞いた話によるとどうやら義姉夫婦 は離婚競技中らしく完全に義姉への愛が 覚めている旦那と浮気をされてもなお別れ たくない義姉は戦いのまったなだとか とても大変そうだとは思うが私はもう自子 の心配をするのはやめて自分にまっすぐ 生きていく剣一がいてくれれば何も怖く ない義父がいつも言っていた幸せでいる 秘訣はとにかく笑い大声で歌うことだと これから私は前の職場に戻り仕事を再開 するが義父の教えを守り義父の分まで人生 を楽しもうと思う私も健一も歌うことは 好きだし今度一緒にカラオケ大会に出よう と約束した目指すはお父さんと同じ表彰台 に登り頂点を取ること天に向かって歌声を 響かせ ながらこんなものにさなかする必要はない ぞこれはまなみの石なのか なそんなわけがないだろあいつが勝手に やっているだけ だそこに仕事終わりのまなが帰ってきた 俊助はまなに今日来たことを全て説明 する話を聞いていたまなみは口に手を当て て驚いてい た何それ [音楽] 最低まなみの意じゃないんだ ね私の名前は ゆり子現在55歳で専業主婦をして いる夫の俊助とは今年で結婚生活30周年 を迎えてい たそんな私たちには掛け替えのない存在娘 のまながいるまなみは26歳で今は勝者で 事務をして いる実はまなは血のつがった娘では ないまなみは夫の兄夫婦の子供だった しかし兄夫婦は20年前に亡くなって いるまなは6歳で両親を失ってしまったの だ私もお兄さんたちにはよくしてもらった ので亡くなった時はとても悲しかった しかしまなみの悲しみに比べたら大した ことじゃ ないそして夫と話し合いをして私たちは まなみを引き取ることに決め た元々子供が好きだったが私たちは子宝に 恵まれず悩んでいた時だっ た最初は心の傷が大きく笑ったり楽しん だりすることができないようだったが徐々 に元気な様子を見せてくれるようになっ た今では明るく元気な表情を私たちに見せ てくれて いるそんなまなみが社会人になりそして ついに婚約者ができた 嬉しそうに私たちに報告してくれた時私と

夫はとても喜ん だついにまなみも結婚するの ね本当はお母さんと一緒の25歳で結婚し たかったけど1年だけ怒れちゃっ たいやいや本当にめでたいな相手はどんな 人なん だ同じ会社の 先輩仕事でたまたま一緒になってから 仲良くなった のまなみの働いてる会社の人なら 食いっぱぐれることはないな大きな会社だ から なもうそんな金銭的なことは言わなくて いいじゃ ない今度挨拶に来るからよろしく ねそういうまなみは本当に幸せそうだっ た私たちはまなみの結婚が本当に嬉しかっ たのだ がそれから1週間後にまなは婚約者を連れ て現れ たスーツ姿で現れた青年は直樹と名乗っ た初めましてマさんとお付き合いをさせて いただいています直樹 です笑顔が素敵な高成年という印象を 受けるこの人が私たちの息子になるの ねちなみにまなのどういうところが好きに なったのか なはいとても真面目なんですけど普段は 明るくて太陽みたいなところを好きになり まし た直樹にそう言われてまなみは照れそうに して いる私も俊介も同じ気持ちだまなみの明る さにどれだけ私たち夫婦が助けられたこと かこれからまなは俊たちを太陽のようには 軽く見守っていくの だろうそう思うと少しだけ寂しさが 込み上げて くるちょっとお母さんなんで泣いてるの よあらやだごめんなさいちょっとお料理 持ってきます ね私はそう言ってお酒や料理を直木に 振る舞っ た4人での会話はつけることがなくとても 良い雰囲気だった [音楽] そういえば式はどうするんだもちろん あげるん だろう夫に聞かれてまなみと直樹は見つめ あって頷い た式はあげようと思いますけどあまり派手 なものはやめようと思います2人とも 大人数を相手にするのは苦手なの でそうなのだから3列者はお互いの両親 だけにするっていうことだから

そうなのかまあ2人がいいならそれでいい のだ が私としても多くの人を呼ぶ式は気を使う ので願ったりかなたりだっ たまなみのウェディングドレス姿が楽しみ だ わはいお2人にも写真を送らせていただき ますので楽しみにしておいて くださいは面な意味で言ったただその発言 に私は引っかかっ た写真ではなく当日見るのが楽しみという 意味で言ったのだ けれどただ夫もまなもあまり気にしてい ないようなので私は特に言及はしなかっ た綺麗なホトウェディングでも用意して くれるということなのだろうと自分を納得 さ せるお2人はまなみを幼い頃に引き取った と聞きまし た直樹はまなみの事情を知っているよう だっ た結婚をする相手だからまなみも全てを 伝えたの だろう幼いまなみを引き取って育てるのは 大変だったと思います本当に尊敬してい ますいや私にとっては大切な兄貴の娘だ から元より家族当然だったんだだから何も 大変だとは思っていなかった よそうねなんなら私たちがまなみの存在で 助けられたことの方が多かったと思う わまなみは本当に明るくて優しい子だった からねえそんな話やめて よ照れているまなみを無視して直樹は 私たちに頭を下げ た本当にを育ててくれてありがとあと ございましたおかげで私はまなと出会う ことができましたこのご音は一生忘れませ んそしてこれからは私とまなみで素敵な 家庭を築いていきたいと思い ます直樹がそう宣言すると夫は満足そうに 頷いてい たそして夕方になってまなと直樹は直木の 家に帰って行っ た食器などを洗い終えて私は夫にきの印象 を聞いてみ たいい子だったねあれならまなみを安心し て送り出せるよ えそうなんだ けどなんだ気になることでもあるの か私は式の写真の件を伝え た私たちが資出ないような口ぶりだった ような気がし て考えすぎだよ写真も楽しみにしていて くださいねっっていう意味だよそうよね きっと私たら内部になっちゃってるのよ

ねしかし私の器具が正しかったことが後に 分かる顔合わせから半月ほど経ったある日 家のチャイムが鳴っ たその日は平日で夫もまなみも仕事に出て いた私がモニターを確認するとそこには 直樹の姿 があらあらどうしちゃったの今日は仕事は お 休み私は直樹の訪問に嬉しさを覚えすぐに ドアを開けたそうなんです今日は休みを もらっていてお1人です かそうなの2人とも仕事なのそうですかで はゆり子さんにとりあえずお伝えしたい ことがありますので そういうなきを私はリビングにあげ たそれで話って 何私はお茶を出しながらきに聞い たはい完結にまとめた書類を持ってきまし たのでこれを読んでもらっていいですか私 はびっしりと書かれたA44師に目を 落とす我々夫婦とお2人の今後のことを今 のうちにめおこうと思いまし て私は目を疑ったそこには私たち夫婦が まみに今後関わらないようにということが 記載されて いるこれはどういうこと かしら私は恐る恐る聞いてみ た書いてあるままですね今後2人が体が 悪くなったり介護が必要となったとしても 金銭的な演示を求めないということです そこは別にいいの元より2人に厄介に なろうなんて思っていない からあそれは良かったですでもきちんと 明記しておいた方が今後のためになると 思ったの でそんなことを当たり前のように直樹は 喋る私は目の前にいる男のことがどんどん 怖くなっていっ たそこじゃないの私たちのまなみがどうし て結婚後は連絡を取ることを禁止する の当たり前じゃないですかだって血の 繋がってない他人なんです から私は直樹の言葉に頭がクラクラし た他人だから連絡を取っていけないという のはどういう意味なの だろうというか私たちは歴とした家族 だまなみには俺や俺の両親といった家族と の時間を大切にしてもらわないといけない んですだからお2人とはここでさよならと いうことで本当にここまで和波のことを 育ててくれてありがとうございまし た話が通じない私とは何もかも考え方が 違って いる私は何を言っていいのか困り果て たつきましてはまなの両親が残した遺産が

ありますよねそれを私たちに預けてほしい ん です今後は我々で管理します からまなの両親はまなみが大きくなった時 のために貯金をためさらに保険金を残して い たそれらは全て私が管理してい たそれはあなたには関係ありませんどうし あなたに渡さないといけないんです かまなの家族が残したものを家族でもない 人間が所有してことの方が問題ですよもし かして使い込んでるんじゃないでしょう ねそんなあぬ疑いをかけられて私は涙が 出そうになっ た私にとってはお兄さん夫婦も大切な家族 だそんな家族が残したお金に私が手を つつけるわけが ないもう帰ってください話すことはあり ませ んその制約所にして送ってくださいそうし ないと真と結婚ができませんからさんの こともちゃんとお願いします ね直樹はそう言い残して帰って行った残さ れた私はテーブルにつっして涙を 流す家族じゃ ない直樹からそう言われてしまっ た私たちはまみの繋がりがなくとも20年 家族として接してきたその歴史を全て否定 されたまなみもこのことを知っているの だろう かこれはまみの意思かもしれないそうだと したら私はそっと身を 引こうそして夜になって俊助が帰ってきた 泣きはらした私の顔を見て 驚く何かあったのか私は制約書を見せてが 来たことをえた私の説明を聞いて俊助は髪 をくしゃくしゃに丸めてゴミ箱に 投げ捨てるこんなものにさなんかする必要 はない ぞこれはまなみの石なのか なそんなわけがないだろあいつが勝手に やっているだけ だそこに仕事終わりのまなみが帰ってきた 俊助はまなみに今日来たことを全て説明 する 話を聞いていたまなは口に手を当てて驚い てい た何それ 最低まなみの意じゃないんだ ね当たり前でしょ私たちはずっと家族だ よまなの言葉に私は安どして涙がこぼれ たなんであいつはこんなことを言い出した ん だ そういえば私が両親が遺産を残してくれて

