2026年4月18日、国立代々木競技場 第一体育館にて日本最大級のファッション&音楽イベント『Rakuten GirlsAward 2026 SPRING/SUMMER(ガールズアワード)』が開催された。
リポート2本目は、ViVi専属モデルとして活躍する山﨑天をはじめ、ステージ上で華やかな存在感を放った守屋麗奈、女優としても幅広く活動する田村保乃と藤吉夏鈴、そしてランウェイでも安定感のあるウォーキングを見せた的野美青。櫻坂46のメンバーたちが、春の光を味方につけ、代々木のランウェイを鮮やかに彩った。
彼女たちが一歩踏み出すたびに会場のボルテージは高まり、トレンドの最先端を駆け抜けるその姿は、多くの観客の視線を奪い、熱狂の渦へと巻き込んでいく。今回は、そんなGirlsAward 2026 S/Sで見せたメンバーたちの圧巻のパフォーマンスと、そこで披露された春夏の最新コーデを余すところなくお届けする。
【山﨑天 (Max&co.)】

記念すべきGirlsAward 2026 S/Sの幕開けを飾ったのは、洗練されたイタリアン・スピリットを体現する『Max & Co.』のステージだ。会場が期待に満ちた空気に包まれる中、そのランウェイに颯爽と現れたのが、櫻坂46の山﨑天である。

山﨑天が身に纏ったのは、ジャケットの上からコルセット風のデニムを重ね、その下にワイドなボトムスを合わせた、非常に高度でエッジの効いたレイヤードスタイル。クラシックなテーラードジャケットに、デニムのデニムの構築的なフォルムを重ねるという難易度の高い着こなしを、彼女は涼しい顔で、完璧に自分のものにしていた。

首元のすっきりとしたシルエットと、ウエストマークされたベルトが、彼女の驚異的なスタイルの良さを強調し、手に持ったメタリックなクラッチバッグが、全体のトーンに鋭い輝きを加えている。ただの「きれいな服」で終わらせない、Max & Co.が求める「自立した女性像」を、彼女はまさに体現していた。

山﨑天のウォーキングには、歩くたびにその場の空気が書き換わるような、重厚なカリスマ性が宿る。ランウェイの先端で止まり、カメラに向かって見せたのは、媚びることのない冷徹で美しい表情。どんな服を纏っても、彼女自身の個性で自分色に染め上げてしまうその姿は、一つの作品として完成されていた。

トレンドをただ着こなすのではなく、自分のスタイルとして堂々と表現する――。そんな彼女の姿は、今のファッションシーンを自分らしく楽しむ強さを、会場の全員に示しているようだった。今回のGirlsAwardの幕開けに、強烈なインパクトを残す最高のステージであった。
【山﨑天 (FREE`S MART)】

FREE’S MARTのステージを象徴する存在感を放ち、トリを飾ったのは、櫻坂46・山﨑天だ。

今季のトレンドであるレイヤードスタイルを、チェック柄のジャケットを主役に据えて構築した今回のコーディネート。ジャケットの中にビスチェやレースを重ねるという、ブランドが提案する複雑で繊細なディテールを、山﨑天は軽やかに自身のものへと昇華させていた。トレンドをただ着るのではなく、彼女というフィルターを通すことで、より洗練された春夏の新しい表情が浮かび上がっていた。

ランウェイで見せたのは、表現者としての真骨頂。ポケットに手を入れ、ワイドデニムを風になびかせながら彼女が踏み出した瞬間、会場の空気が一変した。その一歩一歩に纏う独特の空気感は、見る者の視線を引き寄せて逃さない。キャップやアクセサリーといった小物を使いこなす細やかな表現と、ランウェイの先で見せた鋭い視線からは、今季のトレンドを誰よりも早く、かつ自分らしく解釈し、武器に変えてしまう圧倒的なセンスが伝わってきた。
圧巻だったのは、ステージの去り際の演出だ。クールな表情で視線を奪った直後、観客に向けて不意打ちの投げキス。ステージとのあまりのギャップに会場中から大歓声が上がった。

ステージごとに表現の幅を広げ、ファッションアイコンとしての地位を確固たるものにする山﨑天。その歩みそのものが一つの物語となり、トレンドを纏う楽しさを、改めて会場のファンに強く印象付けていた。

