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ロサンゼルスのパラマウント・ピクチャーズ・スタジオに、午後2時(現地時間)のコールタイムに現れた俳優ジュリア・ガーナーは、私たちがよく知るブリーチブロンドのピクシーヘア姿だった。だが数時間後、ビルディング7――この日だけの“グラムハブ”と呼ばれるメイクアップ拠点――を後にしたとき、彼女はもはやジュリア・ガーナーではなく、“マリー・アントワネット”を演じるジュリア・ガーナーへと生まれ変わっていた。まさに映画のような変身劇だ。

「私にとってハリウッドは、常に“ファンタジー”の象徴なの」と「VOGUE WORLD」のリードメイクアップ・アーティストである、パット・マクグラスは語る。「それは夢の世界。過去であり、未来でもあり、そしてこれから先の可能性を秘めているのよ」

テーマは“7つの映画世界”。200人超のセレブを彩ったパット・マクグラスの総指揮

ランウェイに登場するすべてのモデルやセレブに、ひとりひとり異なる“シグネチャーメイク”を創り上げること。それが「VOGUE WORLD」でパット・マクグラスに課せられたミッションだった。ショーは「ハリウッド・グラマー」「レネゲイズ(反逆者)」「ヒストリカル・ヒロインズ」「サマー・オブ・ラブ」「アヴァンギャルド」「アフロフューチャリズム」「ニュー・ワールド」の7つのテーマに分かれ、それぞれが映画から着想を得て構成された。マクグラスはその壮大な舞台を完成させるため、50人ものメイクアップアーティストを率いてロサンゼルス入りし、200人を超える出演者たちを変身させたという。

「まるで同窓会のような雰囲気なの」とマクグラスは微笑む。バックステージでは、かつてメットガラでタッグを組んだジェレミー・ポープやエリザベス・デビッキの姿も。話している間に、カーラ・デルヴィーニュが「サマー・オブ・ラブ」のメイクをチェックしてもらうためにマクグラスのもとへやって来た。「ジェフ・ゴールドブラムと仕事をするのは、数回前のプラダ(PRADA)のショー以来よ!」と彼女は懐かしそうに語った。

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