いるって話をした時めちゃくちゃ食いつい てきたんだよ ねそうね彼から遺産を渡すように言われた わあの時は驚いて説明し損ねたが遺産は まなが成人を迎えた時に全て渡してい ただから現在管理しているのはまなみなの だ絶対にそれ狙いだわ許せない私あんな やつとは結婚し ないまなみはそう断言し たそこから私たちは婚約覇気を伝える方向 で話し合っ たそして3人で直樹の実家に向かいそこで 伝えようということになっ た私たちは翌週の日曜日に直樹の実家に 向かっ た直樹は私たちを薄っぺらい笑顔で迎える ちなみにこの1週間まなは直木と1度も 会っていなかっ たもう顔も見たくないと思った らしいそんなことになっているとは直樹は 全く気づいてい ないそして客間に通さ れるそこには直樹の両親を座ってい た初めまして 直木のお父親の高弘 です顔の夢 です2人はそう言って頭を下げ た私たちも一緒になって頭を 下げる本日は両家顔合わせということでは ないんですよ ねはい実は先日我が家に直樹がやってきて 私の両親が病気や体が不になったとしても 金銭的な援助を求めないでくれということ を言ったん ですまなみの言葉に相手方の両親が驚いた 表情を 作る当たり前でしょ他人の介護はしないよ まなみの本当の親じゃないんだ からそして直木は当然といった顔で説明を するなら結婚式も結婚もやめましよう他人 とは関わりませ んうまの言葉にはきょとんとした顔をして いるそこですかさず俊助が制約書を見せ たこれが彼が持ってきた制約所ですこれに サイするようにお願いされまし た俊助に髪を渡されて高弘たちの顔が 険しくなって いくお前本当にこんなことを言ったのだ なだって家族じゃないのに関わって来られ たら迷惑だろう俺とまなみと父さんと 母さんの4人できちんとした家庭を作って いきたかったん だ私にとっては2人とも大切な家族 ですそんなこと言ったら亡くなった両親は 悲しむ

よ亡くなった両親も今ここにいる両親も私 にとっては大切な家族なん です両親が2人しかいないなんてそんな 決め事はない のまにられて直樹は縮してい た助けを求めるように自分の両親を見るが 2人とも同じくらい険しい視線を向けてい たどうしてこんな失礼なことが言えるんだ 血の繋がりがないとお前は家族とは認め ないということなの かでも家族って言のはそういうもの だろう私と夫は血の繋がりはないわ 婚姻関係を結んだというだけこれじゃあ私 とおっては他人ということになるわねそ それは違うよきちんと国が認める手続きを 得て認められているから我々もまなとは 陽子縁組を組んでいるきちんと手続きをし て認められているん だ俊助の話を聞いて直樹は悔しそうに唇を 噛んだ 一言謝ればこの状況は変わりそうなものな のだがそれはプライドが許さない らしいあと私と両親が残した遺産目当てに していたみたいだけどまなの言葉に相手方 の両親は眉根を 釣り上げるそんなはたいことを言っていた の かち違うってまなみの両親が残したお金を 他人が管理しているって言うから それだったら家族である俺たちが管理した 方がいいと思って さそのお金で車を買おうとしていたん だまなみの言葉に直樹は固まっ た私と直樹の共通のディーラーさんから 聞いたよ近々大金が入るから会社に買替え ようって言ってたらしい ねお前というやつ は月する高にが怯え た人の金しかもご家族が残したお金を自分 のために使おうと思っていたの か実の父親に掴みかかられながら直樹は 言い訳を する違うんだって車はみんなで使うものだ から俺だけのためになんて思っていない よ嘘ばっかりあんたが欲しがってたのはツ シータのスポーツタイプじゃんあんなの 家族用じゃないよ [音楽] まなさん本当にごめんなさい ね夢はまなみに頭を 下げる少し落ち着いた高弘が私たちに 向き直っ た婚約吐きでしたねそれはこちらから何も 反論はありませんわざわざご速をいただい て申し訳ありませんでし

た私は高の言葉に胸を撫で下ろした相手方 の両親が話の分かる人で本当に良かっ たではこれで失礼し ます私たちはさっさと玄関に 向かうしかしそれでも直樹は引き下がら ない待ってくれ俺が悪かったよ考え直して くれそんな泣き言を言ってるなきをまなは 睨みつける私の家族を侮辱したこと一生 忘れない わ2度と私に顔を見せないでそして私たち は自分たちの家に帰っ た婚約破棄をしたことに対してまなみは 本当に後悔していないようだった翌日から の仕事もいつも通りに元気に出社して いく逆に直樹はこの一見が車内で広まり片 の狭い思いをすることになっ た当然まは婚約派の理由を上司や同僚に 説明しないといけないからこうなることは 必然だったそしてなきは両親からも愛を つかされて実家には出入り禁止になった よう だそんな話をまなは嬉しそうに私たちに 教えてくれた結局まなみの結婚はこれで 先送りになっ たでも直樹のような人と結婚するくらい なら独身でいてくれた方が親としては安心 だそれにまみならすぐに素敵な人と 出会えるそしていつか私にウェディング ドレス姿と孫の顔を見せてくれると確信し て いる私はその日を心待ちにしながら家族3 人の時間を大切に過ごしていこうと [音楽] 思うケトなんで私を放って勝手に帰るのよ 今日は私の完repli祝いよちゃんとお 祝いしてちょうだい 夫は泣きながら義母に 言い返す母さんがまさこの作った料理を ゴミだって言って捨てるから だろうだってまさ子さんの作る料理って まずくて食べられたものじゃないもの あんなのただのゴミよ料理なんて言うほど のものじゃない わ母さんケトさんに持って行ってもらった 料理お口に会いませんでした かあなたって本当に不な嫁ね料理も子供も まともに作れないなんてうちの息子には あなたみたいな役立たず必要ないわ よ私の名前はまさ子夫のケトとは結婚して 7年が経つ業主婦だケトとは高校の同級生 でたは高校生の時から交際していたそして お互い社会人になり25歳の時に結婚 なかなか子供には恵まれずお互いに仕事で バタバタした日々を送っていた私たちの家 の近くには疑実家があり義母がよく我が家

に来ることがあるそして家に来るたに義母 は私に孫の最速をするのだケトの同級生の 子が結婚したんだってそれも結婚と同時に 出産もでこさんはいつになったら私に孫の 顔を見せてくれる の義母はうちに来てお茶を飲みながら毎回 こんな話をする最初こそは笑顔で私も夫も 頑張ってるんですがなかなかですねと返し ていた私だったが最近では義母の話に何も 返さないよしている私が無視をし続けて いる状況でも義母は一方的に話を続けるの だから義母は私が無視をしていることには 何も言わないだが私に子供ができないこと はかなり不満なようだっ たある時から義母はそんな私に愛をつかし たように我が家に来なくなった私としても 義母が家に来ない方が気が楽だ毎日仕事に 行き帰宅後や休日には家事をしたり夫と のんびりテレビを見る日々私は子供がい なくてもこんな平和な生活がずっと続けば いいなと思っていたそんなある日のこと夫 が仕事終わりに大きなギフトカタログを 持って帰ってきたそしてリビングに入って 私の顔を見るなりなあ母さんの誕生日 プレゼント何がいいと聞きながら私に カタログを渡してくる何がいいっていつも と同じようにお母さんの好きな有名名下店 のお菓子か紅茶のセットでいいんじゃない の私が面倒臭そうに聞き返すと夫は少し 焦ったようにこう言ったそういうわけには いかないだろう今年は母さん完iniなん だぞ食べ物だけじゃなくて何か形に残る 記念品とか用意したいんだ よ私は夫の声ではっととなったそうだった わお母さん今年完saidだったわね ごめんなさい忘れてて私が夫に謝ると夫は 疲れたようにため息を つく俺だって母さんが喜ぶものがさっぱり わからないし困ってるんだよでも母さん からは毎日電話がかかってるんだ暦祝 楽しみにして るってどうやら義母は暦祝のパーティーと プレゼントにかなり期待している らしいしかし夫のスマホには毎日電話が 入るそうだが私には全くかかってきてい ないおそらく義母は私に子供ができない 不満をまだ抱えているのだろう私と顔を 合わせて文句を言ったからと言って孫が でもないそんな私とのやり取りに義母も 少し疲れているような感じだ私は夫に大変 だねでもそれだけお母さん楽しみにしてる んだよ私もお母さんへのプレゼント考えて おくねと笑顔で返しその日からネットや カラを見て義母へのプレゼントを考えてい たプレゼントはすぐ決まったものの肝心の

パーティはどうしようか私はあれこれ考え 義母の好きな料理を作って振る舞うのは どうだろうかと思いついた夫にそのことを 提案するといいな母さん喜ぶよと言って大 賛成してくれたそして義母の還暦 パーティーの1週間前義母が突然夫の スマホに電話をかけてき た今度の暦はパーティ料理作って待ってる からうちに来てちょうだい 夫は義母にいや母さんが主役なんだから 料理はこっちで用意するよまさこが母さん の好きなローストビーフとか色々作って 持っていくってさと返したそうだしかし 義母は少し不機嫌そうな声でそんなのいい わよ私は自分の料理の方が馴染みがあるの 他の人の作った料理ってなんかどうしても 口に合わなくてと断りじゃあまた当日にと 言い残して電話を切ってしまった らしい夫は私に義母からの電話の内容を 伝えた後不思議そうな顔でこう言う母さん て人の作った料理苦手だったっけ学生時代 の友達が作ったご飯とか普通に食べてた気 がする けど私も夫の言葉を聞いて義実家で一緒に 食事した時の義母の姿を思い出した義母の 学生時代の友達が作って持ってきてくれた という強度料理私は独特な味と食感で 食べるのに苦戦していたしかし義母は 美味しいおいしいと言いながらその料理を 放っていたはず後から聞いたのだがその強 料理で食材は酒らしいだが義母の友達が アレンジとして使っていた食材はサバや サマの青魚な通りで少し食べにくい味だと 感じたものだと納得した記憶が ある確かにお母さんてよく学生時代の友達 が家に来るよねそれも4人だっけみんな 手土産で自分の作った料理持ってきてた よう な私がそう言う 夫もそうだと 頷く私は義母の言葉に違和感を覚えて しまい夜寝る時に色々考えてしまった義母 は私が作った料理が口に合わないと前々 から感じていたのだろうか味付けが濃いと か薄いとか私の作り方が悪いのだろう かそんなことを考えているとその日は全く 眠れなかっ た朝方になってから寝てしまっようでいつ もの時間に起きたものの頭が痛い歩くだけ で目の前がクラクラして頭に鈍い痛みが 響くしんどそうな顔で朝の支度をする私に 夫がおい大丈夫か顔色悪いぞと心配そうに 声をかけてくる大丈夫よちょっと昨晩は 眠れなかった だけ私は夫に言って安心させるように

