Search for:

【画像・写真3枚目】今はやがて思い出に――7限目のフルール・高柳咲彩、歌詞がくれた気付きと「ご褒美」のような3年間の記憶(撮影・竹内 花春)
Photo By スポニチ

 夢を追い、芸能と学業を両立させながら歩んできた佐久長聖高での高校生活。アイドルグループ「7限目のフルール」(ナナフル)の高柳咲彩は、ステージへの憧れと現実とのギャップに悩みながらも、“今できる100%”を重ねてきた。その背景にあったのは、いつもそっと背中を押してくれた人たちの存在。スポニチ東京本社での単独インタビューで、静かにその思いを語ってくれた。(「推し面」取材班)

7限目のフルール特集|全員独占ソロインタビュー

 「乃木坂46さんのパフォーマンスに憧れて、小学生の頃から“いつか私も”って思ってたんです。でも長野に住んでいるとアイドルになる道なんて遠く感じて…」

 そんな中、テレビで偶然目にしたのが、佐久長聖高校に新設されたパフォーミングアーツコース。勉強と芸能活動の両立がかなう環境にひかれ、迷いなく進学を決めた。背中を押してくれたのは「やりたいことなら、最後までやりなさい」という母の言葉だった。

 とはいえ、現実はそう簡単ではなかった。心の中にある“キラキラしたアイドル像”と、思うように動けない現実の自分。そのギャップに苦しむ時期もあった。

 「自分って全然ダメじゃん、って思っちゃって。でも、元アイドルのマネジャーさんが“できることを、自分のペースでやればいいんだよ”って言ってくださって…。その言葉に凄く救われました」

 さらに支えになったのが、ファンからの言葉。「アイドルになってくれてありがとう」――そんな一言や手紙に何度も励まされた。自分がやりたくて始めた活動が誰かの笑顔につながっている。それを実感できたとき、少しだけ前に進めた気がした。

 そしてもう一つ。価値観を大きく変えたのが学校の先生からかけられた一言だ。

 「“今日できる100%をやればいい”。そのときの自分が出せる力でいいんだよって言ってもらえて、心がふっと軽くなりました。完璧を求めて苦しくなるより、今できることに集中するほうが、自分らしくいられると思えたんです」

 ステージでも、日々のレッスンでも、“今できる100%”を大切にする。その積み重ねこそが自分の道をつくってくれると信じている。「たとえ理想のアイドル像には届かなくても、私なりに誠実に向き合ってきたから今ここにいられると思います」

 迷いながらも進んできたからこそ見えた景色がある。高柳咲彩はまた一歩ずつ、自分の歩幅で新しい物語を描いていく。

続きを表示

Write A Comment