【守屋麗奈 (dazzlin)】
フェミニンでトレンド感あふれる『dazzlin』のステージのトリを飾ったのは、その圧倒的な透明感と甘いルックスで観客を魅了し続ける櫻坂46・守屋麗奈。

毎シーズン、彼女のランウェイはSNSを席巻し、その洗練されたスタイリングは常に多くのファンの注目を集め、トレンドの指標となってきた。そんなバズるランウェイの代名詞的存在である守屋麗奈が、今回見せたのは、その輝きをさらに塗り替える至高のステージだった。

彼女が身に纏ったのは、ふんわりとした素材感が心地よい、淡いベージュのロングドレス。幾重にも重なったフリルが歩くたびに柔らかく広がり、中でも袖元にあしらわれたリボンが、彼女の動きに合わせてふわふわと揺れる様は、まさに春の妖精がそのままステージに舞い降りたかのような幻想的な美しさを放っていた。ヘアにあしらわれた可憐な白い花と、全身を包む柔らかなトーンは、dazzlinが提案する「無垢で上品な春の可愛らしさ」を完璧に体現していた。

ランウェイを進む守屋麗奈の姿は、まさに多幸感の結晶。春の妖精が舞い降りたかのように、会場のあちこちへ向けて楽しげに手を振り続ける。彼女が通るたびに、まるでその場に春の柔らかな風が吹き抜けたかのように、会場全体が温かな幸福感で満たされていった。その姿は、そこにいる全員に幸せを分け与える天使そのものだった。

そしてランウェイの先端では、それまでの優しく穏やかな表情から一変、両手で顔を包み込む「小顔ポーズ」を披露。直後に見せたのは、春の陽気そのもののような、無邪気で愛らしいウインクだった。その瞬間、会場中から割れんばかりの大歓声が巻き起こり、その愛らしさで全員を完全に彼女の虜にしていた。

【田村保乃 (Daniel Wellingt on)】
続いて登場したのは、アーティスト活動のみならず、俳優としてもその存在感を高めている櫻坂46・田村保乃。彼女が光を纏って現れたのは、スウェーデン発の時計・アクセサリーブランド『Daniel Wellington(ダニエル・ウェリントン)』のステージだ。

田村保乃は、クリーンな白Tシャツに鮮やかな赤のカーディガンを肩掛けし、モカブラウンのキャップを合わせたプレッピーな装いで登場した。一見ラフなカジュアルスタイルだが、その足元を彩るベージュのメッシュロングスカートが、スタイリングを一気に格上げしていた。このメッシュ素材のロングスカートは、今季のコレクションでも極めて稀な、ボトムスとの一体型というユニークな仕立てとなっている。ふんわりとしたボリュームと透け感がフェミニンな余韻を残しつつ、内側に重なるシャープなシルエットが装いに奥行きを与えている。フェミニンな空気感とカジュアルな構築美を絶妙なバランスで調合したこのスタイリングは、Daniel Wellingtonが提案する洗練された世界観に、まさに最先端の遊び心を加えていた。

ランウェイを進む彼女の姿は、まさに多幸感の塊。一歩踏み出すたびにメッシュが揺れ、光の透け感が春の柔らかな風を会場に運ぶ。重なり合うシルエットが生む独特のコントラストが、歩くたびにドラマチックな表情を見せ、観客の視線を釘付けにしていた。

ランウェイの先端でキャップのツバにそっと触れ、カメラに向けられたのは、吸い込まれるような甘く、そして凛とした瞳。田村保乃が持つ「柔らかな強さ」が、Daniel Wellingtonのコレクションに新しい「憧れのカタチ」を刻んだ、忘れられないステージであった。


【藤吉夏鈴 (atmos pink×adidas Originals SPECIAL STAGE)】
続いてランウェイに姿を現したのは、その唯一無二の存在感で観客を魅了し続ける櫻坂46・藤吉夏鈴。彼女が登場したのは、スニーカーカルチャーをベースに渋谷から世界へ発信する「atmos pink」と「adidas Originals」によるスペシャルステージだ。

藤吉夏鈴は、金髪のショートボブが映える、クールさとアグレッシブさが同居したスタイリングで登場した。
身に纏ったのは、adidas Originalsのトラックトップ(ジャージ)。そこへ、甘いドット柄のシフォンスカートを重ね、さらにその下にはルーズなワイドシルエットのボトムスをレイヤードするという、極めて前衛的なトリプル・スタイリングを披露した。