微笑んだ時計を見ると時刻はもう出勤時間 ギリギリやばい遅刻しちゃうと慌てて家を 飛び出す私に夫が無理するなよしんどい なら休めばと声をかける今日はお客さんと の大事な打ち合わせがあるの休むわけには いかない わ私は夫に総会しながらマンションの廊下 を走ったエレベーターホールに着くと ランプは最上階の7階を示したまま動か ないうちの家はマンションの5階だ普段は エレベーターでエントランスまで行くが 今日みたいな日は階段の方が早い私はそう 判断して階段の扉を開いた4回3回2回 そしてもうすぐ1階につく少しほっとした 瞬間私の足元にあるはずの階段がふっと 消えたような気がした何が起こったのか 自分でも分からないうちに私は階段から 転がり落ちるどうやら階段を踏み外した らしい私は慌てて起き上がろうとしたが足 が痛くて動けない嘘でしょもしかして落ち た時にくじいたそう思い足首を触ったら 激しい痛みが 走る痛い私が金切り声で叫ぶと後ろから来 た男性が大丈夫ですかと声をかけてくれた 私は大丈夫ですと言いかけたもののひどい 痛みに顔が歪んだ何も言えずに固まって いる私に男性は足が晴れてますね動けます か動けないなら救急車呼び ましょうと言って動けない私のために救急 者を呼んでくれた私は整形外科に運ばれて 会社に血筋の連絡を入れるこんなことなら 最初から会社を休んでおけばよかったそう 思っても時すでに 遅し石からは足首骨折だと診断され私は ギプスをつつけることになった夫はそんな 私の姿を見てだから無理するなって言った のにと心配半分呆れ半分の様子だごめん なさいこのくらいの頭痛なら大丈夫って 思ったのよでも明日から会社どう しよう私が仕事の心配をしていると夫も 同じように頭を悩ま せる怪我が治るまで会社休むとかできない のかそれか俺が毎日会社まで送ろうか怪我 が治るまでなんて何ヶ月休むことになるか わからないわそれにあなたの会社と私の 会社真逆の方向よ私を送っていたらあなた が会社に毎日遅刻するわ よ私がそう言うと朝が弱くいつも出勤時間 ギリギリの夫が苦い顔をし たじゃあ車で行けばいいさ俺はバスで行く から私右足骨折してるのよアクセルと ブレーキ踏めないわ私も夫に釣られて困っ た顔になってしまった足を骨折したからと 言って何ヶ月も仕事を休めないだが仕事に 行くだけでもこの足では大変だ夫に仕事の

送迎を頼んでも朝が弱い夫の遅刻が目に 見えている義に頼んでもどうせ忙しいから と断られるだろう実家の両親に頼みたくて も私の実家はかなり遠方私は最後の手段で 近所に住んでいる叔父に電話することにし た おおまさこか久しぶりだななんで電話して こなかったんだ連絡しなかった間何してた ん だ電話をかけてそそう私を質問攻めにする おじ私は叔父のこの質問攻めが苦手で あまり連絡を取らないようにしていたの だごめんねなかなか連絡できなくて仕事が 忙しかったの実は足を骨折しちゃったの急 で悪いけど私の仕事場への送迎お願いして も いい私がそう尋ねると叔父は足を骨折何し てそうなったんだいつ治るんだ足以外は 怪我とかないのか仕事場への送迎以外何か 手伝って欲しいことはある かとやはり私にたくさんの質問を投げかけ てくる心配してくれているのは伝わるので 大人しく質問全てに答えるとようやく叔父 は分かったじゃあ明日の8時だなまさ子の 家に迎えに行くからと了承して電話を切っ た叔父と電話するとどっと疲れが出るよう に 感じる私はそのまま眠ってしまい翌朝から は叔父の送迎で会社に行くことになった そしてそれから数日後に迎えた義母の還暦 祝い夫が心配そうに別に無理しなくていい ぞ俺だけ言ってまさ子が頑張って作って くれた料理とプレゼントだけ渡して帰って よと言ってくれたので私は咲夜作った料理 をタッパーに詰めほれバッグに入れて渡し たごめんねケントにもお母さんにも迷惑 かけちゃって私がそう言うといやいやその 足で頑張って台所に立って料理してくれた だけでも十分だ母さんも感激するよと笑い 夫は家を出ていったしかし夫は疑実家に 行って10分もしないうちに帰ってきた どうしたの何か 忘れ物私が驚いていると夫は玄関で急に 泣き崩れるどうしたの何があった の私はさらに驚き夫の体を ゆする母さんが母さんがまさこの作った 料理を捨てたん だ夫は大泣きしながら大声でそう言った 私が目を丸くしているとついさっき何か 手伝うことはないかと来てくれた叔父が なんだどうしたと言って奥から出てきて夫 を不思議総に覗き込んだするとその時夫の スマホに義母からの着信が入る夫が電話に 出ると義母の怒鳴り声が聞こえてき たとなんで私を放って勝手に帰るのよ今日

は私の暦祝いよちゃんとお祝いして ちょうだい 夫は泣きながら義母に 言い返す母さんがまさこの作った料理を ゴミだって言って捨てるから だろうだってまさ子さんの作る料理って まずくて食べられたものじゃないもの あんなのただのゴミよ料理なんて言うほど のものじゃないわ義母の声を聞いた瞬間私 の隣に立っていた叔父の眉がぴくりと動い た実は夫にも義母にも言っていなかったが 義母がまずいと言った料理は叔父が作った ものなのだ本当は私が1から作りたかった が足にギプスを巻いた状態では台所に立て ない私の指示を聞いて叔父が私の代わりに 調理してくれたのだ叔父は自分が作ったを まずいと言われさらにゴミ扱いされたこと に相当怒って いるこれはまずいと思い私は夫に電話を 変わってもらっ たお母さんケントさんに持って行って もらった料理お口に会いませんでした かあなたって本当に不敵な嫁ね料理も子供 もまともに作れないなんてうちの息子には あなたみたいな役立たず必要ないわ よ義母は料理だけでなく私に子供ができ ないこともけなして くるお母さん子供の話は後にしてください 料理がお口に合わなかったかお尋ねして いるん です私が強い口調でそう言うと義母は食べ てないから分からないわよでも匂いだけで もまずそうだったからそれになんでも後で 後でって後回しにするから料理だって下手 なままなの よと鼻でふんと笑った私の隣にいる叔父は どんどん顔を赤くしていくこれはまずい私 は焦りながら義母にこ返し た私今足首を骨折していてギプスをつけ てるんですよそんな足で台所に立てると 思いますかその料理私が作ったんじゃない ですお母さんもう終わりましたねはあ あなたが作ったんじゃないならケントが 作ったわけでも普段料理しないケントだっ てこんなに下手なわけないでしょ私が 終わったって何この料理作った人が終わっ てるわ よ義母がそう高笑いした時叔父が私から 電話をげ た俺が作った料理はそんなに下手かどこの どんなところが下手なのか今後の改善の ためにも明日じっくり会社で聞かせて くれ義母は声だけで電話の相手が誰か 分かったのだろう突然何も言わなくなった かと思うと社長が作ったなんて知らなかっ

たんです社長が作ったと知っていたら そんな言いませんでしたよと震えた声で 言い訳を始め た俺が作ったと言わなければ下手と判断さ れるような料理を客には出せないなで料理 のどこが下手だと思った味か匂いか使っ てる調味料の色 か叔父は相変わらずの勢いで義母に次々と 質問していくそんなはの名チェーンの レストランを経営している社長なのだ叔父 が作った料理がまずいのであれば全国の人 が顔をしかめることだろうだからこそ叔父 は作った料理のどの部分が悪かったのか 聞いているのだ夫はそんな叔父を見て涙も 止まってあけに取られた顔をしている叔父 が質問を重ねても義母からは何も帰ってこ ない義母はの経営しているでパトしている 自分が暴言を吐いた相手が社長であること を知り気が同点しているの だろうまあいい明日会社でゆっくり話を 聞かせてもらう よ叔父はそう言って一方的に電話を切って しまった翌日叔父は義母のパート先に 乗り込んだそして料理のどこが悪かったの か改めて質問攻め にに汗を浮かべながら黙っている義母に 叔父は 冷たく自分が言ったことの説明もできない んじゃ君に仕事を任せられない なあそう言って義母を首にしたらしい義母 は慌てて土下座をして首だけは勘弁して くれとすがったがもう手遅れそんな義母の 様子を見た店長が叔父にこんな耳打ちをし たことも白しをかけた実は前々から女性 社員にこんな相談を受けてまして義母は 職場で未婚者や既婚で子供がいない女性 社員を見下すような発言を繰り返していた らしい子供がいないなんて女として犯人前 子供を育てた経験がないから仕事もどん 臭いのよ義母はそう言って私への不満を 子供がいない女性社員に当たりしていた ようだ君は首だそれと名夫婦の家にも 出入り禁止だもし名夫婦の家に出入りした と知ったら遠慮なく警察を呼ばせてもらう から なあ店長から話を聞いた叔父はパート先の 首に加え私の家への出入り禁止も義母に 宣言そんなただでさえ収入がなくなって 生活が厳しくなるのに息子にも会えない なんて私ははどうやって生活していけば いいんです かと義母が泣き出しても叔父はそんなこと 知らんあとは自分で勝手にすればいいさと 激怒しながら店を出ていったのだとか叔父 はそれからというもの義母の代わりに

