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今のドジャースを見て気づいた阪神の強さ【山本萩子の6-4-3を待ちわびて】第183回

MLBのレギュラーシーズンもいよいよ 大詰めを迎えています。ナリーグ西地区の 首囲を走るロサンゼルスドジャースは例年 通りの強さを孤持しているように見え ながらもその実態は決して万弱ではあり ません。連勝したかと思えば連敗する。 そんな不安定さが目立ち上昇軍団と呼ば れるにふさわしい安定感が今期はややかけ ているように移ります。それでも彼らは 12シーズン連続でポストシーズン進出を 果たし続けてきました。その事実だけでも ドジャースというチームの底力を物語って います。昨年はワールドシリーズを制し 頂点に立ったチームです。ただその強さは 純粋な組織力だけでなく、むしろこの力に よって支えられていたと指摘する声が 少なくありません。特に印象的だったのは 昨年のポストシーズンの打線。長打力が 一気に火を吹きブルーペンジンまでもが 一段と輝きを増し、まさにチーム全体が 勢いで勝ち抜いた姿でした。一方で今期の 戦いぶりを見るとその爆発力に依存して いる面が否めません。良いカードを数多く 揃え、選手層の厚みで勝負するのがドース らしさではありますが、勝ち切るための 親高さには課題も感じられます。その ドジャースと対象的なのがナリーグ中地区 をリードするミルオーキーブルワーズです 。彼らの野球は起動力を武器にした スモールベースボール。派手な一発で流れ を変えるのではなく、常に次の累を狙う 姿勢を徹底しています。このアグレッシブ さこそ今のブルワーズが高く評価される 理由でしょう。先日一郎がアメリカ野球 伝動入りを果たしました。その場での記者 会見の一問一等で彼はこんな言葉を残し ました。今のMLBの野球は原点に戻り つつあると思うんですよね。頭を使わ なきゃできない。考える野球に戻りつつ ある。その発言は多くの野球ファンや指揮 者の心に響きました。特にブルワーズの 野球については今1番強いチームであると 明言したのです。一郎はさらにこう続け ました。野球というのは知恵を絞って考え て自分の能力を高めていく競技だと思う。 じゃないとできない競技だと思うんで、彼 は単純に身体的な能力だけでは野球は測れ ないと語りました。足が早い、肩が強い、 打球速度が早い、投げる速度が早い、それ だけではない。そこには彼自身が現役時代 に対現してきた哲学が詰まっています。 派手さよりも知恵、力よりも工夫。そして こうした一郎の存在がクーパーズタウンに 刻まれたことが1つのメッセージになるの ではないか。彼自身もそう考えているの です。アメリカではどうしてもスター選手 が多いチーム、派手なチームが注目を集め ます。観客同員やメディア露出の面でそれ は当然の流れかもしれません。しかしそれ だけに頼る野球はやがてマネーゲームと 貸します。資金力の差がそのまま戦力の差 になり、競技そのものの魅力を失わせる 可能性があるのです。その器具はMLBの 将来を考える上で避けて通れません。だ からこそブルワーズのように知恵と工夫で 勝ち上がるチームが客行を浴びることは 大きな意味を持っています。ロジャースは 相変わらず強力な戦力を誇ります。しかし ブルワーズのように考える野球を徹底する チームが存在することでリーグ全体の バランスは守られているのです。勝負の 世界は必ずしも豪華な戦力だけで決まる ものではありません。時に知恵が力を両が する瞬間があるのです。そのことを一郎の 発言は再確認させてくれました。そして 今期のブルワーズはその対現者としての 存在感を強めています。ドジャースが 目指すのは上昇。ブルワーズが見せるのは 挑戦。同じ勝利を目指しながらも アプローチが大きく異なるこの2つの チームの比較はまさに今のMLBを象徴 する構図と言えるでしょう。ポスト シーズンに進めばまた新たなドラマが待っ ています。ドジャースが爆発力で押し切る のか、ブルワーズが起動力と知恵で 勝ち抜くのか、その答えはまだ分かりませ ん。しかし1つ言えるのはどちらの スタイルにも野球の魅力が詰まっていると いうことです。打球の非距離や投球の スピードに熱狂する人もいれば、遭類や 戦術の妙に心を奪われる人もいる。野球の 楽しみ方は人それぞれです。一郎の言葉を 借りるなら野球は考える協議出続けて 欲しいということ。その姿勢こそが スポーツとしての普遍的な価値を高めるの です。今期の終盤戦はそうした観点で見る と一層面白くなります。ドジャースの安定 感なき強さとブルワーズの地密な野球。 両者の違いは感染者に多くの気づきを与え てくれるはずです。仮にドジャースが 勝ち上がったとしてもその裏にあるのは 豪華なカードを切り続けての勝利です。仮 にブルワーズが勝ち抜ければそれは知恵と 工夫の勝利です。どちらの結末にも価値が あり、どちらの戦いにも魅力があります。 だからこそ今シーズンのMLB終盤は 見逃せません。彼もがシルスター軍団と 知恵を武器にした挑戦者。その大比がある 限り野球はまだまだ進化し続けるでしょう 。そして私たちファンはその進化の瞬間を 見届けられるのです。それこそが野球と いうスポーツの最大の喜びなのです。一郎 氏が電動入りの場で示したメッセージ。 それは単なる解雇録ではなく未来への指針 でした。野球は考えるスポーツであること 。そしてそこにこそ真の魅力が宿ること。 ブルワーズの野球がそれを対現し、 ドジャースの野球がそれを試される舞台と なる。この先の戦いはそんな構図で私たち を引きつけて病まないでしょう。このよう に今期のドジャースとブルワーズの大比は 単なる順位争いを超えた意味を持ってい ます。それはMLBそのものの未来像を 移す鏡でもあるのです。だからこそ残りの シーズン、そしてポストシーズンは一瞬 たりとも見逃せない。私たちはその目撃者 として歴史を刻む瞬間を迎えることになる でしょう。

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