
ハウス オブ ジャイルス 2027年春夏ブライダルコレクションより。
Photo: Ruven Afanador for House of Gilles
結婚式でチュールのロングベールを着けるのはごく普通のことだが、小さなピルボックスハットや巨大な羽根飾り、宝石があしらわれたキャップといったアクセサリーを着ける人はあまり見かけない。しかし、来るシーズンはそんな主流から外れた、ひと味違うブライダルヘッドピースがトレンド入りの兆しを見せている。
今月開催された2027年春夏ニューヨーク・ブライダル・ファッションウィークでは、斬新なヘッドピースが勢揃いした。そのすべてが、どんなアンサンブルも洗練されたウエディングルックにまとめ上げてくれる、趣向を凝らしたデザインだ。
「ヘッドピースほど、ルックの印象をがらりと変えてくれるアクセサリーはありません」と帽子デザイナーのジジ・バリスは言う。バリスは今季、デザイナーのメレディス・ストックラインと協力し、彼女が手がけるファッションブランド、ライン(LEIN)の最新ブライダルコレクションを引き立てるヘッドピースの数々を制作した。
「ブライダルの装いはもっと、こだわりの詰まった、リアルなものであるべきだという意識が高まっています」とストックラインは指摘する。「ヘッドピースはルックにほど良い個性とメリハリを与えてくれて、派手になりすぎすに全体をまとめ上げてくれます。そこにわざとらしさはなく、伝統を重んじるというよりも、より自分らしさを出すという意味で取り入れられることが多いです」
ふたりのコラボレーションから生まれたデザインには、キャップの上からレースを取り付けた、バードケージベールを大胆にアレンジしたヘッドピースなどがある。「メレディスはとてもしっかりとしたイタリアンレースでウエディングドレスなどを作っていたので、私もレースでアイテムを制作すると早々に決めました。それが、コラボレーションの基礎となりましたね」とバリスは言う。「シェニールの小さなタフト模様が施された、最高級のヴィンテージのフランス製ベールが手もとにあって、それを使う絶好の機会だと思いました」