我が家によく来るようになった私は義母 からのプレッシャーから解放されたおかげ でその後すぐに妊娠した身のはどうだった 性別は男か女かベビー服ってサイズ色々 あるけどどれを選べばいいんだ叔父の質問 攻めは相変わらず私も夫も苦笑いを 浮かべるばかりだ叔父に見守られながら 初めての出産も育児もなんとか乗り越え ていこうと思って いる お父さんがてくれ て私もうどうしたらいいか分からなくて私 は夫のたから母の葬儀に裂しないと言われ たどうしていいか分からず父に相談すると そうか分かったあは父さんに全て任せろ え父は何か覚悟を決めたかのようだった 一体何をするつもりなのだろうか か私の名前は水マートケ主婦だ私はとある 理由で昨年夫の高と結婚し たそのとある理由というのが母のことだ 多くの人が思うことかもしれないが親と いう存在はいつまでも生きているものだと 思うものではないだろうか普段会えなくて もいつもどこかで支えてくれている私に とってはそんな存在だだけど悲しいことに 親にも年齢があるいつまでも健康だという わけではないのだまさに母がそれに該当 する私は34歳まで仕事をバリバリに こなす会社員だった仕事が好きで結婚は そのうちそのうちと思って過ごしていたら いつの間にか34歳になっていた周囲の 同い年の人たちはほとんどが家庭を持ち 毎日家事に追われているような日々を送っ ていた30歳を超える前までは何も言われ なかったが30過ぎてからは母に将来の ことも考えた方がいいと言われるように なったのだしかし当時の私は母の アドバイスに対して素直に聞けるという頭 を持っていなかったので右から左へ 聞き流していたなが親のアドバイスは素直 に聞いておくべきだったと後になって 気づい た気づいたきっかけは34歳の時職場から 帰ろうとして携帯を見ると大量の着信が土 から入っていた いつも父から連絡が来ることは一切ない それなのに珍しいなと思いつつも嫌な予感 はしていた私と折り合いの悪い父がそんな 電話を何度もかけてくるなんて絶対に おかしい急いでかけ直しと驚くべきことを 言われ た落ち着いて聞いてくれ今さっきお母さん が倒れた原因はこれから分かると思うもし 来れるなら病院まで来てくれそう言われ私 は鼓動がバクバクしているのを感じながら

も母が搬送されたという病院へ急い だ先週まで元気そうに電話していたのに どうして私ははな希望を抱きながら母の 無事を祈っただがそんな願いも虚しく母は 治療のためそのまま長期入院することに なった母の病気はすぐに治るというわけで はないその日母の入院が決まり私は 待ち合い室で1人落ち込んでいたあれだけ 元気だった母が一体なぜなんでなんでと いう思いが頭の中を明け 巡る悲しみにくれながらも私は一旦帰宅 自分が母に対して力になってあげられない こともかなり悔やんだ自分自身に絶望して いた時父から話しかけられたその時の父は 表情を崩さずにまっすぐ私を見つめてい た水お前がんで込んでるんだ父が私に対し てそう聞いてきたすぐさまその質問に 答えることにそんなの決まってるじゃん お母さんがもしかしたら悪くなっちゃうか もしれないのに落ち着いてなんていられ ない よ私の真剣な訴えに父の答えはなるほどな という一言だけだった一体父は私に何を 伝えたいのだろうかそんなことを考えて いると父からあることを言われたお母さん はどんなに辛い時でも悲しい時でも マイナスなことを言ったことがない逆に俺 はかなり頻繁にマイナスなことを言ってい た時期が あるもちろん今でもそういうことはある けどなだけどそんな俺がお母さんに言われ てマイナスなことを言わなくなったんだよ 何だと 思う父の質問に私は即座に答えられず しばらく立って答えをひねり出し た元玉があるから気をつけなさい的なする と父は首を横に振ったまあそれも一理ある だけどお母さんが言ったことはもっと現実 的なことなんだ どんな状況であろうと時間は誰にでも平等 にあるその時間の使い方はとそれぞれだ けど自分にとってプラスな時間を使った方 がいいそうなれば落ち込んでる時間とか マイナスなことを言ってる時間なんて最も 無駄な時間だと思わないって言ったんだよ 私はその言葉にはっとさせられた人間は 平等に同じ時間を与えられているのに私が 落ち込んでいたらその時間に母のために できることをするべきではないか父から 聞いた話で私は自分の考え方を切り替える ことができた父との関係も以前より良く なり仲良くなったというわけではないが 信頼はして いるそして母が1番何が喜ぶかを考えたの だが私の花嫁がいつかは見てみたいと言っ

ていただけあってやはり私の結婚を望んで いるのではないかと思ったのだそこで私は 婚活に励むことにした全ては自分自身の 人生というよりは母の喜ぶ顔を見たいから という一心だったそんな中であったのがた というわけ だ高しはかなり物越が柔らかくそれまでに 出会った人の中ではかなり波長が合う人 だったこの人しかいない私はそう思って 結婚を決意したその後思いが実り私と高し は結婚入院中だったので配信しながらには なったが母に結婚式を見せることができた のは本当に良かったと思って いる後から聞いたことだが母は映像を見 ながら収支泣きっぱなしだったようだそれ ほどまでに私の結婚式を待ち望んでいて くれたということだろう母のことを聞いて 結婚してよかったと心底思えたようやく親 高校ができる たと出会えたのも母のおかげこの時はまだ そう思っていたたしと結婚し数ヶ月が経っ た頃私はあることに少し頭を悩ませていた それはたしと義母の関係だ結婚前には仲の いい親子で羨ましいくらいに思っていたの だが結婚してから少し仲が良すぎないかと 思うようになった親を大切にすることは いいことだだが私と2人でどこか 出かけようとしても必ずママも連れて 行こうというのだもちろんそれ自体はいい のだがかなり頻繁に義母を連れていこうと するある時私はそのことについて高しを 話したたまには2人で出かけないえどうし て高しに悪気があるわけではないただ旅行 するなら義母のことも楽しませたいという のが高しの意見なのだそれでも夫婦になっ たからには2人だけで旅行に行ったり遠出 したりしたいその思いをたしに告げ たお母さんを連れて行って喜ばせたいって たしの気持ちも分かるけど 私たちも夫婦なんだし2人だけで痛いと 思うんだよねだから2人で出かけないまず はたしの気持ちに共感しつつたしへ思いの 竹を綴ったなが私の思いはたに届かず逆に 怒らせてしまったのだなんでだよママがい た方が楽しいじゃんなんでそんなことも 分からないんだよは本気で私に怒ってきた それには私も一瞬驚き一歩引いてしまった お落ち着いてよ別にお母さんがいたら 楽しくないとかじゃなくてそう言うと間髪 入れずたしが口を開くだったら連れて行け ばいいじゃないかもしかしてそう言い ながらママのこと嫌いなんじゃないのか そんなこと言ってない でしょうそれならもうママを連れて 行く今度もし変なこと言ったら俺だって

それなりの対応させてもらうからなそれ なりの対応と聞いて私はどんなことをさ れるのか気になっ たそれなりの対応ってどういうことすると は腕組みをしてむすっとした様子で答えた 俺にとっては水希も大事だよだけどママも 大事なんだそのママを無に扱うって言う なら俺はもう水希とはいられないこの先は どうなるか水希なら意味が分かる だろうつまりは離婚するということだろう せっかく結婚できて母に喜んでもらえたの にすぐにでは母の心が増えてしまうそう 思ったら悔しいが高の指示に従うしか なかっ たごめんなさいあなたの好きなようにして いいからするとたはまるで勝ち誇ったかの ような顔でこちらを見ていたうん謝る くらいなら最初からはいって言ってくれよ でも理解してくれなら嬉しい ありがとうわかりは残ったものの全ては母 のため私は自分に言い聞かせてなんとか 怒りを収めたそれからというもの高は さらに義母と会う機会が増えていた 出かけることはもちろん疑実家に行ったり 自宅にリボが来ることも増えていたある日 のことがが自宅に来た時高は仕事で家には 私しかいなかっ たそうなると義母は私に対してたしのこと で口うるさいの だたしは優しい子だからね気の強いあなた だと弱々しくなってないか心配なのよもう 少しに優しくしてあげたらどう かしらそんなに冷たくしてつもりはないん ですけどねすると義母の表情が険しくなっ た何か言うなと予測がつき待っていると やはり義母は口を出してきたあのねあなた たしの変化に何も気づかないの怒り気味に 言ってくる義母だが変化などほぼ ないむしろ私に対してあれをやれこれを やれと指示を出すようになったくらい だ 変化ですか うーん特に変わってないと思いますけど すると義母は目を大きくして答えた体重が 減ったと言ってたわ以前から400gも 下がってるのこれがなんだか分かる精神的 なものが原因よあなた気づかなかったの そう言われてみれば仕事は確かに忙しそう でした最近だと昼ご飯を食べない時もある みたい ですだが私は答えてすぐに疑問に思った なぜ減った体重を知っているのかすると 信じがいことが分かったなんとたは義母に 体重を1週間に 報告しているらしいのだこれは義母の発案

