Search for:



蒙古放浪の歌#加藤登紀子 -Монгол тэнэмэл дуу- Mongolian Wandering Song- #TokikoKato

#日本の歌 #青春哀歌
作家司馬遼太郎は、酒に酔うと蒙古に夢を馳せ、この歌を歌っていたそうだ。いわゆる彼の十八番である。

「1969暮れ、加藤登紀子は、福岡市で行われた心身障害者支援の募金団体「あゆみの箱」のチャリティーコンサートに出演した。俳優の伴淳三郎さんが呼びかけた運動で、森繁さんは、設立者のひとりだ。伴さん亡き後に、会長に就任した。

ひとりで寝るときにゃよおー
夜明けの青さが
教えてくれるだろ
ひとりものもいいもんだと

 「誰が歌っているんだ」。コンサートの主催者のひとりとして楽屋にいた森繁久弥さんは耳を澄ました。そして、楽屋を飛び出し、舞台の袖に立ち、両手を広げて、加藤さんを迎えた。

 「ツンドラの風の冷たさを知っている声だ。ぼくと同じ歌ごころだ」

 初対面の森繁さんの言葉に、加藤さんは吸い寄せられた。「君のギターで歌いたい」。この夜、加藤さんはギターを抱え、森繁さんの宿泊先の部屋に誘われ、コンサートに参加した歌手や芸能人らとともに歌い明かした。南方の歌や、ロシア民謡……。宴はいつまでも続いた。

 加藤さんは旧満州(中国東北部)のハルビンで生まれた。森繁さんは27歳から7年間、旧満州の帝都・新京(現・長春)で激動の青春を過ごした。ともに「ツンドラの風」に抱かれた2人だった。」
(森繁久弥との出会いのエピソード)

Write A Comment