首元に光るパールのネックレスが、スポーティーかつ無骨な装いに、洗練されたモードな品格をプラス。異なる要素を幾重にも重ねながら、そのすべてを自身のオーラでまとめ上げる圧倒的なセンスは、まさに最先端。 atmos pinkが提案する、ストリートとモードが交差する新しいガールズスタイルを、彼女は完璧に体現していた。

ランウェイの先端で見せた、髪をかき上げる仕草と、冷徹さと瑞々しさが共鳴する鋭い視線。普段の静かな佇まいとは一線を画す、彼女だけの鋭利な美学を感じさせる圧倒的なモデルとしての実力は、観客を一瞬にして彼女の世界観へと引き込んだ。

ただトレンドを追うだけではない。藤吉夏鈴という唯一無二のフィルターを通すことで、ファッションが持つ強さと可能性を、改めて会場のファンに強く印象付けた、至高のステージであった。
【的野美青 (GRAPEFRUIT MOON)】
続いてランウェイに現れたのは、その涼しげな佇まいと圧倒的なスタイルで、次世代のランウェイアイコンとして名高い櫻坂46・的野美青。彼女が彩ったのは、唯一無二のヴィンテージスタイルを提案する『GRAPEFRUIT MOON』のステージだ。

的野美青が身に纏ったのは、レオパード柄のティアードスカートを主役にした、エッジの効いたレイヤードスタイル。そこに薔薇の刺繍が施されたフリンジ付きのレザーベストを重ね、インナーにはレトロな雰囲気のグラフィックTシャツを合わせた。

頭元を飾るスパンコールが輝くベレー帽と、足元を彩るダークブラウンのブーツが、スタイル全体に重厚な奥行きを与えている。本来ならバラバラに感じるような個性の強いアイテムたちを、自身の洗練された感性でひとつの美しい物語へと調合する手腕は、まさに圧巻。ブランドが提唱する「古き良きもの」を「今」のモードとして昇華させるその着こなしは、ランウェイというキャンバスに描かれた、最高にクールなアートのようだった。

的野美青のウォーキングには、迷いがない。ランウェイに踏み出すたび、幾重にも重なったフリンジやスカートが、彼女の歩調に合わせて無駄なく揺れ動く。

ランウェイの先端で見せたのは、観客を射抜くような、涼やかでいて熱を帯びた鋭い視線。一切の隙を見せない堂々たる立ち居振る舞いは、トレンドをただなぞるのではなく、その場を自身の領域へと変えてしまう、彼女特有の「静かなる覇気」に満ちていた。

【INFO】
Rakuten GirlsAward 公式サイト:https://girls-award.com/
Max&co.:https://jp.maxandco.com/
FREE’S MART:https://mix.tokyo/pages/freesmart
dazzlin:https://www.dazzlin.jp/
Daniel Wellington:https://jp.danielwellington.com/
atmos pink × adidas Originals SPECIAL STAGE:https://www.atmos-tokyo.com/womens
GRAPEFRUIT MOON:https://shop.grapefruitmoon.jp/
【感想】

今回のGirlsAward、櫻坂46のメンバーたちのランウェイを間近で見て、その輝きに圧倒されっぱなしの1日でした。モデルとしての力強いオーラはもちろん、今季のトレンドを詰め込んだ衣装が動くたびに変わる表情や、繊細な素材の質感など、現場ならではの空気感は本当に特別でした。
単にステージを楽しむだけではなく、「この可愛い仕草をどう言葉にすれば一番魅力が伝わるだろうか」「この珍しいスタイリングのこだわりはどう表現すればいいんだろう」と、伝える側の視点でステージを見つめていたことが、私にとっても新鮮な発見でした。おかげで、これまでは気づけなかった衣装の細かいディテールやブランドの意図まで、より深くランウェイを楽しむことができた気がします。そうして現場で感じた生の熱量を届けられるよう、言葉の一つひとつを大切に選びました。この記事を通して当日の高揚感やメンバーのまっすぐな魅力が届いていればとても嬉しいです。
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◎ACTRESS PRESS編集部
◆文:加藤美羽(早稲田大学)
◆撮影:仲西一成(Scketto)
◆リポーター記事:https://actresspress.com/category/report/
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