で健康面を心配し毎週メッセージで 送り合っていたそうだそれで結果的に2 週間で400g減っていたことに義母は 仕事ではなく私が高に振動をかけているの ではないかと言ってきた らしい待ってください私は別にたさんに 対してそんなこと無意識でやっていること がたに対してはストレスになっていること だってあるあなたの何気ない行動が高に とっては普通なのかもしれないわよそう 言われても私には思い当たる節はないだが 何を言っても受け入れてもらえないことが 分かったので適当に合わせて会話を終了さ せ たどちらかといえば体重が減ったのは私の 方だった実はこの時高のこと以外に母の ことでも色々あったのだ母はこの頃体調が 悪化し治療してもあまり改善が見られ なかったほなくして意に告げられたことは 余名宣告だったいい方向に向かっていると 思っていた母の体は日に日に弱っていたの だ余名宣告をされ私は入りの車で1人声を あげて泣いたいつまでも親がいるのは 当たり前じゃない頭では分かっていたこと だだが父から聞いた母の言葉を思い出した 同じ時間を耐えられるならいいことに 使おうと そして私は母と少しでも長くいようとたに しばらく実家に帰ることを告げたするとた はふーんあそう言ってらっしゃい水希がい ない間はママに来てやってもらうから何か 引っかかるような言い方をされたが とりあえずは母といる時間を確保できた ひとまず私は帰省し母との時間を過ごす ことにした母の希望は全て叶えるつもりで 貯金も全て持ってきていた私はどんなもの でも買う覚悟はできていただが母に欲しい ものがないかを聞いても何も答えなかった のだ答えなかったというよりは欲しいもの はないという様子だった この頃になると市販の食べ物を食べること は難しかったので物の方がいいと思い私は 母とお揃いのネックレスを購入したそれを 母に見せたところ母は喜んでいる様子だっ た私とお母さんとお揃いだよ私も毎日 つけるからお母さんもつけて ね母はにっこりしていたがそその目には うっすらと涙が見えたしかしそんな幸せな 時間も長くは続かなかったネックレスを 渡した2ヶ月後母はこの世去った母が 亡くなった時でも私は母のあの言葉を負傷 した時間は平等落ち込んでいる時間に使う なんてもったいないだが母が亡くなって私 も緊張の糸が切れたのだろう負傷している 最中に涙が止まらなくなってしまった

悲しみにくれる時間は母にとって無駄と 思われてしまうかもしれないそれでも泣か ないと自分がどうかなってしまいそうだっ たのだするとあれだけ涙を流さず強く見え た父も母に話しかけな 大粒の涙を流してい たお 疲れゆっくり 休めよ私と父にとって母がどれだけ大きな 存在だっったのかということを私たちは この時改めて思い知らされたそして母が なくなったのでそのことをに伝え たくた ああそっかそれじゃあ仕事終わり次第 そっち行くわそう言って高は電話を切った 別に期待していたというわけではないのだ が予想通り高が私に対して信郎を気遣うと かそういう言葉は一切なかっ たしかも電話だったので真意は定かでは ないが ちょっとけだるそうに感じたのだまさか 今回のことを厄介に思っているのだろうか そんなことを考えていると数時間後に高が 病院を尋ねてきただが先ほどの電話と違い 表情が悲しい雰囲気を漂わせているそして 私や父に涙を見せたお母さんお疲れ様でし たゆっくり休んでください水希さんと2人 仲良く生きていきますですからどうか上で 見ていて くださいそう言って高はその場に刻まづい てい た考えてみれば高は義母との関係がかなり いい母親が亡くなるというのは高にとって も悲しいことなのだとその時は思っ たその後母の葬儀の日程が決定し私は高し に連絡を入れたあの雰囲気から色々と協力 してくれそうな雰囲気だったので手伝って もらおうと思っていたのだがなんと葬儀 当日になってもたしは来なかったの だ電話してみるととんでもないことを言わ れ え今日はママの誕生日なんだよ1年で1回 のイベントだから盛大にお祝いしないと なんて言ったって今年は70歳だから ねえ えちょっと待ってよ母が亡くなって今は 葬儀なんだよ先日までは悲しんでくれたの にどうして急にこんな度なのか理解でき なかったするとたが淡々と答え始めた確か にお母さんの葬儀も大事かもしれないけど さ70歳の誕生日って一生に1度しかない んだよだったら葬儀も誕生日も同じくらい 大事じゃないかあ あふざけないでよ誕生日なんて気をずらし て祝えばいいじゃない

どっちにしたって私は今日そっちに行け ないんだからお母さんを祝うなんてでき ない わ私は自分が行けないと言えば折れて くれると思っていただが行けないなんて ありえないだろ葬儀はお父さんに任せて お前はこっちに来いついでに祝儀も包んで こいよ誕生日会はみんな来てるんだからな 嫁のお前がいないなんて話にならない さっさとしろよ早く来ないと離婚しちゃう ぞそれにさどうせ亡くなった人間のこと 悲しんだって仕方ねえんだ から高しはそう言うと電話を切ってしまっ た悔しかったまさかこんなことになる なんて考えもしなかった一体どうしたら これで離婚なんてしたら天国にいる母は どう思うだろうか頭の中で整理ができず ぐちゃぐちゃになった時もうどうしていい かわからず涙が止まらなくなってしまった その時父が近くにいたので気づいたら私は 父にこのことを報告していた お父さんが来てくれないってそれに向こう のお母さんが誕生日会らしくっ てそっちにご祝儀持って今から来いって 言われたのもし来なかったら離婚だって 言われて私もどうしたらいいか分からなく て私の話に父は黙って聞いているだけだっ たが全てを聞き終えると深く頷い たそうか 分かったあは父さんに全て任せろ え一体どんな考えが父にあるのかは分から なかったが父を信用する他なかっ たとりあえず今日はお母さんをとって やろう水希に来てもらう方がお母さんも 喜ぶ だろそうして父と私は最後まで葬儀場で母 をとった その間高や義母からは大量の着信が入って いた父にはそれすらも無視しろと言われて いたので電源を切って全て無視していた 葬儀が終わり翌日になって長官をポストに 取りに行こうとした時玄関の扉を開けると と義母が立っていた驚きのあり無言で2人 を見つめていると2人は突然土下座し謝罪 してき た昨日は住まなかったお母さんの葬儀だっ たのに え本当にごめんなさい2人に謝罪され私が 戸惑っていると父が起きてきたああ来たか それじゃあ 入れ父がたたちに指示を出すと2人は ビクッとしながら家に入っていくまるで 怯えているかのように見え たそして2人がリビングに通され私たちは 4人で向かい合い話をすることになった

まだ何が行われるのか分かっていなかった 私にとって今から何が起こるのだろうかと いう気持ちでいた重たい空気の中父が最初 に口を 開く水希秘密にしてて悪かったな実はこの 2人には昨日葬儀が終わってから連絡した んだそうだったのそれじゃあお父さんが 怒って2人が今日来たってこといやそう じゃないんだ確かに俺も怒ってたけど もっと怒ってた人間が他にいたんだ父は そう言うとたちを見た怒っている人物は誰 だろうかすると父がその人物について話し てくれたたし君分かるよな君の会社の社長 は俺と同級生で友達なんだあいつも昨日は 葬儀に来てくれてた妻と俺の名を務めて くれたのは他でもない君の務めている会社 の社長だ なの顔がばるたと私は結婚してまだ1年彼 が父のこ有関係をそこまで深く知らないの も無理はないただ以前父とたの会社の社長 が友人だということは話したことがある から知っているはずだおそらく甘く考えて いたのだと思う社長が葬儀に来ているにが 来ていないのは明らかに不自然だその理由 について父が社長に明かしたとのことだ そんなことを聞かされれば社長は激怒する のは当然だ社長に激怒されたは義母と一緒 にここへ来たというわけだそしてたの口 から社長に言われたことについて明かされ た社長からは謝罪に行ってこいと言われ ました今の時期は小心がかかっている大事 な時期なんです本当に申し訳ないと思って おりますですのでどうかどうか怒りを納め てもらえないでしょう かこれでは謝罪の意味はないこれでは小心 がかかっているから許してくださいと言っ ているようなものだ父はこには分した ふざけるなお前の保信なんぞ知るか俺は 今日お前が心から謝罪するなら色々考える つもりだったもちろん水を泣かせたことは 親として簡単に許すつもりはなかったわな だがそれでも謝罪をすればと思っていたが お前は論外だなおお父さんお願いですする と義母もこの空気を察して謝罪してきたお 願いしますお父さんたしも心では反省して いると思うんですこの子はいい子ですだ からどうか許してもらえないです かギの言葉は父の怒りを増幅させるだけ だっ たなるほどな子 どうしようもないな謝罪の場面で息子を かばってどうするんだ親ならこんなことを したらしるのが当然だろうそれなのに あんたは自分の誕生日会を開かせて挙句に 息子を庇うのかもういいあんたたちによは

ないここから 消えろは必死な姿で父に お願いですお父さん俺は本気なんです触る なお前の謝罪なんか受け取らんあと社長に はこのことを話しておくまああいつは地上 挟むやつじゃないけど一応友人として報告 はしないとなそ そんなそして義母は父の言葉にそれ以上口 をを挟めず旗を落としてぼーっととしてい た私はついでに離婚の石を連れ た離婚まで切り出されるとは思ってい なかったのか高はさらに肩を落として とぼとぼと帰って行ったその後高は地方に 移動となったそうだ移動先はかなり厳しい 職場らしい新入り扱いの高は慣れない環境 家で仕事でもミスを連発しているそうだ そのことが原因で嫌がらせも受けている らしいイボはたと一緒に引っ越ししたそう だが環境には馴染めないよう ださらにたから自分のことは棚にあげて 一方的に責められ続けたために義母は心の 病気になって家に引きこもっているらしい し高の負担はますます増える一方愚痴を こぼす相手もおらず絶望感を味わっている ようだ私はあれから父と暮らしている喧嘩 はもちろんするだけど以前のようなやり にくさは今はもう ないそして何より今回私のことで動いて くれた父には感謝しかなかった これからの目標は再婚して父と天国にいる 母に孫の顔を見せることだきっと2人とも 喜んでくれる だろう私は真子45歳結婚してからずっと 義実家に住んでいるうちは田舎だから結婚 したら義家に住むのが普通だった私も結婚 したらそうなるものだと思っていたから別 に何も思わなかっただが同居して後悔した 大体嫁は義母にいじめられるものだと思っ ていたがなんと義父の方が意地悪だった からだいつも私にあれを買ってこいこれを 買ってこいと偉そうにしていただが義母は 結婚前からとっても優しいそして今も義母 によくしてもらっている義母は昔から 女の子がかったそうだだが2人目を授かり たいと思った時に病気になって子供が産め なくなってしまっただから子供は夫だけだ そんなわけで私はとりわけ義母に可愛がっ てもらったまるで本当の親子のよう だ夫は義父に似てしまったのか常に上から 目線でものをいい私を小遣いか何かと 勘違いしているみたいだった結婚したら 家庭に入れが口癖だったのでいやいや私は 仕事をやめたそれなのに稼いでやっている とか養ってやっているという発言が多い娘 が生まれた時だって全くお見舞いに来

なかったし子育てにも参加しなかったもう その娘も社会人なので家から出ているが どうやら父親である夫のことは好きでは ないみたいだあまりよくしてもらってい ないのだからそう思われたって仕方がない そんな夫は私にだけ義母の介護を 押し付ける義母はすでに介護認定を取って おりもう歩くこともできないなんなら ベッドから起き上がることもできないのだ だから私が全て義母の面倒を見ていた義母 のことは好きだがやっぱり介護は大変だ 力仕事だし夜も見張るつもりでいないと いけない義母は自分から施設に入ろうかと 言ったが夫がそれを許さなかっ た母さんやっぱり介護なんて嫁がやるもん だよだから無理して施設になんて行かなく ていいんだそうだぞ何も施設になんて行く ことないあんなとこ現代のバステ山だでも ね真子さんに迷惑ばかりかけるのも申し訳 ないしいいんだよこいつにやらせておけば だってこいつ働いてないしだろそれに嫁 たるもの義両親の介護なんてやって 当たり前だそうだこの嫁にやってもらえば いいんだこいつは何もやることがないし 役立たずだからこれくらいしてもらわない となあでも母さんしつこいぞあまり わがまま言うなそうだ黙っ とけごめん なさい夫と義父は義母に対して怒鳴っただ から義母はとしてしまった義母は私を 気遣って施設に入ろうと思ってくれている 本当にいい義母だそれなのに彼らと来たら 嫁である私に介護させて当然だと思って いるらしい確かにこの辺は田舎だし疑実家 に住んでいる人も多いでも最近は義両親の 介護を絶対にやるというわけではない確か に待たなければいけないが施設に入る人 だっている家で見るのが大変だからプロに 預けるのだ実の親の介護であっても大変だ もし認知症になったりしたらとんでもなく 大変だと思う認知症の人でネたきりなら まだしも徘徊するようになったら度々警察 のお世話にならなくてはならないちょっと 目を話した隙や夜中にこっそり起きて外に 行ってしまうからだそして帰り方が分から なくなって保護される最近そんなニュース ばかり見てので介護問題は筋縄ではいか ないものだと思ったごめんねまこさん施設 に入るつもりだったのにこうなってしまっ ていえいえいいんですよ私なんかの面倒を 見るのは嫌でしょ寝たきりで何にもでき ないしそんなことないですよお母さんが私 に話しかけてくれるだけで嬉しいです からはがから私に謝ってきた私は義母が かわいそうに思えた確かに介護される方

だって恥ずかしいとか嫌だという気持ちが あるだろう見られたくない部分だってある だろうし何もかもやってもらって悪いと 思うに違いない私だって娘に世話される ことになったらそう思うに決まっている それは親が子に対して自分のことを優先し て欲しいと思うからこそだ 義理の親子であってもそれと同様だ私は 義母の介護それからも続行したやっぱり 義母の介護は大変だけれども義母が少しで も笑ってくれたら嬉しいたまに雑談して くれる内容だって面白かったそんな毎日を 過ごしていたある日夫と義父が義母の部屋 にやってきた私は義母に飲み物を持ってき て飲ませている最中だった 新しい嫁と暮らすだからお前なんてもう いらない新しい嫁さんはなんと20歳 しかも本当に別品さんだ俺もとても嬉しい ぞ俺ってイケメンだからな45歳なのに 25歳に見えるって言われるくらいだから だろうな俺に似て髪もつやつや目立ちも 整っているからな 夫と義父は笑いまくっていた義父は自分に 似て夫の髪がつやつやなんて言っているが 義父の頭はすでにサハ砂漠だ毛なんて1本 も生えていない昔はかなりつやつやで ふさふさだったのかなと思ってしまった それに夫も義父も特に目鼻だちが整って いる方ではない自分だって顔面に自信が あるわけではないが夫と義父の自己評価は レスト級だなと思ったそれにしても20歳 という若い子に手を出していたとはどう いうことだ自分の娘と年齢がそんなに 変わらないじゃないかなんて気持ち悪い夫 なんだろうと思って腐った食べ物を見る ような目で見てしまったしかし次の瞬間 ネタきりの義母がパジャマを脱ぎ捨てたと 言っても下に何も来ていないわけではない 義母は下に短上にはトップを着ている そして私に小さくこう言った反撃の準備は いいえお お母さんそれからギフト夫の前にずんずん 進んでいったななんだ母さんネタきりだっ たのにえどうしてこんなことにあんたらが 見ているのは私の怨念 えどいうなだ私はもうあの世に言って しまったのよさっきね えはあだからあんたたちが見ているのは私 の幽霊あんたら立ってやるわななんだ こりゃ母さんが化けて出 た夫と義父はひっくり返りそうになって いる幽霊を見たと言って腰を抜かしそうに なったりの部屋から出ようとしていただが 義母がドアの前に高速移動したそしてドア を閉めたのである出してくれ母さんの幽霊

なんて怖いやだ早くしろお前どけ父さんが 邪魔なんだよお前の方が邪魔だいいから どけ夫と義父は押し合いへし合いして とにかくドアを開けようとしていた 義母の力の方が強いドアの前に仁立ちに なって全然ビクとも動かなかったうえ助け てくれあそうだ窓から逃げようそうだ あっちから逃げればいいんだなよし今の うちに待ちなあんたら逃がさないよ待たし ても義母は高速移動したそして窓のドアを しっかり閉めたのだ夫たちはに泣きどな顔 をしているああいつの間になくなったんだ どうなってんだこれはだから母さんの怨念 だ相当凝ってんだ俺らが真子さんをいじめ たせいだああどうしようそうよ私が本物の 娘みたいに可愛がっている真子さんに 意地悪したんだから化けたって当然よね あんたらどうなるか分かってる嫌だ来るな 来るなお前窓終われそこの花瓶を使えよし そして夫は窓を割って出ようと花瓶を掴ん だ義母が窓の鍵をロックしていたからだだ が義母がそれを静止した義母の力の方が 格上だったのだなんて力だ化け物だ 文字通り化け物なんだ恨めしやええもう マジで勘弁してくれ俺によせ割ってやる そして夫がギフに花瓶を投げようとしたの だが全然無理だったやっぱり義母の力には 叶わない私はその辺につったって呆然とし ていた多分まけな顔をしていたと思うそれ から義母は逃げ惑う彼らを追い回していた 4つばになってカサカサ動いていたなんだ かBQホラー映画に出てくる幽霊みたいだ なと思ってしまったやっぱり怨念のこもっ た幽霊だ高速移動してくる早くそっちに 行けお前邪魔だぞ父さんこそ押すなよ邪魔 だいいから下に降りるぞ義母の部屋は2階 だだから彼らは階段を降りて1階に行って 外に避難しようとしていただが義母は ブリッジをしたそしてそのままの格好で 階段を降りていっったのである昔こんな 映画を見た気がする確か悪魔払いか何かの 内容だったあまり詳しく思い出せないが その映画に出てきた女の子のことを 思い出したこんな格好ができるなんて悪魔 か何かに取り憑かれた人間か幽霊くらい だろうこれを見た夫と義父は悲鳴をあげて いたやあ化け物悪魔やっぱり母さんは あの世の人間だ化けて出たんだとにかく外 に出ようああもうこんな家にはいられない 夫たちはヒーヒー行って逃げようとしてい たしかしそこで義母が高速で移動してくる ブリッジをしたまま階段を凄まじい スピードで降りてきたのだ私も慌てて階段 を降りた浦飯や裏 や足をつかむな離せああんたもあの世に

連れて行ってやろうかいだ俺はまだあの世 に行きたくないやることがたくさんあるん だ ええそのやることってなに浮気相手と一緒 になって暮らすことだそれ以外にない だろうそうじゃあお父さんは俺は何もして いないからあの世に連れて行かれたくない 精錬潔白だ本当ああ本当だじゃあどうして よそで子供なんて作ってるの えあなたいい年して若い女に子供産ませた んですって変態ね気持ち悪いわそんな人は 地獄の炎に焼かれるべきよいやだ助けて エマ様いや神様仏 様あんたなんて集合地獄に落ちるに決まっ てんでしょなんと義父はこの年で浮気して 子供まで作っていた心底気持ち悪くて吐き そうになった夫といい義父といい一体何を しているんだろう本当に頭がおかしいと しか言えないそれにしても義母は一体どう したんだろうこんな動きができるなんて ただ者じゃないと思ったやっぱり幽霊なの だろうかいやさっき私は義母の世話をして いただだから亡くなったなんて考えられ ないだとしたら生身の人間なんだろうでも ネタきりの人間がどうやってこんな風に 動けるのか考えても全然わからなくて こっちまでパニックになりそうだったそれ からなんとかして義父と夫は家を出ていっ た転びそうになりながら家を飛び出して フラフラしながら車に乗り込んだ下手くそ な運転でどこかに消えてしまっ たさっきのどうああ疲れたどっこいしお お母さんあの幽霊とかじゃないですよね だってさっきまで私がそばにいましたし そうよ私は幽霊なんかじゃないわよ普通の 人間でもどうして急にあんな動きをずっと ネタきりだったのにかの馬事からよ イライラがピークに足してつい本気になっ たわこんなに動いたのはいつぶりかしら ねそれにしてもすごい動きでしたねあんな 敏な動きができるなんて えだって私は若い頃ずっと運動していた からね運動ですか一体何をしたらあんな 動きをそうねボクシング無 新体とか色々ねあとトライアスロンも はまってたわそんなにスポーツ万能だった んです ねでももうこれが最後だわ あ立てないわ義母は急に弱々しくなって しまったそうかやっぱり義母は幽霊じゃ なくて普通の人間だったのかでもこんな ことができる人普通の人間と言っていいの だだ目にも止まらぬ速さで動いていたし やっぱり普通ではない今はもう介護される くらい弱っているが昔鍛えていたおかげで

あんなことができたのかでももう義母の中 の力はなくなってしまった男児が好きな 先体物に3分間だけ大活躍できるヒーロー がいる変身したら適当3分だけ戦えるのだ その後は活動できなくなってしまうまさに 義母もそんな感じださっき怒ったのは たったの5分くらいだったと思うけれど とにかく義母はパワーを出しきったその パワーの灯しびはすでに消えてしまったの だだから私は義母を背負って2階に戻った 義母の部屋を本当は1階にしてあげたかっ たのだが夫が部屋を交換してくれなかった だから義にはずっと2階にいてもらってい たのだあれから夫がビクビクしながら家に 帰ってきただがなんと髪の毛がほとんど 抜け落ちていたもうすぐで義父のような サハ砂漠になるだろう浮気相手にあんた なんていらないって言われてしまったんだ ああそうでもなんで俺の髪の毛がないから だへえどうして髪の毛がないんでしょうね 分かってんだろ母さんが化けて出たからだ えお母さんなら元気よネタきりなのは 変わりないけどね え嘘だと思うなら部屋に入ったらどうあ ああ夫はそうして私の後をついてきた しかしそこで見たのは義母の悲惨な姿だっ た ぎあお母さん起きて どうされたんですかお願い返事をして救急 車もうダメかもしれないわ そんな夫は腰を抜かして漏らしそうになっ ていた夫が見た赤い液体はただのトマト ジュースなのにアホだなと思ったさっき 義母が飲んでいたのをこぼしたからだあら おはようお起き た私はもうもう長くないわ ね母さんよかっ たあんた何しに来たのまた真子さんと 暮らそうと思ってるの えまあ残念あんたはすでに離婚されてます 真子さんももうすぐこの家から出ていくの よ私の施設だって決まったんだからはあ 離婚してるだと勝手にそんなできるわけ ない以前私に離婚届けを突きつけたでしょ 家事をしないなら離婚だって言って インフルエンザで寝込んでいたのにそれを 出してやったのよ記入してくれていて ありがとう きしまあんたみたいなのは浮気相手にも 捨てられて当然ねアホみたいだしさてさて 慰謝料もきちんともらいましょうかそ そんな私だってお父さんに慰謝料を請求 する予定だよあんたらゲスは地獄に落ちな 出ていけもう息子でもなんでもないよ夫は 泣きながら家から出て行った少し残って

いる発が風になびいていて悲しさを倍増さ せているように見えたあれから義母は離婚 したユフは泣きながら土下座したそうだが 許してもらえなかったそしてでいいじい さんの癖して若い女に子供を産ませていた がその女も浮気した相手はイケメンの社長 だだから年寄りのじいさんである義父は 捨てられた確かに義父もお金は持っている 方だが若くてイケメンの社長には叶わない 彼はすっかり廃人のようになって陰気臭く なったそうだ私も離婚して元夫から慰謝料 を絞りとった元夫は浮気相手とギャンブル にはまっていたらしく貯金があまりない らしいだけどそんなことは私に関係ないの で払ってもらった浮気相手も私に土下座し てきたが許さなかった冷たい視線を浴びせ 地獄に落ちろとだけ言っておいたあれから 私は疑実家を出て実家に戻ったそして パートをかけ持ちして生活しているもう 義母とは他人になってしまったが私はに よくしてもらっただから今もたまに施設に 面会に行っているもう義父も元夫も来ない だろう私ができることをやれる範囲であっ て義母に喜んでもらえたらいいなと思った ちなみにお医者さんにあの時のことを話し たが信じてもらえなかった私の方が病気を 疑われてしまったのでもう誰にも話さない でも私は確かに義母がに様を見たのだ きっとあれは義母の怒りの力だったん だろう私のために残り日を使ってくれて 申し訳ないこれからはゆっくりしてほしい なと思って いるすき焼きを食べる義母たちを知り目に 台所で1人立ちながらカップ麺を食べる私 を見た義父は怒りに満ちた顔で行ってきた なんで台所で立ちながら飯食べてんだ みんなと一緒に食べればいいだろういつも のことなので大丈夫 です私の言葉を聞いた義父はぶち切れ た私の名前はアカ30歳の会社員夫のシト と結婚して2年になり義実家で義母と同居 している義父は海外不妊中で結婚式の時に 帰ってきてからは世界の響もあってずっと 帰国していなかった夫の話では義父は厳格 な人らしく結婚式でも笑顔になることも なく常に眉間にシを寄せていた義父と会話 をした時も威圧的な話し方をしてきて圧倒 されたのを覚えているこんなギフと同居 するのは正直嫌だと思ったけれど海外不妊 でしばらくは帰ってこないと夫が教えくれ たほっとするのも つの同居してみると義母の嫁いびりに 悩まされてしまうと は結婚の挨拶に行った時はシとはいいお嫁 さんをもらって幸せ者ねと優しい感じで

言ってきた笑顔で話していた義母だったが 同居を始めた瞬間から人が変わったように 高圧的に行ってくるようになった 我が家に嫁に来たからには私の言うことは 絶対だから ねすっかり私はビビってしまったものの夫 が私をかってくれて母さんそんなこと言う なよ自分が父さんにうるさく言われていた からってアカに辛く当たるのはやめて くれと義母に言い返してくれた夫の話では 義父が海外婦人に行くまでは義母はいつも 厳しく家事について注文されていたそうだ 自分が昔姑にいびられた仕返しに嫁を いびる姑との話を聞くが疑実家では義父に いびられていた義母が嫁の私に仕返しをし て いる夫がいる時はさすがに義も私に 嫌がらせをしてこないけれど夫が不在だと 嬉しそうな顔で言ってくる シュトが優しくしてくれるからと言って いい気にならないでよねあんたみたいな 出来の悪い嫁をもらって最悪よ仕事で夫の 帰りが遅い時私が作った夕飯を食べた義母 はあかさに不機嫌な顔で嫌みを 言ういつ食べてもあなたの作るご飯は まずいわアカさんのお母さんはよほど料理 が下手なの ね自分のことをけなされるのも気にいら ないが私の母の悪口まで言われるのには 我慢できなかっ た母の料理は関係ないですシトさんは 美味しいと言って食べてくれています私が 言い返すと義母は意地悪な笑い顔で答えて きたシトはあなたに気を使っているのよ そんなこともわからないなんてあなたは ダメ嫁ね私の料理がまずいと言いながらも 義母はしっかり完食し満足そうな顔で自分 の部屋に帰って 行くそのご帰宅した夫は泣きそうな顔をし ている私を見てまた母さんが何か言ったの か全くしょうがない人だなあかに辛い思い をさせてごめんなとため息まじりに話して 謝ってくれるこんなに優しい夫の母親が なんであそこまで意地悪なのかと不思議に 思ってしまうくらいだ義母の嫁いびりには どうしても慣れることができなかった上に 連休になると疑実家には義母の親戚が遊び に来るようになった義父がいる時はこんな ことはなかったらしいが連休となると数名 の親戚がやってきて私は食事の世話で 大忙しになるいつもやってくるのは義母の 妹の一家のようで小さな子供まで連れて やってきて好き放題に騒いで いく食事も年代によって好きなものが違っ て年配の人たちは刺身や寿司を食べたがり

若い人は焼肉を要求し子供たちは ハンバーガーなどがいいと叫んでくる私は 義母に命令されるままそれぞれの料理を 準備しなければならず夫がいる時は手伝っ てくれるが仕事でいない時は1人で全て やらなければなら ないおまけに小さな子供の相手までさせ られて自分の食事を取る暇もないほどだ 小さな子供の世話を押し付けてくる義母の 親戚も私に俺を言うこともなく当たり前の ようにしている長い連休の時などは止まっ ていくもり食事の支度から宿泊の準備まで させられて疲れきってしまうのだ夫は親戚 が帰るたびに義母に文句を言っているが 全く聞き耳を持たない連休の旅に呼使われ てカレンダーを見て赤い文字が連続して いると憂鬱な気分になってい た毎日義母にいびられてさらに連休には府 のに扱われる生活にうんざりしていると さらにがっかりとする事態になった夫が 仕事の関係でしばらく単身不妊になって しまい疑実家には私と義母の2人だけで 暮らすことになったからだ夫の単身不妊先 に私も一緒に行こうと考えたものの私にも 仕事があるし期間が短いので夫の会社とし ても夫婦で暮らせるような住宅はは用意 できないようだ単身不妊の期間は3ヶ月 だけで夫も週末には帰ってくると言って いるが完全に落ち込んでしまった単身不妊 の期間中だけ私も実家に帰ろうと考えた けれど義母が許してくれなかっ たアカさんがいなくなったら誰が私の食事 の準備をするのそれに親戚の集まりの支度 だっってあるんだから勝手に実家なんて 帰らせないわよ義母の頭の中では私を火 政府と決めつけているのか自己中心的な ことしか言ってこない沈んだ表情で夫を 単身不妊先に送り出した私とは対象的に 義母は生き生きとした顔をしていた夫がい なくなると義母の嫁いびりを止める人は誰 もいなくなり楽しそうに私に嫌みを言って くるしばらくは邪魔者もいなくなるから しっかりと嫁の教育をしていきますよ義母 の先見に気分がめいってしまったが意外に も夫が単身不妊でいなくなると義母は夜に 出かける日が多くなり夕食の時に顔を 合わせることが減ってきた義母が出かけた 日は食事も外で済ませてくるので私として はありがたくおまけに帰宅した義母は とても嫌がよかっ た私がいなくて寂しかったでしょうでも あなたも1人の方がゆっくりできる かしら1人で一方的に話して楽しそうに 笑っているわけがわからないが私としても 義母の言う通り1人の方がゆっくりできて

最高だったしかし出かけてきた後必ず義母 は言ってきた私が夜に出かけている話は シトには内緒にしてね何度も念してくるの で私も真剣な顔で義母に約束し た夫に内緒にしろと言われなければ気にし なかったのだが改めて口止めされると義母 の行動を疑ってしまう3ヶ月の単身不妊は 長いと思っていたけれど義母の謎の行動の おかげもあってあっという間に終わろうと してい たで単不妊も終わり新年からは以前のよう に夫と義母との生活に戻ることになり気分 も良かったそんな時義父から夫に連絡が あり年末年始は久しぶりに帰国すると言わ れたらしい義父から連絡を受けた夫は 父さんが帰国する話は母さんに言わないで おいてくれよいきなり帰国して驚かせたい らしいと真剣な顔で私に言ってきた義母を 驚かせて楽しむ年齢でもないだろうと呆れ てしまったしあの厳格な義父がそんな サプライズを考えるのも意外に思えたそれ でも夫に言われた通りに義母には義父の 帰国を黙っていたが義母からはいつもの ように年末年始の連休には親戚が集まる から準備をしろと言われ た義母の親戚が連休の度に大騒ぎしている 事実を義父は知っているのだろうかと心配 になってきた疑実家は義父のものだし義父 が海外不妊するまでは親戚の集まりはして いなかったらしいので怒られないかと私の 方がドキドキして しまう夫が単身不妊中に義母が ちょくちょく出かけていたのも気になって きた夫には内緒にしてろと話していたこと にも私は引っかかっていた私が色々悩んで いるうちに年末になり夫も単身不妊から 戻ってきてそれどころでは亡くなった夫が 戻ってきた次の日には親戚たちの集まりも 行われて私は大忙しとなる手伝ってくれる 夫がいるのでいつもよりは良かったが食事 の準備や子供たちの相手でいつものごとく 火星府状態になっていた親戚たちは止まっ ていくことになりその支度を慌ててしてい たけれど義父が帰ってきて親戚がいたら どう思うか心配になった夫に確認してみる と父さんには伝えてあるからアカが気を 揉むことはないよそれより明日父さんが 帰ってくるから俺迎えに行くけど1人で 大丈夫 と私を気にしてくれて嬉しかった私1人で 親戚たちの世話をするのには慣れていたの で笑って 答える私は大丈夫だけどお父さんこんな 状況を見て怒らない かしら夫は黙って笑っていたが疑実家の中

を子供たちが駆け回り大人たちは昼からお 酒を飲んでゴロゴロしているのを見て義父 は黙っているのだろうか 気難しい義父が自分の家でダラダラして いる義母の親戚を見ても黙っていられるの かまた不安になってき た翌日夫は昼過ぎに義父を迎えに空港に 出かけていき私は親戚たちの宴会の支度や 後片付けに追われてい た夕食は義母の提案ですき焼きとなり親戚 一同と義母は鍋を囲んで美味しそうに食べ ているすき焼きの準備で疲れてしまった私 が台所でカップ麺を食べていると夫と義父 が帰ってき た義母や親戚たちは義父の帰宅に気づいて いないようで相変わらず大騒ぎをしながら すき焼きを食べていた台所で1人立ち ながらカップ麺を食べる私を見た義父は 怒りに満ちた顔で行ってきた なんで台所で立ちながら飯食べてんだ みんなと一緒に食べればいいだろう苦笑い しながら私は答えたいつものことなので 大丈夫ですそれよりお帰りなさい長旅でお 疲れでしたね私の言葉に義父ははあいつも の ことさらに険しい顔で聞き返してきたので 私は思わず直立不動のまま黙ってしまった 義父は私には何も言わずに義母や親戚たち のいる今に入って いき一体何の騒ぎだ人の家で勝手に宴会 なんかしやがっておまけにうちの嫁を のけ者にして自分たちだけすき焼きを食べ てどういうつもり だ親戚たちは一瞬にして静まり帰り小さな 子供は泣き出してしまった義母は慌てて 言い訳をするああなたいつの間に帰ってい たの今今日はみんなで忘年会をしようと 思ってねそれより今日帰ってくる予定でし たさっきまでとは別人のように怯えた顔で 話す義母を見て親戚たちも落ち着かない 様子だ小さな子供を抱いた親戚は子供を あすふりをしながらゆっくりと今を出て疑 から逃げ出そうとするし他の親戚も義両親 の様子を気にして立ち去ろうとしている それに気づいた義父がこれから大事な話が あるから用のない人は出ていってもらえる か な義父が低い声で言うと親戚たちは一目さ に逃げていってしまった疑実家を出ていく 親戚たちを見た義母も立ち上がってドサに 紛れて今を出ていこうとしたが 大事な話はお前にするんだから黙ってここ にいなさいと義父に呼び止められていた 真っ青な顔をした義母はおどおどしたまま 義父の前に座ると夫もその横に座りいつの

間にか書類を手にしてい た母さん俺が単身不妊で家を開けていた間 随分と夜遊びしていたようだね俺が たまたまこっちに帰っていた時に町で 見かけたんで真に思って後をついていっ たら男と建物に入っていくじゃないか義母 の浮気現場を目撃した夫は自宅に戻って くるのをやめて義母の様子を調べていた ようだ確かに夫は週末以外でもこちらに 帰っていることがありいつも連絡をくれて いたが何度か家には戻らずそのまま単身 不妊先に引き返したことがあった今思えば 義母の浮気現場を見つけて義母に疑われ ないようにそのまま単身不妊先に帰ってい たのかもしれない夫が差し出した書類は 更新所に依頼して義母の浮気の証拠を調べ ていた報告書だっ た報告書には義母が若い男と腕を組んで 建物に入っていく写真が何枚もあり日付を 見るとの回数に なる震えながら自分が映った報告書を見て いた義母は義父に土下座して謝ってきたご ごめんなさい軽い気持ちで付き合っただけ でちょっとした遊びだったの よ怖い顔で腕組みをしている義父は ゆっくりと言ってきた浮気も許せんがアカ さんをこき使って自分の親戚の世話をさ せるのも納得がいかないぞ シトの嫁さんがそんなに嫌いなの かしばらく無言だった義母が小さな声で 答えるアカさんが羨ましかったのよ何か あればすぐにシトはアカさんの見方をして いつもあなたに抑圧されていた私とは違っ て幸せそうだったからわざと意地悪して あげた の義母のこの言葉には義父も驚いていたし 私もびっくりしてしまった義父も昔の自分 の行いを反省したのか義母に謝っていたが 夫はすぐに義母に怒りをぶつけ たアカが羨ましいからって嫌がらせするの はおかしいだろうそれに浮気は別問題で俺 は許さないからな夫の言う通り私への 嫌がらせと浮気は別問題で夫が怒るのも よくわ 何も言い返せない義母に義父が話し出した シトからお前が浮気しているようだと 聞かされた時は驚いたよしばらく帰国でき なくて寂しい思いをさせているとは感じて いたがもういい年なんだし分かってくれて いると信じていたの に義両親の関係は義父が海外不妊に出発 する前から良くなかったようでで義父が家 にいない方がギボものびのびしていると夫 はいつも話していた黙ったままの義母に夫 がさらに問い詰めた母さんは俺や父さんに

内緒でかなりの借金もしているようだね 先月帰ってきた時大掃除をしようと思って 母さんの部屋のゴミ箱の中身を捨てようと 思ったらカード会社からの特上がたくさん 捨てたけど大丈夫な のそういえば夫は大掃除をすると言って 作業を始めたがすぐに終わってしまったの で疲れてやめてしまったと思っていた夫は それらの特上も保管しており義母の前に 突きつけた無言を貫く義母に向かって義父 が言ったどうせ浮気相手に見いでいたん だろうが俺は一切わらからな冷たくそう 言うと夫も同じようにかわいそうだけど俺 もどうにもできないからね自分で借りたお 金なんだから自分で払って よ義母を突き放すように言った夫と義父に 見放された義母はいきなり私を見つめて 叫んできたアカさんお願いだから私にお金 を貸してちょうだい 義母は私にまで頭を下げてお金を懇願して くるがすぐに義父が怒り出したお前が いびっていたアカさんがお金を貸すはず ないだろうそれよりも今まで嫌がらせをし たことを謝るのが先だろう が義母はどうしてもお金が必要なようで いやいやそうな顔で謝ってきたあかさん ごめんなさいねこうやって謝ってんだから お金を貸してくれるわね義母の姿に夫も 呆れ返ってしまったようでアカお金を貸さ なくていいからな自分で働いて返すなり 自己破産して責任を取らないといつまでも 反省しないと冷たく突き放していた もちろん私だって形だけ謝られたからって はいそうですかとか優しくもない今まで 散々嫌がらせされてきて最後がこれかと 思ったら心の中で笑ってしまっ たその後義両親は離婚してしまい義実家を 出ていった義母の行方は分からない連休の 度に義実家にやってきた義母の親戚が義父 に謝りに来た時義母のその後を説明して くれた浮気相手とはすぐに別れてしまった ようで別れるというよりも捨てられたと いう方が正しいの だろうしばらくは親戚の家を点々としてい たが誰もお金を貸してくれないと分かると どこかに行ってしまったようだあれだけ 世話をした親戚も冷たいもので離婚した 義母を助ける人はいなかっ た義母が出ていった後疑実家では長年海外 不妊していた義父が帰って来て私たちとの 同居生活が始まった怖い人だと思っていた 義父は意外に気な人で私もほっとしている さらに私に赤ちゃんができたことが分かり 義父はすでにベビー用品を買い揃えて出産 を心待ちにしていた毎日義母にいびられる

こともなくなり連休に親戚の宴会の世話を することもなくなり精神的に落ち着いた 環境で出産を迎えられそうだいつも怖い顔 をしている義父も子供の話になると デレデレしていて 微笑ましい義母と義父が入れ替わってくれ たおかげでこれからは家族みんなで楽しく 暮らせていけそう だ

【スカッと☆厳選7本総集編】実家で兄と父に嫌われ続けた母が追い出され私夫婦の家へ。母「二千円貸して下さい…」夫「お義母さんと一緒に住もう」私「え?いいの?」→結果【修羅場】

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